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++kakerara++
■
彼女と彼へ
■
「あなたたちは絶対に幸せになる」
あなたたちが幸せにならないで
誰が幸せになるの ?
あなたたちの幸せは
絶対なんだから...
安心して
おやすみ
2001年04月26日(木)
■
チクリ
■
花を摘み取ることに
秘められた
残酷さがあると
知らなかった頃
恋をすると
秘められた痛みなど
わたしには
来るはずもないと
無邪気に
恋に心摘ままれるのも知らず
チクリ
チクリ
と
2001年04月25日(水)
■
割れた爪
■
爪が小さく割れたから
不協和音で泣きました
その爪で反対側の腕辿り
紅い細い傷を付けました
そのほかいい尽くせないほど
割れた爪を味わいました
2001年04月24日(火)
■
安堵
■
コンビニから
リバースで
出ようとする
車
どこか見覚えがあり
見覚えのある車の
助手席に人影は
なし
この安堵はナニモノ
2001年04月23日(月)
■
タンポポ
■
タンポポは
綿毛を飛ばしていますか ?
もし飛んでいたら
あなたそれに乗って
北へ
ここまで飛んできてください
2001年04月22日(日)
■
炭酸プール
■
炭酸水でいっぱいの
プールにトンッと
飛び込んで
気泡の流れで
裸のあたし
洗ったら
とっても
とっても
気持ちよいね
2001年04月20日(金)
■
お料理
■
粉砂糖をまぶして食べたなら
きっとパクパクパクと誤魔化せる
ここんとこずっとあたしを支配する
不愉快らしき思いにたっぷりと
粉砂糖まぶしてちょうだいな
2001年04月19日(木)
■
狂喜乱舞
■
美しく
儚げで
舞い遊ぶ
花びら
桜と共に
わたしも
心おきなく
ご乱心
2001年04月18日(水)
■
一人暮らし
■
今日は話し足りたから電話は出たくありません
電話にバサッと布団かぶせて
シャワーを浴びて眠った夜もありました
2001年04月17日(火)
■
だからいつも
■
街中に溢れるピンクの花々が
黙っていても
わたしの瞳をピンクに染めるし
じっとしてたら
瞳から心もピンクに染められるし
あなたに伝えたいことも
こんなにたくさん溢れるし
「こうあるべき」
なんてわたしはいつも壊したい
だからいつも
その時その時
素直に
好きでいるということ
2001年04月16日(月)
■
青いマニキュア
■
休日のオフィスビルの
誰もいない1階広場で
待ち合わせの時間潰しに
塗るマニキュアは
青
きっと似合わない
わたしにも
朝にも
2001年04月15日(日)
■
甘え
■
何に手を伸ばしたの
紛らわす時間
ふりほどく心
あきれた思考
「ついで」の感じが許せず
笑ったよ
2001年04月14日(土)
■
相合傘
■
おもちゃのような
小さな傘に入って
高架橋を歩きました
本当は
わたしもあなたも
傘をさして歩くのは
嫌いでした嫌いでした
だけど
わたしはあなたとだったから
あなたはわたしとだったから
おもちゃのような
小さな傘に入って歩くのが
嬉しかったのです
高架橋の下を電車が走っていきました
わたしはあなたのシャツから
お日さまが雨に溶ける匂いを
嗅いでいたのです
2001年04月12日(木)
■
ぜんしんぜんれい
■
いつもではないから
それはそれでよくて
いつもではないなら
あたしおもいだす
そんなまれなときは
ぜんしんぜんれいで
全身全霊
ぜんしんぜんれいかたむけてよ
2001年04月11日(水)
■
突然
■
どうしてあなたを
好きになって
どんなふうにあなたを
好きになったか
はっきりとくっきりと
思い出させる
そんな午後は嫌いでもない
2001年04月10日(火)
■
桜便り
■
素足でアクセルを踏めば
開いたルーフから
桜の花びら
舞い込むように
助手席に
サンダル
転がして
その日の花びら
あなたに見せたいわ
2001年04月09日(月)
■
夕焼け
■
君を色づける
なんでもない日の
夕焼けにさえ
おそらく
嫉妬するよ
2001年04月04日(水)
■
みずたまり
■
みずたまりを蹴った
無邪気さを
いつ忘れたの
恋を知ったから
みずたまりを蹴る
無邪気さが
また欲しいの
恋を忘れれば
2001年04月03日(火)
■
Helly Hansen
■
少し肌寒く
気軽に袖通す
大きめのジャンパーの
やさしいあたたかさに
少しおちつかなくて
知り尽くした
まなざしは
責めもせず
やさしくいつもつよく
その風景を創る
少年
と
少女
2001年04月02日(月)
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