Diary?
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いやはや、なんだかんだとどたばたしていたら、6月はさっぱり日記を書いておりませなんだ。
昨日、舞鶴から東京に戻ってきた。母譲りの鉄心が少々うずき、使ったことの無いルートを試してみた。北陸まわりで東海に抜けてみようと。
東舞鶴 → 敦賀 (小浜線) 敦賀 → 米原 (北陸本線) 米原 → 名古屋 (東海道本線) 名古屋 → 東京 (東海道新幹線)
敦賀から名古屋までは直通で乗り入れる特急があったので、結局乗り換えは2回で済んだ。小浜線が単線なので、途中一度30分ほどの待ち合わせがあったが、全体としては予想以上にスムースな行程だった。
敦賀から乗った「特急しらさぎ」は、米原で一部車両を切り離し、進行方向が逆になる。車内アナウンスの指示によって、乗客がみな一斉に立ち上がり、わあわあ言いながら座席を回転させる様はちょっと面白いものだった。
敦賀は、電車の終点として地名だけは認識していたのだが、行ったことはなかった。思ったよりも大きな街だった。乗り換えだけだったので街には出ていないが、今の季節やはり鯖寿司が一番の名産のようである。
福井県の南部というのか西部というのか、嶺南と呼ばれるあたりは、思いのほか南北の距離が短い。横に細長いのだ。日本海から滋賀、日本海から岐阜までが近くて驚いた。京都府が縦に細長いので、南下したらすぐ他所の県というのがもうひとつ実感できていなかった。
琵琶湖の東側というのは、本州のなかでもいちばんくびれているし、湖だから山がない。そのせいなのかどうか、今回あのあたりの文化圏は縦切り、つまり南北に広がっていたのだと気づいた。嶺南地方の方言はかなり京阪神に近いアクセントではあるが、語尾の波打ち具合がなんとなく東海地方的だなあと思ってはいたのだ。京都北部の丹後地方の方言で、もっとあからさまに「きゃー」だの「みゃー」だの言うところもあるし。不思議だなー、偶然の一致かしらと思っていた。が、今回のルートを使ってみて、なんだ単に近いんじゃないかと深く納得したのだった。京都(京都市)を中心に考えるから距離感のイメージが歪んでいたのか。
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