■ 日々の歩み。 ■
徒然の考察・煩悩・その他いろいろ発信中。

2004年07月31日(土) 僕の叫びを聞いてくれ。

今日は、初観劇の知人ご夫妻と、またまた宝塚観劇。
すっげえよ。今年入って 通算5回 の観劇で、今回の公演は、
そのうち3回観てるから。(内2回は、宝塚遠征でしたね…。)

だんだん、ヘビーユーザーっぽくなってきましたなあ。しみじみ。

まあ、上を見たらキリがないですけど。
誕生してから90年、女子の煩悩と共に歩んできた宝塚歌劇団の
歴史と伝統に培われた真性ディープファンっつうのは、
金と時間の使い方が半端ないっすから。

私なんて、まだまだお尻と頭に卵の殻被ってるひよっこですよ。(カリメロ)


宝塚の公演は、通常、本拠地である宝塚大劇場での約1ヵ月半の公演の後、
1ヶ月ほどインターバルおいて、東京公演が約1ヶ月半。

どんな公演でも、稽古自体は1ヶ月くらいしかなくて、
実際の舞台で試行錯誤して作り上げていく部分が大きい(らしい)。

なので、東京公演では、宝塚公演とは演出や舞台装置、衣装に
変更があることも珍しくない。

宝塚ファンに同公演での複数回観劇が多いのは、ジャニーズ並みの
スターシステムや、生の舞台ならではの臨場感や迫力以外にも、
徐々に演じる側の役の解釈が深まり、演技が深化していく過程や、
前回観た時とは違う演出といった、

リピーター用お楽しみ要素がテンコ盛り という点も大きいよね。
まさに、お客様と一緒に役者と舞台を育てる宝塚。


まあ、時間上の制約とはいえ、故意的に未完成な部分を残しつつ
本番の舞台に上げちゃうあたりに(そしてそれが許容されるあたりに)

清濁併せ飲む心意気のファン公認の
アマチュアニズムに土台を置いた(甘えた、とも解釈可)
いかにも関西らしい、商売上手な感じ。
(そして、ものの見事に踊らされる私達。)


が、なきにしもあらずですが。



で、3回目の観劇感想。
今回は2階席から観たのですが、舞台から遠く全体が見渡せる分、
群舞のシーンや装置転換がよく見えて、また違った楽しみがありましたよ。

初見は初の1階席だったし、この組の 名物(迷物?)トップコンビ
本領発揮ともいえる、ドレス着倒し超絶生ビジュアル と、
生の舞台の迫力に圧倒されて、細かいことなんて吹っ飛んでましたから。


ただ今回は、主演2人のコンディションの問題か、歌にエコー掛かりすぎ。
お父さんのカラオケ大会じゃないんだから、あんなにあからさまに
グワングワンいうほど掛けるのはどうなのだろう。出てきた涙も引っ込むわ。


まあ、なんだかんだ素人批評に花を咲かせるのも、宝塚の醍醐味。
(そういった詰めの甘さも、計算づくのような気が…。疑惑エンドレス。)


次回は10月、「風と共に去りぬ」観劇で浜松遠征デース。
(自分への誕生日プレゼント。頭の先から爪の先までもうずっぽり。)



2004年07月27日(火) 蜃気楼のみせた夢。

 灼熱の京都旅行も終わり、今日からまた仕事ですよ。

朝7時半起床、三食完備、炎天下を毎日元気にウォーキング

という即席健康ライフで、新陳代謝が活発になり、なんだか調子が
よくなった身体も、クーラーで耐久10時間PCとにらめっこ、
座りっぱなしのデスクワークで、あっという間にガタピシきてます。

都会暮らしって、世知辛いよなあ。


夕飯に、京都土産の「鮎の懐石煮」なるものを食す。
その他、卵豆腐に納豆とオクラの和えたのを添えてもう一品、
ジャガイモと長ネギの味噌汁。デザートには、桃を。

季節感を忘れがちな生活な中、せめて食ぐらいは四季の移ろいを
感じたいものですなあ。



でも、明日の夕飯は、ゴーヤチャンプルー。(またか)



2004年07月26日(月) スローライフ。

 土曜日から2泊3日で京都旅行。
今回は、京都のメジャーな観光地を行く、というのがテーマだったので
いつもに比べると、私的にはかなり楽なスケジュール。

話は変わりますが、京都旅行についての一考察。


京都といえばお寺。

京都に来るのは修学旅行以来、というような人が京都旅行するとき、
たいてい、「お寺とか見るの好きだし」っていうんだよね。
まあ、他に京都で思いつくものがないせいもあるんだろうけど。
確かに、それは間違ってない。でもさ。


「京都の寺」は、基本的に「庭園」がメイン。

だから、京都の寺の楽しみ方といえば、名物の庭園を
ゆっくり歩いて眺めるか、腰掛けてのんびり眺めるか。

それなら、視界に忙しなく人の姿が入ったり、ザワザワと
話し声で落ち着かない場所よりは、静かな場所の方が当然いい。

交通の便のよい人気スポットや、桜や紅葉の盛りのオンシーズンは
どうしても混雑は避けられないので、誰にも邪魔されず、静かな
場所を探すのなら、事前の下調べや多少の移動時間は当然の労力。
(オフシーズン、真夏と真冬の京都は、自然環境が苛酷です)


「京都の旅」=「スローライフで癒しの旅」

そんな雑誌の謳い文句は、「庭園の楽しみ方」を考えれば、
確かに間違いではないんだろうけど、


仕事に追われ忙しい日常。
ふと思い立ち、癒しを求めて初めての京都へ。
旅先ではゆったりとした時間の流れに身をまかせ
眠りにまかせて昼過ぎに起き出し、そぞろ歩きの最中
ふと立ち寄った静謐に包まれた寺でのんびりしたい。



と夢見ている人には、
下調べは重要・拝観時間は、基本的に 9:00〜16:30 という条件の中で
京都のお寺を満喫する、っていうのは、かなり難しいよねえ。
もちろん、不可能とは言わないけど。


私のような 寺社オタク のように、
「できるだけお寺を見る」という点に重点をおけば、

早起き必須・歩き回るのは覚悟の上

という体育会系の心構えが、回数を重ねるうちに自然と出来上がるので、

京都の旅=いい汗かいてウォーキング=超健康的

くらいに私は思っております。それもどうかな。



まあ、運動不足で屋外に出ることもない都会生活で
狂い歪んでしまった心と身体をリフレッシュさせる、という意味では
あながち的外れとはいえないような。



2004年07月19日(月) 我は海の子。

 横浜観光後の三連休も、グダグダ寝てたらあっという間ですな。

邯鄲の夢とはまさにこのことか…。
(使用法が適切じゃないですよ。腐っても日本文学科卒業。間違ってるけど。)


夏はカレーということで、今日の夕飯は、茄子カレー。
茄子カレーには豚挽き肉、というのが、まめ姉妹的拘り。

カレー鍋の中の茄子と同じく、茹だるような暑さに
トロリトロリと人間も融けてゆくような、そんな夏の夕暮れ。



2004年07月17日(土) よこはま黄昏。

 ちょっと立て込んでいまして、約一週間ぶりの日記ですね。
ちょっくら横浜に行ってまいりました。初横浜。

見たいものリスト → 中華街・関帝廟・氷川丸・ホテルニューグランド本館
              大佛次郎美術館(港のみえる丘公園内)

という訳で、横浜デートスポット王道ど真ん中 なセレクトで
夏休み最初の連休、カップルが犇く横浜で、頑張ってみましたよ。


で、結論。

今後しばらく、横浜に行くことないだろうなあ。


個々は、それなりに見所があって面白かったけど、
全体的な印象としては、なんだかなあ、って感じでした。

夏休み最初の連休ってことでの混雑振りと、
身近なデート用観光地という、メジャー具合が
私の身体には合わなかったのか。

体裁を整えて気取っているのに、詰めが甘い印象を随所で感じたり。
まあ、田舎モンで貧乏人の僻みと聞き流してください。



2004年07月11日(日) 猫額洞。

 ウチの近所の商店街に、妙にガーリーな女主人(妹談) が営む
猫の額ほどの広さの古本屋さんがありまして。

妹と散歩の途中、ふらりと立ち寄りましたところ、
こんなチョイ寂びれ気味の、普通の商店街にはありえないほどの

いっそ、中野ブロードウェイ2階にあった方が妥当じゃないか
(3階でも4階でもなく、あえて2階。しかも早稲田通り側)

と思えるディープな品揃えで、時が経つのも忘れて、ウキャウキャ物色。


他にお客もいない狭い店内、盛り上がる姉妹の会話が聞こえたのか、
はたまた、森茉莉の「マドモアゼル・ルウルウ」(初版)
熟読する姿に、同族の匂いを感じたのか。

女主人が、秘蔵のブツを次々と見せてくれましたよ。


「アリス的少女世界特集本」
横尾忠則の装丁、吉行淳之介との対談付き「四谷シモン本」
日本未発売と思われる、「ハンス・ベルメール写真集」
旧仮名遣いの本文に不気味可愛い装丁の、「グリム童話集」


特にアリス本は、四谷シモン・澁澤龍彦・森茉莉のエッセイが入っていて、
不思議の国のアリスの評論やら、ルイス・キャロルの性癖関連の資料満載
まさにドンピシャな一品。

思わず、球体関節人形の話題で一頻り女主人と歓談。
さらに、好きな映画の話なんて全然してないのに、

セルジュ・ゲンズブールの写真集まで
見せてもらっちゃったよ。(女主人の解説付き)



あんなに本屋で楽しかったことってなかった。

あまりに判り易くて底の浅い自分の趣味嗜好に
いたく羞恥心を刺激されましたが。



結局、所持金がかなり心もとなかったので、購入は2冊のみ。

カニバリズム・アンソロジー 「怖い食卓」
http://tantei-jp.hp.infoseek.co.jp/anthology/hokuso006.htm

北原白秋訳 「まざあ・ぐうす」
http://esbooks.yahoo.co.jp/books/detail?accd=01822108&introd_id=Xmo46Wkoo36i9m99i819iXXi62G93468&pg_from=u

どっちも装丁が綺麗でねえ。眺めるだけでうっとりさ。
購入した本にさりげなく添えられた、可憐な野の花の押し花に
女主人の乙女心を感じました。



自分の好みとドンピシャな品揃えで、しかも良心的な価格設定の
お店を見つけるというのは、運命の恋人との巡りあいと同等の確率 だと
思うので、このご縁は是非とも大切にしたいものです。



2004年07月10日(土) 夢で逢えたら。

 通っている整骨院の先生から、CD−R借りました。

「夢で逢えたら」 うっほほーい。

関西での爆発的な人気に後押しされ、東上したばかりのダウンタウンと、
ライブハウスでの活動を経て人気が出てきたばかりのウッチャンナンチャン、
清水ミチコ、野沢直子がレギュラー出演していた、15年ほど前の
土曜深夜コントバラエティー。


当時のダウンタウンとウンナンと言えば、アイドルばりの人気がありましたが、
彼らの黄金期の第一頁を飾る番組といって差し支えないでしょう。


中学時代のワタクシは、ウンナンの内村担当 として、
熱狂的なファン生活を送っていましたので、勿論、この番組にも
並々ならぬ思い入れがありまして。


久方ぶりに観た印象としては、当たり前なんですが、

みんな若えな。おい。



当時流行最先端だった、DCブランドの可愛い格好が
時代の流れの無常さを否応なしに感じさせます。

紆余曲折成れの果ての今は、井上和香と付き合おうとも
まだ20代中盤の内村氏および、幼な顔のダウンタウン両氏は
「服に着せられてる」感がどんなに漂っても、その慣れない感じも含めて
初々しくて可愛いですが。(南原氏は、なんかちょっとな…)



コントの出来自体は、番組開始当初の回ということもあって、
かなり詰めも甘いし、全盛期の切れ味やキャラの濃さはないものの
今までにない新しいものを創ろうという、弾ける若さと勢いが、
すんごく眩しいなあ。


まだ、旧態依然とした師弟制度の色濃く残る当時のお笑い界で、
内海桂子・好江師匠の門下とはいえ、「お笑いスター誕生」出身、
テレビとライブハウスを拠点として活動し、映画専門学校の同級生同志、
爽やかで薄味の(四国と九州出身なのに)「都会派コント」が売りのウンナン。


新しい世代のお笑い養成のため、吉本興業が開校したお笑い専門学校
NSCの第一期生で、師匠をもたず、従来のコテコテ関西漫才とは
一線を画す、「新しい漫才」で人気が出たダウンタウン。


ひょうきん族全盛期を支えた、たけし・さんま・紳介らに続く
新しい世代のお笑い、「お笑い第三世代」 なんて言われてましたが、
その後のコント番組の原点は、確かにこれなんだよなあ。


同年代の男の子と話すときに、この番組と「ガキの使い」「ごっつ」「誰やら」「やるやら」
観てたかどうかって踏み絵みたいなもので、観てたもの同志の連帯感というか
笑いのツボが判ってるな、的な身内意識がすごくある気がする。


ダウンタウンの方が、一般的に「オモロイ」認定されているので
ネタの知名度も一歩リードしてますが、ウンナンファンとしては
「レンタルビデオショップ」「地下鉄コント」、オールナイトニッポンの
「タコイカジャンケン」ネタが判る人に出会うと、問答無用で嬉しいです。



2004年07月09日(金) 世界三大。

 世界三大〜 って結構色々ありますけど、なんで3つなんだろうね。(素朴な疑問)
2つじゃ寂しいし、5つだと1つか2つ、忘れちゃいそうだからかしら。

で、こんなサイト発見。http://member.nifty.ne.jp/ptomtom/zatugaku1.html

…本当に色々あるな。

 

なんでこんなものを調べたかといえば、先日のパンダ絡みで、
上野動物園には、世界三大珍獣が揃っている という話を思い出しまして。


パンダオカピ(こんな動物です)はすぐ思いついたんだけど、もうひとつを度忘れ。

調べたところ、オオトリは コビトカバ(ホントにちっちゃくてラヴリー) でした。


結構意外なセレクトだよねえ。

上野動物園のコビトカバって、飼育場狭いし隅の方だし、
大きなカバの隣にいるので、子供カバと間違えている人が結構多いし、
あんまり優遇されているようにみえないんだけど。


小さい分、ムッチリ具合が普通のカバより強調されていて、
その はちきれんばかりのプリプリバディ に
コロコロした可愛いものに目がない私など、視線釘付けですけどね。



まめサン、ふっくら担当(婉曲表現)だから…(含笑)
っていうのは、言いっこナシ。



2004年07月08日(木) 愛の結晶は融けて泡沫の夢と消えゆきつ。

 上野のパンダ、妊娠ならず…。無念。

日本の動物園で今後もパンダの姿を拝むためにも、また、上野に1台きり
パンダ焼き製造機存続のためにも、お世継ぎは必要らしいが、
こればっかりはどんなに科学技術が進歩したといっても、
神様の授かりもの(むしろ確率の問題か…)だからねえ。

絶対100パーセント、つうのは無理だ。


絶対数が少ない上に、繁殖能力が高いとは言えない生き物らしいし、
人間のお見合いと同じで相性もあるから、時間経過とともに可能性が
狭まっていく現実に、周りがヤキモキするのは判るが。いやはやなんとも。


パンダの世界もやんごとなきあたりの世界も、当人達の思惑はともかく、
周囲が大騒ぎして抱える問題は同じなのね。

なーんも考えてなさそうな平和な顔で笹を食すパンダの映像を見て、
なんだかホロリときたわ。



2004年07月07日(水) セクシー★ビーム

 インリン・オブ・ジョイ・トイが選ぶ
セクシーな男性NO.1が、レスリー・チャンだったよ!!
 

…女性週刊誌の特集だったんですけどね。
さすが台湾出身の エロテロリスト。
アジア特有の艶かしさっつうのが、よく判っていらっしゃる。(ちなみに2位はトニー・レオン)

 個人的に、インリンの仕事に対する、崇高高邁とすら思えるプロ根性
(あの微妙なメッセージ性は置いといて、自分に求められていることを
キチンと理解した上で、それを踏まえて自分の意志で仕事をしている雰囲気)
および、そこから派生する、徹底管理された肉体美には、非常に好感を
抱いていたのですが、今回のランキング見たときは、震えたね。

是非ともインリンと、がっちり握手を交わしたい。



2004年07月03日(土) 秘策。

 人間の表情で、本人の意志によるコントロールが利かないという点において、
寝顔はもっとも無意識かつ無防備な表情だと思うので、やはり無意識の心情吐露である
寝言同様、出来るものなら他人様にお見せしたりお聞かせしたりしたくないものですが、

他人様の寝言や寝顔は、普段は隠した素顔を
垣間見られて、大変楽しいですね。



 人畜無害で虫も殺せないような顔をした人が、とんでもない暴言を寝言で吐いたり、
コワモテで近寄りがたいイメージの人が、非常に平和な寝顔を(別名アホ面)
晒していたりすると、親しみも一層湧くというものです。

 出来れば秘めて隠しておきたい寝顔や寝言を晒せる相手、というのは
獣でいえば、腹を見せあえる仲 な訳ですから、
私などが考えるには、非常に親密な関係であることが多いと思われます。


 親密な関係な人と一緒にいれば、自然とガードも緩みますから、寝言や寝顔も
より一層、深層心理を深く抉った一言や、ありのままの表情がでるのでは
ないのでしょうか。

 そういった意味で、他人様にお見せしてしまった自分自身の寝言や寝顔に
大変興味があるのですが、苦悩するような表情が多いらしい。

眉間にいっつも皺寄ってるそうです。生きるのが辛いのかな。


 さて、そんな寝てる間もネガティブ全開なワタクシですが、
時には寝ながらニヤニヤしていることもあるそうで。先日も

得意満面の寝顔で、
「イエローキャブの更なる発展の秘策を思いついた。」
とのたまったそうです。



 一体どんな秘策。
薄らぼんやり記憶がない訳でもないのですが、私も毛の先ほどとはいえ
恥を知る人間なので、ちょっと秘策の内容は言えないな。

少なくとも、あの秘策じゃあ更なる発展は難しかろうよ。


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