■ 日々の歩み。 ■
徒然の考察・煩悩・その他いろいろ発信中。

2003年08月31日(日) 日曜日のオカピ。

 中・高校時代の友人、ミティと久しぶりに遊びに。
2人ともズボラな性分なので、特に予定も決めずに、
とりあえず上野で集合。
美術館も国立科学博物館も動物園もあって
遊ぶ場所には事欠かないので、お気に入りスポットなのです。

 薄曇で涼しかったので、動物園へ行くことに。
約2年ぶりの動物園だったんですが、新しい動物が投入されていたり、
展示場が一部綺麗に改装されていたりと、かなり様変わりしていました。

フカフカデブ気味のプレーリードッグや、穴を掘り続ける小象、
水浴びをしてまどろむカバ、だらしなく伸びきって寝るパンダ、
壮絶な餌とり合戦を繰り広げるオットセイ、デカイ肉球を見せる
トラ、落ち着きなく毛繕いするモモンガなどを、充分に堪能。

 
 そういえば、数年前には神奈川のズーラシアにしかいなかったはずの
幻の珍獣、オカピ が2頭も新規投入されていました。

 キリン科とはいいながら、首も長くないし、色と形状から
鹿くらいの大きさを想像していたのですが、意外と大きくて吃驚。
モグモグしている、オジイチャンみたいな口の辺りが、キリンぽかった。

 今年で44歳、フラミンゴのミンゴロウも健在。
一時期よりも、動物たちの状態がよくなっているような気が。
今年は冷夏で、いつもよりも過ごしやすかったせいかしら。

 やっぱり動物園は、心が和んで楽しいなあ。



2003年08月30日(土) 黄昏新宿散策。

 昼過ぎまで寝くさっていたのですが、夕方、妹と2人で
新宿までダラダラ喋りながらお散歩へ。

 丁度夕飯時に新宿へ到着したので、以前から気になっていた
3丁目の「海森2」という、沖縄料理屋さんへ。

 雑居ビルの2階に入っている小さなお店なのですが、
店長が沖縄出身で、しかも3丁目界隈ではちょっと有名な
「池林房」という居酒屋で10年以上働いていた方だそうで。

 言われてみれば、確かに雰囲気が似てるかも。
こちらは勿論、沖縄の家庭料理メインなのですが、池林房同様、
素材の良さを生かした素朴で飾り気のない味で、
特に、ゴーヤチャンプルーが絶品。メッチャ美味い。

 丁度、常連さん達がボーリング大会の打ち上げをしていて、
貸しきり状態の中に紛れ込んでしまうかたちになったのですが、
店長さんがフレンドリーに話し掛けてくれて、アットホームな
雰囲気の中、楽しくお酒が飲めました。泡盛が美味かった…。


 妹と2人、結構な量を引っ掛けた後、新宿の街をフラフラ徘徊。
夜の花園神社をお参りし、ゴールデン街で、フサフサな毛並みの
デブ猫と戯れたり。(あそこの猫は、軒並み栄養状態がよろしい)

 その後、吉祥寺で知人の飲み会に便乗させていただきました。
その節は、お世話になりました。(私信)


 人のあったかさに触れ、美味しいお酒が飲めた1日でした。



2003年08月29日(金) 千里の道も一歩から。

 今日もゴルフの練習へ。
通算3回目の練習ですが、ちょこっとずつ
上達していく実感が自分でもあるので、
とっても楽しい。

 まだ始めたばかりなんで当然なんですが、
何事も、覚えたての頃が、一番楽しいよなあ。

 ナイスショット。



2003年08月28日(木) あんパーンチ。

 神戸屋キッチンでお食事。
なんつうか、期待が大きすぎたのか、拍子抜け。

 美味いと聞いていたパンも、焼き上がり時間とタイミングが
合わなかったせいで、最初、冷めて固くなったのが出てきたし、
なによりも、値段の割に店員の態度が良くないのが、
とっても気になった。

 焼きたてのパンを、テーブルの間を廻って配るのが
目玉らしいですが、いきなり無言でテーブルの横に
突っ立ってた店員、声が小さくて説明がおざなりな店員、
若い学生かフリーターみたいなオネエチャンだったけど、
もう少し愛想とサービス精神が欲しいわな。

 10種類近いパンをズイッと見せて、「お好きなものどうぞ」って
わざわざオネエチャンが配ってる意味、ないじゃん。
パンの種類の説明は、マニュアルにはないのか。
あれなら、セルフサービスで充分。

 メインの食事は、流石にファミレスよりは小洒落た名前の
メニューが揃ってたけど、冷凍食品っぽいものがちらほら。


 いつもはあんな風ではないのかも知れませんが、
あんまり、私とは相性がよくないみたいです。

 なんだか、そういうタイミングが悪いんだよね。私。
 



2003年08月26日(火) 停滞。

 日曜のゴルフ練習による全身筋肉痛と、
ここ数日の厳しい残暑で、ちょっとダルダルモード。

 身体が辛いと、気分的にも盛り上がらないので、
ここはひとつ、頑張りどころなんだろうなあ。

 会社の近所の猫を撫でくりまわして、ちょっと浮上。
動物との触れ合いは、心を潤すね。
人との触れ合いは、心も身体も潤うね。
ホルモン分泌も活発になって、お肌ツヤツヤ。

 …日々、潤沢に潤いたいものです。



2003年08月24日(日) 猛暑。

 8月も終わるか、というこの時期になって、
思い出したように暑くなってきましたね。

 涼しすぎる8月中旬までの気候で、出てくるタイミングを
完全に逸していたセミが、今がチャンスだ、と言わんばかりに
夜中まで鳴いていると、7年土に潜って、最期の1週間に
勝負をかける生き様というのも、大変だなあ、と
しみじみと感慨に耽ってしまいます。

 同時にツクツクホウシも鳴き始め、秋の気配もすぐそこだよ。
なんだか慌しい異常気象の夏。



2003年08月23日(土) 愛は地球を救う?

 あの番組じゃ、偏見を育てることは出来ても、
地球は救えねえな、と思わずにはいられない番組構成。

 落ち目の女性タレントを走らせて、安っぽい感動ドラマを
捏造するくらいなら、いっそのこと、24時間ダッシュ村生中継
(ヤラセも仕込みVTRも一切なし。夜中は真っ暗な田んぼが映ってるだけ)か、
24時間耐久「夜もヒッパレ」(最後の締めは、勿論サライで。)
で押し通すくらいの思い切りが欲しいところ。

 つうか、なんでマラソンなの?



2003年08月22日(金) 記憶の引き出し。

 長らく、日記以外の更新を怠っているこのサイト。
もうすぐ1周年だし(だからと言ってなにがある訳でもないが)
そろそろ更新しなくちゃ、とふと思い立ったので、
ここ3日間、奈良旅行記を書いています。

 書くのはいいんだけど、奈良に最後に行ったのは、
確か去年の11月。約9ヶ月前の記憶を紐解く作業か…。

 場所によっては、さらに1年遡る記憶の発掘作業もある訳で、
自分の鶏並みの記憶力に、歯痒い思いをしている次第です。
まあ回数をこなしている分、ちょっと写真などを見れば、
すぐに思い出せるんですけど。あれ?手元にあるはずの資料が…。

 そんなこんなで、ちょっと難航しておりますが、今月中には
写真一切なし、文字だらけで読みにくいことこの上ない、奈良紹介文
皆様にお届けできることと思います。

 



2003年08月21日(木) やりたくなったらやっちゃいな。

 私が好きな、70年代ディスコミュージックのグループで、
「ビレッジ・ピープル」という、ある意味物凄く衝撃的なグループがいまして。

 一時期足繁く通っていた、古いディスコミュージックを生演奏する店でも
彼らの曲がよく演奏されていましたが、そのひとつ、
「IN THE NAVY」の手拍子部分で、

「やっちゃいな、やっちゃいな、やりたくなったらやっちゃいな」

 と日本語で囁くのがお約束でして。
なんともぶっ飛んだ科白ですが、なんだか聞き覚えがあるし、
きっと日本で誰かがカバーして歌ってた時の歌詞なんだろうなあ、
と思っていましたが、ネタが判明。

ピンクレディーの、「ピンク・タイフーン」でした。
ピンクレディーは、世代的にギリギリのラインだからなあ。
聴けば大抵の曲は知っているんだけどね。


 ところで、ビレッジ・ピープルは男性5人組のグループですが、
メンバーが、カウボーイ・インディアン・アーミー・警官の格好をして、
5人のうち、4人がゲイ
という、斬新かつ衝撃的なグループでして、
同性愛者への偏見を跳ね返し、ありのままの自分を表現しようよ、と、
アッパーでハッピーな数多くの名曲を発表しました。

サッカーW杯の応援歌としても使われた、「GO WEST」
西条秀樹のカバーで一斉を風靡した、「YMCA」
♪マッチョ・マッチョマーン♪というそのまんまな歌詞の「Macho Man」

 こうしてみると、日本でもかなり頻繁にカバーされている
グループなのですが、なにしろ原曲の歌詞は、

「格好いい男子揃いの海軍へ入ろうよ!」 だの
「YMCAで、素敵な(恋の)出逢いをしようよ!」といった内容なので、
当時のアイドルたちが歌う日本語の歌詞は、当然のことながら、
もうちょっとオブラードに包まれて、違う方向へ軌道修正されています。


 でも、本当に名曲揃いなので、ご存知でなかった方も、是非、御一聴を。
カバー曲と聞き比べても、面白いっすね。



2003年08月20日(水) 微笑む屍。

 怖い夢を、みた。

 夢の中で、私はバスに乗っている。
きれいに整備されたばかりの、真新しい道路。
緩やかなカーブを描く上り坂を、バスが進んでいく。

 降りる予定のバス停を乗り過ごし、次のバス停で下車。
誰かと待ち合わせをしていて、時間に遅れそうだったので、
バス停の脇に停めてあった自転車を拝借して、
たった今バスで上ってきた坂道を、自転車で下っていく。

 坂道の緩いカーブに差し掛かったとき、曲がりきった向こう、
道路脇の土手に、なにか白い物体が散らばっていることに気がついた。
なんだろう、と加速がついた自転車で徐々に近づきながら目を凝らす。


 白い物体は、若い女の死体だった。
バラバラに切断された身体の部位が、無造作に散らばり、
付近の道路にも、体液なのか内臓なのか、ドロドロとした
ものが飛び散って、甘酸っぱいような、独特な臭気を放っている。

 不思議なことに、死体に血は流れておらず、切断部に
鮮やかなオレンジがかった黄色の脂肪が覗いている程度で、
白くぬらぬらとした肌が、薄曇の弱い光を跳ね返している。


 横を通り過ぎる時、中央の丸い塊が目に付いた。

 それは、濡れた長い黒髪を乱した、女の頭部だった。
大きな白目のない瞳は開かれたまま。そして。


すれ違いざま、目があった。女は微笑んでいた。


 上手く表情を操ることができないのか、引きつった
ぎこちない、不気味な笑顔。

 聞こえるはずのない、壊れたようなヒステリックな笑い声が
確かに聴こえた気がして、その声から逃げるように、
必死で自転車を漕いだ。

 
 …というところで目が覚めたのですよ。
昨日の夜、京極を読んだのがいけなかったのかしら。
影響されやすいからなあ。

ちょっと怪奇小説テイストな拙文でお送りしてみました。



2003年08月18日(月) 残暑お見舞い申し上げます。

 残暑もなにも、暑い夏日が少なかったから、
違和感のある挨拶ではありますが、時候の挨拶なんだから
致し方ありますまい。

 先日、友人より暑中見舞いのハガキが届きました。
最近は、メールのやりとりが主流になっているので、
ハガキなど、随分久しぶりにいただきましたが、
手書きの文字と、綺麗なデザインのポストカードは、
相手のセンスや人柄が偲ばれて、やはりいいですね。

 
 早速返事を書こうと思ったのに、重大なことに気がつきました。

住所がわからないよ。

 用事があれば、電話かメールで事足りてしまうし、どちらも
登録ができるから、アドレス帳なんてここ数年買ってないよ。


 仕方がないから、「家の住所教えて」とメールしてみる。
なんだか、格好つかないなあ。



2003年08月17日(日) 臥虎蔵龍。

 久々に中国映画鑑賞。

「グリーン・デスティニー」  (原題 臥虎蔵龍)
http://www.spe.co.jp/movie/greendestiny/

 原題は格好いいのに、如何なる理由でこの邦題なのか。
ハリウッド受けを狙ったせいか?なんかカッチョ悪い…。

 碧銘剣が「グリーンデスティニー」、碧眼狐が「ジェイド・フォックス」と、
妙にアメリカナイズされた訳が、なんとも不自然。

 登場人物の名前も、字幕上では「イェン」となっていても、
その名前では全然呼ばれてなかったりね。私の耳には「シャオロン(小龍)」と
何度か聴こえたので調べたところ、やっぱり「龍」って名前だったらしい。

 どうなってるんだ、まったく。


 内容としては、語るほどのものもない、所謂カンフーアクションもの
なんですが、映像は綺麗です。特に表題で強調するだけあって、
碧銘剣の使い手である、ムーバイと、この話の全ての元凶、我儘傲慢娘
イェンが、鬱蒼と茂った竹林で闘うシーンは、竹の青みがかった碧が
非常に美しい。

 しきりと謳い文句に挙げられたワイヤー・アクションですが、
伝統的なカンフー映画の動きが多いせいか、不自然さが
否めない場面が多くて、私的には不評。

 剣技や体術の場面が、凄くスピード感もあっていいのに、
踏み切りの甘いフワフワした動きで、空中を飛んでしまうと、
せっかく生まれたリアリティーがぶち壊されて、ちょっと興ざめ。

 
 あくまでアクション映画なので、話の流れ的に重要なはずの、
ムーバイとユーの熟年“失楽園”師弟カップルと、イェンとローの
若さと勢いだけで弾けまくってるカップルの恋愛も、
細かい心理描写が足りない気がするのよね。

 賛否両論まっぷたつらしいラストのオチも、私は結構好きですが、
あの伏線の張り方だったら、もうちょっと細かく登場人物の
心の動きを追ったら、もっともっと感動的になったんじゃなかろうか。

 あれじゃあ、あれだけ周りに迷惑を掛け倒しながら、どうして
イェンがあの結末を選ぶのか、ローの表情が、どういった感情から
生まれたものなのか、イマイチ薄くて伝わらない気がする。残念。


 キャスティングに関しては、さすがに力入ってます。

ムーバイ役の、チョウ・ユンファ
主演なのに出番が少なくても、髪型が弁髪でも、なんだか男前。

ユー役には、ボンドガールにも選ばれたことがある、ミシェル・ヨー

 この2人は、華やかさには欠けるけど、燻し銀のような渋い抑制された
演技が良かったと思う。当然ながらアクションが凄く上手だし。

ユーとイェンのタイマンガチンコ勝負でのミシェル・ヨーは、圧巻。

 イェン役は、「初恋のきた道」で人気大爆発の、チャン・ツィイー
本当にこの子は可愛い。日本人が大好きそうな、タヌキ系のロリ顔で、
コン・リーの再来と一部で言われているのも頷ける。

 ロー役は、「ブエノスアイレス」にも出演していた、チャン・チェン

正直に告白いたしますと、私は彼が大好きなのですが、
前回、「ブエノスアイレス」観た時も思ったんだけど、

チャン・チェン、ピエール瀧に似てるよね…。

 痩せて男前なピエール瀧。髭を生やしてちょっとワイルド。
格好いいなあ。見せ場が少なくてちょっとオバカちゃんなのが、玉に瑕。



2003年08月16日(土) 初体験。

 ゴルフを始めようかと思います。

 運動不足&体力不足で、肩こり腰痛肥満が相変わらず進行中なので、
体質改善のために、なにか運動を始めようと、常々考えていたのですが。

 知り合いの方々が少し前からゴルフを始めて、週に1度、
打ちっ放しで練習していらっしゃるので、同行するついでに、
私も始めてみようかな、と。

 幸い、クラブも貸してくださる優しい知人がいらっしゃったので、
揃えるものは、運動に適した服装と運動靴くらい。

まずそれが買い揃えないとない、という時点で、どれだけ運動しないかが
判るというモンですが。
グローブは、プレゼントしていただきました。
なにからなにまでスミマセン。本当に。


 で、生まれて初めてゴルフクラブを握りしめ、練習してみたのですが。

面白いよ。ゴルフ!!!

 運動神経が限りなくないに等しい私ですら、ボールが当たれば
多少なりとも飛ぶんだから、そりゃ嬉しいわな。


 とにかく、体力筋力がないので、ちょっと練習しただけで、
腕や腰の筋肉がビシビシ張るので、少しずつ練習して、筋力も
つけてくか、と俄然やる気です。

 未だかつて、運動に対して私がこんなに前向きに取り組んだことが
あっただろうか。いやない。(反語)

 
 そんな訳で、これから暫くは、私のゴルフブームは続きそうです。
どんどん趣味がオッサンオバハン化しているのだけが、目下の悩みだわ。



2003年08月15日(金) あの夏を忘れない。

 今日は、58回目の終戦記念日だそうです。

 終戦から半世紀以上経った今、戦争を鮮明に
記憶している人も随分少なくなり、毎年のように
この時期には、戦争関連のテレビ番組が放映される
ものの、無残で惨めな敗戦の傷跡を、今の日本人の
生活の中に見出すことは、難しくなっています。

 
 勿論私も、戦争も戦後の貧しい日本も知らない、
豊かな時代に生まれ育った日本人ですが、この時期になると、
小さかった頃のことを、時々思い出します。

 田舎では、ほとんどの家の玄関先で見られた、お盆の
迎え火や送り火とか、祖父の家の物置に捨てずに
とってあった、満州から引き揚げ時に、唯一持っていた
古ぼけたトランクとか、戦死した人の名前を書いた灯篭が、
たくさん川に流れていくのを手を合わせて見ていたこととか、
戦争を直接知らなくても、今よりもずっと身近に、
戦争の影があったような気がします。


 あと20年もすれば、戦争を体験した人もほとんど
いなくなってしまいますが、そうしたら今以上に
何かが変わってくるのでしょうか。


 時は流れ、人の考えも変化していくものだから、昔のことに、
いつまでも同じようには拘っていられない、と思う反面、
時代が多少変わっても、なかなか改善されることのない
人間の愚かさを思い知る教訓として、伝えていくことも
とても大切なのかもしれないと思います。



2003年08月14日(木) 青春偶像。

 先週話していた、高橋良明君主演の、「オヨビでない奴!」ですが、
早速、某筋から、DVDを貸していただきまして、第6話まで鑑賞。

 うおー、懐かしい!! 所ジョージがメッチャ若い…。
高橋良明が、「うちの子にかぎって…」シリーズでブレイクして
脚本も同じ遊川氏ということもあり、中学の同級生役の男の子に、
「うちの子〜」で見慣れた子が何人か。
この頃って、小〜中学生メインのドラマが流行った時期だったから、
あの年頃の子役の子達って、結構需要があったのよねえ。


 考えてみれば、植木等の「スーダラ節」を歌えるのも、
「無責任男シリーズ」を知っているのも、この番組が
キッカケだったな、と感慨深く思い出しました。ある種の、私のルーツだ。

 しかも、舞台が吉祥寺だったのね。このドラマ。
静岡のド田舎に住んでいた、当時小学校3年生の私は、
そんな地名も知らなかったけど、9年後には、その吉祥寺にある
大学に通うんだから、なんだか浅からぬ縁を感じるってものよ。本当に。


 高橋良明、当時15歳らしいけど(ドラマでは中学2年生の役)、
ホント格好いいわ。自分の好みの原点を再確認したわ。奴が原点だ。

 ニパッって感じの、ちょっとワザとらしい笑顔もアイドルらしくていいが、
もとの造作が好きなタイプである分、真剣な顔や、ちょっと眉を顰めた
不機嫌そうな表情が、えらくツボ。


なんか、この頃のドラマを色々見たくなってきたよ。
「ウチの子にかぎって…」「パパはニュースキャスター」
「同級生は13歳」「ママはアイドル」
あたりは、
かかさず見てて、すごく面白かった記憶があるんだよねえ。
田村正和と所ジョージは、何気に出演率高かったなあ。



2003年08月12日(火) 失速。

 月曜から、日付が変わる直前まで飲んでいたせいか
週初めだというのに、早くも失速気味。
どうにもこうにも身体がダルイ。

 それにしても、昨日のお酒は美味かった。
大分の「閻魔」という麦焼酎を、
丸い大きな氷の入った、大ぶりのコップでロックで。

 肴は、ホヤ、茶豆、鰻の白焼き、冬瓜の煮物、豚の角煮。
白焼き、冬瓜、角煮は、私の好きな肴ベスト3だね。

 ホヤは、貝に似た、海に住む殻つきの軟体生物。
酸っぱいような、独特な臭みがあって、かなり癖の強い
味がするので、好き嫌いが別れそう。
日本酒や焼酎にあうので、私は嫌いではない。

 
 やっぱ、和風の肴で日本酒か焼酎のロックが、
いちばん落ち着くねえ。飲みすぎると次の日辛いけど。



2003年08月10日(日) 二丁目の情事。

 台風一過、見事な晴天。
洗濯機フル稼働で3度の洗濯を終えて、
午後に、妹と新宿へお買い物へ。


 夏物バーゲンはほぼ終わっていて、早くも秋物ばかり。
あんまり買うものもなくて、一通り見て廻った後、
ランチでよく利用する、新宿2丁目のタイ料理屋さんで、食事。
店員さんが全て向こうの方で、本場の家庭料理っぽい
素朴な味が、お気に入り。物凄く辛いんだけど。


 ところで、ウチの妹は新宿2丁目は初めてだったようですが、
やっぱり一般的なイメージとして、あの周辺は、
ソノ手の方が多い、という印象が強いようで。

 会社が2丁目にある私としては、綺麗なのに妙に
声が野太いオネエサンとか、腕を組んで歩く、ちょっと
小奇麗な男の子とオッサンとか、確かに見かけないことは
ないものの、まだまだ薄明るい午後6時、そうそうタイミング
よく遭遇はしないだろうと思っていたのですが。


隣席の男性2人連れが、酒の勢いで痴話喧嘩してました…。


 ラフな服装の格好いいオニイサンと、ガタイのいいオジサンという
組み合わせだったので、仕事の打ち合わせかな、とも思ったのですが、
(あの界隈は、ちょっと堅気っぽくない見掛けのリーマン率高し)
興奮すると、微妙に オネエ言葉 が混ざるんですよね。


 広くはない店内、しかもお客さんは3組のみ。
お酒が入ると自然と声も大きくなるから、隣の席だと会話も丸聞こえ。
どうやら三角関係の縺れらしい。大変だ!

 ひとしきり揉めていましたが、なんとか話はついたらしく、
仲良くお互いの腰を抱いて、タクシーで夜の街へ消えていきました。
人事ながら、丸く収まってよかったと、妹とそっと微笑みあう。

 なんか、ああいうオニイサンが妬いてキーッ!!って怒る姿は、
凄く愛嬌があって、憎めない感じで可愛らしい。

 私も見習いたいもんだ。



2003年08月09日(土) ビーシャビーシャ。

 台風で凄い暴風雨の中、赤坂ACTシアターまで行ってきました。

「VLLA VILLA(ビーシャビーシャ)」http://www.ints.co.jp/villavilla.htm

 アルゼンチンで生まれ、ブロードウェイでも公演された
一風変わったミュージカル。

 テレビでも頻りと特集を組み、派手に宣伝していますが、
ワイヤーで吊るされたパフォーマー達が、壁を駆け回り、
時にオールスタンディングで見上げる観客の間に降り立ち、
天井から大量の水が観客にも降り注ぐ。
観客と出演者が一体となる、興奮のパフォーマンス。


 パフォーマンスは、文句なく凄かった。
鍛え上げられた肉体と、スピード感溢れる動き。
時々見せる緩慢な動きも、緊張が身体の細部まで
行き届いているのが、離れた観客にも伝わってくるようで、
あっという間の90分。


 ただ、素直に凄く面白かった、とは言えない印象があるんだよなあ。
確かに楽しかったんだけど、あれだけのパフォーマンスなら、
観客次第で、もっともっと楽しめたんじゃないか、と思ったのね。

 観客参加型、という触れ込みだったので、お客さんは
ライブなどのイベントに慣れた若い人が多いのかな、と
想像していたのですが、意外と年齢幅の広い客層で、
オバチャンとかも多かった。


 開演直後、暗い場内でパフォーマーが登場する前は、
歓声があがったり、いい感じだったんだけど、幕が落ちて
本格的に始まると、みんな「観る」態勢になっちゃって、
拍手は起こっても、基本的に立ち尽くしている人が多いのですよ。

 パフォーマーが観客の間に降りてきて煽ると盛り上がるんだけど、
それも持続しない。どうやって盛り上がってのればいいのか、
よく判らなくて、楽しんでるけど戸惑ってる人が多かったような気がする。

 結構、踊れる感じの音楽も頻繁にかかっていたし、パーカッションや
足踏みを使ったパフォーマンスは、観客も一緒になって飛び跳ねても
よさそうな雰囲気だったのに、少なくとも私の周囲は、会場の隅の方と
いうことも手伝って、ライトが当たってる方向、歓声がより大きく
上がっている方向を、首を伸ばして見るだけで、あんまり身体が動かない。


 狭いスペースにぎゅうぎゅう詰めとはいえ、みんなが踊るなら
多少ぶつかったりするのは気にならないけど、動いている人が少ないから、
リズムとったり軽く踊ってた人も、横の人とぶつかったりすると
気になって動くのやめちゃうんだよね。

 しかも後半の方は床が水浸しなんで、飛び跳ねると、
紙ゴミ雑じりの水が周囲の人の足にもかかっちゃうし。


 そういった、みんなが興奮して参加していれば、それほど
気にならないはずの瑣末なことが、小心者の私などは、
すごく気になってしまった。
 

 島国育ちの慎ましやかな日本人には、まだまだこういった
イベントは、難しいのかなあ、と、純正日本人の私は思ったり。



2003年08月08日(金) 忘れた頃にやってくるもの。

 天災とカードの支払。

 沖縄・九州地方は、大変な暴風雨のようでしたが、大丈夫でしょうか。

気象予報士・石原良純 が、朝のワイドショーで、
台風情報の解説してましたが、判りやすく説明しようという
姿勢が大変感じられる解説で、なかなか好感が持てました。

 明日はお出かけするので、天気が心配だなあ。



2003年08月07日(木) 議論反論オブジェクション。

 松方弘樹氏と仁科亜季子サンの長女・仁科仁美サンが、
芸能界デビューしたそうな。

 写真を見る限りでは、顔の雰囲気はお母さん似だね。
ちょっとイカツイ矢田亜希子、と言えないこともない。

 昔、後輩の女の子に、「私、誰に似ていると思います〜?」と聞かれて、

正直に思うがまま即答でキッパリと「仁科亜季子」と回答したところ、
物凄く不本意そうな顔をされたのを思い出しました。
別に悪意がある答えじゃないと思うんだけど。

 ちなみに、彼女の自己申告では、「サマーナイトタウンの頃の矢口真里」
に似ているとよく言われる、とのことでした。

 確かに系統としては同じだと思うものの、そっちの方が微妙だと思うのだが。
若い方がいいんか?やっぱり。



2003年08月06日(水) 今週の私的トリビア。

 昼から猛烈に食べたくなって、今日の夕飯はカレー。
夏は何故かカレーが無性に食べたくなるよね。どうしてかしら。
ちなみに、明日の夕飯もカレー。

 カレーを食しながら、ドラマ「幸福の王子」を鑑賞。

 モックンが見たいがために、1回目放送は見たけれど、
管野の一本調子の力んだ演技と、なにをやっても俺、渡部篤郎
リカコの旦那と、管野以上の破壊力を持って捲くし立てる、
滑舌最悪金切り声のチリコのお遊戯で繰り広げられる、
あまりにお約束な、お涙頂戴不幸テンコ盛りストーリーと
狙いすぎた演出に、すぐにお腹一杯になって、2回目以降、
キチンとチェックしてなかったのですが。

 今回は後半で、モックンの子供が死んでしまうのですよ。
想像通りのお約束な展開だったにも関らず、感極まりましたよ。ええ。
モックンの熱演と子役の名演技に、不覚にも泣いたね。

 
 番組が終わってしみじみと余韻に浸っていたところで、
衝撃の事実を教えてもらいました。


「幸福の王子」の脚本家・遊川和彦氏は、昔、
「およびでない奴!」の脚本も手掛けていたそうな。


 
 ご存知ない方に僭越ながらご説明いたしますと、「およびでない奴!」は、
バイク事故で惜しくも夭逝なさった高橋良明クン主演の、ドタバタコメディ。
当時、15歳くらいだったんだけど、格好良かったよなあ。
あの頃の私のアイドルだったよ。彼は。

 で、そのドラマの一番の見どころは、

父親役に所ジョージ、祖父役に植木等 という
ある意味、反則技スレスレの絶妙キャスティング。
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0249.html


 16年経つと、ああいう進化を遂げるのか…。と感慨深かったんですが、
遊川氏が、「十年愛」の脚本も手掛けていると知って、
上手く繋げられなかった点と線が、一直線に結ばれた気持ちが致しました。

 大江千里が子供を助けようとして、故障したメリーゴーランドから
振り落とされて死ぬという、あのシリアスドラマね。


♪ありが〜とう〜♪(千里の物まねで!!)

 



2003年08月05日(火) 誰がために咲く花ぞ。

 会社近くの道路の中央分離帯に、向日葵が植えられていまして。
小ぶりで貧弱な花ながら、健気に明るい黄色の花を咲かせています。
植物が身近にある生活は、心が和むね。

 夏の花、というと、安直ですが、向日葵の他に朝顔を連想します。
夏休みに誰でも一度は観察日記をつけますが、私も小学生の頃、
朝まだ暗いうちに起きて、朝顔の花が開くのを待った記憶が。

 早朝、青や赤みがかった紫や白と、色とりどりに可憐に咲く様子も
綺麗ですが、薄闇が広がる夕暮れ刻、色褪せ皺々に萎んだ花が、
暑さが多少和らいだ風に、かすかに揺れる様も、なんともいえない
寂寥感と、独特な趣きがあるように感じます。


 朝顔に釣瓶とられて、などと風流ぶって口ずさみたくもなるわ。



 



2003年08月03日(日) ワンニャン大作戦。

 いやはや、梅雨明けの途端、猛暑ですねえ。
あまりの暑さに、ここ2日、日の出とともに目が覚める。
そんな中、二子玉川の「いぬたま」「ねこたま」へ。

 人間様だってバテバテなこの暑さ、毛皮着込んだ犬猫は、
もうグッタリですよ。ボロ雑巾のように、少しでも涼しい場所を
捜し求めては伸びきっていて、愛想振り撒く元気もございません。

 もともと実家で犬を飼っていたので、どちらかといえば犬派の私。
最近、犬と触れ合う生活を送っていないため、犬と戯れたい欲求が、
かつてないほど盛り上がって、今回の「いぬたま・ねこたま」訪問
を実行しましたが、結論を言うと、

自分で飼っている犬が、一番。

 親馬鹿ならぬ飼い主馬鹿ではないですが、やはり、自分が育てた犬が
一番光り輝いて可愛くみえるものです。

 いつか絶対に犬を飼おうと、改めて心に強く誓ってみる。



2003年08月01日(金) 告白。

 とうとう8月ですね。
小学生・中学生・高校生は、夏休みもあと1ヶ月。
絵日記のネタも尽き果て、そろそろ天気のチェックも
怠ってくる時期だね。いやはや、お父さんお母さんは大変だ。

 夏休みの宿題といえば、読書感想文。

苦手な子も多いですが、文章を書くのが比較的好きで
それほど苦にならなかった私は、小学生の頃、
情緒欠如なのではないか と心配したくなるほど
感想文が苦手な、一つ年下の妹の作文を、

1本1,000円で、請け負っていました。

 当時1か月のお小遣いが、500円。
原稿用紙3枚程度の作文を書くだけで、1日にして
2月分の報酬が得られる訳です。ぼろ儲けだ。
ちなみに出資元は、母親


 ヤツは、小学2年の時、「詩を書く」という宿題が出た時も
泣き落としでオカンに替え玉させてました。


 そうして提出された、私の作文もオカンの詩も、
妹名義で、小学校の機関誌に掲載されました。


 親子揃って、偽装工作。このオカンの教育姿勢は、

私には、労働によって賃金が得られる という資本主義の基本を、
妹には、適材適所 という言葉を、体験を通して学ばしてくれたのだ、と
信じて疑っておりません。ええ、疑ってなどいませんとも。
 


 <1つ戻る。  一覧。  1つ進む 。>


まめ。 [HOMEPAGE]