おてんきや日記
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時々無性にやりたくなるものがある。 編み物……
決して得意なわけでも上手なわけでもない。 途中で挫折してほどいた毛糸が、まるめられて押し入れの奥にたくさんある。 でも、またやりたくなるんだよね。
編み物をしているときって、いろんなことを考える。 「あれやらなきゃいけなかったんだ」とか 「こうしたら、もしかしてうまくいくかも」とか 忙しい時間の中では忘れていたことや思い付かなかったことが、 いろいろ頭に浮かんでくる。
だから、編み物自体は複雑なものは駄目。 単純で、神経を集中していなくても手が記憶している反復動作でできるような簡単なものがいい。 もちろん不器用な私には、難しいものなんてとてもできないんだけれど。
自転車やジョギングのときと感覚が似ている。 体と頭の中が分離して、走りながら頭では全然違うことを考えている。 そして、そういうときに限って妙に頭がさえていたり、いい文章が浮かんできたりする。 編み物もそういう感じ。
そういう時間って、私にとっては必要だったりする。
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