2010年04月23日(金) |
▲LIAR GAME The final stage |
私が戸田恵梨香ちゃんにはまったきっかけは新感線の【IZO】で、 それも、全然、出ているのを知らなくて、別の人、目当てで行ったら、 良かったという経歴の持ち主なので、 そういう意味ではテレビドラマを熱心に見ちゃう程の熱烈なファンではないのですが、
つうかもう一度、舞台に出てくれはさておいて、
じゃあ、ライアーゲームをわざわざ観に行くのは、戸田ちゃんかというと、 そういうわけでもなく、ぶっちゃけ直ちゃんはいらっとします。
それでも、映画館まで行っちゃうのは、 あっきーが直ちゃんをフォローしまくり という図式にときめくからです。つうか、もうそれだけでいいの。 辛抱たまりません。
あっきーというのは、私が勝手に呼んでいるのですが、 天才詐欺師、松田翔太さん演じる秋山深一のことで、 頭脳明晰、冷静沈着、心理学にも長けていて、 この方、一人でもライアーゲームは楽勝ぽいのですが、 正直者の直チャンに毎度、足を引っ張られ大変な目にあいながら、 毎度、毎度、直チャンをミラクルで助けるという……、
なんですが、直チャンに癒されているんですよ。 正直ものだった母親の面影を重ねて、 そいで、直チャンを助けているのですよ。
もう、私はそれだけで・・・・、←シツコイ??
というところで、見てない方の為に簡単すぎるあらすじ。 究極のマネーゲーム、【ライアーゲーム】。 相手を騙して、大金を奪い合う、究極のゲーム。 負ければ億を越える負債、 しかし、勝者には巨万の富が与えられるという……、 さまざまなゲームの果て、優勝賞金50億円を手に入れるのは、 嘘つきか、それとも、正直モノか??
その集大成のファイナルゲームとは!
孤島で←映画だから、お金を掛けてみました。 【エデンの園ゲーム】←ファイナルですから、それっぽい名称で。 全員で真実の赤いリンゴを投票箱に入れたら、プレイヤー全員の勝ちなんだけど、 全員じゃなくて、一人で勝ちたい人がいるので、それがままならず、 だましまくりー、だまされまくりー、
皆で勝ちたいという直ちゃんの本当は届くのかという、 ストーリー展開は、ぶっちゃけテレビと一緒。
空気読まずに、つうか何も考えずに直ちゃん提案。 ↓ 当然、提案にのった仲間から、裏切り者が出て、大失敗。 ↓ あっきー、フォロー。と、しつつ情報収集。 ↓ 直ちゃん、持ち直しつつも結局、あっきーの云うことをぶっちして、 初めて会った人の云うことを信じて、痛い目をみる。 ↓ あっきー、やっぱりフォローする。 (今回はついに横谷さんのフォローも入る。) ↓ あっきー、なんだかかんだと、 いつのまにか大逆転!!!
と思いきや、実は今までの直ちゃんのどんくさぶりじゃない、 皆に対しての誠実な対応が効をなし、この人なら、 信じられるから、つまり、
秋山の頭脳と、 直チャンの心根の勝利!!! ↓ ラスボスを追いつめる。 その彼さえも助けようとする直ちゃんに心打たれて、ラスボス改心。 ↓ 今まで誰も為しえなかった赤いリンゴが揃う時、あかされる真実とは! ↓ そして……という、王道ストーリー。 映像やら、ライアーゲームそのものは、スタイリッシュですが、 お話しの構造は至極、単純だと思います。
まあ、でも、コレで話の構造が複雑だったら、ちょっと、追い切れないしね。 彼らがやってるゲーム自体も、きっかいですし。
映画だけあって、今までのライアーゲームより登場人物がちょっと豪華。
視聴率が良かったからパート2ができたんだよ〜以外にもちゃんと、 なぜセカンドシーズン、そして、ファイナルゲームに続いたか、謎が解き明かされます。 (まあ、そりゃあ、そうだ)
つまる所、人はやっぱり信じあわないといかん!!!というお話しなのですが、 私ももう、いい大人なので、、、、
あっきーが直ちゃんによしよしするのを見られたので、いいのです。 そして、なんだかんだと、交際宣言だよね、あれはで、 終わってくれて良かったです。
てゆうか、あんなにいちゃいちゃしていて、つきあって無かったんだというのが、 私のツボで、すごくすごく、楽しかったです。
いや、まあ、秋山の頭脳プレイにもちゃんとカタルシスは感じていたのですが、 やっぱり、私にとっては、心配症のあっきーと、なんだかんだとあっきーを、 癒している直チャンに尽きるのでした。 って、しつこくて、ゴメンネ(o^-')b
そして、もう一つのお楽しみ、【告白】の予告を見たかったのですが、 夜遅くの上映でやってなくて、おまけの告白です。
2010年04月18日(日) |
■2人の夫とわたしの事情-1 |
第一次世界大戦大戦後のイギリス。 最愛の夫ビル@段田さんを戦争で亡くした、 可哀相なヴィクトリア@松たか子さんは、 夫の親友、フレディ@渡辺徹さんの慰めもあり、 一年間の喪が明けて、彼と再婚しました。
ところが!
漸く結婚生活も落ち着いたかなあ〜という時に、 なんと、ビルが帰ってきたのでありました。 さあ、大変!計らずも二人も夫を持ってしまった彼女の、 二人とも愛している、心優しい彼女の、決断、
二人の夫とわたしの事情の行方は?
というのがおおまかな粗筋で、粗筋はともかく、 もっとアバンギャルドな感じかなと思ったのですが、 蓋を開けたら、古き良き時代の上質なコメディでした。 でも、相当シニカル。
ケラさん的にはストレートじゃなくて変化球も投げられるって、 感じなのかなあと。 パンフではご本人はまっすぐ取り組んだみたいなことを仰ってましたが。
ともかく、面白かった。
本も役者も演出も装置も衣装も、全部、良かったです。 オススメです。初めてのお芝居にむいています。
たか子さん好きは是非!!
自分大好きなランダムスター夫人って感じかな。 たか子つうか、ヴィクトリアがね、 石炭とバターと砂糖とランチと自分のことしか考えない自分大好き人間なんですけど、 可愛いの。まあ、可愛いしね。←みてくれ。 可愛いしね。←憎みきれないロクデナシというか。色ぽいし。
まあ、男は惚れるね。でも、友達にはしたくないなあ。 で、恋愛はいいんだけど、結婚生活的には振り回されるだけ、 振り回された二人の男達は、このどさくさに紛れて、 互いに相手に押しつけようとする。
彼女を妻に持った男たちが思う可愛さと、 これから妻に持つ男と彼女本人が思っている可愛さは違うんだろうな〜と。 それが彼女の悲劇であり、喜劇です。 でも、不幸じゃないです。誰も。しみじみはするけどね。
戯曲的には相当、ひねくれていまして。以下、ネタバレ。
なんつうか、相手にどんなに愛想づかしをしていても、彼らは夫婦なのですよ。 戦死した友人の妻を自分の妻にした所で、 その戦死してたはずの友人が生きていた。 彼女のことを相手に押しつけあおうとしながら、 自分以外の人間に色目を使うのは腹立たしい。
二人の男はお互い彼女とは、もう結婚生活をやっていけないから、 別れたいと思っているけど、彼女に第三の男が出てくるのは面白くない。
その矛盾が納得できちゃうのは、演出と役者の確かな演技のおかげです。 上手い役者の芝居は、やっぱり面白い。 そして、上手い役者を更に魅力的に見せられるのは、 ウマイ本。訳ってどれくらい現代風にアレンジしたか判りませんが、 面白さ+男と女の業が、ちくちくと。
きままな、おひとり様としては感心することしきりです。
でも、 この話って悪妻に振り回された男二人が、 友情を確かめあう話、かもしれない。
いや、なんかそんな気がしてきた。
最後、元妻のシャンパンで乾杯する二人って、 ほほえましいですもの。
うっかりすると、あのでこぼこコンビは、たか子様より愛おしいです。
陽気でいい加減、なのに時折、 戦争の暗い影と見せる段田氏は云うに及ばず、 個人的に勝手に心配していた渡辺さんは、 ○○と云われる為に配役されたんだろうな。 ぼーとしているとか。○○とか、普段云われない台詞に、 むっとかしながらも、ヴィクトリアと、ヘタすると、ビルにも、 振り回されるフレディ。実は役にぴったりでした。
なんだかんだと、彼らがカワイイのは私も女だから?(笑) まあ、ゲイが書いた戯曲だしね。(パンフ参照)
・・・・・・・というのが、初日の次の日に観た感想。 で、4/24に二度目を観たのですが、、、
ヴィクトリアが可愛くて、可愛くて、やばかったです。 あの娘、危険だわ〜。 あんな、自分大好きっ子なのに、どうして、こんなに、 愛らしいのかしら? ともすれば、イヤミになりそうなのに、それをあまり、 感じさせないなんて、スゴイわ、たか子様。
その所為か、 常習性ありって感じです。
だから、二人の夫も別れたくなかったのね。 ちょっと、そんな感じがする。
後、二回公演を見に行く予定があるのですが、 どっかで一回、増やしちゃうのかしら??? と、又、深みにはまっていく。。。。。危険!
(>_<)
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