激しくネタバレというか、見てない方にはあまりお楽しみ出来ない
と思いますので、その辺りはご勘弁下さい。

二回目ということで、
本当ならプレビューでの比較やらなんやらを感じれればいいのですが、
座席がＡ列一桁ということで、ご覧になった方は、お判りと思いますが、
ジェーンの寝室側だったので、生着替えのことししか、
もうそれしか考えられないアホの子でごめんなさい。

で、実際に座ってみると、
舞台は荒野をイメージした草木が縁取りに植わってまして、
その草木が端だからって、ちょっと高くないかしら？？？と、
ステージにモロかぶりだったですよ。
どうゆうことなの！ココをこんなに高くする必要があるのでしょうか？
アンケートがあったら、絶対に書いてたわ！

さて、注目の（私だけ）生着替えというか、
綿の下着とメンのズボンになって
寝間着代わりね、に着替えるのはベットの後ろでやってました。
……冷静に考えればそれはそうだよね。
でも、ベットに飛び乗って、あらあらジェーンここでもう寝ちゃうの。
おこちゃまねとか思っていたら、チェスター様のことを考えて眠れなくて、
ぱっちり目が覚めちゃう所なんてのをつぶさに見ることが出来ました。
てゆうか、目があってましたし。←人に話したら、笑われた。(笑)

ともかく、恋は夜に作られるのですね。
と、改めて。

ジェーンってそうゆう、女の子ならではの、
エッセンスがそこかしらに、つまっているなあと思います。

実は大金持ちに見初められて、恋に浮かれているジェーンに、
釘を差している（はずの）フェアファックス夫人が、
結局、折れて、アデールと３人でぎゅっと抱き締め合う、
場面が好きです。

もう、本当に普通の何でもない場面なのにね。
そこがこのミュージカルのいい所なのかもしれません。

さて、あちこちで、
「ぶすぶすドブス」って、
どこが「ドブスねん」
というご意見を聞くのですが、あれについて一言。

孤児でやせっぽちの女のは、まあ、普通の造作でも、
カワイクないですね。
しかも、少なくとも誰からもカワイイって云われないですね。
だから、彼女は自分がカワイイって思ってないんですよ。

でも、松たか子は美人ですよね。
だから、この台詞は確かに違和感なのですが、
でも、演技はちゃんと自分が可愛くないと思っている人の演技なんですよ。

「二人のポートレート」の歌を間近で見て、
歌とか、仕草とか、
ああ、この人、自分がカワイクないと少なくとも、
そう思っていると、思っちゃいます。

だから、松たか子というか、ジェーンが美人なのはきっと、
大人になって化粧が出来るようになって、
ちょっとは綺麗になった人だったり、
もしくは、ハウルの動く城のゾフィーが途中で、
カワイコちゃんになったのと同じです。
心象風景です。イメージです。

ジェーンの徳の高さが、
顔に表れているということで。


・・・・・・・これ以上、引かれないうちにやめておきます。

開演時間は６時。新宿に勤める私の就業時間は５時半。ちょーギリギリ？
・・・・・・・大丈夫。

だって、初演だから、押すだろう、いや、むしろ押して下さいという、
私の小さな願いはちゃんと、聞き届けられました。

ありがとうございます、神様！
もしかして、演目がジェーンエアだからかしら？？

つうわけで、ジェーンエアです。松たか子さんですよ。
初の単独主演ミュージカルの、プレビュー公演を見て参りました。

ああ、もう、
すっごく良かったです。

地味だけど、美しいです。それにつきます。
ファースト場面で出てきただけで、美しいと思いました。

もう、たか子好きさんと、さとしさん（相手のロチェスター伯爵）好きと、
ミュージカル好きは見ておいた方が絶対いいです。

なんと云っても、歌が素晴らしい！

・・・・・・あの、でも ●●●さん、ちょっと外してた？ まあ、いいか。

正直、神の愛が理解出来ない国の人なんで、
ストーリー展開は少女小説かいと、ツッコミたくなるのですが、

（これ、すーごく無駄を省いた作りなので、
抽出された部分が本当に必要なところだけなので、
あれよあれよと、話が進んでいくせいもあるのかもしれない）

でも、ミュージカルにしているのは、たか子さんと他キャスト。

なんなのでしょう彼女！！
良く歌えると、思いましたよ。あんな難しい歌。
↑と、力説するほど、ミュージカル詳しくないのですが。

勿論、歌だけでありません。演技もスゴイです。
初めは、きちんと男を知らない生娘でした。少女でした。
女になって、最後は大きな愛を持つ母になりました。
席がＦ列と、良席なのもあるのですが、
ちゃんと表情で、全身で、
ジェーンが伝わってくるんですから。

そして、乙女心をくすぐるロチェスター氏の橋本さとしさん。
↑ワイルドでジェントルマンでヘタレ。
たまりませんっっっっ。

この二人のラブロマンスの行方にドキドキし、
そして、美しい歌に酔いしれる。
まさに、ミュージカルの醍醐味が、通常よりは少ない人数で行われている。

まさに少数精鋭です。シンプルザベスト。無駄一切なし。
というか、役者さんの力量の割に出番が少ない方が居て、
なんか、ちょっと勿体ないです。壌さんとか、福井さんとか。。。

その代わり、松さんがびっくりする位、でっぱなしですけど。
（まさか、ちゃんと子役時代から、出てくるとは思わなかった。）
だから、ヨシとしましょう。

と、すいません。ちょっと分裂気味です。スタオベしてきました。
後ろの方は感極まって、松さーんと叫んでおりました。
私も拍手以外に感動を伝えたいなと、
こうして、せこせこ打っているのですが、

すいません。何時にも増して、文章ひどいなあ。
いやあ、なんか私の頭悪い文章なんておいといて、
他の冷静な方の称える文章が読みたいです。
よろしくお願いします。<(_ _)>

と、絶賛ばかりはアレなんで、一つだけ。
開演時間が６時以外にちょっとフマンがあるとしたら、
美術の雰囲気とか好きなんですが、
あの舞台席の感じは６月に見た桜姫と同じ・・・じゃないかな。

そして、同じ方。えーん、松井さ〜ん。
それとも、演出家さんがアレを見て、プランを。。。。あれ。。。

え〜と、ここでちょっと補足情報。
パンフ代は1500円で正味2:50でしたが、２０分、推してました。
↑初日だから？休息時間は２０分です。

そして、舞台に行かれる皆様。
是非、ハンカチとＸＡ〜ＸＥの席の方は、是非ズボンでどうぞ。

理由は、行けば判ります。
ということで、
この熱い感動を是非、生で。