2008年02月24日(日) |
■ウエディングシンガー |
「いやあ、面白そうだとは思うんだけどさ〜。一人だし〜」 注・すーごく好きな役者さんが出ていない限り、ミュージカルのお一人様はあまりしません。 なぜなら、ミュージカルは終わった後、一人がやけに染みるから。 多分、しゃべりたいのだろう。
「それに、でも、高い席しか無いんでしょう」 と、問いかけるワタクシに、たつみさんは、おもむろに、 「今、見てあげる」と、携帯電話を取り出し、 「あつ、B席、残っているよ」 「・・・・じゃあ、それ取って」と、さっくり取ってもらって、行ってまいりました。
そして、 「楽しんじゃった者の勝ちよ」という、彼女の言葉は間違ってなかった。 いやあ、本当に面白かったわ〜 久しぶりにパンフ、買っちゃったもん。←俺様バロメーター。
内容はというと、映画になっているので、ご存じの方もいらっしゃると、 思いますが、ウエディングシンガーという、 アメリカでウエディングパーティの司会進行をしながら、 ついでに唄をお祝いソングを歌うのをなりわいとするロビーは、 自身も結婚を控えていて、今日の仕事は絶好調! だが、結婚式当日に花嫁にドタキャンされる。。。。
人生のどん底を味わったロビーを慰めてくれるのは、心優しいジュリア。 意気投合し、惹かれあう二人だが、 彼女にはハンサムでお金持ちの婚約者がいて、、、、
それでも意を決意して、彼女に告白しようとするんだけど、 (この婚約者が、大澄賢也が、又、絵に描いたようになりきんで、不誠実で、 イヤな男なんですね〜)真夜中のベランダで彼女があまりにも綺麗に微笑んでいるのをみて、 止めるロビー。婚約中にこんな風に笑えるのは、 彼のことを愛しているいるからって、思ってしまうんだよね。 彼女の美しい微笑みは、ロビーを思ってなのに。
知っている観客は思わず、ドキドキハラハラです。 私、ちょっとこの下り、ほろ泣きしてしまったよ。←私のつぼ。
そうして、再び傷心の彼の元に訪れたのは、モト婚約者。 しかも、タイミング悪くジュリア登場。彼女も告白しにくるんですが、 モト婚約者と出来ていると勘違いした彼女は、そのショックでさっさと、 婚約者とロスで式を挙げに行く。←この辺り女の子だよねえ。
それを知った彼は”卒業”しに、ロスに乗り込むのですが、、、、 ・・・・という、ベタベタな内容。でも、楽しくコメディだでした! パロディも一杯だし。 山田和也さんの真骨頂だよ。 ちなみに訳者は飯島早苗さんだ。
客入れ、客出しのトークといい、劇場に楽しませる雰囲気いっぱい。
テキストの内容もいいんですが、井上クンも上手くなったわー。 さすが、私の視線をソーセージぐるぐるたか子様@ロマンスから、 視線を外させただけはあるわ。←誉めている。
難点を云うならば、毒にも薬にも掛からないヒロインと広すぎる会場。 コクーンくらいの大きさで、ヒロインは東宝のミュージカルの勉強を、 ちゃんとした新人を大抜擢とか、いくらでも選択肢はあったろうにと思うのだが。
やっぱ日本人はミュージカルコメディって、あんまり好きじゃないのかしら??? まあ、笑いのポイントも違うしなあ。 A席が中途半端に空いていたので、、、、その分、トイレが空いていたは、特筆することでしょう。←本当か(笑)
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