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おさむ日記
窯主のノンキな炭焼き生活日記
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
2003年01月29日(水)   ぜいたくなじかん

旧暦十二月二十七日

暦では1月17日から2月4日(立春)までは「土用」の期間で、土を動かすのは良くないと言われています。(年4回あります)
そこで整地はその前にしていただき、窯づくりは土用明けにすることにしました。
その間は申告の事務処理や切ってある竹を運んだりといろいろやることがあるのでそれにあたっています。

さて、そんなことを整地をしていただいた土建屋さんに話したら、「ぜいたくやな〜。昔の大工さんらはそうしてただろうけど、今はそんなこと言ってたら仕事になんないよ。」と言われました。
たしかに・・。
考えてみたら贅沢ですね。
ほとんど休業状態の今でもあせらなくていいと思えること自体、ぜいたくだな〜と思わされました。


おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
2003年01月11日(土)   測量と月

旧暦十二月九日

伐採が昨日でほとんど終わり、今日は整地のための測量をしました。
地主さんが若い時に手塩にかけて植えて育てた杉・檜を切らせてもらったので、なんというか申し訳ないといいますか、とてもありがたく思います。

測量は地元の土建屋さんが行ったのですが、私も少しだけ手伝って、ポールを持つ役をしたりしました。
4時ごろに土建屋さんらは帰って、そのあとメジャーで距離を測りながらここに窯をつくろう、小屋はここかな、と一人で考えていたら、いつのまにか暗くなってしまって、ふと見上げるときれいな上弦の月がありました。

川の音、樹の香り、つめたいきれいな風、月。
あーずっとここにいたいな・・。

これからずっと焼くことになるのに、何言っているんだか。


おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
2003年01月05日(日)   迎春萬歳

旧暦十二月三日

遅ればせながら、明けましておめでとうごさいます。
窯ができてない中の年末年始だったので、今年の年賀状は3日に書き始めました。
ちょうど新月だったのでよかったかな・・(言い訳)。

さて、はじめに「明けまして」とか「謹賀新年」とか書きますが、ちょっと変わったのがいいなと思って文例集を見ながら、ぱっと見て印象がよかったのが「迎春萬歳」。
一通り印刷が終わりにさしかかる頃、そういえばどんな意味だろうと思って、母に聞いてみたところ、「ん〜なんだろうね。ヨロズの歳ということだから、すべての歳の人ということで、すべての人に必ず春は来るということかな・・」と適当な答えが返ってきました。
お〜いいな〜、これでよかったな〜と思ったのですが、よーく考えてみたら「萬歳(まんさい)」ではなく「万歳(ばんざい)」と読むのかもしれないですね。
となると「バンザイ!春がくる!」ということになりますね。
辞書でも「迎春」「万歳」と別々にしか載ってなかったし・・。

ということですが、真偽はともかく、今年の私の年賀状は母の解釈の意味を込めて送らせていただきます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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