海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2003年11月22日(土) 湖西5蔵元セット

夏にひきつづき、今津小売酒販組合青年会の主催による「湖西5蔵元セット」のセットアップがありました。

今津小売組合の役員さんや、青年会のメンバー、今津酒造組合の蔵元がせいぞろいして、午前中かかって300ml詰5本入りのセットを400セット組み上げました。

ほろよいは、酒造組合側の窓口をしているため、集合時間の30分前に現場について、セットアップのためのラインをだんどりしました。

夏は役員さんが口々に思うことをおっしゃり、作業開始までずいぶんと手間取ったのですが(「船頭多くして、舟、山に登る」を地でいくような光景でした)、今回は先手必勝でスムーズにセットアップがはじまりました。

セット箱を組み立て、中に各蔵元のお酒を1本ずつ入れていくだけの単純な作業ですが、400セットともなるといささかくたびれます。

バカ話をしながらも、手だけは各自動かし続けていますが、作業中には参加した小売屋さんの性格も出て興味深いことこの上ありません。

ちょっと横着な小売屋さん(複数名おられました)は「くわえタバコ」で作業してておられ、これにはちょっとがっかりさせられます。

案の定、最後の400セット目に、同じ銘柄が2本残こってしまいました。

すでに蓋をしてしまった、どこかのセットに別の銘柄がダブって入ってしまったためでしょう(責任をもって、決まった人が決められた銘柄を指定された場所にいれてくださいと作業前にあんなに言ったのに)。

今回はまことに大味なセットアップ作業になってしまいました。

ちなみに湖西5蔵元セットの内容は以下の通りです。

福井弥平商店(高島町)/萩の露「吟醸純米」
上原酒造(新旭町)/不老泉「山廃純米・3年熟成」
川島酒造(新旭町)/松の花「吟醸」
池本酒造(今津町)/琵琶の長寿「吟醸り(ぎんづくり)・限定品」
吉田酒造(マキノ町)/竹生嶋「純米吟醸」

各300ml×1本詰で、小売価格は3.000円(税別)となっています。年末のギフト。忘年会、新年会にいかがでしょうか?

吉田酒造でも15セットを限定発売いたします。
発送の場合は実費にて、送料を頂戴いたします(ヤマト宅急便で関西740円)。














2003年11月17日(月) お掃除で気分一新

きのう半日かけてデスクまわりを大掃除。

仕込みの書類や、年末のお歳暮のチラシのゲラ刷り、小売関係の売上の記録などなどなどが山積みになっていて、ちょっとお客さんには見せづらい状況になっていましたので、ぐうたら専務も思い切りました。

日ごろ掃除などしたことがないので、家族が目を丸くしています。

ついでに、windows95を載せていた6年前のパソコンを取り外し、最近入れたXPのパソコンに入れ替えました。これで、産直関係と財務管理、販売管理が新しいパソコンで入力できるようになりました。

日曜大工で棚を組み、スキャナーやノートパソコンを収納できる場所を作って、非常にデスクが広くなりました。

これで年末の仕事もがんばれるというものです。

今日はさっそく「酒類の製造・移出等承認申請書」を作成し、今津税務署に提出してきました。

昔は仕込みひとつずつに「酒母の1仕込み方法」とか「清酒もろみの1仕込み方法」などとか、いちいち仕込み配合を報告していたのですが、今年から手続きも簡略化され、提出書類の数もかなり減って助かります。

午後からは、12月分の米の手配や、年末ギフト用のセット箱の手配など、けっこう仕事がはかどりました。

気分一新でバリバリ頑張るゾー。



2003年11月14日(金) 酒類販売管理研修

酒類販売管理研修なるものを受講してきました。

今年から小売酒販免許が自由化され、まっとうな社会人なら申請をするだけで酒販店が開業できるようになりました。

すこし前まで「隣の酒屋さんから500メートル以上離れていること」などという「距離基準」をはじめ、対人口あたりの店舗数を制限する「人口基準」など、いろんな規制があって、おいそれと酒販免許などもらえなかったのですが、今では免許を申請すれば、どんどん免許がおりるようになりました。

しかしながら、お酒というのは「致酔性」がある嗜好品ですから、むやみやたらに自由化すれば「未成年飲酒」とか「キッチンドリンカー」「アルコール依存症」などの社会問題を引き起こしがちです。

こうした社会的責任を自覚した酒販店を育成するためにもうけられたのが「酒類販売管理者」だそうで、「未成年者飲酒禁止法」や「独占禁止法」など酒の販売に関するいろいろな法律のあらましや、お酒の管理のしかた、お酒の基本的な知識など、3時間の研修を受け、今津小売酒販組合理事長名の受講書をいただいてまいりました。

あたりまえのことばかりなのですが「案外いいことを教えているなあ」という印象をうけました。総じて酒販店さんは、金勘定はしっかりしているのですが、お酒の基本的な知識がなく、販売についてまわる責任を自覚しない方がけっこうおいでなので、今日のテキストを通読するだけでよい勉強になると思います。

すでに24時間営業のコンビニでは「深夜、未成年のバイトが未成年に酒を売る」というとんでもない状況が生まれています。「お酒を売ることの社会的責任」というものは、もっともっと強調されなければなりません。












2003年11月10日(月) 秋上がり

11月にはいって、やっとお酒の味がのってきました。

近頃は8月末くらいから「ひやおろし」の商品案内がはじまりますが、ほんとに熟成して味わいに幅がでるのは、10月後半から11月にかけてだと、個人的には思っています。

9月というのは日本酒が最も売れない月のひとつなので、販売戦略上、「ひやおろし」という季節限定商品を投入し、すこしでも市場を活性化させねばならないのはわかるのですが、いかんせん9月では若過ぎます。

ほろよいも毎年出荷時期を迷うのですが、10月半ばくらいから出荷しはじめます。

でも、そこそこ回転しているなあと思うのは11月にはいってからで、近頃の消費者さんは、よくわかっていらっしゃるなあと感じます。

11月に入り気温も下がり、鍋物が恋しくなります(TVCMでやたらにシチューのコマーシャルがはいるのも10月、11月ですね)。あつあつの鍋物と、あじの乗ったキレのよい辛口の「ひやおろし」は晩秋の醍醐味といってよいでしょう。

美味しい秋の食材がはいったときにぜひお試しください。

できれば、そんな暖かい御家庭の食卓風景を、竹生嶋のボトルと一緒に写真にとっていただき、「竹生嶋で乾杯キャンペーン」に御応募いただきますとありがたく思います。







2003年11月08日(土) JAマキノ感謝祭

JAマキノ町の感謝祭がありました。

マキノ町内の愛飲家のみなさんは、弊社の売上の基礎票のような存在で、特に「役場」「郵便」「消防団」「農協」「漁協」関係の面々は、ゆめゆめ粗相のないようにお付き合いせねばなりません。

というわけで、恒例のこのイベントには、ほろよいの蔵は簡単な「きき酒コーナー」を設けさせていただいています。

「金紋」「銀紋」「特選金紋」「ひやおろし」「本醸造原酒」「純米酒」の6種類のお酒と、1から6の数字をふったビンのお酒とを、きき酒してマッチングしてもらうという内容です。

無濾過でけっこう色の濃いものと、活性炭でろ過して出荷しているものを半々ずつ出しているので、真剣にきけば、素人さんでも少なくとも4点は正解する位の、ごく簡単なサービス問題です。

野菜の特売や、もちまきなど楽し催しや、、イベントにかかせないタコヤキや焼きソバ、大判焼きなどの屋台もあって、町内の奥さん連もたくさんおいでになり、けっこう、きき酒競技にも参加されます。

飲酒運転の罰則強化もあり、色と香りだけで回答される方も、かなりおられました(むかしはじっくり口にいれて飲みほされ、競技なのか、お酒を楽しんでいらっしゃるのか、わからないようおじさんたちがけっこういらっしゃいましたが)。

東京出張やら、ネットで情報発信するのも必要なことなのですが、やはり地元で愛着をもっていただくことが一番大切なことなのだなあと、毎年ほろよいに教えてくれる大切なイベントです。






2003年11月07日(金) 仕込蔵が活気づく

蔵人さんが蔵入りし、お掃除がはじまり、仕込みが近づくと、いろんなものが必要になります。

仕込み蔵の床や醸造器具を洗浄する消毒剤、浄水器の活性炭(家庭用の百何倍もあるドラム缶のような浄水器を御想像ください)、たわし、ささらなどの消耗品。

醸造協会からは協会酵母のアンプル。もやし屋(麹菌を販売している会社です)さんからは、酒母用やもろみ用の「種もやし」。酵母を活性化するための培地も本日届きました。

もちろん、酒造用玄米の仕入れや、精米工場の申し込みも、はじまっています。

取引先の銀行とは、酒造資金融資のための最終的な手続きの段階です。

仕込み管理用のいろんな報告書の用紙や帳簿も整えねばなりません。

蔵人さんたちの、朝昼晩の食事も、給食屋さんや近くの仕出しやさんから届きはじめました。

吹けば飛ぶような零細蔵元とはいえ、春夏秋と休眠していた酒蔵が、きしみを上げながら目覚め、活気を帯び、稼動を始めました。



2003年11月04日(火) 酒造りは洗い物から

いよいよ酒造りの準備が始まりました。

朝から蔵人さんたちは、仕込み蔵からいろんな道具を持ち出し、熱湯で消毒しブラシをかけて洗浄しています。

お米の蒸しを取る麻布も何枚も洗い、湖岸に作った物干しに干しました。

お米も11月1日に65%に精米した玉栄が39袋到着し、明日には掛米に使う加工用米も到着します。酒母をたてる準備がどんどん進んでいます。

12月15日前後の新酒発売にむけ、蔵も臨戦体制です。



2003年11月01日(土) パソコンがやってきた。

6年前に導入したウィンドウズ95のマシンが老朽化し、マイクロソフトのサポートもとうになくなってしまったので、思い切ってXPのマシンに更新しました。

「同じ95のマシンを使っていた会社が、ある日スイッチをいれたとたんに変な音がしてダウンしていしまった。」などというお話を出入りの税理士事務所の方から聞いたものですから、伝票入力担当の奥方も今回は乗り気です。

このコンピューターでは、主に販売管理と財務管理をしていたのですが、それだけでは能力が余り過ぎ、ムダに思えましたので、全国の電話辞書を搭載したコンビニ決済が可能な産直関係のソフトも一緒に運用することにしました(全国の電話帳がハードディスクに入っていて、お客様の電話番号が電話帳にのっていれば、電話番号をお聞きするだけで、たちまちのうちに世帯主の名前と住所が表示されるというすぐれものです)。

ところが、産直のソフト屋さんはあんまりいい顔はしません。会計関係のソフトと産直のソフトが干渉しあって、正常に機能しないかもしれないとのたまうのです。

こんなにメモリーが大容量化し、マイクロプロセッサーが高機能化しているのに、ソフトの相性が悪いと、コンピューターの中で共存できないというのは、ほろよいから見るとブラックユーモアーとしか写りません。

会計ソフトの担当の方と産直ソフトの担当の方、相互に連絡をとってもらい、技術的な打ち合わせをしていただき、「どうやら大丈夫でしょうが100%保証はできません。両方のデータのバックアップをとって実際に運用してみましょう」との答えがかえってまいりました。

なんともはや、パソコンの意外な弱点を知ってしまったほろよいでした。






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