思い、願い。。
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中学受験日記。 (上の子(娘)の受験は2004年2月まで)

中学受験日記から4年数ヶ月、その間、3人目出産、起業し・・・

2004年01月27日(火) 学校休む?

娘の友だちで、受験態勢に入るからと学校を休んでいる子たちがいる。

「友だちから、『どーして学校を休まないの?』って、聞かれたんだけど私は休まないよね〜?」

受験生なんだから休むのは当然、という言われ方をしたらしい。

「休んで勉強するとは思えないしねえ。学校楽しいんでしょう?だったら息抜きできるし行ったほうがいいと思うよ。学校に行くことも勉強よ。」

「よかったあ。だって○○ちゃん、もう来週から休むんだってっ!(30日に予定している家庭科の授業でやることになっている)お弁当作り楽しみなんだもん。」

「ママも楽しみだねえ。美味しいの作ってよ。」

「それはわからない。」

「なんだそりゃ。」

なんでも、中学生になったらお弁当になる→自分で作れるように・・・、と、家庭科の先生が自分たちで作るように練習をさせるらしいのだ。5,6時間目に作って家に持って帰ってお母さんに食べてもらうと言っていた。

娘はそれが楽しみで、家にある「お弁当の本」を何冊も重たい思いして学校に持っていって悩んだりしたらしい。

クラスでは風邪が流行っているようで結構休んでいるらしい。
それも席が近い子たちが固まって休んでいるらしい。
娘はその席から遠いけど時間の問題かもしれない。
今週は給食当番だということもあり&風邪もうつされたくない、という思いから、娘はマスクをして登校し始めた。

塾でも、学校を休んで勉強している、という話が持ち上がり、

娘は、

「学校を休んで勉強はかどるの?」

と、聞いたらしい。

「『はかどるよ』と言ってたけど、ゲームはしてるしテレビも観てるんだよー。すっごい詳しいんだもん。ニュースじゃないよ。
だから『そんな暇あるなら学校行けるじゃん。』って思うんだけど。」

二人で大笑いした。

「きっとその子はそうしないと壊れちゃうのかもしれないしねえ。」

「私は学校に行かなかったら壊れちゃうよ。」

「とにかく風邪さえ気をつけて。帰ったら手を洗ってうがいして。」

「はいはい。」

今日は最後の家庭学習。
明日、明後日は塾があるから、帰ったら寝るだけになるし、見直しをするのはもう今日が最後である。

受験前日の31日は、のんびりしていればいいと思っているから。

今更焦ったってしかたがない。
やるべきことはやってきたと思っている。

志望校の算数の過去問も終わった。
見直しもした。
合格点も達している。

今日は最後の見直し。

算数で過去に間違った問題をもう一度解かせる。

「あー、これ、ママに怒られて解いたよねえ。」
「あー、これはもうわかるよ。簡単だよ。」
「ねえ、これ、もう5回やったよー、まだやるのー?」
「だからー、これはこうやってこうやってこうやるんだよ。」

一緒に問題を解いているんだが、出だしは私のほうが数秒早いものの、
解くほどに私より答えに辿り着くのが早くなる。

「中学になったら絶対ママより賢くなってやる。」

「なれるでしょ。ママは高校中退だし。まっ、一緒に勉強するよ。」

夕食は「湯豆腐」。
豆腐,くずきり,しいたけ,えのき,白菜,
ポン酢に大根おろしを入れて・・・。
それからアボガドとアンチョビ。

ご飯を食べて、家族4人で大貧民。
最初は大ボケの息子も、最後のほうは何度が勝ち、

「ボク、今日一日で強くなったみたい。」

と、喜んでいた。

夫も何度か勝ち、満足して寝てしまった。

娘はあと1回分、時間を計ってやる、ということになった。
2回やっても25点とか16点とか、かなり点数が低く、何度も復習した問題だった。
復習したと言っても、それは私がそばにいて、ということになる。

時間を図りスタート、最後の算数。

11時を過ぎ、残り25分、娘の眠さは極限に達し、
「もう限界、ちょっと横になったらまたやる。」
と言う。

「もういいよ、寝なさい。」

「嫌だ、解く。」

「今日は寝なさい。」

娘は自分の部屋に寝に行く。

添削をすると8割は取れていた。

娘の部屋に行き、頭をなで、
「合格者の平均点より10点以上も多かったよ。起きてやってたら満点取れちゃってね。もう大丈夫だよ。ゆっくりおやすみ。
よく頑張ったね。」

娘は目を閉じたまま、涙を流した。

「よしよし、頑張ったね。」

娘のおでこにキスをした。


もう思い残すことはないくらい算数は勉強したと思う。
本人もそう思っていると思う。


母から電話があった。

11時を過ぎて電話なんて、ちょっとドキッとする。

母は、友だちから「ポンカン」が送ってきたからと、うちにも送ってくれるとのこと。
さっき荷造りを済ませ、明日発送するからね、ということだった。

「(受験の調子は)どうなの?」

「実力的には大丈夫だし、過去問解かせても合格点越えてるから大丈夫だと思う。」

母は、消化のよいもの食べさせてやれ、とか、葛湯を作ってやれ、とか、ポンカン食べるといいよ、とか、いろいろ言っていたが、さっきの娘の涙が頭に浮かんで離れなかった。

本当は、プレッシャーでいっぱいなんだろうなあ。
胸がいっぱいで苦しくなった。

聞いてるんだか聞いてないんだかわからないような返事をする私に母がためらっているのが伝わってきて、

「ああ、うん、そうだね。」

と慌てて返事をする。

「まだ仕事で寝られないの?」

仕事が忙しくて上の空だと思ったらしい・・・。

「ううん、寝るよ。」
「私ももう寝るから。おやすみ。」
「うん、おやすみ。」

電話を切ったら、身体の全表面積に重い空気がのしかかってくるように感じられた。
身体全体が締めつけられているような息苦しいような。

私もいっぱいいっぱいなんだ。



夕方、友だちから「新聞屋さんから映画の券をもらったら一緒に行かない?」って電話があって、
「受験直前だからそんな余裕ない?」って言われたけど、
一人で悶々としてても気が狂いそうだし、とにかく気分転換したいし、行くことにした。
明日、楽しんできます。


受験まで、あと3日です。



2004年01月26日(月) 大貧民三昧

今日は下の子の塾の引き落としだった。
上の子の受験もまだ終わっていないというのに、7万いくら、キッツーイよなあ。
そいでもって3月からは下の子の歯科矯正もしなければならない。

いわゆる開咬という症状らしく、鼻炎の息子は鼻で息することができず、口が開き、上と下の歯の間が開きかみ合わせが悪くなるというものだ。春には治療に入ったほうがいいと言われている。

私の働いたお金が受験料(12万以上)に消え、パパのボーナスはパパのバイクの支払い(60万のうちの・・・)と娘の入学金等に消える。

貯金もない我が家が、中学受験させるなんて無謀だと驚かれることだろう。
貯金をしない分、塾代が払えると言ったほうがいいのかもしれない。


息子は学校から帰ってくるなりランドセルを置いて公園へ行く。

娘は学校から帰ってきて少しだらだらしてから過去問でできなかったところを解く。
私が「これは解けるだろう。(私でも解けるのだから解けるだろう)」という問題に赤ペンで○をつけておき、娘はそれを見て、
塾に行って勉強している自分がママよりバカであるはずがない、と闘志をむき出しにして解くのである。

もう合格点はとっているのだから、無理して手をつけなくてもいいんだけど、試験時間が(解けた問題も見直してもなおかつ)20分近くあまるなら、その分、1問でも多く解いてみようよ、と、いう気持ちである。

復習した記憶が残っているからか、きちんと一人で解いていた。

かなり頑張ったので、休憩に新撰組のビデオでも観ようか、と、
娘と二人で日曜日に録画した「新撰組」を観る。
「ハリスはこんなんじゃない。もっとおデブだ。」
と娘はブツブツ言いながら、二人で笑い転げながら観ていた。
娘は坂本龍馬が好きで、さらに江口さんも好きで、江口さん扮する坂本龍馬が出る度に黄色い声を出していた。

理科でまだやっていない過去問があったのでやらせてみる。
私は昨日の夜3時頃まで仕事していたので疲れがピークに達し、娘が過去問を解く30分間、和室で寝ることにした。

疲れているなら寝てからやってもいいよ、と言った。
気付いたら娘も私の横に寝ていて、起きてリビングのテーブルをみると書き終わった答案用紙が置かれていた。
私が添削をしていると、布団の中から「丸の音が聞こえるなあ。」と嬉しそうに言う娘。
丸をわざと二画に聞こえるように書くと、「あー、バツだな、今の。」と言う。
「うそうそ、丸ですー。」

「ねえ、何点?」

「○点。」

「(合格者の)平均点何点?」

「□点。」

「よかったあ!ギリギリじゃん。」

この回は社会が半分だった。
理科が8割取れればヨシである。

そろそろパパが帰ってくるから、寝るなら自分の部屋で寝なさい。
娘は自分の部屋に行き眠った。

夫が帰ってきたとき、私はボーっとしてリビングに座っていた。

何も作る気力がない。
出前頼んでも、出前のおやじと会話する気力もない。
今、テンションの高い人と話す気力もないんだと話した。

娘が「今日は味のしないものが食べたい。おかゆとか。」と言っていた。

そんな話を夫にしつつ、おかゆを作り、娘を起こし、おかゆ(梅干しと卵入り)とハムと昨日の残り(鶏そぼろと炒り卵とサニーレタスと・・・)を出し、それで夕食とした。

夕食を食べながらテレビを観て、ブラウン管に映る「なまけもの」を観て笑っていた。

息子は公園から5時半に帰ってきて、そのままリビングに寝てしまった。
宿題をやろうと宿題の道具を持ってきて、そのまま仰向けに寝てしまっていた。

みんながご飯を食べている間もずーっと寝ていた。

「(娘と)二人で大貧民やってたんだよ。」

と夫に話す。

夫が最近、仕事場で流行っている、と私に教えてくれた大貧民は、10枚ずつ配るというもの。
それだと二人でも楽しめるというのだ。

すると

「じゃ、やるか。」

と、トランプを出してきて、夫、娘、私と3人でやることになった。
結局、8時半〜11時近くまでずーーーーっと大貧民をやることになるのだ。

途中、何度も夫に

「明日早いんだからそろそろ寝たほうがいいんじゃない?」
と言ったが、

「俺、一度も一番に買ってない。勝つまでやる。」

などと言って頑張っていた。

夫は今日から沼津まで仕事に行っている。
義父は熱海だそうだ。
遠い現場は行って帰ってくるだけだって時間がかかる。
朝5時半に出るから朝4時半には起きる。

「ぜってーお前も起こすからな。」

と、一人で起きて行くのは嫌らしい。

いつまでたっても夫は勝てないでいた。
私か娘が一番に上がる。
夫はほとんど二番キープだった。

まあ要するに、夫にはクソみたいなトランプしか来ないのだ。

「なんだよ、俺が切ってるのにどうして俺にはこんなのしか来ねえんだ。
配る順番変えてみよう。」

と、順番変えたところで、その変えた相手にいいカードが来たりするのだ。



10時半近くになって、夫がなんだか上機嫌になり、

「ねえ、今回上がっちゃうんじゃん?」

と言うと嬉しそうに残り2枚中の1枚を出す。

2かババを出すのかと思ったのに13(キング)を出した。

「え?それ切り札?」

と言うと慌てて

「間違えた。」

と、もう一つのカード「2」を出した。

「ねえ、もう上がった気でいたでしょ。駄目だよ、パパがいつも言ってるじゃん、最後に「2」や「ババ」で上がっちゃいけないって。」

一応、パパの勝ちになったものの、このままでは引き下がれないと続くのであった。

私は自分の切り札を先に捨ててでも、パパを勝たせないようににしていると11時近くになり、娘には先にお風呂に入って寝るように伝え、二人だけで始めた。

面白かった。

勝つためのゲームでなく、相手を勝たせないためのゲーム。
そんなことをしたら負ける確率のほうが高いのにそれが楽しかった。

11時を過ぎ、リビングの床に寝ている息子に部屋で寝るように言う夫。

「もう宿題なんてできるわけねえんだから寝ちまえ。」

息子は起きて今が真夜中だと知るとショックを受け、やらないわけにはいかない、と泣きべそになっている。

「やるならやっちゃいなさい。(6時から11時まで)もう5時間も寝てるから大丈夫よね。」

漢字と計算の宿題をやり、習字の宿題を始める。

筆を洗い、明日の支度をさせ、風呂入って寝るように言う。

12時半過ぎ、息子は二度目の就寝。

かわいそうに、夕食も食べず、夜中に起きて宿題・・・。

夫は息子が宿題をやっている間に眠っていた。

朝、夫は案の定、「眠い、眠い、眠い。」と起きて仕事へ行くのであった。



2004年01月25日(日) 過去問3回目

今日は下の子(新4年生)の塾のガイダンスだった。
テキストの感じが変わったのには驚いた。
例えば日付が入った毎日の計算が、一週間のうちにこれだけやる、というようになっていたり、
解説が多くなっていたり・・・。

上の子が帰ってきて、クラス担当から過去問を思いっきりやるよう言われたらしく、素直に第1志望校の過去問3回目を解いていた。
平成14年度、15年度は1回目から合格点に達していたが、過去にいくほどひどい点数だった算数。
最初に解いた時は平均点の半分も満たなかったものを解くように伝えると、自分でストップウォッチを用意して始めた。

いつもながら20分ちょいで一通り解き終え、さあ、あと何が解けるかなあ、と物色しながら解いている。
残り25分くらいで見直しにかかり、これで全部正解していれば80点だ、などと言っている。

残り15分以上残して「もう疲れた、これ以上は無理、解けない。」と、いつものごとく投げ、私が採点する。

床に寝っころがりながら、私が赤ペンで添削していると、

「う〜ん、丸の音が聞こえる〜〜〜」

と喜び、ミスが無いとわかると

「見直してよかったあ!!! これはこれもこれもこれも、この数字がありえないって思って計算しなおしたんだあ。」

と言う。

まあその計算とは小数点の場所が違うとか、〇が一桁違うとかいうもの。
よくミスする部分をきちんと見直して気付いているということだろう。

きちんと集中して解いてくれたお陰で合格最低点を40点以上も多く取れた回もあり、久しぶりに気持ちが楽になった。

このまま当日まで頑張ってくれればいいんだけどなあ。

一番ネックになっていた単位の計算も、ここにきてやっと定着したらしい。
○立方メートル+△リットル=□立方センチメートル
とかってやつ。

1立方メートルは1立方センチメートルの(100×100×100)倍だということが、やっと定着したということなのだ。


ギリギリまで伸びるって聞いてたけど、本当なんだなあって思った。

塾の度に持って帰ってくるテストも、頑張って解いてきてる。

今日は算数と社会だったが、社会は80点のものもあったし、算数のテストは4組さんの平均以上取ったと喜んでいた。
2組の娘からすれば、4組は雲の上の人みたいなものだ。

昨日の夜に持って帰ってきた宿題の社会のプリント3枚も、いつのまにか仕上げて今朝持って行っていたし、あと一週間、やっと受験生らしくなったのかなあ、と思う。

とにかく健康に当日を迎えてほしい。
そうすれば必ずや繰り上げ合格であっても合格を手にすることができるであろうから。



2004年01月23日(金) きりたんぽ鍋

すっげーつまんなかった鍋、たった二人で。
とゆーか、せっかく子どもたちにも食べさせようと思って作った「きりたんぽ鍋」
私は「きりたんぽ」が大好きなんですよ。
夫は好きではないの。

好きでない人と一緒に食べても美味しくないわけで、ちょっと食べたらなんだか腹がいっぱいになってしまった。

子どもたちは・・・。

息子は学校から帰ってくるなり公園へ行き、5時半に帰ってきて宿題をやりながらリビングの床にうつぶせになって寝てしまった。

娘は過去問をやってもらいたかったが、うだうだ言いつつやったのは1教科(国語)だけで、5分休憩したら次をやると言いながら、気付いたら自分の部屋の床でまた毛布をかけて寝ていた。

風邪ひくからベッドで寝ろ、と、いつものごとく折り畳みベッドを開き、寝るように言った。

そして子どもたちはいくら起こしても昏々と寝ている。から返事だけ。

今日やった過去問は、2月の2日か3日で第一志望校が決まった場合、4日に受ける学校の分だ。本当はこの学校と併願したかったんだけど、受験日が2日も重なるので断念したのだった。でも過去問は苦手な社会も6割以上塾で取ってきたし、今日やった国語も7割取れていた。

ああー、なんかやんなっちゃうよなあ。

志望校の過去問が危なくて、併願のほうがなんとかなってる。

あと少し、あと少し頑張ってもらわないとー。


きりたんぽは、やっぱり「ごぼう」「鶏肉」でしょう。
でも、夫は鍋に「ごぼう」を入れると泥臭いから嫌だとか。

それからなんたって「くずきり」でしょう。
これを忘れてもう一度買いに行ったくらいなんだからっ。
やっぱり「くずきり」が無きゃ、「きりたんぽ」たるもの語れない。

それから「セリ」でしょう。
私は「セリ」が大好きで、「三つ葉」とか「大葉」とか、あの辺の野菜が大好きで、

またここにきて「お前は泥臭い野菜が好きだよなあ。」と。

だから私にとって「きりたんぽ」は大好きな野菜のオンパレードで幸せ気分になれるのだ。

忘れてならないのは「きりたんぽ」の主役自身で、「ちくわぶ」好きの子どもたちも好きなのは当然のことなのだ。

そんなわけで、私の「きりたんぽ」は、なんだか尻切れトンボで終わってしまった。
翌朝、子どもたちは朝ご飯として「美味しい、美味しい」と、喜んで食べるのであった。

それだけが救いだったかな。



2004年01月21日(水) 喧嘩したくないのに

一体、何度夫と喧嘩すればいいのだろう・・・、と思う。

あと11日・・・。

娘は今日学校で茶碗などを作ったらしく、残った粘土を持って帰ってきた。
自分のものに限らず、友だちの余りもあちこちから寄せ集めまたこれで作れる、と喜んで帰ってきた。

今日は塾が休み。
塾が休みの日は過去問をやることにしている。

が、彼女は粘土のことで頭がいっぱいである。
そして過去問をやり始めたであろう娘は、気付いたら寝ていた。

私はパソコンに向かって仕事をしていた。

それにしても静かだ。
左後方に座っているであろう娘の姿はなく、トイレにでも行っているのかと思った。

それにしても静かだ。

トイレを見ると電気はついておらず、娘の部屋をみると床で毛布をかけて寝ていたのだった。

唖然とした。

こんなところで寝たら風邪ひくじゃないか。
なんのために手洗いだうがいだと言っていると思っているんだ。
うたた寝して風邪ひいたのでは話にならない。
バカすぎる。

「眠いならベッドの上で寝なさい。」

「寝てない、寝てない。勉強する。しなきゃ。するのーーー!!!」

「そんなときにやってもちゃんとできるわけないでしょう。眠い時は寝なさい。寝て目が覚めたらやりなさい。」

「嫌だ。嫌だ。やるのーーーー!!!」

ふらふらしながら部屋が出てきてやろとする。

しかとして娘の部屋で折り畳みベッドを広げる。

「今やってもちゃんと解けるわけないでしょう。そんなの答え合わせするの嫌だよ。
この前だって寝ぼけてやってボケボケの答え書いてたでしょう?」

併願校の過去問だ。
今までボケボケの答えながらも合格点は達してきた。

だが今日のボケかたでは話にもならないだろう。

娘はなんだかんだうだうだ言いながら、

「やっぱりママの言う通りに寝る。」

「ああ、いい子だ。紅茶でも飲んで寝なさい。そしたら少しして目が覚めるから。」

少しぬるくなった紅茶を飲ませる。



夕方5時半、娘が起きてくる。

「ママの言う通りだ。寝たらすっきりした。」

過去問を始める。

夫が帰ってきて過去問が終わった頃にご飯の支度をして出す。

ビーフステーキ、ほうれん草サラダ、もやしのおひたし、アボガド、ねぎとろ納豆。

それぞれ山盛りにお皿に乗っているのに見事に無くなった。
すごい食欲だなあ、いつもながら、うちの家族・・・。

8時半、娘は粘土で遊ぼうとする。

夫が「何してるんだ。今そんなことやる余裕があるのか!」とまくし立てる。

これ、こういうことを言ってほしくないんですよ。

何度言っているの。
今はもう言ってくれるな、と。

私が甘すぎる、とか、性格が悪いとか、今更に遅いとか、うるさいうるさいうるさいっちゅーの。

今まで勉強なんて見てこなかったくせに今の時期になって言う資格なんてないはずだ。

今この時期にあーだこーだ言ってほしくないんだ。

受験に失敗したらいくらでも言っていいから、失敗したら私のせいにしていいから、
だから、お願いだから、今は私に任せてくれないか。

今はただ穏やかに当日が迎えたいのだ。

「一日中同じことなんてしてらんないよ。四六時中勉強しろなんて無理な話だよ。」

「やってないじゃん。俺はこんなじゃなかった。」

「パパはそんなじゃなかった。でも、あの子はパパじゃない。人それぞれ違うんだよ。
私はあの子を壊したくない。今壊れたら間違いなく落ちるよ。今までやってきたことがパアだよ。
そしたら私たちのせいだよ。」

「違うね、あいつのせいだよ。自分のせいに決まってるだろ。」

「違う。私たちのせいだよ。
今まで私に任せてきたならあと11日、黙って見ててくれないかなあ。」

必死だった、とにかく必死だった。

夫が娘を怒鳴れば怒鳴るほど、私が狂いそうになる。

このままでは私が壊れてしまう、と告げた。

ひどいことも言った。

何もしてこなかったクセに、とか。

夫は「誰のお陰で塾に行けたと思っているんだ。俺が働いて金ひっぱってくるからじゃないか。」と言った。

そんなのはわかってるよ。
そんな次元の話じゃないんだ。

「パパが頑張ってるのもわかってる。
とにかく今は黙ってみててほしいだけ。
パパとの間に挟まれて自分が壊れてしまいそうだから。
取り返しのつかないことをしてしまいそうだから。
とにかく今は黙ってみててほしいだけ。

それより・・・」

と、下の子の話を持ち出した。
今は下が気に入られているんだ。

下の子は朝ご飯を1時間もだらだらと食べている。
その結果、朝練も遅刻する。

昨日は夫の目もあって遅刻せずに行ったが、私の言うことはきかない。

夫は下の子を大声で呼び、
「お前が一番下手くそなんだからな、下手くそなお前が遅刻してどうする!」
と説教していた。

下の子に矛先が変わってホッとした自分がいた。

娘の解いた過去問をチェックする。
簡単な問題ちょんミスボコボコだったが、7割は取れていたのでヨシとする。

9時15分、45分思いっきり粘土で遊んだ娘は気持ちがすっきりしたようだ。

夫は既に寝ていた。

ちょんミスを確認する。
もう一度解かせる。
汚い字で計算するためにおきたミスばかりだった。
いつも言ってるが、また散々言うことになる。
計算はきちんと読めるように書きなさい。
後で見直しもできるように、だよ、と。

国語については「言葉を知らなさすぎるなあ」とつくづく思う。
本を読んできたはずなんだけどね。
子どもっぽい本ばかりだかなかなあ。

反省、反省。



2004年01月20日(火) 不安だらけ

あと少し、あと少し、とにかく健康に当日を・・・と願うばかり。

娘は毎朝30分早く起きて、勉強するわけではなく「なわとび」の練習をしている。
来月半ばに学校で「なわとび大会」があるので、それの練習のためだという。

息子は学校から帰ってくるなり「なわとび」を持って公園へ行く。
野球も教えてもらったりして毎日楽しく過ごしているよう。

子どもは元気に外で遊ぶのがいいのだけど、風邪ひきさんが多いので心配な面もある。
早く受験が終わってほしいという気持ちと、まだ受験まで準備ができていないという不安と、いっぱいいっぱいだ。

併願校の過去問の15年度,14年度をやらせ、6割以上は取れていた。
だが第一志望校の算数2回目については、1回目よりもできなくなってしまっていて、
中には16点とか18点とか、声を荒げてしまいたくなる結果だった。
答え合わせをしながら、どうしてそういう答えになったのか聞き、もう一度確認してごらん?
とやらせると単なる計算ミスばかりだった。
なぜ「わり算」ができないのだろう。
下の子だってできるくらいの簡単な計算を間違うなんて。
どうして「写し間違い」をするのだろう。
そんなことばかりで嫌になってくる。

本人は間違いに気付けば自分に腹を立て、私にもひどい態度をとる。
部屋にこもり大声を出してみたり物に当たったり、私はストレスがたまってくる。
なだめる元気も、励ます元気も、使いたくない。
夫はそんな娘をみて、性格が悪すぎる、と腹を立て、床を叩く。
夫のこぶしが壁へ床へドンドン・・・と、無意識のように連打が続く。
「それ、怖いからやめてくれるかなあ。」

私は娘と夫に挟まれ、精神的にいっぱいいっぱいになっていく。

洗面台で顔を洗う。
深呼吸する。
目をつむる。
私の中のストレスのやり場。
頭の中の私は、家の中をめちゃくちゃにし暴れ回っている。
家具を壊しまくり、本を投げつけ、フライパンも鍋も醤油も壁に投げつけている。
頭の中の私は、すべてをめちゃくちゃにしたがっている。
頭の中の自分と、身体を動かす自分が、触れたがっている。
頭の中の自分でもない、身体を動かす自分でもない自分が、
「物を壊したらお金かかるよなあ」とか、「取り返しつかないよなあ」とか、「それでいいわけないだろ」とか、「きっと今だけだよ」とか、涙がつつー、つつーと流れてきて、今度は泣き続ける。
なんで毎度毎度こんなこと続けているんだろう。
疲れた、疲れた、疲れた、疲れた、本当に疲れた。

人は30分怒りを我慢できれば平気なんだと。
テレビで言ってたよ。

そうやって30分、自分の気持ちを静めていく。


日曜日朝、娘が塾に行く時にバッグにピカピカの鉛筆が入っているのを見つけた。
その鉛筆は、N研マークが入っている六角形鉛筆。
3本入りケースが3つ、合計9本だ。
受験当日に使おうと決めて話し合った鉛筆だ。

今日は受験日かい?

なぜ鞄に入っているのかい?

娘は私の質問に腹を立て怒って出て行く。



夕食前、娘は笑顔で帰ってくる。

何か忘れてないかい?

鉛筆のこと。

受験の時に使うための鉛筆なのに、なぜ今日入れて行ったの?

「持って行きたかったから。」

なんのために?
誰かに見せたいから?

「なんとなく。」

なんとなく?

(殴っていい?)
(蹴っていい?)

(そういう気分だよ。)

(でもできない。)

(この気持ちをどこにぶつければいい?)

ねえ、今使って、受験前日に鉛筆が無かったらどうするの?
受験前日に買いに行くの?
おかしくない?
あなたのやってることおかしくない?

「ママが管理すればいいじゃん。」

(そう、私が管理していた。でも、彼女が管理するっていうから、彼女の机の中に入れたんじゃん。)

(自分の気持ちを静めたいから、丁寧に削ってしまっておいたんじゃないの?)

・・・もう今朝取り上げたんだ。
・・・私が管理する。

本当に性格悪いね。

「ごめんなさい。ママ。もうしないから。」

もう聞き飽きた。
ごめんなさい。
もうしない。
そう言って同じことを繰り返す。
本当にもうしないで。

受験が重大なイベントだということがわかっているのかわかっていないのか。


消しゴムもハンコ作ったりしてすぐボロボロにしちゃうし、絵を描いたりして汚くするし、
シャーペンもすぐ壊しちゃうし、鉛筆なんて2日で1/3位に短くなっちゃうし、
絶対書いてるより削ってるほうが多いと思うんだけど!


今日、娘は「合格てぬぐい」を持って帰ってきた。

まず両親がメッセージを書いた後で提出すると塾の先生たちが書いてくれるというもの。

N研代表者Tさんのメッセージもそこにあり、室長、クラス担当、教科の先生たちのコメントがあった。

理科の先生からは「あなたの理科なら大丈夫!」というメッセージも添えてあった。

クラスの中でこのメッセージが入っていたのは自分だけだった、と、得意気に話していた。

私は「よかったね。」と言いながら、本当に大丈夫なのかよ、と思う自分がいる。
先生が大丈夫って言うなら大丈夫なんだろう、と思いたい自分もいる。

「ねえ、社会はどうなの?」

「よく頑張ってるね。って誉めてくれるよ。」

「国語は?」

「ふつーだったり、よかったり。よくできてるねって言われる時もあるし、何も言われない時もある。何も言われないってことはふつーなんじゃない?」

「算数は?」

「誉められる時もあるし何も言われない時もあるから、まあふつーだったりよかったり、ふつーかなあ。」

「塾では毎日テストなの?」

「うん、ずっとプリントしかやらない。」

「(パーフェクトな答案用紙を見て)塾のテストでは計算ミスしてないのにねえ。過去問では計算ミスだらけは、どうしてなのかなあ。家と塾とだと違うの?」

「家でやると緊張する。」

「家のほうが緊張するの?受験は公開模試と同じだから大丈夫だね。緊張しないみたいだし。公開模試だとできるものね。」

「そうかなあ。」

「まあ今ミスしてる部分はできるようにしていかないとね。」

「うん、わかった。」

娘のNバックにも塾の同じクラスの友だちからのメッセージが綴られていた。
今度は他のクラスの子にも書いてもらうんだと言っていた。

受かったらいっしょに行こうね!

というメッセージ。

いっしょに行けるといいね。
本当にそう思っている。

友だちもみんな合格するといいね。



2004年01月13日(火) 近況報告

すっごく仕事が忙しくて、年末年始も仕事三昧。
もちろん嫁の仕事もそこそここなし、実家のキッチンの大掃除を手伝ったりした。

久しぶりに日記を書くので、近況報告も兼ね。

まず、上の子は相変わらずマイペースで、受験生らしく勉強勉強といった感じはない。
勉強時間は、塾にいる時間が増えた分増えたが、それ以外はいたって普通で、
塾から帰ってきても一緒にテレビを見ていたりする。

本来なら親が注意して見せないようにすべきなんだろうけど、
塾の休み時間の15分間では夕食分のお弁当を食べきれない娘、
帰ってきてからお弁当の残りと家に用意してある夕食とを食べるのである。
その間、テレビを見ながら食べることになるのだ。

最近で言えばコトー先生(スペシャル)も観たし・・・。

娘はいたってマイペース。
変わってきたのは周りである。

私もしかり。
願書を書くことで夫と喧嘩。

ちょっとしたことで夫は腹を立て怒りをあらわにする。
そして私はそれに腹を立てる。

子どもの勉強を見てやるわけじゃない。
説明会に行くわけでもない。
それなのに文句だけ言われるなんてたまらない。
喧嘩になる。
夫も夫なりにいろいろ考えているのもわかるけど、考えているだけでは何もしていないのと同じなのだ、私にとって。

もうこの時期にきたら、本人の性格がどうとか、日常生活がどうとか、言ってる場合じゃないだろ、と思うのだ。

本人だって頑張っている。
大晦日まで塾に行き、1日2日だけ休みで3日からはまた朝から晩まで塾なのだ。
一日9時間も塾にいて勉強する、それだけでものすごいことだと思う。
家にいるときくらいだらだらさせてやりたいとも思う。

それを横から「勉強したのか、復習したのか、それじゃあ受からない。」とか、そういうことは一切言ってほしくない。
静かにしていてほしいのだ。

そんなことばかりじゃないけど、すごくすごく私自身も敏感になっているのだ。

冬休み中、娘の社会の成績はめまぐるしく上がってきた。
今まで100点中10〜20点台しか取れなかった娘が、6割以上取れるようになってきた。

12月の学校説明会で、かなり具体的な問題内容が明らかになり、それを塾の担任の先生、教科の先生に伝えた。
特に社会科の先生は、自宅に電話を下さり、
「社会科の点数を伸ばしてあげられなくてすみませんでした。」
と謝ってくれ(決して先生のせいじゃないのに)、
先生のほうでその学校に受かるためのプリントを作成してくださる、とのことだった。

それから娘の社会科バトルが始まった。
ノート一冊、出るであろう問題が載っている他の学校の過去問を先生が探してくれ、娘がそれを解く。
娘が書いた答案の横のページ(1ページ)に、先生がびっしりと赤ペンで添削を入れる。
答えだけではなくてそれに関連したこともいろいろ書いてくれてわかりやすい。

「これだときびしいな。」
先生は娘のノートを見て考え込み、今度はもう少し易しい問題を、と探してくれ、娘が解く。
またそれを先生が添削する。

先生が独自で娘用に作ってくれたプリントを解く。
そして先生が添削する。

娘自身もわかっていた。
自分が社会ができないから、社会科の先生が特別に頑張ってくれているということを。

娘ともう一人、社会が弱い子は、先生に呼ばれて独自のプリントを渡されるらしかった。

娘は家では、社会科ばかり勉強するようになった。
というか、社会しかやる時間がなくなった。
宿題をやるだけで時間が過ぎる感じだった。
夜の12時過ぎまでやり、寝かせるのが大変だった。
もう少し寝かせてやりたいと思い寝かせ、
電車の中でも社会をやっているようだった。

そのせいで、合格直前模試というのも、娘にしてはそこそこの点数を取ってきた。

娘は言った。
「今までの勉強の仕方が間違っていたことに気付いたよ。
ただ覚えようとしてもできないんだよね。」
散々言ってきたはずなのに、娘はただやればいいとやってきただけだったのだ。
娘自ら身体で覚えたってことだろうか。
今頃になってこんなことっていうくらいちっぽけなことかもしれないけれど、
気付いてよかったね、と思う。

第1志望校の過去問は一通り終わった。
合格している年もあれば、不合格の年もある。
不合格は合格点に10点ほど足りないものだった。
その10点はなんなのか、娘に復習させた。

国語は60点以上取れる。算数は半分取れれば合格できる。
合格,不合格のボーダーは、漢字と算数のケアレスミスだ。
とくかく取れるところで確実に点数を取る、だ。

理科はほぼ満点を取れる。
問題は社会で、当初は1/3くらいしか取れなかった。
万が一、理科ができなかったとしても8割は取れると計算すると、
社会で1/2取れれば確実に合格できるから頑張れ、と言っていた。

冬期講習に入り、他校(中堅校)の過去問も6割程度取れるようになってきた。
あともう少し。

さて、娘と平行して下の子(息子)のことも考えていた。
息子も上の子と同じ学校に行きたいと言いだしたのだ。
娘の合格も決まらないうちに、下の子の受験も準備もしなければならない。
息子は今度4年生、4年の授業は2月からスタートするからだ。

6月のオープンテストはギリギリ入塾の許可をもらった。
だがその後、立て続けに2回落ちた。
入塾資格点数の半分も取れなかったのだ。
息子はクラブ活動を6年まで続けていきたいと思っている。
そのためには娘と同じように本科生としてやっていくのは無理。
個別を考えていろいろ探し回ったが、引き受けてくれるところがなかった。
息子は国語ができない。文章が読めない、書けないのだ。
読解力はあるので読んでやれば娘より的確に答えられる。
まだまだ幼稚で、自分で本を読むことができないのが難点なのだ。
だから塾のテストなどは、長文を読んでいるうちに終わってしまう。
そこで、まずは、娘のときにしていたように、寝る前に私が読んで聞かせることにした。

とにかく、個別は無理だと言われてしまったら、何がなんでも入塾のレベルに達するようにさせるしかない。

入塾資格はなくても冬期講習はお金さえ払えば受けることができる。
上の子と同じ塾の冬期講習に申込み行かせることにした。

テキストは上の子と全く同じものだった。
テキストが同じということはテストも同じようなものだろう、と、
国語の授業の日は帰ってから国語を、
算数の授業の日は帰ってから算数を、
社会、理科、と、それぞれのテスト、上の子が受けたものをやらせてみた。

社会と理科はほぼできた。

その上、復習させた。

そしてなんとか理科と社会が満点近く取れたお陰で、かろうじて4科目、入塾のラインに達した。

個別を、と考えていたが、まずは週3日、行ける限りの日数で本科生として通わせることにした。

行けない日は家で私が教えることにした。

今、私の中では上の子の受験と、下の子の入塾とで頭がいっぱいいっぱいである。
上の子の受験料の振り込み、出願・・・。
そして2月1日,2日。
2日が本命。
2日で決まればよいが駄目だったら3日、それでも駄目なら4日、それでも駄目なら5日、それでも駄目なら繰り上げ合格待ち。
それでも駄目なら公立中学校に行くことになる。
滑り止めは受けていない。
1日校が合格して2日校が落ちた場合は、ひとまず1日校の入学金は支払うことになる。

2日or3日で本命校が決まれば、4日に思い出受験をすることにしている。
思い出受験といっても、レベルは受ける予定の2校とさほど変わらない。
文化祭などで本人が気に入り併願したかったが、第1志望校の日程上、断念せざるおえなくなった学校である。
第1志望校もしくはこの学校、と考えていたが、ダブル出願による繰り上げ合格のメリットにも頼りたかったので、12月になって最終決定したのである。

最後の模試では、3校とも80〜90%合格の学校ではあるが、当日何があるかわからない。
6年の平均偏差値でみるとちょうど合格者の平均くらいだろうから。

とにかく健康で当日が迎えられるよう、それだけである。

息子の受験を考える上で、娘の昔のテスト結果を出してみたのだが、気付いたことが1点あった。
娘はもともと理科ができた。国語と算数は真ん中くらいだった。社会は最悪だった。
結局、6年の今の時期になっても同じだったということ。

社会の6年の平均偏差値は37だった。
国語と算数の平均偏差は50弱、理科の平均偏差が50ちょい。
特に国語の公開模試なんて、偏差値20以上も上下していた。

結果として4科目では偏差値40前半となり、4科目判定校での受験はきびしく、併願をあきらめたところもある。
途中、何度も2科目にしようか考えた。しかし、理科が伸びてきたので、4科目のままきた。
2科目,4科目選択制のところは、4科目生にとって有利になっている。
4科目生は2科目での判定もしてもらえるし、それで駄目だった場合に4科目でと2度チャンスがある。
今現在は4科目でよかった、と思っている。

「絶対にまちがえるな!」「二度とまちがえるな!!」
先生からのコメントが書かれた答案用紙。

6クラス中、下から2番目だったけど。
毎回毎回テストで席が上下し、ずっとよかったことなんてないけど、
最後の模試はクラスで2位だったと喜んでいる。
「落ちる気はさらさらない」と本人。
その裏でプレッシャーで押しつぶされそうになることもわかっている。

最後まで、あきらめずに、頑張ってほしい。


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