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ニュージーランド旅行記、合計180KB。
それを全部PCに打ちこんだおばかさんの戯れ言。
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2005年09月06日(火) おまえらも見やがれサマータイムマシンブルース

1ヶ月ぶりの更新。

映画「サマータイムマシンブルース」(Summer TimeMachine Blues・以下STMB)を見た。

この映画は以前から『L magazine』で紹介されていた影響もあって気になっていた。
で、先月末に本屋に寄ると、この映画の小説本があったのだ。

何のためらいもなく文庫本を買う自分。いいねこの感覚。

ちなみにこの作品は“ヨーロッパ企画”という劇団のようなものが
2001年に初公演を行い、2003年に今作の監督となる本広氏が大絶賛、
即映画化という経緯をたどったという形だ。
ノベライズ化は映画化より後の話でまず原作ありき、なのである。

STMBに関しては、俺は文庫本を見てから映画を見る、という順序になった。
映画を見る時には、既にオチというか結末を知っているのである。

なので、素直な映画のみの感想ではないかもしれないので許してほしい。


まず何はともあれ、世界観の設定。
大学のシケた研究会に突如現れたタイムマシン。
前日に壊れたクーラーのリモコンをタイムマシンを使って
壊れる前に取りに行くという、ショボさ全開の発想。

もうこれだけでワクワクドキドキ。

話が進んでゆくうちにどんどん「?」な点が
解明されていくのはとても気持ちが良い。
(俺は文庫本を見てたので、映画で初めて見て理解出来たかどうかは不明だが)

野球をしに行っている間、風呂で時間をつぶしている間、そして現在と過去がぶつかりあった時の対処。
「何言ってんだこいつら?」という疑問が映画を見終える頃にスッキリしていることがすばらしい。

ただ、時間進行の関係上、伏線を置きすぎの印象がちょっと残念。
しかしこれは、二度三度と見られる要素になっているとも思える。


SF研究会のメンバーのうち、映画で一番印象が強いのは間違いなく蘇我。
後輩ゆえ、好き勝手なことばかり言われ
果てはタイムマシンの実験台にされてしまう。
その後にケチャ(野放しの犬)をタイムマシンに乗せてみようという話になり
「ボクが乗ったあとに動物実験って…」という台詞がツボだった。
「オマエやってみろよ」「いやいやイヤですよ」のやりとりが最高。

しかしながら、見てて不思議だなと思った部分は
「お前らも来い!ズッコケ3人組」のくだり。
3人は必ず甲本や蘇我たちが追ってくることを信じて
空のタイムマシンを移動させたのか?…と。
彼らが来なかったら永遠に20日に戻れないはずなのに。
(たぶん“そこまで考えてなかった”という説明で済みそうだけど)

また、
「ハリキリスタジアム」「サトラレ」「シルバニアファミリー」
「ドラえもんの世界観」「少人数で球技」という
感覚が理解出来る人にはすごく面白いと思う。
逆にこれが分からん人には…どうだろう、理解出来ないかも。

舞台版を知らないからなんともいえないけど、
映画版に関しては『サマータイム・ブルース』は一切関係ありませんでした。


個人的なチェックポイントは「未来人参上!」。

とりあえず近いうちにロケ地訪問をしてみたい。


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