■日々コレ精進ナリ■
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ニュージーランド旅行記、合計180KB。
それを全部PCに打ちこんだおばかさんの戯れ言。
その一覧はトップページにあり。
世間ではサッカーワールドカップが始まったらしく、一緒の宿にいる韓国人がトーナメント表を張り出していた。それはさておき、今日も引き続き取りまくり。特筆すべきことはないかも。
−−−−−−−−−−−−−−−−− この日はWEB日記を重視しました。↓
==(05/31)I cannot see Japanese on the web at the moment== 今のところ、日本語をWEB上で見ることができません
I'm in Tauranga. 今俺はタウランガという所にいます。 Here is 90,000 people city. ここはおよそ9万人が住んでいます。
But! Everything is more expensive than South Island. それにしても…全てが南島に比べて値段が高いような。 Net surfing is 9$/hour. ネットサーフィンが1時間9$なんですよ。 9$!!! It is more expensive than watch movies! 9ドル!!映画を見るより高いなんて!
So,I can't send mail on Japanese. なので、日本語でEメールを返すことが出来ません。 if you send me E-mail, もし私にEメールを送るのなら Please add to write on HALF-SIZE English. 半角のアルファベットを付け加えて送ってくださいな。 (It is enough to RO-MA ji) (ローマ字でもOKですよ)
JAPANESE(日本語にて)
Tonikaku,ima ha mattaku to itte iihodo NET SURFING ga (とにかく、今は全くといっていいほどネットサーフィンが) dekinai joutai desu. (出来ない状態です。) 1 jikan 9$ ha takasugiru yone-! (1時間9$は高すぎるよねー!!) 1 nichi 5$ de shokuji wo sumaseyou to omotteiru ningenn ni (1日5$で食事を済ませようと思っている人間に) totte, 9$ ha takai nodatta. (とって、9$は高いのだった。)
NORTH ISLAND ha jinkou ga ooi karananoka yoku wakaranai kedo, (北島は人口が多いからなのかよくわからないけど、) naze ka bukka(PRICE) ga takai.nande?yappari AUCKLAND no eikyou wo (何故か物価が高い。なんで?やっぱりオークランド{最大都市}の影響を) ukete iru nokana? (受けているのかなあ?)
ima ha,KIWIFRUIT PICKING no oshigoto massaichuu. (今は、キウイフルーツ・ピッキングのお仕事真っ最中。) demo,mousugu shuuryou rasiikara, tsugi no shigoto wo (でも、もうすぐ(季節が)終了らしいから、次の仕事を) sagasanaito ikenai... (探さないといけない…) 1 nichi 50$ kurai sika kasegenai si,okane ha zenzen tamarimasen! (1日50$くらいしか稼げないし、お金は全然たまりません!)
Thank you for reading my diary and news(?). 日記とニュース(俺報告)を読んでくれてありがとう。
2002年05月30日(木) |
キウイフルーツ取りマシーンに変身 |
さあ、初仕事!予定より1時間遅れて10時開始。初日からしんどいと後が辛いし、丁度いいかも。10人ほどグループを組んで一緒に作業を行う。グループのうち車を持ってる人がいるのでその車に同乗して宿から20kmほど離れた場所まで行く。これはかなり近いほうらしく、下手すると車で1時間くらい行かないといけない所もあるらしい。
服装は、Tシャツにズボン・雨具・軍手・帽子・サングラス・そして昨日買った長靴。やっぱり長靴(12$)はかなり役に立つ。今持ってる山歩き用の靴は200$もするし、無駄にしたくはなかったからな。
いよいよ作業に取り掛かる。歩合制で賃金が支払われるので、みんな速い速い!チンタラやってるようじゃほかの人に迷惑がかかるのだ。今いるメンバーは13人。どれだけの箱を何人で取ったかを計算するので、遅い人は他の人と同様にお金をもらえるくせに足を引っぱる、ということで嫌われてしまう。俺が遅れをとるわけにはいかない!が、初めてやるのにうまくいくはずもなく。
2mくらいの高さから実が成っていてそれをひっぺがして首から提げたカンガルーが持っているような袋に入れていく。この単純作業を2時間半×3。今日は10時からだったから2時間半・2時間・2時間のトータル6時間半。12:30に昼飯でおよそ1時間休憩、そして4時間働き、17:30に今日の仕事終了。
予想では今日だけで50$前後?何個くらい取ったんだろう、1万個くらいは絶対取ってると思う。けど、腕がだるいわ、袋に入れると果実自体の重さで腰にくるしで、明日の筋肉痛は必至だな。
今日も天気が悪いのでピッキング中止。ゆえにやる事なし・・・寝る。
2002年05月28日(火) |
運命の再会というほどでは |
昨日言っていたバーベキューパーティの参加は、やっぱりおこがましいので行かなかった。地元の人には「そんな事気にしなくていいさあー」と沖縄弁混じりで言われそうだが。そんなワケで「パーテー」には出席せず、Taurangaの町まで送ってもらってキウイフルーツピッキングに必要な道具類の買い出しに出掛ける。
まずは近くの図書館に出向く。インターネットが出来るので値段を聞いてみるとなんと1時間10$!2時間の映画より高いってどういうことよ。しかもAucklandの5倍の値段。こりゃしばらくネット封印かもしれないな。宿に置いてあるパソコンでもインターネットが出来て1時間5$と、図書館の半額なんだけど日本語が書けないどころか見ることすら出来ない。この環境は俺にはキツイなあ。
改めて図書館の中を歩いていると、見たことあるな…という日本人の女性を見る。過去のいろいろな事を思い出していたら、Christchurch・Te Anau・Queenstown・Wanakaと何度も会ってる人だった(仮にAさんとしておこう)。もう会うことは無いだろうってサヨナラしたのに、うわ!向こうもビックリしてた。俺はこの後いろいろ買い物に行く予定なのでどうするか、とAに聞くと「昼にバスが出るからそれまでヒマだ」というので俺の買い物に付き合ってもらった。
目的のモノは、傘・長靴・軍手・防塵マスクなど。雨は引き続き降っているが、空は青い。北島に着いてから“キツネの嫁入り”だっけか?それがずっと続いてる。まずは近場で傘を購入してから、少し離れたThe WAREHOUSEまで歩いて行く。長靴(gumboots)を15$のところ12$で購入。『NOW10』というNZオリジナルのCDを買いたいがガマン。今は買ったところで聴ける環境がないから意味ないし。それに3ヶ月後には安くなってるはずだから。実際、今年1月に発売されたChemical Brothers『Come With Us』が発売当初30$だったのが今は18$になってたし。
で、一緒についてきてもらったAは今日Tauranga YHAを離れるらしく、荷物を取りに行かなければならないとのことで、そこに行く。俺はやっぱりVisitor's Bookをチェック。島を移ってしまったからか、知らない名前ばっかりだ。北島だけを巡る人もけっこういるらしいからな。こっち(北島)にトランピング目的で来るような人は少ないようで。サーフボード持ってる人なんかもいるし。その後マクドで食事して、Aのバスを見送って、ひたすら町中歩きまわって、スーパーにも寄って、ハガキも買って、宿の迎えを待って、16時に戻る。
夕食の際に思ったのだが、俺は料理の腕がまったく上がっていない。後退はしていないけど、なるべく食器を使わないとか保存のきくとかそんな程度の知識じゃなあ…。
2002年05月27日(月) |
親切なのか?Intercity(インターシティ)よ |
北島に着いて以降、全く良い天気に恵まれていない。誰のせいだよ!
目的地へのバスが13時に出発するので、昼過ぎには日本人経営のラーメン屋さんに寄ってみた。味は…ま、この地で食えると思えばマシなほうかな。
その後バス出発。さて今日はフルーツピッキング(キウイフルーツ)の目的を果たすべく、Taurangaまで移動する。途中止まったThamesテームズでも腹ごしらえをしたら、そこからは案外あっさりと到着してしまった。
今日はあらかじめ宿を予約していたのだけれど、そこは中心部から少し離れている。そこで運転手が妙に気を利かせてくれて、その町外れの宿の近くで降ろしてくれるというのだ。俺の予定ではまず中心部まで行った後、宿に電話してそこの車で迎えに来てもらうつもりだったのだが…。
まあいいや、ってことで降ろしてもらう。が!少し遠いよ!!300mくらい歩いたよ。途中雨に降られちゃったよ。かなり濡れちゃったよ。俺が乗ったIntercity(インターシティ)は大型バスゆえ、わき道に入ってくれないから好きになれないな。小さいワゴン車を利用するようなバス会社(?)はDoor to Doorといって大抵はその目的地のドアの前まで送ってくれるというのに。
今回の宿、Bell Lodgeに歩いてたどり着くと、オーナーに「車を出す手間がなくて済んだ」とか言われるし。手続きを済ませると、宿のほうの手違いで大部屋に入れないという。まったく、こっちの人は何かと楽観的だなあ。
仕方なく別の部屋にしてもらうと、なんと、シングルベッドとダブルベッドの3人部屋!「はい!?」度肝を抜かれてしまった。どういう意図でこんな部屋を!?さっぱりわからん。これなら普通のシェアルームと変わらんではないか。
いろいろ聞いていくうちに「順調にいくと明日からキウイフルーツを取る仕事が出来るかもしれない」という話をきく。ただ天気が悪いということで明日は中止らしい。そこでグループでバーベキューのパーティをするらしいが、俺はいきなりそんな場所に行って馴染めるんやろか?やばーいよ。
2002年05月26日(日) |
せっかくだから田舎暮らし希望 |
今日は俺の女友達の結婚式、しかーし出席せず(当たり前だ)。でも男友達はほとんど呼んでないらしいからいいんだけどな。俺が結婚式する時は女友達も呼ぼうと思ってたのによ!ていうか俺は果たして結婚でき(略)
それはさておき、今日もAuckland市内を歩いて周る。が、Christchurchのように無料のシャトルバスは存在せず、バス代も少し高いため疲れる。電車が走っているらしいのでAucklandの駅へ向かおうと思うものの、地図を持ってきてないしどこにあるか全然わからないので途中で断念。
なんちゃらBayで海を眺め(とはいっても工業船ばかり留まってる)、久々にMcDonald'sで食事をとるが前から思っているようにポテトが少ない。ホント少ねえ!
以前は最大都市のAucklandですら日曜日に営業する店はたいへん少なかったらしい。だが近年のグローバル化の影響もあって曜日関係なしに開いている店が激増したようだ。田舎では休日休業の習慣はまだ続いているけれど、これもいずれ徐々に浸透していきそうな雰囲気がある。個人的には広がってほしくないと願うけれど…。
1時間で2$(約130円)のインターネットカフェで2時間ほど時間をつぶしていると「これじゃほんと日本でやってるコトと変わんないな…」と思うようになった。俺にはやっぱりAucklandは合わないのかも。ただ、始めにこっちに来ていたら考えは全く違っていて、夏に山歩きに行こうなんて思わなかったかもしれない。一度しか発行されないワーキングホリデービザっていうのはよく出来たシステムだと思う。
社会に出ていない恐ろしさ、それを逆に強みに生かすことが出来るか。尻込みしてるようじゃ進歩はないね。
2002年05月25日(土) |
無能な人はどこへ行けばいい |
次の目的地であるTaurangaタウランガへの移動が(都合上)確実に月曜日以降になった今、出来る事は「Aucklandを楽しむ」ことだ。ただ、今は俺一人で行動している。ここは一人で来る場所ではないような気がする。街を歩けばカップルだらけ、こりゃChristchurchの比にならん。まあ日本で考えると比べるものが違うけどそれなりに遊べるものがココは揃ってるしね。
んで、まあ今日はひたすら中心部を歩きまわっていたワケだけど、昨日の昼間に比べると混雑具合はわりとマシになっている。けれどやっぱり人は多い。2$のサングラスをつけて軽く顔を隠しつつ行動(あまり必要性は感じられないが)。
昨日同じ部屋に泊まっていたChristchurch出身の兄チャンに「仕事探せる場所が中心部にあるよ」とこちらでいう職安のようなところを教えてもらったものの、その住所にそれらしき名前のところは見つからず。ウソか?いや、でもウソを言う必要は全然ないしな。たぶん住所を聞き間違えたんだろう。とにかく、歩いても歩いても満足できないくらいに範囲が広い、やってられん!
途中インターネットの安いところに行ってWEB日記更新して、図書館にも寄って、ゲーセンにも寄って…ってこれじゃ日本帰ったほうがよっぽどイイわっ!などと思いつつも夜になる。
YHAに戻ってキッチンへ行ってみると10人くらいの日本人がそこに集まっていた(話している言葉が日本語だった)。みんなで分担して料理を作ってるみたいでなかなか豪勢なモンを作ってる様子だった。すると、YHAのスタッフのおばさんがキッチンにドタドタとやってきて、「あなたたちはここのお客さんじゃないでしょ!今すぐ出て行きなさい!!」とすごい剣幕で怒り、その10人くらいを調理中にも関わらず中断させ、すべてキレイにさせ出て行かせた。おばさんスゲエパワーだぜ!!
しかし…。
こんなツマンナイことで日本人全体のイメージを下げてしまうのは誠に「情けなか!!」(なぜか九州弁)。おいどん情けなくて涙出そうですばい。もし、これで日本人全体締め出し食らったらどう責任取ってくれんだテメーら!?と“お前らカッコ悪いよ・情けないよビーム”を浴びせてやりました。効いちゃいないだろうが。ほんとにバカヤロウ。今すぐにでも俺が立ち去りたいくらい恥ずかしかった。彼らは日本人というイメージを持たせていることをしっかり判っているんだろうか?いや、わかってないからこそああいう行動が出来るんだろう。
ふと思ったのだが、こういう都心部に集まる人たちっていうのは、便利さを求める以外に“自己責任から少しでも逃れたい”という人が多いのではないだろうか?と。ニュージーランドの人口は400万人弱。一人にかかる責任は重大だ。選挙の「一票の重要さ」と置き換えてみるとわかりやすいと思う。田舎に行けば1万人以下の集落なんてザラにある、それゆえ一人ひとりの存在が非常に大切になる。
そういう、個人の大切さからみんなは逃げてるのか?と思ったりもする。俺が何回も思うことのひとつに「俺なんか別におらんでもええやん」というのがある。そういう考えから逃れたいが為に人口の少ないここに来たというのもあるかもしれない。ただのコジツケかもしれないけれど。
“俺だって出来ること”は未だ見つかる気配すら無いけど、焦っても見つかりゃーしないサッ!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 気分がよくない状態で書きこんだ日記はこちら↓
==Aucklandって誰でも住める街だね==
はい、ということで昨日ニュージーランドの最大都市、Auckland(オークランド)に 到着いたしました。
それにしても、アホほど人います。 で、日本食をはじめとするいろんな国々の料理屋さんが増殖中らしく、 なんか、今までのニュージーランドのイメージを覆されたような気分です。
Aucklandに一年居たという人の話をけっこう聞くんですけど それって、スゴイの?と思ってしまう。 ま、価値観それぞれだから文句を言うつもりはないけど、 同じ国に来てるのに、することって人によって全然違うんだなーと思い知らされましたわ。
今は都心部にいるのでPCもいじることが可能ですが 月曜日からは、田舎(かも)に移動なのでほぼ封印?かな。 知人が俺と入れ替わりにTaurangaという人口8万人の町にすでに居たんですが、 彼は日本語でメールを返してくれませんでした。日本語が書けないらしい。
ということで、再びバカ英語もしくは読みにくいローマ字になる可能性大です。 ご了承を。
=今日の単語=
Domestic
形容詞「内部の・国内の」 昨日Christchurch−Aucklandの飛行機に乗りましたが、 この単語が使われていました。 決して台所用洗剤ではないので。 え・・・ドメストってあったよね?
2002年05月24日(金) |
最大都市への移動は何かと疲れる |
5月10日に南島一周を終了させてから2週間、何もしていなかったワケじゃない。仕事探し(土産物屋・日本食レストラン除く)もしたけど成果は全く上がらず、ヘコんだままで北島へ移動することにしたのだ。しかし、ことごとく仕事を断られるというのは精神的にかなり堪える。
ま、そういう事で北へ移動なんだけど決して南島が飽きたからというわけではない(少しはあるけど)。俺にはまだ“収入を得る”という重大な目的があるからなのだ。1週間前から飛行機を予約してさあ出発。
飛行機に乗るのは半年ぶり2度目(小型機は除く)。2回目ゆえ、前回(初めての渡航)の感動を思い出してしまう。急激な上昇、はるか下に見える地面、雲の上を飛ぶ豪快さ、などなど色々思い出しているうちに、初めてChristchurchに着いてからホストマザーに会った時の安堵のような、更なる緊張だったりとか、そういう事まで思い出してしまって少し涙が出そうになった。「おいっ、まだ折り返し地点!」と自分に言い聞かせ、機内で出る昼食をとったあとわずか1時間強でAucklandオークランド到着。
市内はあいにくの雨。空港から中心部まで走るバスに乗って市内に出る。ひとまずYHAに行って1人分を予約しようと思ったら満室との返事。なんでだ…?人気があるのか?単純に人が多いのか?隣のYHAに移動して3泊すると言ったものの、こっちは一泊あたり1$高い22$。う・・・高いな。仕方ないから66$も払ってしまう。残金をそろそろ本気で考えないといけないからイチイチ値段に敏感になってしまってる。そんな自分が少しイヤ。
荷物を置いてひとまずオークランドの中心部へ。今日泊まってるYHAも充分中心部と言えるんだけど、さらに繁華街を目指す。
・・・ナンデスカ、ココハ。
Christchurchでもアジア系が多いなー、そういう店も結構あるなー、と思っていたのにココはもはや人類総ひっくるめ!!そんな感じだ。南島のド田舎で一人たりとも見ることなかった人種が、一歩一歩進めるたびに見えてくる。それに車。信号を守らざるをえないくらい車通りがすごいのだ。こんなトコロに3泊なんて大失敗かもしれないな…。
余談だけど、とある人が日本語の『大和魂』と書かれたTシャツを着ていたのだけれど、よく見たら『魂』(たましい)ではなく『塊』(かたまり)と書かれていた。『大和塊』(笑)
さて、明日から大移動です。 ニュージーランドでのワーキングホリデー生活第4幕、もうすぐ開始。
過去の文を見返してないから重複してる部分もあるかもしれないけど とにかく南島(Christchurchを拠点とする人口およそ90万人の島)から 北島(110万人都市のAucklandをかかえる全人口のうち70%を持つ島)へ 行ってしまいます。
しかし、ニュージーランド最大都市、Aucklandには長期滞在する予定は 今のところありません。 ではどうするのか?
金稼ぎ。
とはいっても・・・ニュージーランドで本気で「稼いでやる」なんて 思う人はかなり少ないでしょうな。時給7$ですから。 1$=60円だから・・・420円。やってられませんな。
ということで、今の持ち金が減らない程度にがんばろうと思います。 では、行って参ります。
=今日の単語=
shoulder
名詞「肩」。 身体の「肩」だけでなく、 道路の「路肩」でもこの単語を使うことを今日初めて知る。
「私だってわかるような単語ばっかり出すな」とか言わないで。ね。
2002年05月22日(水) |
日本の土地を踏まなくなって半年。 |
スーパーでコーラグミを買ってゴキゲンなエイジですどうも。
さて、今週金曜日から半年の間踏みしめていたSouth Island(南島)を離れ、 North Island(北島)へと旅立つことにしました。 目的は簡単に言えば仕事探し&北島旅行ですな。
それゆえ、再び毎日更新は途絶えます。
うーん、なんて不安定な管理人なんでございましょ。
というより、俺はなんでここに来てまで毎日のようにネット接続してんだ? と自問自答してみる。答えは出ませんが。 働かねば。いよいよ残金もヤバいんでね。
今、『NOW 10』というコンピレーションアルバムが発売されていて (たぶん日本では発売されていないはず)、 俺のワーホリ生活の大半を占めた音楽が詰まってて、買うかどうかをためらってます。
=今日の単語=
present
名詞「贈り物」・名詞「現在」
この2種類の意味が存在する単語は要注意。 時々presentと言われて「え?この人何か俺にくれるん?」と 素で勘違いするダメ人間。
2002年05月21日(火) |
食費を一日“5$”で済ませる方法 |
ニュージーランド生活が半年を経過し、 自炊生活も4ヵ月を経過したんですけど、未だ料理の技術は上がったとは思えないエイジです。
で、題名の「“5$”で済ませる」という趣旨なんですけど、 ニュージーランドでは楽勝です。 以前から言っている1$=100円感覚。 これでも正直余裕で暮らせるのに、それが今は1$=60円ですから。 半年前は1$=52円だったから少々腹立つけど・・・。 人間の価値観というのはオソロシイものです。
で、その5$の内訳。 朝は1$前後のパンと1.5$の牛乳を3〜4日もたせる。 それプラス何かしらのモノを足す(卵とか、たまにはピザなんかも)。
昼は基本的に朝のパンを使ってサンドイッチを作る。 塊のソーセージが2$くらいで売っててそれは毎日使っても1週間はもつ。 レタスも一玉2$弱。これまた毎日食っても一週間では食い切れない。
夜は、昨日も綴った、お米500gが80セント前後。 たまにヌードル使うけど、それも3個1$、安い時は5個50セントもアリ。 そして野菜炒めを作るとして一日平均すると50セントくらい。
計算はしていないけれど、絶対5$は切ってるはず。
家計簿つければイイんだろうけどね。 そこまでしたらホンマに主婦になってしまうのでやりません。 やりたいけど。
=今日の単語=
North Island
名詞「北島」。 俺の状況の場合は、当然ニュージーランドの北側の島(北海道に似た形のほう)を指す。 Visitor's Bookで何度か「三郎」と付けている人を見ました。 つまんないのにカブりまくりです。
2002年05月20日(月) |
よくわからないスーパーマーケットの逆転現象 |
最近は2日に1回スーパーマーケットに足を運んでいるエイジでゴザル。
で、ようやく品揃えも理解してきて、 今日は米を1kg買おうと思い(普段は500gを買っている) 売り場まで足を運ぶと、妙な事実に気付く。
「なんか高いような・・・。」
大抵俺は500gの米を79セントくらいで購入しているんだけど、 1kgのそれを見ると1ドル65セント。
お気づきだろうか。 なぜか1kgのほうが高いのである。
79+79=158
なんて、小学生でも出来るような足し算なのにね。
これは、米だけに及ばない。卵にも通用するのだ。 SIZE6(一番小さな卵)の6個入り(1/2dosen)は1ドル60セント、 同じサイズの12個入りは、3ドル35セント。
あら。
6個入りのほうがお得じゃございませんか。 なんでこのような逆転現象が起こるのかは、原因不明。 他にもありそう。
大きめのスーパーマーケットでは、いろんな種類のリンゴが量り売りされてるんだけど、 それぞれに値段が違う。けれど、ある一つの種類のリンゴが特売セールをやっていれば 他の似た形をしたリンゴも同じ値段になる可能性アリ。 特売=99セント/kg、通常の似たリンゴ=2.49ドル/kgであろうとも。 これはレジ員の見分ける力によるモノだぞ。
というわけで今日は Fuji リンゴを安くで買いました。
主婦街道まっしぐら。
=今日の単語=
dozen
名詞「12個」形容詞「12の」。 同じネタを掘り返したくはなかったけれど、 やっぱりどうしても日本語の「ダース」の由来が気になって気になって仕方がない。
2002年05月19日(日) |
日本語ガイドブックの偽善性 |
昨日ガムを長時間噛みすぎて分解してしまいました。エイジです。
現在、俺が持っているニュージーランドのガイドブックは 『地球○歩き方』(伏せる場所違う)と『Lonely Planet』(以下ロンプラ)。 このロンプラは英語で書かれているもので、いろんな国のが存在してます。
それにしても、この『歩き方』、日本語で書かれた本の中ではかなりの 情報量であることは認めるとしても、それにしてもショボい。 ロンプラを手に入れて以降は、ほとんどといっていいくらい見ていない。
で、昨日同じバックパッカーズに泊まっている人に 『○るぶ』というガイドブックを見せてもらったんですけど
ナンデスカ、コレハ。
ガイドブックっていうより「広告!」じゃないですかコレは。
載っている地域が北島に限れば Auckland,Rotorua,Taupo,Wellingtonだけ。 俺がこの後行こうと思っているTaurangaという人口3万人くらいの所は 全体地図の名前にすら載ってない。
「とにかくお前ら金出しやがれ」的なメッセージ丸出しでびっくりしました。
こんなガイドブックで来る日本人が多いので 「これだからfXXkin' Japaneseは・・・」とか思われるんだな。 よーーーーーーーーーくわかりました。
そういう意味もあって、最近英語の文を読めるようになろうと思った次第。 大半の大学論文は英語だって言うし。
ということで、世界各国を旅行していこうと考えてる皆様。 最低限、その国の言葉が読めるくらいにはなって欲しいモンです。
=今日の単語=
expensive
形容詞「(値段などが)高い」。 これの対義語は何か?といえば大半の人が「cheap」を出すと思いますが このcheapという意味は「安っぽい」という意味が含まれるので 「budget」という言葉の方が好ましいようです。
2002年05月18日(土) |
ニュージーランドの5月下旬 |
こんにちは。 昨日、史上初我がサイトを“ニュージーランド”という検索単語で 来てくれる人がいてくれました!感謝感謝! それと同時に“つボイノリオ”で来た人もいるようで、様々な人がいるもんだ。
さて、いよいよ冬間近になってきたということで先日 中古の服屋さんに行ってきました。 日本だと「古着」なんてある種のファッションかもしれないけど こっちでは、単純に使い回し。 安くで売られております。
パーカーが8$、薄手のジャンパーが14$、 ダッフルコートが28$といった感じ。 意外と使えるぞ!確かに生地がチビてたりしてるけど・・・。
しかし、金銭感覚がボロボロです。 スーパーマーケットで3$の洗剤を見て「高っ!」とか思ってますからね。
しみったれになって帰ってくること必至。
=今日の単語=
NZ
ご存知、ニュージーランドの略。 この字を左に90度傾けてください。 ほら、また
N Z
って見えるでしょ。だから何だ。
2002年05月17日(金) |
STAR WARS -EPISODE II-〜Attack of the clones〜見た |
昨日、アメリカでスターウォーズの最新作が上映されまして、 ここニュージーランドでも同時公開。字幕つける必要無いし。
でー。前に見たEPISODE 1がいつだったか忘れたけど 今回は意外な人物が大活躍!ストーリーはあえて言いませんが、 アナキン・スカイウォーカー君、思春期真っ最中です。ヤバイです。 少年時代とはずいぶん顔が違います。当然です。髪型もちがいます。 ま、オススメ度から言わせてもらえれば EPISODE 1を見た人がコレ(2)を見ないのは“モグリ”だと断言しましょう。
やっぱりジャージャーおもろい顔ー、今回はカゲ薄いけど。 そして、C-3PO君今回もブッ飛んでくれてます。
で、今回の敵なんですけど(敵ではないかもしれん、俺の語学力の無さ怨むべし)、 あの役者たぶん「マオリ」なんじゃないかな? どうも違う人種という意味でマオリを持ってきたような、そんな感じ。 英語はすごい流暢だったけど。
なんだかんだ見ごたえはありましたよ、およそ140分。
こういう事言うのって、単に先に見たからという自慢をしたいだけ。ププ
=今日の単語=
juice
名詞「果実飲料」。 どうも英語の意味では日本の「ジュース」とは若干意味が異なる模様。 だからといって、青色地のTシャツに
“ジュース。”
とだけ胸に書かれても困ります。笑いをこらえるのに必死でした。
(この日は一切書いてないのでナシ)
2002年05月15日(水) |
日本人の名前をAlphabetで表現 |
はい、コンニチハ、Eijiでございます。
ところで、日本語というのはやはり特殊な言語で、 海外で日本語を入力するというのは至難の業。 で、基本的知識として日本語をアルファベットに変換すると
あ=a い=i う=u え=e お=o
という風に学校で教わってきましたが これ、英語圏の人達にはこの日本人の常識が通用しない様子。 すなわち日本人の非常識。
例えば俺の名前"Eiji"ですが、これ海外の人には読む事が難しいようです。 大抵の人は「イィジ?」とかそんな感じ(カタカナなので少し違うけど)。 なぜなら、英語には"either"だったり"eight"という発音があるので 一概に伝えきれないという。 しかも、NZではKiwi Englishというものが存在するので、さらに難解に。
じゃあ俺の名前はどうすれば実の名前に近い発音になるのか?といえば
“Aigi”
なんです、これが。 これで英語圏の人はエイジと読んでくれます。 不思議ですねー♪
ちなみに、"ou"発音も伝わらないようで。 コウイチとかヨウコとかね。 その場合は"u"をはずすんです、と。
"ou"といえば、英語を話す人は"out"とか"foul"とか思い浮かべるので “オウ”と発音する人は普通いません。
まあ、実際母音といえばa,i,u,e,oしかないから 他の表現は難しいんですけどね。とにかく「エ」の発音が難しいみたいです。
2002年05月14日(火) |
「みやげ物」について一筆論じたい |
現在仕事探し真っ最中ですが、一向に良い風は吹きそうにありません、 季節外れのエイジです、こんばんは。
えぇ、俺も選りすぐりをしなければ結構簡単に仕事は見つかるのではないかな、と思うんですが・・・ いかんせん俗に言う“ジャパレス(日本食レストラン)”と“みやげ物屋”には 興味がありません。 まあその大きな理由というのは以前の日記でも述べましたが。
“みやげ”に関してはもう一つ言いたいことがありまして。
「『みやげ』はみやげ屋で買うから『みやげ』なのか!?」
ということであります。 まず基本的に、俺はみやげ物屋という存在が好かない。
「はーいこれが日本に持ち帰るための『おみやげ』でーす買ってね〜」
アホかおのれは。 本来そういうモノなのか『みやげ』というヤツは?
例えばどこかの公園に落ちていた不思議な形の石を見つけたとしますわ。 これを持ち帰れば充分すぎるくらい『みやげ』でしょ?違います?
だから 「これが『みやげ』だ買いやがれ」という商品は俺は大嫌いなんですよね。 その地で特徴のあるモノなんかが見つからなければ仕方なく買うということは ごくたまーーーーーーーにありますが。 それは、ほぼ不可抗力に近い。
そういう『みやげ物』嫌いの俺ですから、 そんな店が繁盛するために手を貸すなんざ意味ナシ! 無駄無駄無駄ァ!ジョジョ三代目!って感じですよ。
パック旅行のオジサマ&オバサマお相手かぁ・・・泣きそう。 先日までの南島旅行でも、個人旅行してるたくましい中年夫婦何組か見たしなぁ。 そういう人をむしろ相手にしたい。
これってわがままですか?
=今日の単語=
trilogy
名詞「三部作」。 ご存知「Lord of the Rings」は 映画では3つに分けられますが、3作品ではありません。誤解なきよう。 それにしても2作目のサブタイトル"Two Towers"なんて、 言われるまでテロのことなんか思いもつかなかった。 被害妄想が強すぎですよ。
2002年05月13日(月) |
ムネオハウスムーブメントに伴う日本人の才能 |
まあ、こんな場所でこんなアホみたいな事に盛り上がってるのは俺くらいのもんでしょう。 ムネオハウス=アシッドハウス。
どうやら、現時点でおよそ160曲が公開されているらしいんですよ。 どこから出てきたのやら。 はっきりいって、これは金稼ぎの目的ではないはずなんでそれが160曲。
そのうちハイクオリティなモノは一部ではあるけど(一部石野卓球参加とか?)、 金稼ぎ目的でどれほどの才能が逃げているか、ということがよく分かる・・・。
大抵の人は名前を出さずに世に出してます。
なんていうか・・・。 今ある日本って何なんだろうって本気で考えちゃいます。 天下りがまかり通り、ザル抜けだっけ? 法律をうまくくぐり抜ける術を知っている人が世に出て来るとでもいうか。
本来能力のある人がパソコンの前で名を伏せて表現するという現状。 うまく言えないけど、そういう現実があって日本はインターネット人口 全世界第三位なんでしょうな・・・。(普及率はNZよりも低いけど)
=今日の単語=
employ
動詞「雇う」。 雇われるほうの人、"従業員"は「employee」 雇う側の人、指導員、かな?は「employer」ですね。 今この言葉ばっかり使ってる。
2002年05月12日(日) |
海外に来てまで日本人社会へと |
再び葛藤の日々が始まりつつある。
仕事探しである。今回は更に住まい探しもひっついてきてるので 面倒さは今までの最高レベル。(まあそれでも大したモンじゃないが)
で、今一番気になっていることは 「日本人相手のお仕事か否か」ということなんだけど、 ワーキングホリデー制度が始まって17年 今や日本人のいない場所はニュージーランドには無いように思う。
よって考えられる形態は
「日本人経営の店で各国の人々の相手をする」 「日本人経営の店(orオフィス)で日本人のみの相手をする」 「ニュージーランド人経営の店で日本人その他の相手をする」 「ニュージーランド人経営(というか運営)の農場で人を相手にしない」
の大きくわけて4つに分けられるかな。
まあ、俺の中では前者2つは範疇にありませんが。 だって、なんでここに来て日本人社会にもまれないとダメなの? それをするくらいなら、俺は日本に帰ります。
明日月曜日、本格的にいろんなところに顔を出そうと思う。 うぁーメッチャ嫌やー 誰か通訳してや。
=今日の単語=
Golden Week
和製英語「黄金週間」。 当然、日本以外では通用しません。 あえて英語で言うなら "Long-term holiday"ってところかな?
2002年05月11日(土) |
■日々コレ─■の今後。 |
えー、旅の間、バックパッカーズやらユースホステルに置いてある 「Visitor's Book」に沢山俺の名前を書き込みました。
そのホステルの名前を今ここで紹介しましょう。
・Swagger's B.P.(Oamaru) ・Southern Comfort B.P.(Invercargill) ・Te Anau YHA(Te Anau) ・Purple Cow (Wanaka) ・Franz Josef YHA (F.J.) ・Global Village B.P.(Greymouth) ・Kainga-Ra YHA (Greymouth) ・Trip Inn B.P. (Westport) ・Nelson YHA (Nelson) ・Kaikoura YHA (Kaikoura) ・Christchurch Central YHA (Christchurch) ・Foley Towers B.P.(Christchurch)
以上。 今改めて見返すとかなり恥ずかしい文章かもしれないけど、 後で自分自身で見に行くという意味を込めて残しました。 うわー見るのコワッ!
で、現時点でNZ生活がおよそ半年、経過しました。
はっきりこのサイト、存在意義ってあんまりナイんですよね。 特にワーキングホリデーで来てる人を対象にしてるわけでもないし、 情報源を発信しているわけでもない。
じゃあ、なんでこうやって更新してるかっていうと、 やっぱり誰かしらに「ガンバッテルンダヨ!」ということを 見てもらいたいのかな。自分でもよくわからん。
まあ、少なくとも閉鎖はないと思います。 よほどの誹謗中傷を食らわない限りは・・・ね。 こんなヘンピなサイトをいじめようなんて人はいないだろうけど(笑)
=今日の単語=
house
ムネオハウス。 ごめんなさい。名詞「家」です。 ただ、House Musicというものも存在してまして、 これ名前の由来がよくわかんないんですがたぶん “家の部屋の中の音響が丁度良い音楽”なのかな・・・と。 drum'n bassも好きですが、drill'n bassというジャンルも好き。
2002年05月10日(金) |
44日のブランクを経て。 |
ついに、Christchurch到着であります。 さっそく、ここに着いてしたことといえば、
MUNEO HOUSE(DJ MUNEO)の曲チェック。
いや、マジでこのmovementはおもしろいですわ。 実際クオリティ高いし、かなりハマってますよ。 ただ、地方のインターネットカフェでは、音楽聞けるほど設備整ってないんです。 よって、ここに戻ってきて、再び聴いておる、と・・・。
全然進歩ないねえとか言うな(泣)
で、これからの予定はというと・・・。 この一週間、ここで仕事探しに時間を使おうと思って。 で、もし見つからなければ北島に移動!!
はっきりいって、資金がヤバイんですよ。 残り、15万円+1500$くらいしか残ってないから、 仕事しないと1年丸々居ることが出来ないということに。
よし、この一週間が今後半年を決めるぞ!俺!きばれ!
でもムネオハウスムーブメントに呑まれてんだよな、あはは。
=今日の単語=
staff
名詞「従業員」ですね。スタッフです。 これまた似た単語"stuff"に要注意。 ホステルに置いてるVisitor's Bookに、この二つの単語を 混同して使ってる人が多いこと。
2002年05月09日(木) |
人間の少なさに涙した日 |
今日は南島最後の移動。
バスを待っててもヒマなので、町のほうへ出てインスタントくじ購入。うおー!5$当たり!当選額は低いけど、確率はかなり高いぞ。
16:00発のバスで1ヶ月半ぶりにChristchurchへ戻る。なんか…とんでもない場所に戻ってきたような気がした。昨年11月、初めてニュージーランドに入国したすぐの時は「これで南島最大の都市か!?」と思ったもんなのに、今は「クライストチャーチ、でけぇ…」ですわ。慣れっちゅーのは恐ろしいもんで。
さて、ここで泊まって43泊、南島一筆書き完了!
早起きせねば!──アザラシを見るために意気込んだものの、目覚めるとなんと7:20。なんて太陽に素直なのかしらワタシ。身支度と朝食を済ませ8時出発、いざ半島!
Kaikoura Peninsura(半島)は周囲15kmほどの小さな半島。そのうち5〜6kmがウォーキングコースとして利用されている。干潮時にしか利用出来ない場所もあるゆえこの時間に歩いているというわけだ。
意外にあっさりアザラシ発見。D.O.C.曰く、10m以内に近寄らないように忠告があったのでそれをしっかり守り写真に収める。さらに進んでいくと、いきなり「ガー」とほえられる。真横にアザラシがいたのだ。お前らもっと存在感出せよーアホー。
いろんな鳥も見受けられるし、少し偏りのある動物園並みかもしれない。途中会った人がやたらパシャパシャ写真を撮っているので何があるのか聞いてみる。「アレだ」と言われてその先を見てみたら…無数のアザラシ達がたわむれているのだ。圧巻。今までアザラシなんて間近で見ることすらなかったのに、ものすごい数のそれは筆舌に尽くしがたいものがあった。
帰り道は違うコースをたどって町に戻って砂浜に行って軽くボーッと過ごす。なんとなく南紀白浜のような雰囲気がした。
YHAに戻ると、何やら日本人男女2人がいたが話しかけなかった。なぜなら彼らはダブルルームに泊まっていったからだ…。独り旅してる俺に対しそんなヤツは不要!去れ!(笑)
2002年05月07日(火) |
ハリーポッターでもよかったか |
これからKaikouraへ向かうが、バスは13:30発なので近くの映画館で5$セールをやっていてそれを見に行く。NZでは、たいてい火曜日に映画代割引セールを行っているのだ。
5$といえば…日本円で考えてしまうとわずか300円だ。見るやつは『The Shipping News』(シッピング・ニュース)。あらすじを辛うじて知ってるくらいだったので、内容はほとんどわからなかった。驚くほど英語を聴く力が身についてないわ。本気で英語を話せるようになりたい!って思いが薄いんだろうな。日本語の表現の素晴らしさに感動してるくらいだから。
筋がわからず終了、あーぁこれでまた日本に帰ってから見る映画が増えた。近くのTHE WAREHOUSEで"Lord of the Rings"の第一章"The fellowship of the rings"の本を購入、15$で当然英語で書かれてある。早速読んでみるものの…30分かかって1ページ進む程度だ。しかも理解できてるかどうだか。この本400ページ近くあるし、読むのにどれだけかかるやら?
次の目的地Kaikouraカイコウラへ。YHAを予約したがVisitor Informationから遠い遠い…。送迎可能なバスだったから重い荷物を運ぶこともなく済んだけど、遠いゆえ、買い物で困った!しかもここは高いスーパーしか周辺にないしー!!
ひたすら今日買った本読みに没頭。しかし…3ページ進むのでやっと。序章中の序章だぞ!とにかく明日は海岸線の歩きだ。干潮時を聞いておく必要があったので、聞くと朝の7:30前後と夜の19時。うおーー早起きせねば!
−−−−−−−−−−−−−−−− 高いネット代払って更新した日記↓
==(05/07)Here is Kaikoura!!==
Today,I arrived Kaikoura. 今日、カイコウラに到着しました。 Here is about 180km north of Christchurch. ここは、(南島の中心)クライストチャーチから180km北にあります。
This week I'll back to CHCH!! 今週、クライストチャーチに戻るぜ! Ah...I have to find any jobs... えぇ…何か仕事探ししないと…。
Please produce anything for me!!(?) 何か俺にめぐんでください!(?)
Japanese(日本語にて)
Matashitemo,JAPANESE ga tsukaemasen. (またしても、日本語が使えません。) Iyoiyo,konshuu de isshuu shite simaimasu. (いよいよ、今週で南島を一周してしまいます。) oyoso 6 WEEK no tabi. (およそ6週間の旅。) Mijikakatta youna,nagakatta youna... (短かったような、長かったような…)
Korekara ha shigoto sagashi ni sei wo dasanakuteha... (これからは仕事探しに精を出さなくては。)
Ah,yappari mensetsu ha iya da--- X-( (あー、やっぱり面接はイヤだーーー(泣)
2002年05月06日(月) |
でしゃばってもいいじゃないか |
Nelsonを出発し、Blenheimブレナムに向かう。ここはワイン生産が非常に活発で、ぶどうの採取(ピッキング)アルバイトを募集しているところが多い──らしかった。これまた過去形で、募集は終了してしまったようだ。逃げ出すとか途中で辞めるという人がいなければ空きはないと…。
ならば!今日滞在しているKoanui B.P.でチャリを借り、Blenheimの町探索じゃ!ここはWestportより都会、いやGreymouthよりも上か。住宅地を走りまわっているとあるおじさんにあいさつされた。それだけなのに、なんかすごく心がなごんだ。
宿に戻るとアジア系の女性が一人キッチンにいる。尋ねてみると韓国の人。彼女は現在ワイン工場で働いていると言っていた。けれど俺はそんな事よりもその彼女が日中韓以外の人に見えたので「何処の国の人って言われたことある?」とものすごい失礼な質問をぶつける。
すると、やはり彼女はそれを気にしているらしくマレーシア人とかインドネシア人とかしょっちゅう言われているとのこと。俺ですら彼女タイ人に見えたからなあ…。
その後日本の人たちともキッチン横のテーブルに集まって話をしていた。前に述べたことがあるかもしれないけど、やっぱりこっちにいる人は皆それぞれに個性を持っていて魅力的だ。印象がダブる人なんてほとんどいない。日本では「出る杭は打たれる」とでも言うのか、でしゃばりとかそういうのって避けられるのかな。就職活動中、個性ってなんだろうっていつも思ってた。未だに答えは出そうにもないけど、少しでも自分の良さを見つけられたらな、とはいつも思ってる。
そんなことを考え、思いながら今日も真っ暗の夜空だ。寝よう。
2002年05月05日(日) |
都心部だから出来ること、出来ないこと |
何やら、日本では夏日(25度以上)を記録したらしいけど、こちらは相変わらず涼しい──というより寒い。今日もNelsonに滞在し、ひたすら外を歩きつづける。
「Miyazu Garden」という場所を見つけてそこまで行ってみると、なるほど日本庭園ふうの雰囲気が造られている。Miyazuとは、京都府北部の宮津市のことで、Nelsonと姉妹都市協定を結んでいるらしい。もともと日本の庭園というのは管理が大変だと聞いているので、ほとんど手が届かず草がボーボーだったりとそれほどキレイではなかったけど、趣はあったかな。
久々にEメールの整理を行う。今まで15分で2$とかバカ高いインターネット接続しか出来なかったから、ここぞとばかりにEメールを送信しまくる。メールくれてた皆様、長い間お待たせしましたぞ。
日曜だし特にお店も開いてないからLOTTOの店でインスタントくじを買ったら5$当たり。仕事のことに関してYHAの係の人に聞いてみると、リンゴの収穫期が終わりとのことらしく、今から探すのは無理があると言われ、あっさりあきらめる。あきらめ良すぎか…。
−−−−−−−−−−−−−−− そんな日のWEB日記はこちら。↓
==(05/05)あーくだらん日記は消せ!(えっ俺)==
ちょっと冒険心でエンピツのランダムジャンプ久々に使ってみたんです。 まー、見事なくらいにつまんないサイトばっかりひっかかりました。
「昨日は社員研修のヒマにケイタイでEメールしてましたね。」
そんなことをいちいちWEBスペース使って公開すな(泣)
で、役に立つかワカンナイし、他人にとってはそれこそツマンナイ本題。
何やら、小泉首相が現在ニュージーランドに来ていたとのコトらしいんですが。
なんせバックパック旅をしてると、テレビや新聞なんぞ読む余裕がないんですよ。 (じゃあ日記更新なんかしてんなよって言わないで、あー言わないで) いやまあとにかく、ネット上の新聞で見た記事によると、
「民営化された郵便事業があるニュージーランドを見習おうと思ったが 実際はあまり利用されてない事実に首相困惑」
とかそんな感じだったと思う。
確かに、ここニュージーランドには大きくわけて3つの郵便事業がある。
一つは国営事業である"NewZealand Post"、色は赤。 二つめはこれも赤基調の"FASTWAY"、 三つめは、俺も最近知った"Universal Mail NZ"だったかな。青色基調。
けれど、今まで俺が利用してきたのは全て"NewZealand Post"。 入国当初はそれしか存在してないと思ってたし・・・。
実際、郵便というものに関しては 『はがき/封書』『小包』そして『国別』 の差別化さえ出来てれば問題ないんじゃないかなー?と俺は思う。
どうでもいいけど、なんで船便なくなっちゃったんだよニュージーランドよ! 小包郵送、エコノミー便でも高いよ。
2002年05月04日(土) |
宙ぶらりん状態は体に良くない |
なんかここへきて目的を見失ってしまった気がしないでもない。
一通りのことはやってきたし、今から北島に向かうとしても、お金は足りないし仮に何かの仕事を探そうと思っても、俺の英語力ではどうしようもないだろうし。 どうも全てが中途半端なように思う。まあ1年の滞在可能期間のうちの半年が経過しただけだから英語力のなさを考えれば当然といえば当然だが…。しかし、それにしてもうまく同化できない。うまく表現出来そうもないけど、外にいても家にいても一緒のような気がする。結局周りの人間とどうしても馴染めなくて悩んでしまってる日本での自分が、ここに来て加速されただけのような。言葉が通じないゆえにさらにそれが進む。あーあ、何しに来てんだろ俺。
仕事出来るビザを持ってるのに仕事もせず、他人の話を聞いたら聞いたで「あーこの人はやっぱりスゲエな、所詮俺なんか…」と思い、堂々巡り…ワケわかんねえよチクショウ。
今日は、Center of New Zealand(ニュージーランドのヘソ)に行って、Abel Tasmanの広告やら見て1日終わりだっちゃ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 映画の話も綴った当時の日記はこちら。↓
==(05/04)映画は一体どうなっとるんだ!!==
さて、昨日は映画館なんぞに寄ってみたんですが、いよいよ 日本との比較ができなくなってきました。
邦題と原題との違いもあって、日本とNZ、どっちが早く上映されているのやら?
ちなみに、ここで上映されている映画は
「COLLATERAL DAMAGE」(6th dayに次ぐシュワ主演のハズシ作っぽい) 「ICE AGE」(CG。ネズミ?が主人公っぽい) 「AMELIE」(フランス映画。23歳のフランス女性の物語らしい) 「WE WERE SOLDIERS」(小説の映画化。メルギブソン主演) 「A BEAUTIFUL MIND」(ご存知オスカー受賞作、ラッセルクロウ主演)
など。今調べたところ、「COLLATERAL DAMAGE」は原題そのまま 「コラテラル・ダメージ」で意味もヘッタクレもなく上映されてるみたいですな。
売る気あるんか。
で、日本ではどうやら未だ「MONSTERS INC.」が人気らしいとか? なんか「Lord of the Rings」よりも上?アホかーーー!! まあジャンル違いなんでなんとも言えないけど・・・。 なんやゴールデンウィーク商戦とかで、子ども連れを狙ってんのかいな。 あー・・・なんでも稼ぎに走るそんな雰囲気がイヤ(泣)
よりによって、ホンジャマカ石塚&爆笑問題田中って。 ネタになってないぞ。
2002年05月03日(金) |
お仕事は探しませんよ |
"Paradiso"は確かに朝食もついてるしそれなりにきれいだし良いんだけど俺の感性に合わないだけの話だということで、朝からYHAに移動し、前日のチェックアウトの客よりも早く9:30にチェックインしてしまう。
荷物を置いた後、街並みを歩きまわる。まずは今までためた写真の現像、そしてそれをまとめるアルバムの購入、それから食料(ビールも)。貯金が減ってきたのでトラベラーズチェックの両替、で残り15万円+1,800$+クレジットカードに幾らか。
そういうことをしてからCounsil(カウンシル。役所…かな)へ。どうやらぶどう採りの仕事があるとか、ないとか。でもあまり本気で考えてない自分がいるので、詳しくは聞かなかった。この先向かうであろうBlenheimブレナムのほうがなんとなく仕事多そうな気がしたし。
それからも歩き回り、昼飯を食べにYHAに戻る。例外なくここでもVisitor's Bookを読み漁る。で、立ち上がると「ぐぅッっ!!」未だ筋肉痛がひどい。2日前からずっと太ももが痛む、年・・・なのか?
今日は散歩ばっかりで1日終了。Nelson Lakesでの無茶な山歩きが響いてるようだ。
−−−−−−−−−−−−−−− この日もWEB日記書きました。↓
==(05/03)やっぱりアジア系は見た目で損。特に男。==
ようやく余裕のあるネットサーフィンが出来るのでうれしいかぎりでございます。
さて、5月1日には私は山小屋にいました。 そこには「Visitor's book」というものが存在します。 これはそこの山小屋(Hut)に訪れた人が何泊する、何人グループで来ているか、 という事実を書くもので、まあもちろん一切書かない人もいますが、 基本的に書いてくれというコトになってます。
で、その日は一日滞在予定にしてたので、そのV.B.の訪問者の国別ランキングなんぞを 調べてたんですよ。(どんだけヒマやねんとか言うな)
12月末から、4月上旬までの総訪問者は、計算してないけど、およそ800人。 まあもちろん、トップはニュージーランドの人ですけど、以下、 イスラエル、ドイツ、U.K.、U.S.A.(Hawaii州の人もいた)、オーストラリア、オランダ、 そして日本です。実に8位。ちなみに9位はカナダだったかな。
都心部であれだけ日本人を見るのに、日本人たったこんだけですか!? と、ちょっとだけ疑問に思ったのであった。
いや、いいんですよ、都心部に集中するのは。第一俺も南島の中心地である Christchurchが好きだし。けれど、あまりに偏りすぎかな・・・って。 少しさびしく感じてしまいました。
ちなみに、意外なラインとしては、韓国人とスリランカ人が一緒にトランピングしてたという事実。
当然!!!!!中国人はいませんでした。いませんでした。いませんでした。
2002年05月02日(木) |
Nelson・夢と希望が渦巻かない |
朝起きると下半身と肩が痛む。やはり山歩きで無理をしすぎたみたいだ。今日は久々の(町でなく)街であるNelsonネルソンへ突入。途中のMotuekaモトゥエカもいい感じだったけど、Abel Tasman Track(エイベルタズマン・最も訪問者の多い国立公園)に行く気はないので通過する。15時ごろNelson中心部に到着したが、今日滞在予定の"Paradiso"の宿まではバスで送ってくれないようだ、うーむ…。
バスを降りて、10分弱ほど歩いてたどり着くParadisoというバックパッカーズは…
でかすぎ!落ち着かん。
こりゃ明日はYHAに移動だな(今までYHAでハズレというものを引いてない)。Nelsonはそれなりの街(南島4番目、6〜7万人とされる)で、大抵のスーパーマーケットやその他雑貨店は揃っている。Chrsitchurchではなくここを滞在地にする人が多いのもうなずける気がする。明日はここの良さを見つけることにするか。フルーツピッキングの仕事の件もあるしな。
ちなみに、今日からいろんな映画が公開された。中でもコマーシャルで印象に残っているのがシュワ主演の『Collateral Damage』。どうやら日本でも『コラテラル・ダメージ』という意味もヘッタクレもないカタカナ題名になってしまっているらしいが。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その時の時事ネタも含まれた日記はこっち。↓
==(05/02)お久しぶりの日本語だぁ!!!==
全然更新しない日記なのに、何人かの方が見てくださってて・・・。
まことに申し訳ない!!
久々にゆったりとネットを見てたら、 なんと阪神タイガースが首位を走っているですと!?うへぇ!? 17勝9敗1分で、そんな成績で、しかも昨日は負けたって??それで貯金8??
びっくりです。
近鉄は黒星先行だし、どうなってんだ。
ということで、現在私はNelsonという南島の北部の町にいます。 ここは南島で4番めに大きな市とされてます。 よって、久々に日本語で更新が出来る!
しかし!!あまりに書きたいことが多すぎて、 今何も書くべきことが思い浮かばない(泣)
あ、そうだ、昨日の日記に書いたことで、 「信号機」が見られる、とつづりました。
これ、どういう意味かというと 先月頭に寄ったInvercargillから今日いるNelsonまで、 西側の道には全く「信号機」が無いんです。本当です。
そして、おそらくNelsonからChristchurchまで、再び信号機は現れない模様。
どんな国だ!まったく。
うー、せっかく日本語で綴れるというのに、ロクな内容が浮かばないよーママー(泣)
追記(02年11月21日)
今年のプロ野球って全然面白くなかったなぁ… 情報全然入ってこなかったし、独走だったし。
2002年05月01日(水) |
もっとも長かった1日 |
関係ないがMay Dayである。朝起きると
「うわぁ・・・」
雨だ。とりあえず朝食をとりながら今後の予定を考える。
1.ここにもう一泊して天気が良くなるのを待つ。 2.無理矢理予定のコースを突き進む。 3.来た道を引き返す。
俺の性格からして2は有り得ないので、1と3で迷うものの結局「1.もう一泊」を選択。あー今日はヒマだなあ。山小屋には必ず置いてある訪問者名簿を見て思った。国別ランキングでもしてみるか、と。(結果は5月3日の日記(下部)を見てくらはい)
集中して調べていると、いつの間にか外の雨が雪に変わっていた!9時くらいからずっと降り続き、1時間も経つとあたりはすっかり一面真っ白になってしまった。これから行こうとしているコースはただでさえ危険性が高いというのに、雪となっては…。昨日の少し凍った路面のことを思い出す。雪がとけてきて翌日それが凍ってしまったら、景色を見るなどと悠長なことは言ってられない。
泊まっていた10人グループも俺と同じようにどうするか待っている様子で、彼らが進むようであれば俺も彼らと同じコースを進もうと思う。どうやら麓に下りるつもりらしく、俺が昨日歩いてきた道を逆に進むようだ。うーん…安全性を求めたらこれが一番の策かも。とりあえず雪もやんだし天気も良くなってきてるしな。結局先の選択肢の3番を選ぶことになる。
ということで、なんと12:30から今日のコース開始、ずいぶん遅い出発だ。一気に下り、川沿いの分岐点には4時間のところを2時間40分で到着。この時15:10。「ここまで来たからには一気に町まで戻っちまうか!」と思い軽く休憩を終えたあと行動再開。ちなみに、ここから別の道を行けば2日前に泊まれなかったLakehead Hutに2時間で着けるが…ここからおよそ4時間の道のりを3時間で歩けばちょうど日が沈む頃に宿に戻れる、と考えた。それプラス最後の1時間ほどは車道だからなんとかなる、と。
が、この“町に戻る”という選択は結果的に失敗だといえよう。雨が再び降り出したからだ。
雨具をまた着てひたすら歩く、歩き続ける。雨が降ってきて1時間後のおよそ16時、2日前泊まったColdwater Hutに着くが誰もいない。暗くなっていくのが18時前後なのでここで立ち止まるのも手だけど、この時間で誰もいないということはこの先誰かが来ることもなさそうで、俺一人ではあまりにも寂しすぎる。
小屋を離れ、目指すは今日の宿のみ!こうなると町まで立ち止まれるような場所はない。
ひたすら雨の中を突き進む。俺は過去の経験上雨音を聞くのが嫌いになっていて、フードをかぶると雨音がポツポツ聞こえてしまうので、かぶらずに歩く。もちろん頭はびしょびしょ、そのしずくが服の中に入ってきたりして、もうメチャクチャな状態。たぶん発狂していたと思う。「クソー!頼むから雨やんでくれーぇぇえぇ」とか誰に向かってでもなく言ってたし。
歩けども同じ道、そして雨。もはや半泣き状態で歩いていた。
かなり暗くなってきた頃、なんとかして車道に出てこられた。しかしここは本車線からスキー場へ行くための道なので車は一台たりとも通らない…この間が異常に長かった。時計を見るほどの余裕もなかったけど、1時間は余裕で歩いていたんじゃないかな。そうしているうちに日もほとんど暮れてしまって、懐中電灯を取り出す。
街灯ひとつない暗がりの道を一人歩く男、この状況は非常につらい。
そして、ついに明かりが見えた!本車線の分かれ道だ!!ここまで辿り着けたなら、あと3kmほどあるけどなんとかなるか…。けれどそれでも車が通らない。初めて来た車は反対方向からやってきた。懐中電灯をブンブン振り回し、その車を無理矢理止める。その車はトラックで、「反対方向だけどSt.Arnaudの町に行きたい、お願い!」と懇願すると運転手からOKの返事をもらい(やった!)、荷台に乗り込んだ。数分後の18:40、あっさりと宿に到着。この時ほど車の速さに感激したことはないかもしれない…!!運転手は「宿はちゃんととれてるかい?」と満室だったときの心配までしてくれて本当に嬉しかった。幸い宿は空きがあって無事に泊まれた。今までのズタボロの恰好から別人のようにリラックス。
途中で「俺は生きて帰れるのだろうか」と本気で思ったけれど、なんとかなるもんで。でももう二度としたくねえよ!
あとで計算したら、4時間+1時間+2時間+1時間で8時間の行程を6時間で歩いたことになるみたいだ。よくがんばったなー俺。心の中の最も長かった一日、ここに完結。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 無事に戻り、落ちついた時に書いた日記。↓
==My plan has changed.== 予定は変わった。
Now,I'm in St.Arnaud. 今俺はSt.Arnaudセント・アーナウドにいます。
Huh!?Where is that!!? はー?どこだそれ? Here is very very local town. ここはものすごい辺境地。 I cannot meet any other Japanese people. 俺は他の日本人を見つけられてません。
Next,I'm going Nelson. 次は、いよいよNelsonネルソンへ向かいます。 Wow! I can see "road signal"!! ;-) わー、やっと信号が見られる!!(笑)
Japanese...(日本語にて)
Yotei wo henkou shite,futatabi kita he mukaimashita. (予定を変更して、再び北へ向かいました。) Yotte, CHRISTCHURCH ni kaeru noha sarani saki no koto ni narimasu(^^;) (よって、クライストチャーチに帰るのはさらに先のことになります…) Hagaki okutte kureta hito gomen!!! (ハガキなど送ってくれた人、ゴメン!) osokutomo,saraisyuu niha CHECK dekiru to omou kara... (遅くとも、再来週にはチェックできると思うから…)
Hisabisa ni "TONKATSU TEISHOKU" ga tabetai zo. (久々にトンカツ定食が食べたいぞ。)
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