恋のさじかげん
れのん



 お風呂で。

お風呂に二人で入ることが当たり前になりつつある。
これまではずっと真っ暗な中、
手探りでお互いを探り合うような、
それはそれで怪しくやらしい入浴でしたが、
あることを機に、明るいお風呂で、
体などを洗ってもらうぐらいに、親密に?なった。
二人の関係は今のところ至極まっとうに親密。
彼はお風呂では、熱心に私の体を洗う。
時々、怪しく舐めまわすとか、
びっくりなこともする。
「このままどさくさにまぎれてセックスしてもいい?」
そうして後ろから挿入とか、できるぐらいに、
付き合いはじめの頃に比べると、
遠慮はなく、
恥じらいもなく、
ただ、感じてもらいたいそうな、、、。
そうは言っていても、私の手で、いってしまうのは彼だけど。。。
精液が出る瞬間を見るのも、
それが熱いことを知ったのも
彼とのセックスから。
私はもう27だというのに、何も知らなかった。。。

罪悪感の無いセックスは、快楽だ。
罪悪感の無い付き合いは、気楽だ。
そうして、また、彼は私に溺れ、
私は私で、彼のまわされた腕に寄りかかるのが幸せだったりする。

2003年04月21日(月)
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