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| 2005年12月09日(金) | 桃の匂いがする画像を届けて |
一週間前からあなたは入院しています。
昨日の午後、
病気が再発しているかどうかを調べる検査がありました。
午前中に届いたメールでは元気そうだったあなた。
検査の後は
麻酔薬でそのまま朝まで熟睡してしまうだろうと
書かれていました。
入院してからというもの
毎日１〜２冊のペースで本を読んでいると言うあなた。
病室宛に本を送りたいと言ったら、
「近くに本屋があるから自分で買うよ。
それより小夜子の画像を沢山送って。」
と言われました。
昨日、
検査が無事に終わるようにと
お守り代わりに画像を幾つか送りました。
熱いシャワーを浴びて、
全身をボディーソープで綺麗に洗って、
甘い桃の匂いがする
胸の画像を数枚送りました。
すぐにあなたから返信がありました。
触って…と画像に添えた私の言葉にあなたは、
と、わざと私を刺激するような言葉を並べました。
あなたからのメールを読んで、
私は少しほっとしました。
リスクの伴う検査に対するあなたの不安を
ほんの少しでも和らげることが出来たような気がして…
あなたはまだ
ぐっすり眠っていることでしょう。
窓の外が明るくなったら、
長い眠りから覚めたあなたに
おはようのメールを届けたいと思います。
0574 W.S.R
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小夜子
