Love Letters
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昨日の電話で、
来週までに病院から連絡があって
入院することになりそうだと
あなたが言っていました。
「退院したら、小夜子と行きたい所がある。」
その日はいつになるでしょう。
もしかしたら
来年になってしまうかもしれないけれど、
あなたにとって
退院した時に一番会いたい人が私であるなら、
いつまでも待っていられると思うのです。
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私は着ていたものを脱いで、
黒のキャミソール一枚になりました。
「横になってごらん。」
あなたが言いました。
私がベッドに横になると、
あなたはアイスペールから、
氷を一つ取り出して、
私の首筋に滑らせました。
おかしな感覚に
身体がぴくんと震えました。
あなたはキャミのストラップを降ろし、
私の胸を露にすると、
硬く尖った先端で
氷を小さく旋回させました。
「あ…駄目。」
気持ちよさに目を閉じると、
あなたは
片方の乳首を甘噛みしながら、
もう一つの乳首を
氷の縁で撫で回しました。
キャミソールを剥ぎ取られ、
氷を含んだあなたの唇を押し付けられた白い肌は
熱く濡れて…
冷たい氷で撫でられるほど、
私の身体の奥から
熱いものが
とろとろと溢れだすのでした。
あなたは冷たい指先で 「こんなになってる。^^」
あなたにその部分を
いやらしくかき混ぜられて、
素肌を滑る氷の感触と
あなたの指に熱を帯びていく感覚に
登りつめていくのでした。
意識が薄れるほどの
オーガズムを得た直後、
あなたのものが入ってきました。
明るい日差しの中で繋がることが
ずっと恥ずかしかった私なのに、
あなたの腰に脚を絡め、
悦びの声を漏らしながら、
貪欲にあなたを求めていました。
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2005年10月07日(金) |
レイトチェックアウト |
まどろみの中で
あなたに抱かれたので、
そのまま再び睡魔に襲われて
お昼近くまで寝てしまいました。
目が覚めたら、
あなたは既に窓際の椅子に腰掛けて、
煙草を吸っていました。
「お茶でも飲む?」
あなたが備え付けのティーバッグで
熱い昆布茶を入れてくれました。
この日は10月とは思えない
真夏のような暑さでした。
「チェックアウトの時間、延長しようか?」
あなたの体調があまり良くなかったこともあって、
午後もホテルで過ごすことにしました。
とりあえずお腹は空いていたので、
近くのスタバでアイスカフェラテとサンドイッチを買い、
お部屋のテーブルでランチしました。
いつもデートの時は、外出して食事することが多いので、
たまにはこういうのも新鮮で楽しいと思いました。^^
食事の後、
たっぷり時間が出来たので、
ベッドにあなたと並んで腰掛けて、
甘ったるいキスをしました。
何度しても、すぐにまた欲しくなるキス。
もっと
もっと
もっと…
私がこんなに貪欲になったのは
いつからでしょうか。
せっかくシャワーを浴びて、
新しい服を着て、
髪も綺麗に整えたのに、
また、あなたに滅茶苦茶にされたがってる自分がいて…
さしたばかりのルージュの色が
あなたの唇に移っていました。
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お部屋に戻って、
バスタブにお湯を張りました。
「一緒に入ろう。」と、
あなたが言ったので、
私が先に服を脱ぎ、バスタブに浸かっていたのですが、
あなたが来る気配は全くなし。(笑)
胸元に花の刺繍がある
淡いパープルのキャミソールと
両サイドをリボンで結ぶ同じ色のショーツを着けて、
バスルームを出ました。
あなたは服を着たまま、
ベッドの上でうつ伏せになって寝ていました。 そっと肩を揺らして、
「起きて。」と声をかけると、
あなたはひどく眠そうに目をこすります。
やっとのことで起き上がって、
バスルームへ行きました。
あなたが出て来るまで、
シーツにくるまってテレビを見ていました。
『いつもとは逆ね。^^』
ふと、思いました。
いつもあなたが先にシャワーを浴びるから。
あなたがバスルームから出てくると、
すぐに私の隣に入って来ました。
少し乱暴なKissをすると、
キャミのストラップを降ろして
私の胸に吸い付きました。
ショーツのリボンはあっという間に解かれ、 まだ濡れていないその部分に
あなたの指が侵入して来ました。
あなたは指を抜いて、
直接そこには触れずに
丁寧な愛撫を続けました。
昼間はたっぷりあなたに焦らされて
あれほど濡れていたのに、
何故か気持ちが集中出来ないのでした。
「ごめんなさい。昼間濡れ過ぎちゃったみたい。」
私がそう言うと、
あなたは少しがっかりした笑顔を見せて、
「うん、明日の朝が楽しみ。^^」
それから、少しだけ会話をして、
そのまま眠くなって寝てしまいました。
早朝、夢うつつの状態で
あなたに襲われたのは言うまでもありません。(笑)
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2005年10月05日(水) |
Yokohama Chinatown |
極彩色の牌楼をくぐると、
そこは異国情緒溢れる賑わいの街。 あなたと幾度訪れたでしょう。
Yokohama Chinatown
この街の活気と喧騒が好き。
離れていると恋しくなる場所であり、
いつもあなたと訪れたい場所です。
何度か入ったことのある広東料理のお店で、
夕食を頂きました。
あなたの上海蟹をさばく手つきは天才的。^^
今月中にも入院するあなた。
しばらく会えないと思うと寂しくて、
あなたと食事したり、話したりするさりげない時間が、
とてもいとおしく思えるのでした。
食事の後は、いつものバーへ行きました。
いつものようにあなたはスコッチウイスキー、
私はフルーツのカクテルを注文。
時間の経つのも忘れて、
11時過ぎまで飲んでいました。
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あなたがベッドに横になったので、
私も隣にそっと寄り添いました。
こういう時、
私はいつもあなたの左側。
ベッドでの定位置みたいなものです。^^
懐かしいあなたの匂いに包まれて、
舌を絡めるKissをしました。
オフホワイトのニットの上から
私の胸を揉みながら、
「駄目…」
私の返事を待たずに
あなたの手はニットの中に滑り込むと、
私の背中を撫で始めました。
「あん…」
私がくっすぐったい声を上げると、
あなたはニットを捲り上げ、
紺に白い小花模様のブラをずらすと、
私の胸にしゃぶりつきました。
「駄目ったら…」
言葉とは裏腹に
私の胸の先端は痛いほどに尖っていました。
あなたはそれを舌で転がしたり、
甘噛みしたりしました。
あなたの手が
黒のオーガンジーのスカートの生地を
優しく撫でていきます。
生地の上から太腿を撫でられたかと思えば、
その手はするりとスカートの中に入り込み、
ストッキングの上から内腿を摩られたり、
ショーツのラインをなぞられたり…
「ねぇ…」
「なあに?^^」
あなたは笑って
私の目を見つめていました。
「ねぇ…お願い。」
「ねぇじゃ、わからないって。(笑)」
「もう、びしょびしょなの。」
私は手を伸ばして、
あなたのズボンの上から
硬くなったそれに触れました。
「いけない手だ。(笑)」
「そっちこそ、意地悪。^^」
打ち寄せては引き返す波のように
あなたの愛撫はいつまでも続き、
私は焦れて、焦らされて、
溜息のような喘ぎ声を
幾つも漏らし、
溢れ出る熱い蜜に
濡れていました。
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2005年10月03日(月) |
待ち合わせは本屋さんで |
待ち合わせの時間に数分遅れて
いつもの本屋さんへ行くと、
文庫本のコーナーに既にあなたはいました。
私に気づかないあなたにそっと近寄って、
肩をポンと叩きました。
零れる笑顔。
この瞬間が一番幸せ。
会えたこの瞬間だけは、
やがてまた別れる時のことを忘れていられるから。
チェックインの時間が近かったので、
そのまま地下鉄でホテルへ向かいました。
ホテルの近くのカフェで軽く昼食。
あなたが最近の仕事と入院の予定について
話してくれました。
実際に会って具体的な検査の話を聞かされると、
いよいよあなたの入院が現実のものとなって
感じられるのでした。
初めて入院の話を聞かされてから
ずっと心配していたけれど、
あなたは八月に会った時と変わりない、
明るい表情をしていました。
あなたが予約してくれたホテルは
エントランスからロビー、
広い廊下やお部屋の調度品まで、
ヨーロピアンな香りに満ちた
贅沢なホテルでした。
広々としたお部屋には、
二人で向かい合って食事が出来るような
美しいテーブルがありました。
バスルームには大きなバスタブとは別に
ガラス張りのシャワーブースがありました。
二人ともその日は早起きして少し疲れていたので、
夕食までの間、
お部屋でのんびり過ごすことにしました。
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小夜子
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