Love Letters
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2005年10月11日(火) 今度会えたら


 昨日の電話で、

 来週までに病院から連絡があって

 入院することになりそうだと

 あなたが言っていました。




 「退院したら、小夜子と行きたい所がある。」




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 その日はいつになるでしょう。

 もしかしたら

 来年になってしまうかもしれないけれど、

 あなたにとって

 退院した時に一番会いたい人が私であるなら、

 いつまでも待っていられると思うのです。



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2005年10月08日(土) 熱い氷


 私は着ていたものを脱いで、

 黒のキャミソール一枚になりました。


 「横になってごらん。」


 あなたが言いました。




 私がベッドに横になると、

 あなたはアイスペールから、

 氷を一つ取り出して、

 私の首筋に滑らせました。

 おかしな感覚に

 身体がぴくんと震えました。

 あなたはキャミのストラップを降ろし、

 私の胸を露にすると、

 硬く尖った先端で

 氷を小さく旋回させました。


 「あ…駄目。」


 気持ちよさに目を閉じると、

 あなたは

 片方の乳首を甘噛みしながら、

 もう一つの乳首を

 氷の縁で撫で回しました。




 キャミソールを剥ぎ取られ、

 氷を含んだあなたの唇を押し付けられた白い肌は

 熱く濡れて…




 冷たい氷で撫でられるほど、

 私の身体の奥から

 熱いものが

 とろとろと溢れだすのでした。




 あなたは冷たい指先で




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 「こんなになってる。^^」

 
 あなたにその部分を

 いやらしくかき混ぜられて、

 素肌を滑る氷の感触と

 あなたの指に熱を帯びていく感覚に

 登りつめていくのでした。




 意識が薄れるほどの

 オーガズムを得た直後、

 あなたのものが入ってきました。



 
 明るい日差しの中で繋がることが

 ずっと恥ずかしかった私なのに、

 あなたの腰に脚を絡め、

 悦びの声を漏らしながら、

 貪欲にあなたを求めていました。



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2005年10月07日(金) レイトチェックアウト


 まどろみの中で

 あなたに抱かれたので、

 そのまま再び睡魔に襲われて

 お昼近くまで寝てしまいました。




 目が覚めたら、

 あなたは既に窓際の椅子に腰掛けて、

 煙草を吸っていました。

 
 「お茶でも飲む?」

 
 あなたが備え付けのティーバッグで

 熱い昆布茶を入れてくれました。




 この日は10月とは思えない

 真夏のような暑さでした。

 
 「チェックアウトの時間、延長しようか?」


 あなたの体調があまり良くなかったこともあって、

 午後もホテルで過ごすことにしました。

 とりあえずお腹は空いていたので、

 近くのスタバでアイスカフェラテとサンドイッチを買い、

 お部屋のテーブルでランチしました。

 いつもデートの時は、外出して食事することが多いので、

 たまにはこういうのも新鮮で楽しいと思いました。^^




 食事の後、

 たっぷり時間が出来たので、

 ベッドにあなたと並んで腰掛けて、

 甘ったるいキスをしました。

 何度しても、すぐにまた欲しくなるキス。

 もっと

 もっと

 もっと…

 私がこんなに貪欲になったのは

 いつからでしょうか。




 せっかくシャワーを浴びて、

 新しい服を着て、

 髪も綺麗に整えたのに、

 また、あなたに滅茶苦茶にされたがってる自分がいて…




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 さしたばかりのルージュの色が

 あなたの唇に移っていました。



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2005年10月06日(木) 濡れない夜


 お部屋に戻って、

 バスタブにお湯を張りました。



 「一緒に入ろう。」と、

 あなたが言ったので、

 私が先に服を脱ぎ、バスタブに浸かっていたのですが、

 あなたが来る気配は全くなし。(笑)




 胸元に花の刺繍がある

 淡いパープルのキャミソールと

 両サイドをリボンで結ぶ同じ色のショーツを着けて、

 バスルームを出ました。

 あなたは服を着たまま、

 ベッドの上でうつ伏せになって寝ていました。
 
 そっと肩を揺らして、

 「起きて。」と声をかけると、

 あなたはひどく眠そうに目をこすります。

 やっとのことで起き上がって、

 バスルームへ行きました。




 あなたが出て来るまで、

 シーツにくるまってテレビを見ていました。


 『いつもとは逆ね。^^』


 ふと、思いました。

 いつもあなたが先にシャワーを浴びるから。




 あなたがバスルームから出てくると、

 すぐに私の隣に入って来ました。

 少し乱暴なKissをすると、

 キャミのストラップを降ろして

 私の胸に吸い付きました。

 ショーツのリボンはあっという間に解かれ、
 
 まだ濡れていないその部分に

 あなたの指が侵入して来ました。




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 あなたは指を抜いて、

 直接そこには触れずに

 丁寧な愛撫を続けました。




 昼間はたっぷりあなたに焦らされて

 あれほど濡れていたのに、

 何故か気持ちが集中出来ないのでした。


 「ごめんなさい。昼間濡れ過ぎちゃったみたい。」


 私がそう言うと、

 あなたは少しがっかりした笑顔を見せて、



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 「うん、明日の朝が楽しみ。^^」




 それから、少しだけ会話をして、

 そのまま眠くなって寝てしまいました。

 早朝、夢うつつの状態で

 あなたに襲われたのは言うまでもありません。(笑)



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2005年10月05日(水) Yokohama Chinatown


 極彩色の牌楼をくぐると、

 そこは異国情緒溢れる賑わいの街。
 
 あなたと幾度訪れたでしょう。

 Yokohama Chinatown




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 この街の活気と喧騒が好き。

 離れていると恋しくなる場所であり、

 いつもあなたと訪れたい場所です。




 何度か入ったことのある広東料理のお店で、

 夕食を頂きました。

 あなたの上海蟹をさばく手つきは天才的。^^



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 今月中にも入院するあなた。

 しばらく会えないと思うと寂しくて、

 あなたと食事したり、話したりするさりげない時間が、

 とてもいとおしく思えるのでした。




 食事の後は、いつものバーへ行きました。

 いつものようにあなたはスコッチウイスキー、

 私はフルーツのカクテルを注文。

 時間の経つのも忘れて、

 11時過ぎまで飲んでいました。



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2005年10月04日(火) 服を着たまま


 あなたがベッドに横になったので、

 私も隣にそっと寄り添いました。

 こういう時、

 私はいつもあなたの左側。

 ベッドでの定位置みたいなものです。^^




 懐かしいあなたの匂いに包まれて、

 舌を絡めるKissをしました。

 オフホワイトのニットの上から

 私の胸を揉みながら、




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 「駄目…」


 私の返事を待たずに

 あなたの手はニットの中に滑り込むと、

 私の背中を撫で始めました。


 「あん…」


 私がくっすぐったい声を上げると、

 あなたはニットを捲り上げ、

 紺に白い小花模様のブラをずらすと、

 私の胸にしゃぶりつきました。

 
 「駄目ったら…」


 言葉とは裏腹に

 私の胸の先端は痛いほどに尖っていました。

 あなたはそれを舌で転がしたり、

 甘噛みしたりしました。




 あなたの手が

 黒のオーガンジーのスカートの生地を

 優しく撫でていきます。

 生地の上から太腿を撫でられたかと思えば、

 その手はするりとスカートの中に入り込み、

 ストッキングの上から内腿を摩られたり、

 ショーツのラインをなぞられたり…




 「ねぇ…」


 「なあに?^^」


 あなたは笑って

 私の目を見つめていました。


 「ねぇ…お願い。」


 「ねぇじゃ、わからないって。(笑)」


 「もう、びしょびしょなの。」


 私は手を伸ばして、

 あなたのズボンの上から

 硬くなったそれに触れました。


 「いけない手だ。(笑)」


 「そっちこそ、意地悪。^^」





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 打ち寄せては引き返す波のように

 あなたの愛撫はいつまでも続き、

 私は焦れて、焦らされて、

 溜息のような喘ぎ声を

 幾つも漏らし、

 溢れ出る熱い蜜に

 濡れていました。



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2005年10月03日(月) 待ち合わせは本屋さんで


 待ち合わせの時間に数分遅れて

 いつもの本屋さんへ行くと、

 文庫本のコーナーに既にあなたはいました。



 私に気づかないあなたにそっと近寄って、

 肩をポンと叩きました。

 零れる笑顔。

 この瞬間が一番幸せ。

 会えたこの瞬間だけは、

 やがてまた別れる時のことを忘れていられるから。



 チェックインの時間が近かったので、

 そのまま地下鉄でホテルへ向かいました。

 ホテルの近くのカフェで軽く昼食。

 あなたが最近の仕事と入院の予定について

 話してくれました。

 実際に会って具体的な検査の話を聞かされると、

 いよいよあなたの入院が現実のものとなって

 感じられるのでした。

 初めて入院の話を聞かされてから

 ずっと心配していたけれど、

 あなたは八月に会った時と変わりない、

 明るい表情をしていました。



 あなたが予約してくれたホテルは

 エントランスからロビー、

 広い廊下やお部屋の調度品まで、

 ヨーロピアンな香りに満ちた

 贅沢なホテルでした。




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 広々としたお部屋には、

 二人で向かい合って食事が出来るような

 美しいテーブルがありました。

 バスルームには大きなバスタブとは別に

 ガラス張りのシャワーブースがありました。



 二人ともその日は早起きして少し疲れていたので、

 夕食までの間、

 お部屋でのんびり過ごすことにしました。



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小夜子

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