Love Letters
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2003年02月28日(金) すっぴんとMake-up

 
 「関西の女性は、

  コスメティックスに対するこだわりが強いよ。」


 以前、あなたがそう言ってたことがあった。


 
 私は、近所にちょっと買い物に出かける時や、

 仕事で子供達と接する場合は、

 ほとんど、すっぴんに近いナチュラルメイクである。

 まだ、あなたと友達だった頃にその話をしたら、

 少し驚かれたのを憶えている。



 関西の女性は、それがご近所であろうと、

 すっぴんで外を歩くなんてことはないというのだ。

 これは、あくまで、

 30数年間の人生を関東と関西で半分ずつ過ごしてきた彼の

 個人的見解なので、

 反論のある方はご遠慮なくどうぞ。(笑)



 確かに、大阪に仕事や旅行で行ったりすると、

 東京の女性に比べて、大阪の女性は、

 しっかりめのメイクをしているなぁと感じることがある。

 年齢を問わず、きちんとメイクしている印象を受ける。



 私も、あなたとのデートや

 友人と食事や飲みに出かけたりする時は、

 TPOに合わせたメイクをする。



 関西系のしっかりメイクに慣れている筈のあなたなのに、

 メイクの濃いのはあまり好きじゃないらしい。

 特に、匂いが強いのは苦手だと言う。



 ベッドの中では素顔の私。

 こころも身体もすっぴんになる。

 やっぱり、すっぴんの唇にキスする方が、

 男の人も気持ちいいのかもしれない。

 感触が違うものね。^^



 チャットでのあなたとの会話。

 
 「でもね。すっぴんでデートなんて犯罪に等しいと思うの。(笑)

  10代のつるつる肌の女の子じゃあるまいし。」

  
 「そんなもんかなぁ。(笑)」


 「うん。だから、あなたとのデートの時は

  いつも、ちゃんとメイクしてるの。」

  
 「そっか。(笑)

  そのかわり、口紅も移る。(笑)」


 「あなたは、何色がいい?

  唇移しでもらうなら?(笑)」

 
 「とりあえず、緑とか紫は嫌。(笑)」


 「じゃあ、春色のピンクをあげましょ。(笑)」



 あなたとキスをすると

 いつだって、食べられちゃいそう。

 だって、あなたの口って大きいんだもん。

 ジュリア・ロバーツ並。^^;




 男と女の関係が深まれば、

 女は男に素顔を見せるようになる。


 だけど、やっぱり

 女はコスメティックスが好き。

 好きな人とデートする時は、

 とびきりお洒落な自分を見せたいと思う。

 あなたに盗まれる前の唇には、

 リップスティックの美しい色をつけたいの。



 女は、自分で脱ぐより、

 愛する人に脱がされたい。

 

 着飾った自分から、

 一糸纏わぬ自分へ

 愛する人の手で

 少しずつ剥がされていく

 その過程を楽しみたいのかもしれない。



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2003年02月27日(木) 火遊びの代償

 
 私の友人から聞いた

 彼女の男友達の話です。



 彼には、ずっと片思いの女の子がいたそうです。

 最近、念願叶って、お付き合い出来るようになったそうです。

 二人の仲は、急速に深まっていきました。

 彼は、近いうちに、

 彼女と身体の関係に進みそうな気配を感じました。



 彼は、彼女と出会うまで、

 なかなか、シリアスな恋が出来ずにいました。

 その場限りの欲望に流されて、

 プロの女の子や一晩限りの女の子と遊ぶことも

 彼の日常だったようです。



 彼女とセックスする日が近づくにつれて、

 次第に、ある不安が押し寄せるようになりました。

 「自分は、彼女を幸せにすることが出来るだろうか?」

 快楽のみを追い求め、

 無茶をしていた、かつての自分の生活を

 彼は、その時初めて、深く悔いたそうです。

 このままではいけないと思った彼は、

 万が一の事を考え、HIV検査を受ける事にしました。



 自分だけは大丈夫だろうと頭では思っていても、

 いざ、受けるとなると、不安になり、

 結果を待つ間は、夜も眠れなかったそうです。

 万が一、彼がHIVに感染していた場合、
 
 彼は、愛する彼女と結ばれないまま、

 別れる決心をしていたそうです。



 検査の結果は、「陰性」

 HIVには感染していないと診断されました。




 昨夜、あなたとチャットをしていて、

 この話題になりました。

 いつになくシリアスで重いトピックです。

 あなたもまた、私と出会うまで、

 かなり遊んでいた時期があったと聞いています。

 私と付き合うようになってからは、

 ずっと真面目で、誠実なあなたなので、

 私には、かつてのあなたを想像すら出来ないのです。



 「あんな遊び方はもう二度としない。」と

 あなたはきっぱりと言いました。

 「大切な人を守るのは当然の事だから…」と。



 日本のHIV感染者は、

 若い世代を中心に、年々増加傾向にあるといいます。

 発病までの潜伏期間は、

 10年以上に及ぶケースもあるそうです。

 オーラルで感染する可能性もゼロではないと

 聞いたことがあります。

 

 「小夜子が心配なら、俺も検査受けるよ。」と

 あなたは言ってくれました。



 女は、愛する人に強く身体を求められると、

 それが、男の愛情の強さだと錯覚してしまいがちです。

 だけど、本当の愛情の深さを測る術があるとするなら、

 それは、

 愛する女性の身体をどれだけ大切に扱えるかということに

 尽きるのではないかと思うのです。

 時には、相手の身体を守る為に、

 自分の欲望をコントロールする意思があるかどうか…



 それは、

 愛する彼女以外とは身体の関係を持たないことだったり、

 二人の子供を闇に葬らせるというような

 パートナーの心身を傷つける行為は、

 決してしないという強い意思だったり…



 本当に愛する人に出会うまでに、

 人は過ちを繰り返す…

 火遊びの代償は大きいと思いませんか?



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2003年02月26日(水) オフィス・ラヴ

 
 大学を卒業してから、

 ずっと、仕事をして来ました。

 いくつかの恋もして来ました。



 けれど、

 一度も経験がないもの。

 それは、オフィス・ラヴです。^^



 私は、あまり要領が良い方じゃないから、

 仕事中は自分の任務に没頭してしまって、

 とても誰かに恋心を抱く余裕など、ないのかもしれません。



 もう1つの理由は、

 私は、

 とかく恋に関しては、

 他人の詮索をひどく嫌うということ。

 ギャラリーがいると思うと、

 気恥ずかしくて、

 自分の気持ちに素直になれないような気がします。



 実際、私が、都内の某大手企業で働いていた頃、

 社内では、

 純愛あり、結婚前提のお付き合いあり、

 不倫あり、永過ぎた春あり…

 さまざまな恋物語が渦巻いていました。

 そして、それらの恋物語すべて

 お昼休みの

 gossipyなお喋りのネタにあげられていました。(笑)



 私の課の先輩は、よくこんな風に言っていました。


 「ねえ、小夜ちゃん。

  社内恋愛には気をつけた方がいいわよ。

  社内恋愛中のカップルってね。

  自分達の恋は二人だけの秘密だって

  信じ込んじゃってるみたいなのよねー。(笑)

  社内の誰もが知ってるってことに、

  何故か、当の本人達だけは最後まで気付かないのよ。

  ところが、実際は、

  どっちからアプローチしたとか、

  最近危うい状況だとか、

  彼氏の方が社内で二股かけようとしてるとか、

  二人は昨夜、お泊りでエッチしまくりだったとか、

  みーんなバレバレなんだから…(笑)

  小夜ちゃん。

  私達は、そんな恋愛、絶対に避けたいと思わない?」

  
 恋愛経験豊富な彼女の言葉だったから、

 妙に説得力あったりしました。^^

 彼女曰く、

 オフィス・ラヴとは

 ランジェリー姿でお仕事をすることに等しいと…(笑)

 つまり、プライバシーがないってこと。



 そんな彼女の影響もあってか、

 ほんのりリスキーな香り漂うオフィス・ラヴには

 ずっと縁遠かった私。

 反面、ちょっぴり憧れもあったりして…^^



 一昨日のあなたとの会話


 「お互い忙しくて会えないと、

  あなたと同じ職場だったらいいなぁって思っちゃう。

  そうしたら、毎日あなたに会えるもの。」


 「小夜子、うちの会社に来るか?」← 口だけ(笑)


 「ねぇ。そしたら、私。

  あなた専属の秘書にして欲しいな。(笑)」


 「だけど、俺は、仕事中はどっちかっていうと、

  無愛想な方だと思うよ。(笑)」


 「うん。それでもいい。

  あなたの仕事してるとこ見れるし…

  給油室でこっそり、アフター5のデートに誘ってね。(笑)」

 
 「それは、喜んで。(笑)」




 昨日の朝、あなたからメール。オフィスからでした。^^



  タイトルは、「ゆうれい?」


  小夜子、おはよう。^^

  今朝、不思議な事があったよ。

  会社の男子の小用トイレは、センサーがついていて、

  最初に人が前に立った時と離れる時に、

  自動的に水が流れるようになっている。

  俺が、個室で大きい方の用を足していた(笑)時に、

  確かに水の流れる音が…

  でも、人が入って来た気配は無し。

  しかも、流水音は1回だけ…

  一体何だったんだろう?(笑)



 私からの返信。


  タイトルは、「うふふ。^^」


  おはよう。メール読みました。^^

  昨夜、話したでしょ。

  あなたと同じ職場で仕事してみたいって。

  だから、ちょっとだけお邪魔してみたの。

  あなたに見つかったら怒られると思って、

  すぐに帰って来ちゃったけどね。

  1回きりの流水音は私です。^^




 慌しい一日が始まる前の

 朝のコーヒーブレイク。

 あなたと私の間を行き来するお遊びメール。

 オフィス・ラヴは叶わないけれど、

 離れているからこその楽しみもあるよね。



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2003年02月25日(火) 感じる視線

 
 「今夜は早く寝なさい。」

 あなたに電話で言われました。



 『昨日の日記を見つけちゃったのかな?』

 一瞬、そう思いました。

 あなたは、
 
 私が、ここに書いていることを知らないはずだけれど…


 
 どうやら、そうではなかったみたい。

 あなたは、

 最近、私が忙しいのを気遣ってくれたようです。

 あなたの仕事の忙しさに比べたら、

 大したことないのにね。

 ありがとう。^^




 あなたに

 こんなことを言われました。


 「ドライブしている時、小夜子の視線を感じるんだけど?(笑)」


 ドキドキッ。^^;


 「そうなの?
  どこに視線を感じるの?」


 「横顔とか、ソフトチェンジする時の左手に…(笑)」


 うーん。確かに、私、見ているかも。^^;




 実は、好きなんです。

 運転している時のあなたの横顔。

 私を見てお喋りする時のあなたの顔なら、

 いつだって見ることができるけど、

 他のことに意識が集中している時の表情って

 なかなか見ることが出来ないでしょう。

 運転しているあなたの横顔を、

 隣からそっと見つめるのが好き。



 あなたの手…

 無意識に見ているのでしょうか?

 この、男性の手を見つめるという行為ですけど、

 これって、

 かなり意味深な感じがしません?^^;



 あなたの手は、

 男の人の割りに、綺麗です。

 日に焼けて、浅黒いけれど、

 指が長く、繊細な形をしている、と思う。

 あなたは手先が器用だけれど、

 それが、何となく現われている。



 船舶関係のエンジニアであるあなたは、

 設計の仕事をする時はいつも、その手を使う。

 その意味で、

 あなたの手は、

 あなたの知性を象徴するもの…



 そんな想いも重なるからか、

 それとも、

 あなたの手が、

 私の身体のすみずみまで良く知っているからなのか、

 私は、いつも

 あなたの

 浅黒い手によって、

 繊細で長い指によって、

 切ないほどの

 快感に導かれてしまう…



 運転しているあなたの手を見つめながら

 時々、こんなことを想っているなんて、

 恥ずかしくて…

 あなたには、とても言えません。^^;



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2003年02月24日(月) 恋の休養日

 
 ふと、考える。

 いつか、私達もお別れする日が来るのかな…と。

 かなり、漠然とではあるけど、

 お互い予感している事かもしれない。



 別れる理由は、

 多分

 二人の愛情が冷めたとか

 そんなんじゃない。

 ただ、いつか

 続けることに疲れてしまう日が来るような

 気がしている。

 

 私にとって、あなたは、

 すべてにおいて

 一番の存在ではないの。

 私には、

 優先させなければならないことが多すぎる。

 

 昨夜は、メールの返事も
 
 夜のチャットに出るのも忘れてしまった。



 忙し過ぎて、

 恋することさえ、負担に感じることもある。

 精神が消耗していくことに、

 ブレーキをかけようとする

 もうひとりの自分がいる。



 そんな日は、

 恋も、お休み。

 ひとり、夢も見ないで眠りたい。



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2003年02月23日(日) 恋する想いは時を超えて…

  
 時計を見ると、

 すでに午後三時を過ぎていた。

 京都の伊勢丹で

 美味しい湯葉料理を頂いた私達。

 お互い、慌しい時間を縫っての一泊旅行だったから、

 予定よりずっと遅いランチになってしまった。



 「また、今度にしようか?

  拝観終了時間、5時だったでしょ?」


 11階にあるレストランの大きな窓から、

 翳り始める京都の街並みを見つめながら、

 私は訊ねた。


 「とりあえず、行けるところまで行ってみようよ。

  いざとなったら、途中でタクシーを拾うって手もあるし。」


 あなたは、

 少しだけ落胆していた私の気持ちを

 素早く読み取ったようだった。

 こういう時のあなたの決断力には

 いつも感心してしまう。



 私達が向かったのは、「詩仙堂」

 ここは、以前から私が大好きだった場所。

 大学の頃にも、数回訪れている。



 そして、その場所は、

 あなたの

 早くして亡くなったお父さんと、

 お母さんが、

 初めてダブルデートした場所でもあった。



 その話を聞いて、

 行きたい気持ちがますます募ってしまった私。

 あなたも同じ想いだったのか、

 或いは、

 私の子供っぽい願いを叶えようとしたのか、

 京都駅から少し遠いけれど、

 行ってみようと約束した。



 叡山鉄道で一乗寺駅に降り立った頃は、

 もう、すでに日が暮れ始めていた。

 古い街並みに沿って、白い坂道を登る。

 もう何年も訪れたことのない風景だけれど、

 少しずつ記憶の片鱗が蘇ってくる。



 小さな門をくぐると、

 竹林に囲まれた石畳が現われる。

 懐かしい風景。

 ずっと大好きだった場所。

 そして、偶然にも

 何十年も前に

 愛するあなたの両親が

 恋に落ちた場所。



 白砂の枯山水と

 紅葉し始めたばかりの庭園。



 詩仙の間と呼ばれる広間には

 中国三十六詩人の肖像画と詩が掲げられていた。



 あなたと

 広間のお座敷に座って、

 美しい庭園を見つめた。

 時折、鹿おどしと呼ばれる添水の音が

 どこからか木霊する。

 外界から隔てられ、

 時がゆっくりと流れている。



 心が洗われるような雰囲気に圧倒されて、

 柄にもなく大人しくしている私を

 悪戯好きのあなたは、

 いつものように、笑わせようとする。



 掲げられた詩のひとつひとつを、

 おふざけで即興解釈するあなた。^^



 昔々

 あなたの亡くなったお父さんも

 こうやってお母さんを笑わせたの?



 庭園に下りて、少しだけお散歩。

 拝観時間終了30分前に

 ぎりぎり滑りこんだ私達だったけれど、

 おかげで、

 ひときわ美しい

 夕暮れ時の庭園を見ることが出来た。



 庭園から戻る時、

 にわか雨に遭遇した。

 夕暮れと雨という思いがけないシーンのおかげで、

 二つの美しさを満喫できたことに感謝。^^



 帰り道は、

 ひとつの傘のなか

 あなたに腕を絡めて歩いた。

 ただ、それだけなのに、

 あなたの心が、

 とても近くにあるのが感じられた。



 「来て良かったでしょ?」

 そっと訊ねる。

 答えは聞かなくてもわかってる。^^



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2003年02月22日(土) 絡み合う脚

 
 白い光が差込むベッド

 淡い夢の続きの中で

 まどろむふたり




 「刻一刻と変化する小夜子の肌。」


 指先で私の内腿を撫でていたあなたが、

 少しおどけて、言う




 あなたに愛された翌朝は、

 お肌の調子がすこぶる良い



 胸や腰の括れや

 太腿から足首にかけてのラインが

 今朝は、

 陶器のように滑らかなのが

 自分でもわかる




 セックスとお肌の明白な関係




 「小夜子の脚が好き。」


 私の脚を撫でながら、

 あなたは言う




 太くもなければ、細くもない私の脚

 太腿が太腿らしく、

 脹らはぎが脹らはぎらしく、

 足首が足首らしい、そんな脚


 
 だから、あなたの脚への愛撫は、

 他のパーツへの愛撫に比べて、

 少しだけ、長い




 「脚ばかり、ひいきしないでね。」


 ちょっぴり拗ねて、私が言う




 「小夜子の肌ってどうしてこんなに気持ちいいんだ…」


 醒めきっていない頭の中に

 あなたの掠れた声が届く




 あなたは、

 浅黒く固い、男の脚を

 白く柔らかい、女の脚に

 強く絡めてくる




 くすくす笑い合うふたり

 拘束されていく女の脚

 少しずつ、拘束がきつくなっていく…




 再び、快楽を求め合う男と女

 笑い声が吐息に変わる…

 仰け反る女のカラダ

 男の力強い脚に

 組み敷かれていく…






 やがて、



 女の唇から



 無条件降伏の溜息がこぼれる…






 もう一度、

 深く愛し合った後で、


 「美味しいブランチでも食べに行こう。」


 とあなた




 大きな鏡に

 たった今

 あなたに愛されたばかりの

 自分を映す




 ストレッチのきいたタイトな黒のスカートに

 高めのヒールを着けた私の脚は、

 いつもより、少しだけ

 自己主張しているように見えた
 


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2003年02月21日(金) 母性本能と恋心の微妙な関係

 
 時々

 あなたを抱きしめたいと思う。

 抱かれたいのではなく、

 抱きしめたい。



 私は、老若男女問わず、

 可愛い人が好き。

 可愛いの定義って難しいけれど、

 ちょっとした態度や仕草に

 ぽろっと人の良さが滲むような

 そんな人が好き。



 あなたは、私よりずっと大人で、

 冷静で、精神的に強い人。

 そんなあなたが

 時折見せる子供っぽさが、

 とても愛しい。



 「女性に可愛いなんて言われたことないよ。(苦笑)」

 あなたは照れながら言う。

 「きっと、小夜子の前だけで見せてる面なんだろうね。」って。



 私だけが一人占めしているあなたの素顔。

 この幸福感って、どこか母性本能に似ている。



 私に会うまで、あなたは、

 女の子とお泊まりしても、

 決して熟睡は出来なかったと言う。

 「結構、神経質なとこがあるから…」って言ってたっけ。



 だけど、今は違うよね。

 無防備なあなたの

 遊び疲れた子供みたいな寝顔。

 私は、もう何度も見ている。



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2003年02月20日(木) お風呂とジェラシーの微妙な関係

 
 私達にとって

 会話はとっても大事。

 どんな小さな事でも二人で決める。

 

 デートの前には、

 どこへ行こうか、何を食べようか、

 どんな映画を観たい?

 あなたは何を着て来るの?

 わたしもあなたの色に合わせたいの…とか、

 二人でいっぱいプランを立てる。



 時には、

 今度のベッドで小夜子はどんな風にして欲しい?って

 あなたにリクエストを聞かれたり…^^



 そんな私達だけれど、

 たったひとつ、まだ実現していない

 あなたからのリクエストがある。


 それは、

 一緒にお風呂に入ること。^^



 恋人同士になった頃、あなたに何度も誘われた。

 「小夜子、一緒にお風呂入ろう。(笑)」って。


 私は、バスタイムは一人でリラックスしたい人だったし、

 まだ、少し照れくさいっていうのもあって、

 「また、今度にしましょ。(笑)」って

 軽くかわしていた。



 あの日、

 私達は、同じテレビのチャンネルをつけて

 チャットしていた。

 ちょうど洋画劇場で『プリティ・ウーマン』をやっていて…


 ほら、あの映画の中で、
 
 リチャード・ギアが、後ろからジュリア・ロバーツを抱いて、

 一緒にお風呂に入っているシーンがあったでしょう?



 私達の会話。


 「あっ。一緒にお風呂入ってる。(笑)」


 「小夜子も一緒に入りたくなった?(笑)」


 「うん。少し。(笑)」


 「じゃあ、今度一緒に入ろう。約束。(笑)」


 「えーと、多分ね…」


 「ちぇっ。また逃げられそう。(苦笑)」


 「そんなに一緒にお風呂に入りたいんですか?(笑)」


 「はい。(笑)」


 「そんなにいいかなぁ。一緒にお風呂入るのって?」


 「二人で洗いっこしたい。(笑)」


 「気持ち良さそう。(笑)」


 「でしょ?めくるめくような快感かも。(笑)」


 「前の彼女とも入ったことあるの?」


 「そりゃ、つきあってたんだからあるでしょう。」


 「ふーん。」

 ちょっとブルーになる私。


 「それで…めくるめくような快感ってわけか…」


 「いや、そういう訳じゃないけど。(苦笑)」


 「でも、気持ち良かったんでしょ?」

 よせばいいのに、墓穴を掘り続ける私。


 「それが、あんまり楽しくなかった。

  小夜子と一緒に入りたい。(笑)」


 「ふーん。」



 彼と元カノが、

 仲良くお風呂に入っているシーンが頭を掠める。



 「結構、深い関係だったんだね。

  醒めた仲だったって言ってたくせに。」


 「一応、大人の付き合いなんだから、

  一緒にお風呂ぐらい入るでしょ。」


 「私は、すごく好きな人としか入りませんけど?」


 「じゃあ、聞くけど、

  小夜子は、前の旦那さんと一緒に入ったことないの?」


 『ドキッ。』


 「ずっと昔の話でしょ。たまーにね。」


 「かなり、ショック。(苦笑)」


 「自分だって、前の彼女と仲良く入ってたくせに。(苦笑)」


 「そういう問題じゃなくて…」


 「そういう問題じゃなくて、なあに?」


 「前の旦那さんと入れて、俺と入れないってことは、

  まだ、心を許してもらってないってことでしょ?

  小夜子は、大好きな人としかお風呂入らないって

  さっき言ってたじゃん。」


 「そんな深い意味ないって…(苦笑)

  ほら、前の旦那さんとは家族だったから、

  恥じらいもなく、一緒に入れたっていうのもあるし…」


 「 ……………… (無言)」


 「怒った?」


 「ショックから立ち直れない。」


 「ごめんね。」


 「再起不能です。」


 「うん。わかったよ。

  今度のデートの時、一緒にお風呂入るから。ねっ。^^」


 「ほんと?」


 「うん。^^」


 「やったー!(笑)」←単純な人。(笑)



 これで、一件落着となりそうだったのだけれど…

 チャットの後も

 私の頭の中から

 彼と元カノの

 入浴シーンが離れない…



 いつか、あなたが言ってた。


 「過去は、消しゴムで消せない。

  過去に拘らず、

  今、ここにいる、お互いのことだけを考えよう。」って。



 全く同感。



 だけど…

 ジェラシーは、

 いつも忘れた頃にひょっこり顔を出し、

 恋心に影を落とす。
 


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2003年02月19日(水) いのち

 
 この世で一番

 いとおしいもの

 たいせつなもの

 うつくしいもの



 尊いもの

 はかないもの

 せつないもの



 抱きしめたいもの

 慈しみたいもの

 守りたいもの



 君が笑えば

 青空が見える

 君が泣くと

 月も見えない



 君がこの世に生まれてきた

 美しい朝を

 ずっとずっと忘れないよ



 この世で一番

 かけがえのない

 いのち



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2003年02月18日(火) 恋と愛

 
 恋愛って言うけど、

 恋と愛は別物だと思う。



 恋に落ちるっていう言葉がある。

 愛は育む。



 落ちることと育むこと。

 もちろん難しいのは後者。

 恋に落ちて、やがて愛を育んでいく。

 言葉で言えるほど、簡単なことじゃない。



 私は、あなたに恋してるけれど、

 これが本物の愛かどうかなんて、まだ、わからない。



 恋愛初期の恋人達は、

 男も女も

 もっと相手を知りたい、感じたいっていう

 好奇心に満ちている。 

 お互いを刺激し合う緊張感のある関係。



 恋に落ちたばかりの頃は誰でも、

 この恋が特別だって思う。

 だけど、ほんとはちっとも特別なんかじゃない。

 恋の魔法にかかっているだけ。



 やがて、ふたりは、

 魔法から醒め、

 関係は遷り変わっていく…



 私達はどう変わっていくのだろうか。



 愛の真価を問われるのは、まだまだこれから先…



 男と女の関係は、

 常に磨いていなければ、

 たちまち、錆びてついてしまう。

 錆びてしまったらもう、その恋は特別じゃない。



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2003年02月17日(月) 適切な愛撫

 
 あなたと知り合った頃、

 私はちょっと不幸せだった。

 当時の私は、

 自分の中の大人の良識とプライドで

 いつ壊れるかもしれない不健康な心を

 ぎりぎりのところで保っていた。


 
 世の中、

 もっと不幸な人が沢山いるということを知らないほど、

 私は世間知らずではなかったし、

 毎日悲しみに浸っていられるほど、暇でもなかった。


 
 幸い私の仕事は、

 熱意ある大人や子供達のひたむきな姿に

 日々触れることが出来るものだったので、

 少なくとも仕事をしている間は、

 私は、その不幸せから逃げている事が出来た。

 思い出しても自分が愛しくなるほど、

 他人の前では健気に笑顔を見せていたと思う。



 本人は健気に振舞っていても、

 私は、客観的に見て

 「とてもつらい立場にある人」だったから、

 あまり仲良くない友人に

 信仰宗教まがいの励ましの言葉を頂いたり、

 目の前で同情の涙を見せられたり、

 「あなたは強い人だね。」などという

 無関心という名の誉め言葉を頂いたりもした。



 そんな時に出会った、

 とんでもない人があなただった。^^

 関西では男の価値は、

 「好きな女の子をどれだけ笑わせてなんぼ」のものだって

 あなたは言ってた。(謎)(爆)

 あなたは口説きではなく、

 シュールなギャグで私を落とそうとしていた。^^



 ユーモアが、悲しみから人を救うってこと

 あなたは知っていたの?


 悲しみで心が麻痺して、

 心の底から笑うことすらできなかった私なのに、

 気づいた時には、

 あなた特有の

 屈折したシニカルなユーモアに

 ものの見事に降伏させられていた。^^



 それ以来、

 私の心がネガティブな方向へ傾いている時、

 あなたは決まって、ナンセンスなジョークを連発する。

 あなたのジョークはいつも

 私の笑いのツボをしっかり刺激する。



 似ているのは、ユーモアの感覚だけではなく、

 私達の間には以心伝心みたいなことがよくある。


 先日、あなたが「指輪を贈るよ。」と言ってくれた。

 私はあまり物を欲しがらない。

 あなたと共にする、美味しい食事や

 素敵なホテルのお部屋には心惹かれるけれど、

 何か形に残るものを男の人からプレゼントされたいと

 思ったことがない。

 お洋服もアクセサリーも

 自分のお給料で自分の好きなものを買いたい

 可愛げのない女だった。



 ところが、最近ふとしたことから指輪が欲しくなった。^^

 アメリカ人と日本人の友達数人でお喋りをしていた時のこと。

 婚約間近のJoeが、彼女に贈るエンゲージリングを

 幸せいっぱいの表情で私達に見せてくれた。

 一人前の大人の男が見せる

 とろけそうに甘い表情を見て、

 『うーん。いいなぁ。』と思ってしまったのだ。

 あなただったらどんな表情で、私に指輪を贈るだろうって…

 その時のあなたの表情が見たくなったのかもしれない。^^




 それから、数日後。


 あなたに突然、


 「来月になったら、指輪を贈るよ。」って言われた。


 「どうして私が指輪を欲しがってるってわかったの?」


 「以心伝心。」とあなたが笑う。


 「実は、この前のデートで聞こうと思ってたんだ。

  指輪とか欲しい?って。」

 
 こんな風に、あなたには不思議なくらい、

 私の心のからくりがわかってしまう。 




 降伏させられたのは、
 
 私の心だけじゃないね。

 初めてあなたに抱かれた時、

 私はとても不思議な気持ちだった。

 あなたとは初めてなのに、

 もう何度も肌を合わせた古い恋人同士のような感覚。

 あなたはまるで

 私の全身に無数に散在する敏感な部分を

 初めから知っているかのように私を愛撫した。


 抱かれた後、

 「他の女性もこんな風に抱くの?」という私の愚問に

 「こんなやり方をしたのは、正直、小夜子が初めてなんだ。」

 とあなたが言った。



 あなたは、他の誰にもしたことがないやり方で

 私を抱いた。

 私は、他の誰にもされたことがないやり方で

 あなたに愛された。



 心にも身体にも

 あなたがくれる

 適切な愛撫。



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2003年02月16日(日) Insomnia 不眠症

 
 今日は、少し

 気持ちが落ちてる…

 こんな夜はどうしても眠れない。



 私はあなたに涙を見せたことがない。

 それは甘えられないのではなく、

 涙を見せなくても

 私のこころが泣いてる時、

 あなたにはそれがわかるから…



 そんな時、あなたは決して慰めたりしない。

 慰めの言葉がなくても

 あなたの側にいれば、あなたの声を聞けば、

 私の冷たくなった心は

 あっという間に温かく溶け出していく…



 眠れない夜は

 ひとりぼっちで、

 悲しみは逃げ場を失ってしまう。



 こんな夜は

 好きな音楽でも聴いて、

 ひとり眠れない夜をやり過ごすしかないよね。



 明日は、

 きっとまた晴れる。



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2003年02月15日(土) 指輪

 
 昨日はバレンタインデー。

 お互い仕事が忙しくて、デートは出来ませんでした。

 甘いものが苦手なあなたには、

 PCにカードを贈りました。

 あなた曰く「チョコより甘いカードだった。」って。^^



 夜、バレンタイン・デートの代わりに

 愛あるバレンタイン・チャット。^^

 次のデートが待ち遠しい私達です。



 あなたから、

 「今度、小夜子に指輪を贈るよ。」と言われました。

 私達は、何一つ約束を交わさない

 おつきあいをしています。

 心のどこかで突然の別離を予感しながら、

 恋をしています。



 今まで、あなたに頂いたものは、

 いくつかの愛の言葉と

 身体が覚えている愛された記憶だけ。



 そんな風に

 形に残るものは何も持たない私達の恋。



 ただ、お互いが大切で、いとおしくて、

 ほんの僅かな時間でも、

 求めて、寄り添っているだけ…



 私達の関係は、きっとこれからも変わらない…



 あなたは知っているのでしょうか?

 女は愛する人から贈られた指輪をつけて、

 他の人に抱かれることは出来ないってことを…



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2003年02月14日(金) 早朝チャット

 
 あなたとつきあいはじめの頃は、

 毎朝してたの。

 早朝チャット。

 あなたが家を出る、6時10分まで

 10分間チャット。^^

 朝の「行ってらっしゃい。」が言えないと、

 その日一日が、何故か落ち着かなくて、

 どんなに前の晩、夜更かししても、

 ちゃんと毎朝早起きしてた私。



 最近、

 「寒いから、もっとゆっくり寝てなさい。」という

 優しいあなたのお言葉に甘えて、

 早朝チャットも週2回位に落ち着いて来たけれど…



 昨日の朝も

 久しぶりの早朝チャット。

 おはよう!から始まる…



 スーツに着替えて、

 朝のニュースを見ているあなた。



 夜のゆったりとしたチャットとは違って、

 朝のぴりりとした緊張感が

 こっちにも伝わってくる。


 
 私もコーヒーを沸かしながら、

 一日の仕事のスケジュールを頭で考える。



 私達の朝のトピックは、

 テレビで見ている

 その日のお天気やホットニュースだったり、

 前の晩に見た夢の話だったり…

 朝からエッチな話題に流れていくことも…^^



 寒い日の早起きはちょっとつらいけど、

 あなたと朝一番に話した日は、

 いつもよりちょっと元気になれる。


 
 チャットの終わりは、いつも

 「行ってらっしゃい。」と

 出掛けのキス。^^



 ほんの短い時間だけれど、どこか癒される

 二人だけの朝のひととき…



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2003年02月13日(木) 港のある街で

 
 古い、大きな船が停泊する

 港のすぐ近くに

 あなたのお気に入りのバーがある。

 いつものように

 あなたはウイスキーを、私はカクテルを数杯飲んで

 心地よいほろ酔い気分。



 「少し散歩でもしようか。」

 あなたは笑って、そっと手を繋ぐ。



 あれは何度目のデートだったっけ?

 夏の終わりを告げる

 涼しい夜風が、

 火照った肌を優しく撫でていたね。



 港に浮かぶ数隻の船の灯りに

 夜通し美しく照らし出される公園。

 あなたとベンチに座り、おしゃべりしたね。



 私の腰をそっと抱き寄せて、

 私の髪に頬擦りするあなた。


 「いい香りがする。」

 低い声であなたが言った。


 「小夜子の香りかな。」

 「好き?」

 「ああ…」


 そんな小さな会話さえ今も覚えている。



 さらに私を優しく抱き寄せて、

 私の顔を覗きこむようにして、

 そっと口づけた。

 舌先を絡めるだけの短いキス。



 甘いお喋りの合間に

 小さなキスをいくつもしたっけ。



 あの頃は、

 あなたの名前を

 ファーストネームで呼ぶことさえ、

 もどかしかった私。



 照れてる私が可笑しいって

 いつもあなたに

 からかわれてばかりだった。



 春になったら、またデートしようね。

 港のあるあの街で。



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2003年02月12日(水) 歪んだ月

 
 あの人に抱かれたと

 あなたに告げました。

 あなたを傷つけることを

 知りながら…



 こころはあなたを愛しているのに、

 あの人の腕の中で

 私の身体は感じていました。

 あなたのことを想いながら

 濡れていました。



 すべてが終ったあと、

 蒼い闇の中で

 ひとり泣きました。



 あの人に抱かれて苦しむのは、

 あなたを愛した罰なのでしょう。

 その罰を共有したいと願う

 私のこころは汚れていますか?



 あなたの表情が

 悲しみに変わっていく…



 ごめんなさいと

 許しを乞う私。

 うなだれるあなた。

 ひどく傷ついたあなたを見て、

 切なさとは裏腹に

 こんなにも愛されているという

 甘い感覚に満たされていく…



 きっと

 私のこころは醜く歪んでいます。



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2003年02月11日(火) シミュレーション

 
 出会ったばかりの頃、

 あなたには

 人を寄せ付けない雰囲気があった。

 他人に本心を見せないように、

 心に強固な防壁を建てていた。



 自分が傷つくことを

 最小限に抑える為に

 無意識に身につけた防衛手段だと

 あなたは言った。



 心の中に

 私と同質の孤独を持っている人

 と、直感した。



 誰にも触れられないようにと

 守っていた孤独。

 私は、あなたのそれに

 無性に触れたくなった。



 いつも強く冷静を振舞うあなたが

 不意に見せた脆さに、

 私は、男としてのあなたを感じ、

 本能的に惹かれていった。



 人は誰でも

 この世に生まれた時から、

 やがて

 一人で死んでいくという

 孤独を背負っている。

 どんなに愛し合う夫婦、恋人同士でも

 共にこの世を去ることは出来ない。



 愛し合うものたちは、

 せめて束の間でも

 互いの永遠の孤独を埋める為に、

 繋がりたいと

 切に願うのだろうか。



 セックスで

 最後の瞬間。



 男女が

 一緒にイクという行為は、



 叶うものならば、

 人生の最期に

 愛する人と共に逝きたいという願望の

 シミュレーション?



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2003年02月10日(月) 初めて抱かれた夜

 
 あなたに初めて抱かれた夜。



 あなたは決して

 強引に

 私を

 自分のものにしようとはしなかったね。



 あなたと話をするのが楽しくて、

 あなたのことを少しずつ知っていくのが新鮮で、

 もう、しばらく

 友達でいてもいいな。と思っていた私。



 綺麗なシティホテルのお部屋で、

 私たちはキスするわけでも

 抱き合うわけでもなく、

 TVを見ながらおしゃべりをしていた。

 触れ合わなくても、

 一緒にいるだけで、こんなに心地いい。

 見つめあったり、微笑みあったりするだけで、

 温かい時間が流れていく。



 熱いシャワーを浴びながら、想った。

 今夜、私はこのひとに抱かれるのだろうか…と。

 足元に消えていく白いシャボンを

 ぼんやり見つめながら、

 全く異なる2つの未来予想図を

 脳裏に浮かべる。


 
 ひとつは、

 あなたと共に居る穏やかで幸せな未来。

 現在の悲しみから抜け出せるという一縷の望み。



 もうひとつは、

 ひどく悲しい未来。

 別離の予感に絶えず怯えながらの恋。

 現在の悲しみに新しい悲しみが上塗りされていく。



 どちらか1つをチョイスすることは出来ない。

 この恋を自ら選ぶということは、

 どちらの未来も

 受け入れなければならないということ。



 淡いピンクのキャミソールを着けて
 
 バスルームを出ると、

 あなたはベッドに寝転んで目を閉じていた。

 待ちくたびれて、寝ちゃったのかな。

 子供みたいに無防備な顔が可愛くて、

 ひとり、くすっと笑ってしまう。



 ドレッサーの前で濡れた髪を梳く私に、

 背後からあなたが呼ぶ。


 「こっちにおいで。小夜子。」


 いつもと何も変わらない声。

 もう何度も聞いている

 私の耳に馴染んだ声。

 穏やかで優しい

 私の好きな声。



 「イヤ…(笑)」

 可愛いあなたをちょっぴり困らせたくなる。



 「いいから、こっちにおいで。小夜子。」

 もう一度、諭すようにあなたが言う。



 あなたの相変わらずの穏やかな声に

 どきっとする。

 私は、しがらみから解かれ、

 ただの女になる。



 私はこの瞬間をずっとずっと待ち望んでいたのだろうか。



 振り返って、あなたを見つめる。

 いつもと変わらない優しい眼差し。

 私を見つめるこの眼差しは、

 きっとこれからも変わらない。



 私は、理由もなく

 そう確信して、



 ご主人様に呼ばれた子猫のように、

 するすると

 あなたの胸の中に

 滑りこんだ。



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2003年02月09日(日) Kissとメール

 
 あなたと私のこころを繋ぐもの。



 ひとつは、日々のメール。

 あなたと出会ってちょうど1年になる。

 二人の間を往復したPCメールの数はおよそ1000通。


 
 私は、

 温かさとユーモアに溢れた、

 あなたのメールがとても好き。



 あなたと初めて肌を合わせた日の翌朝。

 
 「抱き合っていて、

  あれほど相手がいとおしいと思ったことは、
  
  今までなかった。」

  
 と、あなたからメールが届いた。


 あなたに愛された感覚の余韻の中で、

 私は、

 あなたの言葉を

 うれし恥ずかしい気持ちで受けとめたことを記憶している。




 もうひとつは、

 熱いキス。*^^*



 あなたのキスはとても雄弁。

 まるで、

 甘い言葉で口説かれてるみたい。



 私たちはキスが好き。

 唇と舌と歯を巧みに使って、

 吸ったり、舐めたり、絡めたり、軽く噛んだり、

 求めたり、誘ったり、逃げたり、焦らしたり…

 私たちだけのオリジナルなキスをする。

 身体の芯までとろけちゃいそう。


 
 それは…

 束の間の逢瀬が永遠に感じられる時。



 昨夜も

 ベッドの隅に座り、

 ふたり身体を寄せ合って、

 永い永いキスに夢中になっていたら、

 バスタブのお湯が溢れていることにも気付かなかったね。



 メールは信頼を繋ぐために…

 キスは恋しい想いを伝え合うために…



 お花は定期的に水をあげないと枯れてしまいます。



 愛するあなた。

 キスとメールはこまめに与えて下さい。^^



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2003年02月08日(土) あなたのいる場所

 
 休日のドライブ

 港にあるあなたのオフィス

 いつもあなたが仕事をしている場所を私に見せてくれた。



 仕事をしているあなたは見たことがないけれど、

 仕事の話をしている時のあなたが好き。

 
 
 船の設計をするあなた。

 船の着水について熱心に説明してくれる。

 そんなあなたの目を見ているのが好き。



 「好きなものはとことん好きになる。」というあなた。



 あなたが好きなバーやレストランには

 何度も連れてってくれたね。

 あなたの愛車のスポーツカーは

 もう何年乗ってるんだっけ?



 「小夜子と一緒にいるのって飽きないなぁ。」

 ってあなたはよく言う。

 
 
 初めの頃は、

 こんな誉め言葉ちっとも嬉しくなかったんだけど、

 ちゃんと話を聞いてみると…


 
 私と会話すること、

 私と美味しいものを食べたり、

 美味しいお酒を飲んだりすること、

 私とキスをすること、

 私と肌を合わせること、

 これらのこと全て、何度重ねても飽きないし、

 楽しいって言ってくれる。


  
 私は特別いい女じゃないから、

 多分

 「相性」なんでしょう。


  
 「飽き」とか「惰性」というものと表裏一体で

 「馴染む」という感覚があるよね。

 本当に自分の心や身体に馴染んだもの、

 しっくりくるものから、

 人は離れられないのかもしれない。

 

 しばらくの間、忘れていても、

 好きなお店にはまた行きたくなるし、

 好きな曲は繰り返し聞きたくなる。

 好きな作家の小説はつい買ってしまう。


  
 私もあなたと同じ想いよ。

 だから

 あなたの声を聞くと、

 あなたの胸に抱かれると

 いつも

 どこかなつかしい気持ちになるの。



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2003年02月07日(金) 夢の中で君を抱いたよ

 
 「夢の中で君を抱いたよ。」

 電話であなたが少し照れながら笑う。



 「夢の中の私はどんなだった?」
 

 「はっきり憶えているのは、

  首筋の二つのほくろと白い太腿。(笑)」

 
 「それって本当に私だったの?」

 少し意地悪く訊ねる私。

 
 「ああ。間違いなく君だった。(笑)」

 自信ありげに答えるあなた。


 「首筋のほくろに俺がキスする時、

  小夜子の身体がどっちに逃げるか知ってる?」


 「キスした時、夢の中の小夜子もそっちに逃げてたよ。(笑)」



 ベッドの中の私の癖を

 あなたは時々得意そうに私に告げる。



 私の身体の私さえ知らない部分を、
 
 あなたは、子供みたいに無邪気な好奇心で探り当ててく…


  
 先週あなたに抱かれた時、

 いつになく乱れてしまった私。

 そのことに触れて、あなたが云う。

 「小夜子のそこは、右側の方が感じるでしょ?」


 
 電話のあなたの声に


  
 感覚が、フラッシュバックして…


 
 私の身体は熱くなる。




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2003年02月06日(木) 会えない日にも

 
 友達だったあなたと私。


 「恋とエッチどっちがしたい?」って訊ねた私に、

 「恋かな。」って意外な答え。

 「恋なら会えない時間も出来るでしょう。

  エッチ付きの恋なら言う事なしだね。(笑)」って。


 
 あの頃は、

 あなたと恋に落ちるなんて思ってもいなかったよ。

 あなたの恋人になって、

 あなたに会える日はあなたと抱き合い、愛し合い、

 あなたに会えない日はあなたに恋をしている。

 あなたに会えない日の方が、

 ずっとずっとあなたに恋焦がれてる…

 まるで片想いみたい。^^



 あなたには内緒で

 ここに綴ります。

 あなたへのラブレター。



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小夜子

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