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起きる
2012年08月23日(木)

間が空いてしまった。

この日記が「もう書かれない」と思われて、
抹消されてしまってはたいへん苦しいから、
書こう。

抹消されたくない。

最近はいろいろと苦しかった。

皆に失礼にもなっている。

メールや仕事を書けていないのに、
日記を書くと怒られるのではないかと思ったので、
日記は書くまいと思っていたが、
抹消されると苦しいので、書くことにする。

人のためではなく自分のために仕事をしてみようかとも思う。
この頃、人が怖くて怖くて。


机の前に座るくせを付けるために、
朝、『細雪』を写し書きしている。
写経のように楽しくて、苦しいことを忘れられる。

東京新聞が毎日届けてもらえるようになったので、読んでいるのだが、
意外に面白い。
「意外に」というのも失礼だが。

どうして届けてくれるのかというと、毎週木曜の夕刊にエッセイを載せてもらっているからだ。
木曜夕刊だけでなく、毎日、朝刊も夕刊もくれる。太っ腹だと思う。

しかし新聞を読んでいると怖くなって、
夜眠れないときがある。

ただ、東京新聞はほのぼのするような記事も多い。

あと、どうして日記を抹消されたくないかというと、
もう12年もこの日記を書いているからで、
続けてきたことがなかったことになるのが嫌なのだ。

しかし、過去がなかっったことになるのは仕方がないのかもしれない。
一秒でも過ぎてその時間が昔になったら「その時間があったこと」を証明できないと聞いたことがある。

抹消されないために一行だけ書こうと思ったのだが、
机に向かえば書けるものなのだな。

社会参加したいと思いながらも、
社会に認められようと考えると苦しいので、
自分の心を満たすように仕事をする方が、
できそうな気がする。




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