純文学もエンターテインメントも書けるようになりたい。
〔3月に読んだ本〕 ・水村美苗『本格小説』 ・有吉佐和子『悪女について』 ・パトリック・ジュースキント『香水 ある人殺しの物語』 ・桜木紫乃『ラブレス』 ・ジャン=クロード・エレナ『調香師日記』 ・佐藤愛子『戦いすんで日が暮れて』 ・江國香織『左岸』
はとバスは面白い。
〔2月に観た映画〕 ・『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 〔3月に観た映画〕 ・『ブンミおじさんの森』 〔4月に観た映画〕 ・『ジェーン・エア』
原稿、遅々として進まず。
野菜の肉巻きを作る。 友人たちと会う。
○朝日新聞の土曜版beの〔作家の口福〕、 今月は私がエッセイを書きます。 今日(4月7日)は、第一回「この人の一日を信じている」を掲載していただいています。 あと、おそくなってしまったけれど、お知らせをもう少し。 ○「小説現代」4月号(講談社) 3月22日発売 連載小説「可愛い世の中」第一回 ○「ふらんす」4月号(白水社)4月1日発売 エッセイ 〔フランスと私〕「『シュヴァルの理想宮』のこと」 もっとがんばって書かなくてはならない。
暴風が吹いていた日、 私は初めて、料理本の春のページを開いた。 たけのこごはんと、豆腐の田楽と、アスパラガスのおひたしと、姫皮とわかめの吸い物を作った。 不謹慎かもしれない、と一瞬考えたが、なぜそう考えたのかわからなかった。 ものすごい風で、 そういえば春だ、とやっと気がついたのだった。
これからは、観たものをここへメモしておくことに決めた。 〔2月に観た美術展〕 ・「没後150年 歌川国芳展」(森アーツセンターギャラリー) ・「イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに」(森美術館) ・「『行きつ戻りつ つくり つくられること』佐野 陽一・久村 卓・山極 満博」(ナディッフ・ギャラリー) 〔3月に観た美術展〕 ・「Eikoh Hosoe Photo Exhibition 細江英公写真展」(BLD GALLERY) ・「ロトチェンコ −彗星のごとく、ロシア・アヴァンギャルドの寵児−」(ギンザ・グラフィック・ギャラリー) ・「『望郷―TOKIORE(I)MIX』 山口 晃展」(メゾンエルメス8階フォーラム) ・「植田正治 『砂丘モード』」(タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム) ・「南川史門『鏡、音楽、マルチメディア』とコーヒーパーティー」(ナディッフ・ギャラリー) ・「志村信裕『恵比寿幻燈祭 Dress』」(TRAUMARIS SPACE) ・「『アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue』展」(21_21 DESIGN SIGHT) ・「フェルメールからのラブレター展」(Bunkamuraザ・ミュージアム) ・「小沢健二『我ら、時』展覧会とポップ・アップ・ショップ」(パルコミュージアム) どれも面白かった。
オペラシティで小沢健二さんのコンサートを聴いてきた。 編集者さんと行った。 良かった。 私は高校生の頃、「オリーブ」で連載していた小沢くんの連載エッセイを、全部スクラップしていた。 それから、ひとりになった小沢くんが、フリッパーズのCDは燃えないゴミの日に捨てろ、と言っているインタビュー記事を読んで真に受け、CDにハサミを入れた。 心酔していたのだ。 だから、ライヴに行ったら懐かしい気持ちになるのかな、と思って向かった。 だが、懐かしくはならなかったのだ。 昔の曲をたくさん演奏してくれたので、かえって現在感が強まった。 過去を否定しない小沢くんを見て、あ、大人になっているんだ、と気づき、 そして自分も大人になった。 私も三十三になりました。 小沢くんじゃないですよね、小沢さんですよね。 今の小沢さんも好きだ。また聴きたいな。
吹き荒れています。 みなさま、だいじょうぶでしょうか? お気をつけください。
桜が咲いている。
新学期である。 心を入れ替えようと思う。
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