ニュース番組で、呪文のような言葉がささやかれる。 「カワセトカブノネウゴキデス」 私はそれに興味がないので、その後の変な数字を聞いていると、世界が遠くなっていく。 ニュースに中の、いらない時間だ。 この前、友だちたちとお酒を飲みに行ったとき、友だちに聞いてもらった。 友だち「この店は、なんで虎の置物がたくさんあるんですか?」 オーナー「私が寅年だからです」 私「でも座布団カバーは、豹柄ですね」 オーナー「これは、豹です」
「本当に考えていること」の意味というのは、伝わりにくいのだと思う。 「私が本当に考えていること」というよりも、 「人間が本当に考えていること」という感じのことが書きたい、と思った。 人間が常識的なことでつらつらと書くような文章ではなくて、 人間が本当に考えているような文章を書きたい。 そもそも「考えている」ということ、 その「考えている」という言葉自体が、 共有しにくいものなのだろう。 私は頭では考えないし、思想もないし、 私はもっと「もやもやしたもの」のことが、本当に考えていること、だと思ってる。
大変悲しいことが、ありました。
マンドリンの団体で、選曲会があった。 掃除のおじさんから誕生日プレゼントとしてもらったクラシックのCDを持っていく。
髪を切ってきた。 その美容院は、いつもマンガを読ましてくれるので、嬉しい。 「この前来たとき、マンガ、途中まで読んでましたか?」 「読んでました」 「なんのマンガですか?」 「えー、安野モヨコのー」 「洋服を作る女の子の話ですか?」 「はい」 そうしたら、それを持ってきてくれた。 本当は「ボウズにしよう」と息巻いていたのだけれど、 やはり勇気が出なかった。でも、かなり切った。 できあがった髪形は、ショートで、 前の長さより20センチくらいは短いから、 今、普通にしていても、頭が軽い。 洗うときは、指がするするとして、変だ。 いやー、それにしても、自分で言うのもなんだけど、短い方が断然、 可愛いな! 関係ないが『きょうの猫村さん』の、ネコムライスってすごくおいしそうだ。 それから、ひとつの冷蔵庫にTOSHIBAとHITACHIって書いてあるコマは、何度見ても笑える。 それから文章は、私は、自分の内側からは書いてない。 本当に考えてることって、べつに、自分の中のことじゃ、ない。 外の世界のことだ。 私は他の人のことを考えなかった時間って、一秒も、ない。
笙野さんの文章が、好きですが、 でも、本に出てくる方に対しての見方が、変わったりとかは、してないです。 これからは、お酒は多くても5杯までにしようと決めました。 ご迷惑をおかけした方がいらしたら、申し訳ありません。 精進しなければ。 思い遣りのある人になりたい。 意地をはらずに、まわりの人の助けを借りながら、ゆったりやっていこうかしら。どうせ私らしいことしかやれないのだし。やれることをちゃんとやればいいのかもしれない。 でも、常識が欲しい。 今日は実家に帰ってきました。 母がカトマンズに行ってきたので、ネパールのお茶を飲ましてくれました。
笙野頼子さんの『徹底抗戦!文士の森』が、本当に面白かった。 このリズムやユーモアに、くらくらする。 これからは、自分に書きたい芯がある、 ということを大事にしていきたい。 自分の書くこと、喋ることは、気持ちが悪い。 一番感じるのは「可愛いぶってるんじゃないか?」ということだ。 それが本当に気持ちが悪いので、ときどき自分をなぐりたくなる。 自分が人に対して、セクハラをしているのではないか、と心配だ。気をつけよう。 私は、自分が本当に考えていることを書きたい。 それによって人にどう思われたい、とか、自分の人生を変えていきたい、とかいうことではなくって、 本当に考えていることを書いてみたい。 でも今のところ、自分の書く文章で「本当に考えていることを書けた」と感じたことがない。書いているときは夢中でも、しばらくすると気持ちが悪くなる。また書く。気持ちが悪くなる。 気持ちが悪くなくなったら、もう書かないような気もするが……。
1目の日。 2新しい考え方をするために、生きているのだと思う。 3きれいな人には憧れない。 4浅草をぶらぶら散歩した。喫茶店とか、魚とか。 5澁澤龍彦みたいな人が好き。物知りだけど、何もできないの。 6手でみけんを触ると、波波になっている。 7川川川川川川川川。 8有給休暇。 9祝日。 10土日。
1私がカーテンにブローチを付けているので、 家に帰ってきたときに、いつもまっさきに、 「虫!」と、びくっとしている。 2タイ料理食べたり、楽器弾いたりと、有意義な日。 「コープンカー(ありがとう)」と店員さんに言いたかったのに、恥ずかしくって言えなかったのが心残りだった。 3昨日の朝日新聞土曜版の「be」に、「指先からソーダ」第2回が載っていますので、よろしくお願いいたします。 4自分の考え方は、いわゆる「男性的」な部分が多い。それで、男の人と話すのは気楽で、女の人と話すのは緊張する。 5ユーモアのセンスが薄れるのが、恐ろしい。それで、人と話したくてたまらないのだ。 6私はこれから、自分がどんどん良くなっていく予感でいっぱいだ。 7しかしなんだかんだ言って、感性の豊かな人ってのじゃなくて、寛容さのあるかっこいい人になりたい。 人と向かい合うときに、できるだけ本当のことを喋っていきたい。 8きっと私は30歳を通り越して、 940歳まで生きる! 10そのときに足がふるえる、 楽しくて。
友人の結婚式に行ってきました。 もう十何年越しの友だちと、ものすごく優しそうなだんな様の、です。 家族の方も、周りの友だちも、みんな良い雰囲気で、楽しかった。 結婚式って、行くと、その人の、人の良さや、芯のしっかり具合などを、思い知らされる感じがする。 「いい人と出会えて良かった」というよりも「こういう女性だから、こういう男性が現れるんだ」ということを痛感する感じ。 おめでとうございます。 あ、あと、ドレスがすっごく似合ってました。 なんか、可愛い格好をしている人をみると、ものすごく楽しい気分になりますね。
「自分は天才だな」という気持ちがなかなか抜けなくて、おそろしいです。 「世の中は箱に入れたり傀儡師」(芥川)って感じです。
9月15日が誕生日だったんですが、自分へ向けての誕生日プレゼントとして、かわかみじゅんこさんの『ワレワレハ』と『少女ケニヤ』を買った。2冊で7千円近くもした。絶版で。 かわかみさんのマンガは、南Q太さんのマンガでもそうなんだけども、人から「どこがいいの?」「どの作品がおすすめ?」と聞かれたときに、なんて答えていいか、うまく思いつかない。 でもとりあえず、私が思うのはお2人とも、カラーページがめちゃくちゃ可愛いってこと。 あと、かわかみさんのマンガを読んでいて、私は、 自分の好きなページを開くと「ギャー」とか叫びたくなる。 なんてゆーか、マンガでしかできないことをやってるんだよね。 この前、友人の方と「音楽とかは、それになる前に、もやもやがある」という話をしたのだけれど、 世の中の人はみーんな、もやもやを持っている。 それで、そのもやもやを人と共有したい。 で、言葉や、音楽、映画、などを作る。 言葉は、言葉になる前にもやもやがある。 でも、言葉=もやもや、じゃない。 もやもやは言葉になるときに随分、変わる。 その、もやもやが言葉に変わるときの、楽しさを知っている。 だから言葉を作る。 マンガや映画も、そうなんだと思う。 そのもやもやに対して「マンガでしかできないこと」「映画でしかできないこと」「音楽でしかできないこと」があるんだと思う。 そこの部分が面白いのだろう。
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