Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2006年08月31日(木) |
桜井和寿 LuckyRaccoonNight vol.1出演決定!! |
な、なにが起こったんだ。KAN+桜井和寿だと! 相互の持ち歌を歌ったりするのか!KANが「名もなき詩」を、桜井が「永遠」を歌ったりするのか。CDを作ったりするのか。 このふたり、たしかにむかし一緒に曲を作って歌ったことはあったけど。 草食恐竜と肉食恐竜のような組み合わせなんだぞ(秀逸なたとえだな、うん)。 ■ 桜井和寿 LuckyRaccoonNight vol.1出演決定!! >KAN+桜井和寿として出演致します。 日程:2006.11.18(土) OPEN:16:30 START:17:30 会場:Zepp Tokyo チケット料金:\4,800 tax in(1Fスタンディング・整理番号付、2F指定) 一般発売日:2006.10.1 お問い合わせ先:ディスクガレージ 03-5436-9600(平日12:00〜19:00)
観てみてー。ステージでどんな話をするんだ。たのむ、チケット取ってくれー!
本日の自作編集CDR。2曲目の「サンデイ・ソング」に、失われた時間の美しさを知る。
01. The Healing Power Of Intimacy / Martin Speake, Bobo Stenson, Mick Hutton, Paul Motian (ECM1831) 02. Sunday Song / Richard Beirach (ECM1104) 03. I'll Be Seeing You / Billy Holiday (The Commodore) 04. I Remember You / Lee Konitz, Sonny Dallas, Elvin Jones (verve) 05. Radio Ethiopia / Patti Smith Group 06. April Fools / Rufus Wainwright 07. Born Under Punches (The Heat Goes On) 08. Once in a Lifetime / Talking Heads 09. Song Cycling (らっきゃらっきゃさ) / あがた森魚 10.
2006年08月30日(水) |
山口泉著『宮澤賢治伝説 ガス室のなかの「希望」へ』河出書房新社 |
服部良一『東京の屋根の下〜僕の音楽人生 1948-1954 (ビクター編)』■ を聴きながら夏風邪の静養をしています。
有隣新書、服部一馬著『占領の傷跡―第二次大戦と横浜』■ 終戦直後から昭和32年の高島屋までの横浜。貴重写真がたくさん。平岡正明の子ども時代を空想。
それはそうとして。
岩手の花巻というのは一度はゆっくり遊んでみたい土地ですが、宮澤賢治にはあまり興味はないです。「虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)」をまねて、おらに「ECMのCDをは700枚買ってけろ」、みんなにバカにされても、はあはあはあと嬉しそうに息をしているだけでした。
この本のタイトルにぎょっとした。 山口泉著『宮澤賢治伝説 ガス室のなかの「希望」へ』河出書房新社■ 最初にアウシュビッツの首吊り台の写真。 序言、最初の5行で、宮澤賢治の犯罪性を見通せた。 山口泉のサイト>■ 「魂の連邦共和国へむけて」の意味するところは?
美しい本である。多少高くてもいいのでみすず書房で出してほしいくらいである。 いやはや、この本は2004年8月刊、2400えん。なんでもっと早く出会ってくれんかったのじゃ。
ぼくは魂というコトバは使わないのですが、意識というコトバを使います。 空海、高野山、密教に関心はありますが、「あの場所」とか「あの意識」を措定するファンタジーに過ぎないのかどうか、は、保留。
『イメージ、それでもなお アウシュヴィッツからもぎ取られた四枚の写真』平凡社 <イメージ論としてアウシュヴィッツを論じる前人未到の試み。「表象不可能性」の絶対化を批判し、不完全な資料の断片からでも歴史を再考する努力を怠るべきでないと解くポレミックな書。> ・・・そういうテーマの本なのか。 死ぬまで裸で走らされてる女性の写真。 あゆみブックスでこの本を買おうと手にしていたら、ケータイが鳴ってふと我にかえり、「あ、いけね、今月は家族旅行の経費で逼迫していたんだったー!」と、買うのやめました。
表象不可能性、て、あるとは思うけど、「体験した者じゃないとわかんない!」という種類の発言には怠惰を断じるぞ。じゃ、なんで人間には想像力というものが備わっているのか。
2006年08月29日(火) |
『何語で?In What Language? / ヴィジェイ・アイヤー&マイク・ラッド Vijay Iyer & Mike Ladd』 |
■ こないだ紹介した反グローバリゼーション活動支援CD『gascd』、2枚届いちゃったわ。2枚組で15ドルであの内容。 続編は・・・作られていないようですね、左翼的な活動というのは最初だけが美しく力強い幼児的なものであり、困難な継続が粛々と美しいのが右翼的な活動なのだという、そんな箴言に似た文言を想起しますが。
■ レオン・ポリアコフ著 『反ユダヤ主義の歴史 【全5巻】』 合田正人/菅野賢治監訳 筑摩書房 ■
第4巻「自殺に向かうヨーロッパ」7980円
内田樹さんの推薦文のとおり、次世代に贈られる書。 わたしもざっと読んでみたけど、ソ連の成立にユダヤ人が重く関与していたとか、シナゴーグが焼き払われユダヤ人たちが襲撃されたクリスタルナハト=水晶の夜(ジョン・ゾーンの作品名からリアルジャズファンには有名)とか、面白いところ満載、なのだけど、記述が詳細すぎて読むのたいへん。
■ このところ聴いてたCD。
『何語で?In What Language? / ヴィジェイ・アイヤー&マイク・ラッド Vijay Iyer & Mike Ladd』 じゃずじゃ、マーク・ラパポート、ミュージック・マガジンがそろって年間ベストに挙げられていた怪盤。最初に聴いたときは、音楽がごった煮すぎて手におえない感じがしました。ところが、Pi Recordingsレーベル■の作品だ!と思ったとたんに、「スレッギルの2作でスタートしたもっとも信頼できるリアルジャズレーベル!」「最新作はなんとジェームス・ブラッド・ウルマー、今まで何してたのよー、の、凶悪な復帰作!」というインフォメーションはいつものことなのよ、それでね、それでね、瞬時にして、この音楽がするすると理解できるようにはっきり聴こえてしまったの。
この変化のリアルさ、実感、って、どういうこと?
わたしの耳は予断によって受信能力が変化するイカモノだというわけですか。こたえはイエスです。 このCDの受信にあたって、Pi Recordingsの他の作品たちにあった“理解する枠組み”といったものが、強烈な補助線になったとしか思えないわけです。
この意識の動きは、単に「わたしは純粋に音楽だけを耳にしているのではない」という事実を示すだけではなく、さらに「差別するリアリティ」というたいへんに危険な情動でもあることを示しています。
わたしは反省すべきでしょうか・・・。
2006年08月24日(木) |
梶谷美由紀の「ルージュになりたい」(1996)は、すげえ高度なナンバー |
阿部和重対談集を読む。高橋源一郎があたらしいぞ私達はと言うんだから、新しいんだろう。読んだことないけど。
森高千里の「できるでしょ!!」で口をへのじにしていたらブックオフで最高傑作の評判が高い『Sava Sava』(1998)が目に入って、1曲かけてからつづいて届いた編集CDRをかけたら同じ曲が流れた。 それにしても『Sava Sava』には、ジャケ写の森高の顔たちが微妙に違う20数枚だけがカラー・ブックレットになって付いている。これははっきり言って、怖い。「できるでしょ!!」を打ち消すくらいに怖い。これこそ、オンナの恐怖である。
梶谷美由紀の「ルージュになりたい」(1996)は、すげえ高度なナンバーやなー。職人芸どころか芸術の域に達してる。
・・・しかし、オンナであることを誇示しているオンナの顔というのは気色わりいもんだぜ、まったく。
林静一■や、アジカンのジャケで有名な中村佑介■や、泉鏡花の小説で描かれる、想像界に存在しているおんなのひとはどこかにいないのか。
エクスワイフと4人のこどもたちは群馬県太田市に住んでいるのであるが、わたしは北海道出身なのであるが、それがなぜ、斉藤投手と田中投手のたたかい、が、あなたとわたしのたたかい、に、なり、斉藤投手の勝利がわたしの勝利になるのか。
2006年08月18日(金) |
ミュージックマガジンの特集、フリッパーズ・ギター |
ミュージックマガジンの特集、フリッパーズ・ギター。いま書いてるのは20日。 2さつ買いたくなった。
音楽を聴くのは、瞬間に宿る永遠に触れるため。
そこにはペットサウンズもヘッド博士もチャーリーパーカーウィズストリングスもステアケースもフィールマイセルフもスピリチュアルユニティも永遠の遠国も天使たちのシーンも。
ぼくは多くの葬儀に立ち会う中で同じ刹那に生きているいろいろな時代の個々人はわたしでもあることをわかったときに
ううん。早実の斉藤くん。すき。
2006年08月17日(木) |
『Change of Heart / Martin Speake』(ECM1831) |
きよちゃん@ようろうてんめいはんてんち
駒大岩見沢じゃないや・・・、駒大苫小牧と早稲田実業が決勝なのね
コニッツのモーション(おいらの生まれた1961年録音)を聴いていると、そりゃエルビン・ジョーンズでジャズとすれば、トニー・ウイリアムスもジャック・ディジョネットも物足りないかもしれないわけだし。
ECMが新しさを聴かせられたのは、ジャック・ディジョネット、ヨン・クリステンセンによるところが大きい。
でもね。21世紀に入ってECMを聴いたら、これはポール・モチアンに、幻惑されすぎな、すごいこと。
グッバイの1曲目、の、噴出する叙情。 『Goodbye / Bobo Stenson-Anders Jormin-Paul Motian』(ECM1904)
この新譜の1曲目、で、モチアンがドシャバシャと叩き、攻め上がってくる、そんなのありかよ、かんべんしてくれよ、と、 この叙情。 『Change of Heart / Martin Speake』(ECM1831)
ふふふ。叙情、としか、書いていないわね。だから音楽ってきらい。
2006年08月16日(水) |
ライブといえば、平井庸一グループが、ついに新宿ピットイン夜の部に登場。 |
イスラエルがなんでレバノンを攻撃してるの?と問われ、まったくこたえられませんでした。 週刊こどもニュース「イスラエルがレバノンを攻撃、なぜ?」>■
おいけいま。内田樹せんせいが小泉首相の靖国参拝について「学習障害性ナショナリスト」■というテキストを書かれている。おおむね、わたしの考えと相違ないものなので、よく読んでおくように。 ・マヌーヴァー → 戦略、作戦、策略、術策 ・トリヴィアル → 瑣末なこと、雑学的な事柄や知識、豆知識 とゆー意味だからね。
おいけいま、こんど、Salyu(さりゅう)のライブに行こうなー。 ・・・って、ソールドアウトなのねー。■
ってさ!このリキッドルーム!Salyuと小谷美紗子のジョイントじゃないか!!! おいけいま、わかるか、このミュージシャンシップを感じるコラボレーション。小谷の『CATCH』は出たときやったよな、ちゃんと聴いて受け止めているか?
ライブといえば、平井庸一グループが、ついに新宿ピットイン夜の部に登場。 世界は少しだけ明るくなった。 ジャズの最先端を行き過ぎて一周してきてしまっている(つまり周回遅れの逆だ)感がある彼ら。ポール・モチアン、マーク・ターナー、カート・ローゼンウィンクルと並ぶ、ジャズの主線(メインストリーム)4強、の、ひとりが平井庸一だ。
9月17日(日) 新宿ピットイン 夜の部 \3,000(1DRINK付) ■ 【平井庸一グループ】 平井庸一(G)増田ひろみ(As)都築 猛(P)蛭子健太郎(B)竹下宗男(Ds) レニー・トリスターノ派の音楽をひたすら追究してきた若手ジャズ界特殊部門を突っ走るグループが夜の部初登場。リーダーの平井は Jazz Today 誌にエッセイの連載もしている。
2006年08月15日(火) |
国民国家というコンセプト自体に戦争という事態を不可避とする構造がある |
かーいがんをー、あるくー、ひとたちーがすなにー。(小沢健二・天使たちのシーン)
森高千里「できるでしょ!!」を10年ぶりに聴いたら、運転しながら思わず口がへのじになって泣いてしまいそーでした。 間奏のエイドリアン・ブリューばりのギターも吉。 96年作品『TAIYO』■はレビューにあるとおりの出来だと客観的には思います。
終戦記念日、というネーミングにすでに違和感。 お盆の時期に、太平洋戦争を想起する61年目というのはちょっと日本っぽいよね。
NHKスペシャルの『玉砕戦 〜生還者 61年目の証言〜』■、NHKはえらい。980えんくらいでDVDにしてね。 サイト「硫黄島探訪」■
小泉純一郎首相の靖国神社参拝は中国韓国との外交ネタという重要な裏テーマ含みで、なんにせよ問題視して騒いでいられるだけ、よいと思います。
それでね。
「日本」のみならず、すべからく、国民国家という概念の立ち上げ、そのものに、→「敵」→「戦争する」、という“情念の自動的な流動プログラム”が仕込まれている、という指摘がこないだ読んだ 下河辺美知子著『トラウマの声を聞く 共同体の記憶と歴史の未来』(みすず書房)に書かれていたわけ。 >>> 1 トラウマ(PTSDをめぐる時間の旅―忘れられたものからの声;トラウマという場所―われわれは現実界との出会いを希求しているのだろうか;集団のトラウマという発見―『モーセと一神教』と埋葬された記憶;「真の他者」の出現―テロリズムと共同体の記憶); 2 ジェノサイド(「俺じゃない、エイハブはあいつだ」―ジェノサイドの欲望が宿る場所;「自由の帝国」と表象の全体主義―言葉のジェノサイド;ジェノサイドと核―核と抑止のレトリック); 3 エシックス(遠くから殺す/近くから書く―モダニズム国家と「ヒロシマ」;国家が殺されて歴史言説が誕生する―アンティゴネーがもたらすエシックス;エシックスの囁き―デリダの正義の在るところ) >>>
(無垢な)国民国家が何らかの外的要因で戦争を引き起こすのではなく、 国民国家というコンセプト自体に戦争という事態を不可避とする構造が、心理学的な見地に裏打ちされた構造が、ある。 ・・・というおはなしなのです。
家族がユニットの最小単位であることは、「父の存在」「エディプスコンプレックス」「禁忌」「倫理」「禁止」「禁止の侵犯としての快楽」「生殖活動」とセットになっているもので、「人間は父親と母親から生まれる(精神の生成も含んで)から人間なのである」に帰着する。
家族の外側には山河しかない。地球しかない。
なのに、学校や会社や市町村があり、国家があると、自明のように教えられる。 これは間違いである。家族の外側には風が吹いているだけなのだ。
2004年1月1日に書いてた、ピーター・バラカンのサイト(peter barakan's BROKEN RECORDS)、閉店して久しいのね>■、で購入した、というこのCD↓
(以下、引用) このちょっと変わったタイトルが指すのはGovernments Accountable to Society and Citizens = Democracy、つまり「社会と個々の市民に対して責任がとれる政府こそ民主主義なり」といったことですが、馴染みの薄い名前が多いにもかかわらずかなり聴き応えがある面白い内容です。2枚組のコンピレーションで、出演者全員がタダ働きをしているようですが、売り上げは大企業によるグローバリゼーションの弊害についての意識向上のために活動を続ける人たちを支持するのに使われるとのことです。Ani Difranco, Bruce Cockburn, Gil Scott-Heron, Michael Franti など、活動家としての顔を持っている人たちに加え、Olu DaraやBill Frisellの名前を見つけて僕はこの作品に対する最初の好奇心が湧きました。特にフリゼルの未発表ライヴによるマーヴィン・ゲイの名曲What's Going Onのカヴァーは彼のファンなら聴きたくなるものでしょう。(ピーター・バラカン)
・・・あれれ、このCD、おいらの部屋のどこにあるのだ?聴きたいぞ!
話は変わるけど、8月25日にフリッパーズ・ギターの2作が再発されるぞ!■ とくに『カメラ・トーク』。 わたしにとっての無人島に持ってゆく1枚(!)だぞ。全曲、英語のタイトルが付いているんだぞ。永遠の15才なんだぞ。
1. 恋とマシンガン 2. カメラ!カメラ!カメラ! 3. クールなスパイでぶっとばせ 4. ラテンでレッツ・ラヴまたは1990サマー・ビューティー計画 5. バスルームで髪を切る100の方法 6. 青春はいちどだけ 7. ビッグ・バッド・ビンゴ 8. ワイルド・サマー/ビートでゴーゴー 9. 偶然のナイフ・エッジ・カレス 10. 南へ急ごう 11. 午前3時のオプ 12. 全ての言葉はさよなら
2006年08月14日(月) |
藤田陽子の『あたいの涙』つうアルバムも聴いてみたいものであります |
ファンであることを誇りに思うような音盤、「くるまにステッカーを貼りたい」「コートにバッジをつけて歩きたい」と思えるようなのは一昨年のアジカン、昨年の小谷美紗子、今年はデスキャブ■、って、感じですー。
寒山どの、くるりべすとを聴きながら堕ちてゆくというのは、甘美なものを感じます。わたしもゲットしてます。くるりは京都なんですねえ。京都に中古CD屋をはしごするだけのツアーに出るのが夢ですう。チャッピーの正体はあっけらかんとわかってしまったのですねえ。野田秀樹の奥さんなのかあ。藤田陽子の『あたいの涙』つうアルバムも聴いてみたいものであります。
ノーノのCD『力と光の波のように』、これ、手に入らないものですかねえ 。だれか聴かせてー。
2006年08月13日(日) |
原智恵子のCD『伝説のピアニスト』アマゾン残1点をだだいま奪取せり |
原智恵子■のCD『伝説のピアニスト』■、アマゾンで残1点という表示を見て、 「気丈なほどの凛とした強さと、いとおしいまでのかわいさ・はかなさが同居しているような演奏で、そのけなげさにおもわず抱きしめたくなってしまう。アルゲリッチの演奏を一方の雄とすると、それとは正反対の対極にある演奏で、名演であると思う。」 とまでレビューされていたら、そりゃ、買うわな。
そんなピアノ演奏があるんかい!ごるぁ!
名前が、木多康昭の『幕張』の鈴木智恵子とおんなじなのをちょっと気になってしまう、のは、わたしだけでしょう。
2006年08月12日(土) |
森高千里「できるでしょ!!」(『TAIYO』収録) |
いやー、ほんとねー、ずばり!ビリー・バウアーのギターをコンプリートしたいですねー!もう、ほんとにいやんなっちゃうくらいおんなじことかんがえてしまっているんだわ。わたしたち。きゃっ。 ジョニー・キャッシュだけのベストを聴かせてほしいの。おねがいよ。わたしたち、きっとよ。
結局、エドガー・ヴァレーズというのは巨大な岩場の漆黒の闇とか、圧倒的なオブジェを現出したかったんだと思う。 で、できてるところがすごいんだけど。
森高千里の話になって、「できるでしょ!!」(『TAIYO』収録)って言われたい、今すぐ言われたい、と、だだをこねあう。
架空のアイドルとして仕掛けられたChappie ■のファーストシングル「Welcoming Morning」は、その完璧すぎる宗教性までを備えた楽曲、川本真琴が隠れヴォーカル、なれど、そこはかと聴こえる東急田園都市線沿線300坪の豪邸のお嬢様だけがかもしだせるアンニュイ感が高級すぎたせいで、しもじもの者にはさほど売れず。サードシングルでは、明白な森高千里がヴォーカルをとっていたことを思い出します。 「Welcoming Morning」のメインヴォーカルは誰だったのでしょう(メインは川本真琴じゃないよ、この声は)。1999年Jポップ界の、ポカンとあいた聖域のような謎なのです。
2006年08月11日(金) |
小谷美紗子はいいねえ。「雨音呟く」。 |
岐阜に向かうのに軽井沢・松本ルート。最初の眺望は妙義山。がんこそうな山すがたじゃの。
小谷美紗子はいいねえ。「雨音呟く」。今日も学校や会社で負けてきたよ。この語感なんだよね。 下記が小谷のプロフなんですけど、師匠の解読をお願い申し上げまする。
《尊敬する音楽家》 佐藤準 Beethoven 桑田佳祐 友部正人 Cyndy Lauper 小倉博和 John Robinson Davie Campbell 《好きな音楽家》 Freddie Mercury Debussy eastern youth ナンバーガール Police Dave Marrhews e.s.t Jon Brion AZUMI ■ 《一番好きな曲》 Extreme 「 More Than Words 」
フレディマー・キュリーとドビュッシーが好きだというだけで、のけぞりそう。AZUMIというひとを聴いてみなきゃ。 ジョン・ブライオンということは、ブラッド・メルドーの『ラーゴ』なのですね。さすが小谷さん、わかってらっしゃる。 ・・・ぐ、な、なんですと?e.s.tって、まさかエスビョルン・スヴェンソン・トリオのことですか?何かのまちがいですよね・・・小谷さん、だめですよそんなものをきいていては。そこはポール・モチアンにしなきゃだめです。クリエイティビティのかけらもないれんちゅうです。
小谷のDVDがこの夏のツアーで売り切れていなかった通販できるようだ。
●小谷辞典-DVD付き-
貴重なトリオインタビュー(CATCH制作秘話など満載!)をはじめ、小谷美紗子書き下ろしイラスト/詩等。“小谷辞典”という名のとおり小谷美紗子の色々な部分を知る事ができる貴重な一冊。 セルフプロデュース“小谷辞典”、DVD付きでこのお値段お見逃し無く! SIZE:A5 PRICE:1800yen(tax in)
★CD捜索願 大塚利恵の『東京』というCD(鈴木正人プロデュース)、現在廃盤、を、だれか捜してくださいー。聴かせてくださいー。焼いてくださいー、って言ったら法律違反になるんだっけ?
2006年08月10日(木) |
ジョー・ヘンリーの「Lighthouse」ロン・マイルスが奏でる孤独に悲鳴をあげるようなトランペットの音の美しさ |
「くるみ」とか「ぼくらが旅に出る理由」とか。 ふとした節目で、じっと手をみたり、銭湯の洗い場で自分の顔や腹のたるみに同僚のみゆきちゃん23さいへの恋慕がうんさんむしょう雲散霧消、うんしょうむさん雲消霧散、四字熟語はおぼえます>■、50、80、よろこんで。
「くるみ」と「ぼくらが旅に出る理由」を、ジョー・ヘンリーの「Lighthouse」といっしょに耳に鳴らす。脳内再生する。 奇跡的なものの三重奏。 ここでロン・マイルスが奏でる孤独に悲鳴をあげるようなトランペットの音の美しさ。
わたしの将来のリスニングルームでは、3台のスピーカーでこの3曲を理想的なコンディションで鳴らすものだ。
お。こんな本があるのね。うう。高いけど、マストだ。
昼間賢著『ローカル・ミュージック―音楽の現地へ』■
諏訪淳一郎著『ローカル歌謡の人類学―パプアニューギニア都市周辺村落における現代音楽の聴取と民衆意識』■
01. Savoy Truffle / The Beatles 02. Song 6 / Daniel Powter 03. to U / Mr.Children with Salyu 04. Last Train Home / Pat Metheny Group 05. 悪いひとたち (Live Version with orchestra: at NHK HALL,16,JAN,1994) / Blankey Jet City 06. Jolene / Susannna And The Magical Orchestra 07. Shadrack / Louis Armstrong with the Sy Oliver Choir and the all stars 08. 新極真会の歌 / 長渕剛 09. エントランス / ASIAN KUNG-FU GENERATION 10. That Little Sports Car / The Shaggs 11. John Adams : Christian Zeal & Activity / San Francisco Symphony : Edo de Waart, conductor 01. Songbird / Fleetwood Mac 02. プルメリアの花 / 松田聖子 03. All Across the Nation / Gianni Gebbia-Garth Powell-Damon Smith 04. Shout It Loud (New Video Version) / KISS 05. G. Puccini : Nessuh Dorma / Andrea Bocelli プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「だれも寝てはならぬ」 06. I’m So Tired / The Beatles 07. Flag / Joe Henry 08. Mayor of Simpleton / XTC 09. 天国のキッス / 松田聖子 10. 54日間待ちぼうけ / 萩原健一 11. Radiance PART 8 / Keith Jarrett 12. 13. 14. Nobody Loves You (When You’re Down And Out) / John Lennon 15. One More Kiss / Rebecca 16. All My Love’s Laghter / Art Garfunkel 01. Lighthouse / Joe Henry ★ 02. Welcoming Morning (single ver) / Chappie 03. Tie Your Mother Down (air guitar edit) / Queen 04. Ain’t That Peculiar / Japan 05. ファミリーチャイム / 岡村靖幸 06. Blemish / David Sylvian : remixed by Akira Rabelais 07. ひみつ玉 / さねよしいさこ 08. くるみ / Mr.Children 09. Olav Bergsland / Knut Hamre and Steve Tibbetts
2006年08月09日(水) |
「インプロ系好きなら確実に落ちるチョーク系な」と評されるクラブエルフのライブ盤 |
養老天命反転地に行ったら、岐阜県美術館でルドン展をやってる■、つうんで足をのばしました。 寓意的なもの、象徴主義、幻想、幻視みたいなのは好きだな。音楽も。 そうじゃない音楽も、そういうふうに受信してます。
オディロン・ルドン ■
おー。「インプロ系好きなら確実に落ちるチョーク系な」と評される(うう、チョーク系、窒息系とはかなり正しい表記だな)クラブデエルフのライブ盤が出ていたか。今回もマット・マネリ参加!これほしー。 ■
うお!9月に新譜が予定されているではないか、クラブデエルフ! しかも、この一転したジャケデザインが超ど級名盤の風格があるではないか。アマゾン日本で予約受付中だ!
夏の定番、ガリガリ君と赤城しぐれ。 昭和46年ごろ、四角いビニールに入った赤くて硬いシャーベットアイス、たしか20円の、が、あった。あれは函館市の小学4年生だったわたしには衝撃でした。あれは赤城乳業の製品ではなかったのか。気になる。 赤城乳業>■
深夜の教会
美しい星にぼくたちは暮らしている。
10. ペルシアン・ラブ Persian Love / ホルガー・シューカイ Holger Czukay (1979) 「もし死に際して5分間だけ音楽を、....と言われたら躊躇なくペルシアの歌を選ぶだろう。それはピアノでは表現できない微分音があり、あれほど絢爛な旋律はないから」(小泉文夫)、と・・・。>■ ううー。微分音の絢爛な旋律ー! (学生時代にレコードファンクラブを創設した仲間のなおふみくんからメールをもらった。「ただくんから最初にもらったカセットには「ペルシアン・ラブ」と「つるつるのつぼ」が入っていましたよねー、元気ー?」)
ぼくは96年くらいに微分音即興のパイオニアであるNYの伝説マネリ父子(Joe Maneri Mat Maneri)の存在に出会い・・・ ・・・お、こんな記事が>■ お、記事のイントロに「いけだだいさく」という詩人か哲学者のような方のテキストがあります、ねえ。ジャズ・即興演奏家にはたしかいないよな・・・
いっしょにミスチル&スピッツ大阪公演に行けなくてごめんね。ミスチルCDR作ってー!曲順はねー、 01. くるみ 02. Tomorrow Never Knows 03. Everything (It’s You) 04. 口笛 05. Hero 06. 箒星 07. Sign 08. 優しい歌 09. 風〜The wind knows how I feel〜 10. PADDLE 11. CANDY 12. いつの日にか二人で
2006年08月06日(日) |
『音の力 〈ストリート〉 復興編』・森高千里「渡良瀬橋」「17才」 |
DeMusik Inter.編『音の力 〈ストリート〉 復興編』■を読みはじめたら、いきなり美空ひばりの「さくらの唄」を聴きたくなる。
文京区小石川図書館に行くぞ。
森高千里。 「渡良瀬橋」■ 「17才」■
お風呂の王様、光ヶ丘店。寒山拾得・編集CDRを愉しむ耳老人の会。 そいえば、ルーファス・ワインライトのファーストの2曲目「ダニー・ボーイ」は同名異曲でしたー。
思いがけず夏休み、は。 なにげに懐かしい気持ちがする「関が原」というインターチェンジの名まえ。おれは戦国武将か!
行って来ました、養老天命反転地>■。 きよちゃんの大脱走事件、つうのもありましたが、「おやじは勝手に自爆した!」(こい)、のらしいし。 品川で長女をひろって太田発長野ルートで岐阜、東名を浜松で一泊、秋葉原経由、太田、練馬、往復1244.8キロ。
養老天命反転地。 ふだん使っていない、平衡感覚とか、バランスを取るための筋肉とか、視覚とか、に、スイッチが入る、と言えば、そういう現象なのだろうけども、「なんや?ここはー。こんなんでいいのかー?」と、ぶつぶつ歩いていると、息は切れるし、楽しいし。なんつうのか、帰って来てからも「感覚が研ぎ澄まされた感じ」というのが明らかに持続している、のだ。
この一年、おれはもう老後だー!を座右の銘にして(誤使用)暮らしてきていたのだけど、違うな。これからだな。50、80、よろこんで、だな。
さすがに2日遅れの筋肉痛で。静養しながら、セルジュ・チェリビダッケSergiu Celibidache(1912〜1996)のブラームス交響曲全集■を聴く。なにげに、音楽が聴こえる。ベートーベン・リスペクトしすぎだろ、と、思っていた1番も、今日はとってもすてき。
ぐ。本社内で異動に遭遇し、26日・29日に休めることになったので、「サントリー音楽財団サマーフェスティバル2006/MUSIC TODAY 21」■に行けることに!とにかく、ホールの響きを聴きたいー。ジャズもライブだけど、クラシックもライブだ。
だけど、わたしはCD至上主義です。
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