崖の上のクリスタル・スカル - 2008年07月23日(水) 策略通りというか、「ポーニョ ポニョ ポニョ さかなのこ♪」という例の歌が頭の中でぐるぐる回っている。 7月の中旬ごろから、同様の人が各地に増え続けているのだろうと思う。 くそう。 いや、観るけどね。 いくら人面魚の話とは言っても、共演がたった5歳のダッサイ坊ちゃん刈りとは言っても、駿監督だもん。 ところでインディ・ジョーンズの新作もまだ観ていない。 中学のころ、鶴屋でジョージ・ルーカス展が開催されたときには、ばか高い入場料を払ってハリソン・フォードが実際にロケで着用したというタキシードをしみじみと眺めて帰ってきた。レイダースのテレカも買った。インディアナ・ジョーンズという人間がわたしは大好きなのだ。どうして彼が「インディアナ」と名づけられたのかももちろん知っている。それはまあ普通か。とにかく彼の博識と才知と抜群の運動神経と、ある意味マヌケなまでの人の好さとハンサムなルックス、そのすべてが魅力的なのです。 毎日毎日、わたしは彼のことを考えている。 そのわりにまだ観ていない。 封切りからはもう一ヶ月を過ぎている。 なのにまだ観ていない。 来週の水曜日には、観に行けるかなあ。 そう思い続けてはや一ヶ月。 なんでこんなことに…。 - 舟をこぐ父の本意 - 2008年07月21日(月) 父がこれに参加した。 「冷やかしに行こう」と言う母とふたりで見に行った。 昼前に宇土マリーナに着き、軽く昼食でも、と思ってレストランの前をうろついていると「おーい!」と呼ぶ声がする。 振り向くと、ヤマトタケルノミコトのような衣装を着た父が立っていた。 20数名の男性が、揃いの衣装で古代人に扮して舟を漕ぐらしい。 おもしろいのでとりあえず写メ。 それから流れで急遽古代船に体験乗船することになってしまった。 「お昼ごはんが食べたい…」と思ったけれども、うきうきと楽しそうな父の姿を見ているとどうにも断りきれず、例のオレンジ色の救命服を着せられて乗船。30分ほど海の上を漂って帰港したときの父の満面の笑顔が非常に印象的だった。自分の趣味に家族が関心を持ってくれるのがうれしくて仕方ないのだろう。要するに父は子どもなんだな、と思った。いやもちろん還暦も過ぎたおっさんなんだけど、子どもなのである。 その後の細かいところははしょるとして、父は要するに内心、母とわたしからの黄色い歓声を期待していたのだと思う。 写真も数枚しか撮らず、帰港してから父の労苦をねぎらうこともしない母のそっけなさに、父はいたく傷ついたのではないかと思った。帰宅後は「エアコンの調子が悪い」とか言ってご立腹であったが、本意はそこではないと踏んだ。もっと立ててあげたらよかったね。ごめんね、父よ。わたしの撮ったムービーにはばっちり写っているから、それでどうにか機嫌を直しておくれ。 - 理科、ココリコ田中 - 2008年07月20日(日) いつものように補正のかかった高校時代の夢。 理科の教室への移動中、クラスメイトの男子がそれとなくわたしにちょっかいをかけてくる。それがなぜかココリコの田中だった。 「俺、第一志望と第二志望の大学、逆にしたよ」 「へー、第一志望はどこだったの?」 「新宿」 「いや、そういう意味じゃないんだけど…。第二志望は?」 「新宿」 「新宿好きなんだね」 「好きだねー。いいよ、新宿」 とそこで、田中が彼女と手をつないで歩いていることに気づく。 不機嫌な表情の彼女。 「じゃーね」 とわたしはさりげなくフェードアウトしてひとりで理科の教室に入る。 そうかー。皆受験なんだよな。大変だなあ。 わたしは一回卒業してから授業の受けなおしで入ってきてるだけだから、大学は受けないもんな。 これもいつも同じ設定だ。現在のわたしが、放送大学に通うようなノリで高校に通っている。 さて、授業の内容がわたしにはまったくわからない。 細胞分裂や天球や、見たことのある絵(中学校でだけど)はたくさん描かれているのだけれど、先生が何を言っているのかまったくわからない。 空では太陽と地球と月が交互にぐるぐると昇っては沈んでゆく。 地球には地球儀のように、緯線と経線が引かれ、国名および主要な都市名が書かれている。ていうか地球儀じゃん。そのつど教室は明るくなったり暗くなったりする。 今のわたしがもう一度高校に入りなおしたら、きっと授業の内容はそこそこわかるんだろう。頼れる姉さんとして仲良くしてくれる子もいるかもしれない。授業がすらすら飲み込める、理解できる、それがどんなに幸福なことか。そしてその逆がどんなにしんどいことか。高校での挫折はわたしの中で小さなトラウマになっているのだと思った。 なぜ「新宿」なのかはわからない。 - 初めてのラーメン店、よく行くラーメン店、4軒 - 2008年07月03日(木) 1 月曜日、坪井の大金豚へ。 つけめんで勝負しているお店だとかよそのブログで見た記憶があったので、とりあえずつけめんを食べることにした。 つけめんの麺は普通のラーメンの麺と違い「極太麺」というのを使ってあるんだけど、太い。本当に太い。うどんぐらい太い。 しかもかたい。 「しこしこ」じゃなく「ぐにゅぐにゅ」した感じ。 そして量がめちゃめちゃ多い。 なんかオトコマエだなあ、と思う。 豪快なんだよ。 つゆの辛味も強く、またわたしも元から辛いつゆの中に辛子高菜を入れたりするもんだから、箸が進むほどに高菜の辛味が溶け込んでとんでもないことになっていた。 そんなこんなで極太麺のボリュームと量の多さとつゆの辛さに押され、最後まで食べ切れなかった。このわたしがラーメンを残すなんて…。 残すなら最初から大盛りなんか頼むなよって話だけど、まさかあんなに多いとは思わなかった。小振りのお茶碗に盛られたライスがサービスで付いてくるのだけど、とてもそこまで行き着かなかった。くそう、ラーメンライスの楽しみをみすみす逃すなど…!不覚にもほどがある。 おいしかった。 本当においしかったんだけど、正直 「これはラーメンじゃない…。」 と思った。 たぶん、このお店のつけめんは通好みのつけめんなんだと思った。 そこに初めて入る客として、基本を踏襲しないまま亜流に進もうとしたわたしが間違えていたのだと思う。 2 昨日の失敗に懲りず、教室帰りに健軍「文龍」へ。 文龍はよく行くのでだいたい勝手がわかってるんだけど、いつの間にかメニューがマイナーチェンジ。スープが「普通」と「こってり」から選べるようになっていた。迷わず「こってり」を注文。 人気店って、こういうふうに小刻みにでもいいから何かしら工夫をして少しずつサービスを変えていかないと、お客も飽きちゃうと思うんだよな。 その点、文龍はえらいと思った。 だってこのマイナーチェンジは成功だもん。ぜったい。 うまいよ。「こってり」うますぎるよ。 替え玉まで頼んで完食。 文龍も大金豚も、純粋な熊本ラーメンとはそれぞれ少し違ったオリジナルのラーメンなんだけど、どっちを選ぶかっていったら絶対文龍だと思うんだ。 お客を飽きさせない努力自体もえらいけど、それがこうしてちゃんと成功してるのが何と言ってもえらいと思う。 3 だいたい文龍は普通のラーメンが相当こってりしてるのに、さらにそれが「こってり」になってるわけだからもう大変なわけです。 水曜日は昼過ぎまで食欲が湧かず、水だけ飲んで過ごす。 夕方から下通「にぼらや」へ。 しょうゆラーメンのお店です。 にぼしでとったという魚介系のだしがすばらしい。 あっさりしていてコクがある。 ここも小ライスがサービスでついてくる。 「最後はごはんを入れて雑炊をおたのしみください」 ってメニューに書いてあるからその通りにしたよ。 そしたらうまいの。 めっちゃうまいのよ。 ねぎより多く載せられているみつばがここで活きてくる。 もうこれでもかってぐらいに飲みの締めにふさわしすぎるラーメンです。 4 木曜、大金豚ふたたび。 今日は基本を踏襲しようと思い「金豚ラーメン」を注文。 ライスもいっしょにお願いした。 麺が細いので食べやすかった。 豚骨だけどここも魚介のだしなので、コクがあるけど割とあっさり。 最初にこっちを食べておけばよかった。 おいしかった。 -
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