Land of Riches
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退社しようと紫の薄いカーディガンを羽織ろうとして、自分がとんでもない色合いの 服を着ているのに気づきました。私の部屋は空調がなく寒いので、朝起きた直後の 部屋に合わせてもこもこのハイネック(しかもエンジ)を選んでいたのです。
10月にしてはまだ暖かいとは感じてます。昼休みも雲一つない青空の下で 散歩したら気持ちいいだろうと思ってましたし。それにしても服が選べない。
そもそも和田さんの舞台もなく、あまり出掛けない…かつ、誰かに会わないから 服や靴を買う意欲もなく、ほぼ毎日が着た切り雀。同僚を人間扱いしていない (自らと同等の存在と認識していない)のがバレバレだ…と思いつつ、 テイクアウトの坦々丼でシミをつけても数時間気づけない自分のダメさ加減に呆れます。
給料も出ましたし、帰りに慌ててユニクロで服買いました。当座しのぎ。 何が良くないって、毎日25時過ぎに寝る…つまり睡眠不足だから、朝の余裕がなくなる。 早く帰れないのは歩いたり運動したりするせい。要するのに1日24時間では足りてない。
今週は工藤さんがICUにいるという衝撃のニュースリリースがありました。 私が宮崎に行って彼を見てから3か月経ってません。船山さんの後輩、まだ32歳。 帰ってきてほしいと願っているし信じているけれど、ヘディングする 現役選手は難しいかもしれない…などといろいろ考えてしまいます。
それに、ユースの応援から離れて久しいですが、工藤さんが高校時代から 多くの人の心を揺さぶり続けてきたのはtwitterに集まったおびただしい メッセージから明らかですし、私の心の奥にも日立台の人工芝でゴール裏の後輩を 煽っていた姿や、三ツ沢でタイトルを手にした日が刻み付けられていると気づきました。
どんな日常も当たり前ではなく、いろんな人の頑張りでかろうじて支えられているもの。 そして、とても尊いもの。無駄に過ごすこともできるけど、あまりにももったいなく。
このLRに書き残したい想いをタイプする気力と時間さえ捻出できません。 ならばせめて、今日は日付が変わる前に寝て、明日は今日よりまともな服を着たいです。
1週間後に東京国立博物館、通称トーハクで国宝展が始まります。
トーハクのチケットを持っていくと上野のエキナカ店舗で割引されるのは 知ってたんですけど、今日改めてブックレットをもらってきて、今年9月からは 御徒町エリアまで拡大していて、TOHO上野の半券でもOKなのだと初めて知りました。
上野エキナカで展開される国宝展コラボメニューで三日月の日本酒ベースカクテルが あるんですけど、提供店舗がハードロックカフェなんですよ。アメリカンレストランだから フードがお値段的にもボリューム的にもカロリー的にも正直きつい…。 チケ得で10%OFFなんですが、そもそもメニュー各料金の合算以外にサービス料10%を 持っていかれるシステムだから単なる相殺にしかならないという。世知辛いです。
そして、国宝展のグッズが開幕まで1週間を切っても発表されない(トーハクでの 初めてのとうらぶコラボとなった琉球展では初報は開幕2週間前だった)中、 大包平らしき極のシルエットが発表され、twitterは騒然となりました。
しかも今回、極はニトロプラスが製作されるともツイート内で発表されました。 これまで年始の跪坐や周年の祝画でニトロプラスが制作した例はありますが、 ゲームで日常的に見ることになる立ち絵がニトロ制作なのは初めてではないかと。
大包平は長谷部とイラストレーターが一緒なので、いろいろ考えて沈んでしまいます。 秋の夜長に頭を巡らすネガティブな想像なんて、ろくなことないんですけど。
和田さんが年末年始に出演する舞台「風都探偵」は仮面ライダーWの続編マンガが原作で、 アニメ化もされており、翔太郎のCVは細谷さん、フィリップのCVは内山さんです。
犯罪者を二人輩出してしまった鎧武の後遺症で仮面ライダーを避けてきた私ですが、 マンガやアニメなら次元が違うから行けるかも…と恐る恐る触れ始めました。
どうも最近は毎週細切れに映像を見るのが前にも増して苦手になってきていて、 10月3連休の後半、ネットカフェの2時間パック×2日で期間13巻のうち12巻まで 読了しました。正直、こんなに読むのに時間かかるとは思いませんでした。
割とギャグっぽい展開も多いので、和田さんにはお似合いじゃないかと思うんですが、 敵クリーチャーは実写ではない(3次元では再現しづらい)デザインが意図的に 行われていたりして、変身などと合わせ、舞台でどう表現するかとても気になります。
あと坪崎忠太がキャスト一覧に名を連ねていて、風都探偵の最初のエピソードを 舞台化するのではと推察されるのですが、原作ではそのエピソードには登場しない 敵キャラ・万灯雪侍の名があるのも気になります。演じる君沢さんはWの出演者ですし。
まずはチケット当たったら、ですね。外れたら予習のモチベーションもなくなります(苦笑)
テニミュ4thの関東氷帝も始まりますが、その日程も手帳に書きました。 上記の仮面ライダーといい、止まっていた時計の針が動き出すタイミングを 迎えているのかもしれません。芸能界は性犯罪者が復帰できる業界だとも再確認しましたが…。
2022.10.11 wrote
連休中日の夜は以前プレイしたとうらぶフリーゲームの続編にハマってしまいました。 自力では生贄やら殺害やらBAD ENDばかりコンプリートしてしまうので、 作者さん謹製の攻略ガイドを見て、ようやくTRUE ENDにたどり着けました。 最終分岐からのエンディングが凄く気合入ってて、小説読んでるかのようでした。
歴史修正主義者との戦いは長引き、力ある審神者の家系が特定されている時代。 襲撃を受けた審神者会議で心優しい少女は政府の役人を庇って惨殺され、 庇われた当人と彼女の本丸の刀剣男士たちに多大な心の傷を残した。
彼女はその清らかさゆえか特に苦痛もなく転生し、自分の本丸を持つ。 亡き審神者の本丸は力ある『上級審神者』が、凡百の一般審神者よりも 自分一人が優れた戦績を残せば戦いの終結が近づくと考え、その本拠に衣替えされた。
優れた戦績を叩き出すために上級審神者が編み出した手法は、審神者を縁のある 刀剣男士(他本丸から審神者と死別して転籍したもの達)に人身御供へ捧げること。 恋人たる少女審神者の惨たらしい遺体(指が切断されており、用意した指輪が はめられなかった)を見て時間遡行軍完全殲滅を誓った三日月は、非人道的な手法で 戦績を急上昇された本丸にあって執念のみで最高撃破数を叩き出す存在となった。
恋人の転生たる審神者=ゲーム主人公を仕組まれた監査で今の主の本丸に迎えられた三日月は、 早速神域に神隠しして永久に守ろうとするも、弱くても人間として寿命を全うしたいと 熱弁する主人公に根負けして、手を離すことになった…というのが前作の物語。
完結編では、清らかな魂に加え三日月と相思相愛だったゆえの加護なのか、 生贄としての素質がSSRとして生まれてきた主人公が前作の上級審神者のライバル家系、 こちらは上位神との習合によって人間を生贄として必要とするようになった 魔改造男士・鶴丸に捧げられるべく強制転移させられるところからスタート。
転移先の本丸を預けられた分家出身の審神者は鶴丸が事実上の育ての親。 魔改造の代償として記憶を失った鶴丸を傍に置き続けたものの、 罪なき審神者の命を奪い続ける日々からの卒業を決意し、反撃を開始。 圧倒的な力量差で彼と主人公は追い詰められるものの、先に脱出した上級審神者によって 三日月が主人公を助けるべく送り込まれ、見事に悪夢の舞台を瓦解させる…というオチでした。
作者さん曰く新規主人公を予定していたのに、魔改造鶴丸が強すぎて 三日月を投入するしかないとなり、前作主人公の続投となったとか。 こうして実質ファンディスクと化したわけですが、前世の後悔を上書きした 主人公と三日月だけでなく、2作品で登場した心の傷に苦しむ男士たちを救うべく 罪の償いをする元政府役人(1作目の黒幕)、無くしたものを取り戻す不思議な池で 再会した鶴丸と分家出身審神者…など全員が晴れやかな道に進めて本当に良かったです。
刀剣男士は人間の醜さを知りながら人を愛し、審神者のために戦ってくれる存在。 彼らに支えられていることの尊さを改めて嚙み締められた傑作でした。
2022.10.11 wrote
2022年10月07日(金) |
二つとない己だけの物語を描いて |
7周年で3回目となる刀剣乱舞のオーケストラ演奏会「宴奏会2022」に行ってきました。 会場によって担当する初期刀が違うのは2018年春の初演(清光は仙台だったので 翌朝、朝一番の新幹線で出勤)や再演(清光は三軒茶屋の昭和女子大学・人見記念講堂)と 同じですが、パンフレットでも極となり、呼称も『初期刀』から『始まりの五振り』に進化。
メディアミックス本丸のリアルイベントが多い中、唯一、自分の本丸を感じられ、 泣ける…という評判通りに初演から泣いていた私ですが、結論から先に書くと、 今回の2022は残念ながら、前回ほどの感情移入はできませんでした。
まず近侍曲。初期刀以外は選ばれた刀だけ演奏される形式は同じなのですが、 前回の長谷部たちが1曲きちんと演奏に録り下ろしの台詞ありだったのに対し、 今回は大半の刀(選出された燭台切や薬研など)はメドレーで、台詞なし。 宴奏会は近侍曲が演奏される男士だけ販売されるグッズがいくつかある 謎ルールが続いているため、販売対象を増やしたかったのでしょうが、 Twitterで文句を並べていた一部審神者の気持ちも多少は分かります。
また、それ以外の演奏曲が前回までは本丸や5面6面と馴染みが深かったのに対し、 今回は特命調査+大侵寇と耳にした時間が長くないイベント中心だったのも 思い入れに差がついた原因だと思います。私は長谷部推しで、自分の初期刀である 清光とすら一度は心が離れた経緯(極になってからの、汗の匂いを嗅ぐ台詞が 受け入れられず、清光は近侍になれなくなった)があり、他の4振りに至っては 長谷部と同じコモン打刀でしかなく、むしろライバル的な立ち位置になります。
特命調査は初回から全部プレイしていますが、今となってはメディアミックスで 他本丸(刀ステ・花丸)の様子を楽しむものに変貌してしまったのだと気づかされました。 そして審神者に大きな亀裂を生んだ大侵寇。私も受け入れるのに二次創作グッズの 助けを借りたり、映画継承が『長谷部が三日月を助けに行くジェネリック』という 考察に救われたりしましたが、存在自体を認めない審神者もそこそこいるのに、 どうしても既成事実化したいんだ…というゲーム運営の意図を感じてしまいます。
唯一、私が他の本丸とは違う、自分たちだけの物語を感じられたのは、 大侵寇防人作戦本番ではなく(ゲームのイベントはグリーンサインになってから 参入でしたし…)その前日譚・青野原でした。青野原で刀装を湯水のごとく 溶かしながら、意地はって長谷部隊長に固定し、大倶利伽羅や復縁した清光など 固定の一軍で100周任務をやり遂げたのを思いのほか、誇りに感じていたのです。
一番心躍ったのは、燭台切の近侍曲で唐突に登場するのでお馴染みのサックスを、 まさかの笙の和服着た奏者さんが高らかに吹いていた場面。これはどの会場でも 共通だったようです(笑) だ、誰?!…まさかあなたが?!と。
一番高い料金の席を買わなかった(これは前過ぎても特に意味はない、 スクリーンなどが見づらいという初回からの教訓)のもあってか、規制退場が ほぼ一番最後になり、かなり待たされたのもインプレッションを下げてしまいました。 国際フォーラムAホールは結構広い(職場からは近いので助かるんですけど)ので、 運が悪いと結構な待ち時間になってしまうんですよね…仕方ないんですが。
今回から登場したグッズの音符男士が、目が死んだ社畜にしか見えず、 全く購入意欲が湧かなかったのは救いだったのかどうなのか…宴奏会の時点では 彼らが後日の大型アップデートで帽子を脱いで散歩男士としてゲーム本体に 実装されるだなんて、全く予想できないわけですけれども。
2023.9.10 wrote
白色に年齢を感じる今日この頃。
何年前の歌から懐メロ扱いになるんでしょうか。
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