Land of Riches


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 2016年01月30日(土)   役割 

この週末は、J開幕前に消化せざるを得ない京博の刀剣展示を見るべく
実家に前泊しているので…今日は名古屋の徳川美術館に行ってきました。

徳川美術館は刀剣乱舞に3振りが実装されているトーハクに次ぐ勢力なのですが、
推しはおらず、ついででしか寄らない場所。昨年も後藤(実装前)しか見てません。
今回は物吉が展示されているとのことで足を運んだのでした。

徳川美術館では最初の展示室が武具の部屋。ガラスケースに並んでるのは4振りですが、
国宗(国宝)、吉見左文字、物吉貞宗、三条宗近と贅沢の極み。
コレクション記録である腰物帳は脇差・宗近の、本阿弥家の折紙は物吉のを
さらっと展示しており、1万振りのコレクションから刀剣乱舞に近いものを
選りすぐるなんて楽勝なんだよ!―と無言で訴えかけてくるラインナップでした。

いろんな博物館を見て回ると、尾張家の持っている元来のストック量は
桁が違うことを実感させられます。蓬左文庫のコーナーでも感じましたが、
初代藩主から現在まで(!)ずっと収集癖がある御三家の底力とでも呼ぶべきでしょうか。

今回の企画展は、膨大なコレクションの中から、通常の企画では出すのが難しい
珍品(例:大きすぎる掛け軸、江戸時代は真作だと信じられていた雪舟の贋作、
水戸家からもらった茶碗、火事で焼け焦げた鎧、近代になって当主が打たせたステンレス刀)を
あえて並べてみるという、言うなれば収蔵品を持て余した博物館の余興。

その中で、菩提寺にあった墓が近代になって改葬された際に発掘された
二代藩主の副葬品4振りのうち2振りが展示されていました。
一つは錆びて切っ先も欠けてしまった無銘の太刀。一応、発掘後に研いだそうですが、
大部分を二代藩主と共に朽ち果てさせた姿で、展示されているのが気の毒なくらいでした。

もう一振りは比較的状態が良く、これも発掘後に研いだとのことでしたが、
鈍い輝きを放っている脇差でした。もともとは奉納されたものらしく銘もくっきり。
刻まれていたのは相模国住人貞宗。フォルムも彫刻も、物吉によく似ていました。
物吉は無銘ですが、おそらく、尾張家の最重要宝刀である物吉に似た兄弟刀だから
一緒に葬られたのでしょう。同じ刀工に打たれても、その後の持ち主で運命は大きく変わるのです。

ミュージアムショップで鯰尾のポスターが半額になっていたり、
チケットホルダーが叩き売られているのに切なくなりつつも、
そんな鯰尾のはがきや物吉のしおり(豊国神社とのコラボと同じメーカーだとか)を
購入して帰りました。とうらぶブーム、少しずつ鎮まりつつありますからね。

ぐでたまコラボ@サンシャインサカエも行ってきました。カフェは20人以上が
列をなしていたため断念し、テイクアウトの名古屋めし企画に。
こちらは屋外なのもあってか混んでいなかったのですが、あれこれ頼もうと思っていた
私を待っていたのは、天むす6個で1200円、クレープ700円という価格表でした。

お手拭き、紙ナプキン、箸袋、果てはレシートにまでぐでたまが印刷され、
もらえる缶バッジも名古屋限定ですからコラボのコスト相当かかっているのは
分かるんですけど、それにしても高い…1200円ならカフェでご飯食べた方がマシ

名古屋市博物館の「名古屋めしのもと」という展示も気になったのですが、
なんか半端に時間余ったので名古屋城行ってきました。20年以上ぶり?!
本丸御殿は白木と金の襖がずらりで、ただただ圧倒されました。
大名家に伝わった刀剣男士は、この輝きが日常だったんですよね…唖然。

ちらっとお見かけした武将隊の前田利家さまや加藤清正さまもかっこよかったです。
最上階(7F)にあった募金箱にお札がたくさん入っていて驚いたんですが、
よく見たら韓国ウォンや人民元、その他各国のカラフルなお札でした。
資金としては役に立つか分かりませんが、世界から人が集まっている証拠にはなりそう。

お城で一番じっくり見たのは清正石と、石垣普請の割り当て図でした。
清正石が、実は黒田家の仕事だったのは看板でも説明されている通り。
でも清正の肥前名護屋城での姿(!)が流用されて銅像になっていたり、
徳川美術館でも清正が築城で使った台車の写真を改造したと称する木鉢があったり、
清正の人気は高いのだと改めて感じさせられました。ここは熊本との共通点ですね。

黒田クラスタの中には、改名すべきだと主張している人もいますけど、
これはもはや間違って伝わったことが歴史(あまり認めたくないですが
厚藤四郎が真作か怪しいけど、彼のたどってきた経緯が国宝となっているようなもの)だと
私は思います。長政さまは、平和な時代に戦功を誇ってどうすると言った方でもありますし。


 2016年01月28日(木)   いまだ来ぬ日 

昔話が楽しくて、同じ話を何度もしてしまうのは年老いた証拠。
いつから未来が楽しいものと思えなくなったか。
そう考え出すと、昔過ぎて頭痛がする。

今の私に必要なのは、大切な話を聞かせてくれる人だ。きっと。


 2016年01月27日(水)   箸より重いものは持ったことが無い 

今日は長谷部・鶴丸・山姥切という素晴らしい(需要があるという意味で)顔触れの
アクキープライズがゲーセンに投入される日。秋葉原某所では両側に
それだけが入った列があって、通れないぐらい女の子が群がってました。
どれどれ、と私がトライしてみると、こんなに握力がないアームは初めて見たと
断言できるぐらい動きもしない凄まじい設定でした。
私は1000円で諦めましたが、twitterで5000円使った人がいたのも分かる程。
結局、プライズ得意な方にお声掛けして譲って頂くことになりました。

寒波は落ち着いてきて(職場のデスクがすかすかなのは当分続きそうですが)
書類量も程々に。10日以内には返信します、のメール着信を待ち焦がれた果てに
9日目の今日ログインしたら、私が通知メールの設定を忘れていただけという
とんでもない有様(先方からの返事は14時間で届いていた!)です。
どこまでも信用できないのは自分の記憶力です。

福岡市博物館の、噂では4時間だった待ち時間のために(実際は2時間でした)
ブックオフで上下巻買って持っていった『群雲 関ヶ原へ』をやっと読み終わりました。
各巻600p超えの大ボリュームなのに、ブックオフで108円のあたりで察するべきでしたが、
非常に読みづらく…時間がかかってしまいました。作者の商業デビュー作で、
関ヶ原をとりまく群像劇を、東北や九州の同時進行戦乱含めて丁寧に書いてるんですが、
舞台や人物が飛び飛びになるせいで、どうしても集中が続かなくて。

黒田長政がかっこいいと聞いて買ったのに、最初に出てくるの下巻のp120過ぎですからね。
その後も何シーンか出てきて、確かにかっこいいんですが、あくまでも地味な脇役でした。

親友(この作品では本当に心底仲がいい設定)の福島正則が人材の収集に長け、
私欲より義理人情を優先する好漢(家康が誰よりも味方にしたいと重視している)であるのに対し、
長政は父親譲りの卓越した戦局観を持ちながら、思いついたら即実行の父とは違い、
家康ですら自分(長政)の計算から外れた行為をすれば内心で冷ややかに笑う
現実主義者として描かれています。頭の回転は速いのに口数は多くなく、
家康や三成ですら揺れる存在として書かれているのに、過ちを犯さない存在です。

自称博徒の父と違い、長政が後世に良い評価を伝えられない程のリアリストなのは
幼少期に織田家の人質となり、信長に殺されかけたことが大きく影響していそうです。
長政には、この小説のような冷徹さもあるのですが、若い頃は猪武者だったこと、
晩年になっても自分の武功をけなされたら一瞬で抜刀していたという熱さもあるのです。


 2016年01月26日(火)   いちごいちえ 

今日は某さんのお誕生日ということで、突発でキルフェボンのイチゴフェアに…退勤後に
足を運んでカフェに入れるわけないだろ!現実を見ろ!という夜を過ごしました。
テイクアウトすら店内をうねうねする(そして男性も一定いる)大盛況。

銀座では穴場というコムサカフェで代用しました。空き過ぎててちょっと怖かった…。
なんだかんだで銀座で一番好きなカフェはsuzu cafeです。

しかし、ケーキ食べた後にラーメンって。
ベジタリアン専用のラーメンって、五輪を見据えたイメージありますね。


 2016年01月25日(月)   草冠に明るいと書いて萌え 

萌え、は世間一般ではとても安直に用いられる用語ですが、
イマイチどういうものか理解してませんでした…けれども、
ここ二日間(←彼の急なお泊りによって)でこれが萌えなのか、と体感できた気がします。

他人の幸せを妬まずに見られるのは、非常に稀少な機会なので。
まだ自分にも人間らしい感性が残っているんだと、ちょっと安堵しました。


 2016年01月24日(日)   HAPPINESS 

おれ、きょう凄くしあわせです。

…と彼がツイートしたの見て、胸にこみ上げてくるものがありました。
一言でここまで心が揺さぶられたのって、船山さんが大学最後の試合を終えた後に
流大に来て良かった、と口にした時以来のように感じました。



そんな私は、朝、地震で起こされ、照明を付けたら点滅を繰り返してるし、
早めに買出しに行かなきゃ部屋が真っ暗になるのを忘れて夕方まで放置、
挙げ句、近所で買ってきた30/32型セットでは合わなかった(うちは30/40型の組み合わせだった!)ため
寒い夜道を再び歩かなきゃ行けなかったという悲惨な有様でした。
そんな中を、あの三兄弟がほっこりさせてくれたんですから。感謝です。


 2016年01月22日(金)   理性溶解 

長谷部(戦闘)ブロマイドは福岡のブンイレで刷る!―と後回しにしていたら、
結局福岡で一回もブンイレに行かず、昨日、期間終了のアラームツイートを
公式がしていたのを認識までしながら、長谷部を刷ってなかったのを
すっかり忘却して手に入れられなかった主が通りますよ!(長い挨拶)

いいんだ、戦闘ブロマイドは余計なパーツ多いけど
昨年赤坂で刷ったバンプレのがあるから!(言い訳)
…やっぱり後でやろうと思っても、『後』は来ないんですね!
粟田口の集合写真は初日に刷ったのに。

今日は健康診断のため休暇。いまだかつてなくスムーズに流れ作業が終わり、
(健診のたびに、自分は労働力という商品でしかないと実感させられる)
11時前には解放されてました。そこで、福岡で食べそびれた華味鳥の水たき御膳を食べました。
(華味鳥って海外にもあるんですね。一人でも水たき食べられる店は福岡でも少ない)
ちゃんと、かしわご飯なんですよ!

それから、科博へ行ってワイン展の諏訪部さん音声ガイドを堪能。
耳が気持ちよくかゆくなる素敵な時間でした…が、ワインはやっぱり分からないですね。
グラスの違いとか…。酵母やブドウ品種など、カタカナの長い固有名詞も
すらすらと喋ってしまう諏訪部さんはさすがでしたけれど。

トーハクもなんですが、常設展が半端なく充実してて(そもそも建物が二棟あるし)
気がついたら18時過ぎてました。今日は金曜で夜間開館あったから、
助かったようなものですね。これでも全体的にかなり駆け足で見たのに…。
(自分が文系なので、基本的には理系展示はそこまで楽しいものではない。
 あと私が個人的に苦手としている人間の死についてのテーマが…。
 まさか展示物として人のガチな遺体≒本物のミイラがあるとは思わなかった。
 なおトーハク同様ほぼ撮影可だけど、このミイラは故人の名誉のため撮影不可)

今日はとうらぶ一周年の記念イラストが朝:izumiさん、夜:小宮さんと
審神者が爆散しまくりのメンバーで大変でした。小宮さんのが上がった時は語彙失いました。
そして、長谷部はねんどろいどの発売も決定。ついにねんどろデビューになりそうです。


 2016年01月19日(火)   1/18は「いい長谷部」の日 

刀帳番号No.118の男に審神者就任一周年を福岡からの帰還直後に祝ってもらえるなんて、
私はなんて幸せ者なんだ!―というLRが入るはずだった昨日付ですが、できませんでした。

雪が降るとすぐ壊滅する(千葉県は雪積もらなかったんですが、
都内や埼玉は結構白くなったとか)首都圏の鉄道網。
通勤で乗換後に2駅移動するだけで、40分以上かかるとは。

就業中も、遠征直後の寝不足が原因で、眠気と戦うだけで終わりました(自業自得)
そして、他人事ながらtwitterやAmazonレビューのお陰で気になっていた
SMAPの行方も、企業論理の圧勝という社畜には悲しすぎる結末に。

本丸で長谷部が優しく祝ってくれるボイスは、何度も聞きました。
薬研も、厚も。現実が過酷だからこそ、フィクションは甘くて優しいのですね。

福岡で見た皆焼刃の輝きは素晴らしく、過酷な日程でも行った甲斐はあったと
心底思わせてくれたので、体験についてはちゃんと書きたいです。
(そう言いながら昨年の大晦日企画も、素敵な文章の感想も書けていない有様)

7kgの荷物(主に黒田家名宝展の図録)を運んで痛い腕と、
2時間たち続けてかちこちになった足の辛さも、福岡に行った証だと必死にやり過ごしてます。


 2016年01月17日(日)   福岡市早良区百道浜 

ももち、が読めるのは東福岡高校を応援していた時代があったから(挨拶)

後埋め方式の福岡遠征備忘録2日目。
普段の予算を10kオーバーなのにシーホークに泊まったのは、赤ブー黒田プチの会場隣接だから。
地の利を生かしてのんびりチェックアウトして向かった先は、本物の野球グラウンド。
稀少な体験でテンションあがるんですけど、それ以上に寒い! 寒すぎる!

底冷えすると開催直前に知ってそれなりに対策取ってきたんですけど、
それでも震え上がる寒さでした。自分でカバー掛ける印刷所に発注したおのれを呪うレベル。
動かない指で折ったカバーは、ただでさえ不器用なのに悲惨な出来となりました(最悪)

今までマイナーNLでしかイベントに出たことがなく、直近のSPARKは忘れられないくらい
ブースに立ち寄ってもらえなかったため、目の前の通路を人が途切れない
とうらぶには驚かされました。コスプレさんもたくさんいて眼福でした。

何冊か目星をつけていた本もあったし、イベント記念のクリアファイルも欲しかったですけど、
アンソロの委託に挙手してしまった以上、責任も発生するため、
結局、一度も離席しませんでした、今回も。いつもは14時頃には撤収入るんですが、
我慢して座っていたら14時20分にアンソロが1冊売れ、14時40分頃にも手に取ってもらえるなど
今までにない経験もあって、諦めちゃダメだと勉強になりました。

ノベルティは自分が作ったものではないため、説明も十分にできず、
本来の作者様には申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
とにかく数が心配で、何度も一度に二つ渡してないか、渡し漏れがないかと
残数を数えている始末。素晴らしいアンソロなので、頒布のお手伝いをできたのは幸せでした。

搬出の送料の桁が違うのに福岡への距離を実感しながら脱出。
前日の博物館で買った重すぎる黒田家特別展の図録を宅急便にしなかったことを悔やみつつ、
冷たい雨が降る中、大きな荷物を持って西へ向かうバスに。
博物館北口に止まる路線だと検索したはずなのに通過してタワーへ。
通過するタイムテーブルもあるなんて聞いてない!(笑)

今の私を癒してくれるのは長谷部しかいない。
その確信で博物館に飛び込んだのですが、コンビニで仕入れた菓子ぐらいしか
食していなかった空腹には勝てず、真っ先に喫茶室へ入ってしまいました。

福岡市博物館の喫茶室はおいしいと好評の店。
大関ヶ原展のような特別展ではスペシャルメニューも出るのですが、
さすがに長谷部は単なる毎年恒例展示なので何もなし。
しかし冬季限定のオムハヤシは長谷部クラスタには魅力的で、
私含め何人もの女審神者がオーダーしていました(笑)
博物館のチケットがあれば1割引になると知ったのは帰ってきたからでした。
ここ、コースターも格言付きの和風デザインで素敵なんですよね。

最前列で長谷部たちを見る列は意外に短く(30分程度かな?)
私は後列でしばし眺めた後、展示室ソファの中央でぼんやりと長谷部たちと
それを見る審神者さんたちを眺めていました。愛される彼が癒しなのです。

必要以上に居座っている自覚はありましたけど、周囲にも似た行動の人がちらほら。
ところが、周りの人たちの目的は違っていました。列が短めなのを見た彼女たちは、
日本号と長谷部を並べての遠景写真を撮ろうと待ち構えていたのです。

twitterで見たんですけど、それが撮影されたのは平日。
その時点で室内にいた審神者たちが一斉に下がって撮影したとツイートされてました。
日曜は難しいのでは…短くなっても、10人ぐらいになっても途切れない列に
待機勢は意味ありげな視線を送るのでした。かくして閉館10分ほど前。
列の最後尾が展示室に吸い込まれると、待機勢はカメラを構え、
それを察知した最前列観覧者も下がったのです。そして始まる撮影会!
何度もシャッターが切られ、察した学芸員・堀尾さんが仕切用の器具も外して下さいました。

撮影会までの間、待機勢の審神者さんと少しお話をしました。
一番近くて宮崎、その他は京都、大阪から東京まで遠い人ばかり。
皆さんなんだかんだで燭台切も京博も経験済の猛者ばかりでした。
一期推しと言いながら福岡まで来ちゃってたり、相当です。
(この一期推しさんはレイヤーで、長谷部のひらひらをやりたいとのことでした)
アクキーを裏返したりと涙ぐましい努力も、もちろん。
刀剣乱舞好きな友達いないので、ここが一番楽しい時間でした^^

バスで博多駅まで戻って如水庵のいちご大福と日本号どら焼きを買い、
(きれいになった博多駅も今度じっくり見て回りたい)
空港でさらに手土産を加算して、帰途に就いたのでした。

駆け足ながら最低限のタスクは消化しきれて良い遠征でした。
今度は崇福寺や友泉亭、箱崎宮の鳥居をじっくり観察…などもしてみたいと思いました。


 2016年01月16日(土)   Momochihama,Sawara,Fukuoka 

※この日の分は1/25〜に書いています。
 間違えて2015年の日付入力したら、親知らず抜いて痛いと呻いてる文が…。


赤ブーの黒田プチが発表になったのが確か7月(もうサイト消されてるから確認不能)、
私が会場であるドームへの距離を勘案して普段より10kくらい高いシーホーク泊の
ツアーを予約したのが8月、黒田プチに悪戦苦闘の末サークルカットを出したのが9月。
ずっと待ち遠しかった、そして早々と予約をした自分を恨んだ、だけど取り消して
もう一度取り直そうとも思わなかった…そんな福岡1泊2日でした。

刀剣乱舞が始まった頃はそんなに人気キャラでもなかった長谷部。
(それでも、本体が展示していると話題にはなって、駆け込みで訪れた人数だけで
福岡市博物館が異変を察知するぐらいではあったのですが)
国宝は1年に60日以内しか展示できず、圧切は福岡市博物館が開館して25年、
その華やかな皆焼刃が新年にふさわしいとの判断から1月だけ展示されてきました。
例外は、大河ドラマの巡回展で2014年夏に展示されたくらい。
(拵えはこの時ぐらいしか出されたことがなかったそうな)

1月5日から始まった展示は、待ち焦がれた長谷部クラスタが海外からも来襲し、
報道では最前列で見るには4時間待ちという数字も出てきて、出発前、非常に焦らされました。
1泊2日とはいえ、2日目は即売会でほぼ潰れてしまい、1日目は正午少し前着の便なので、
自由に動けるのはわずか半日。もう何度昨年の自分を呪ったか。

当初は空港⇒崇福寺(黒田家菩提寺。如水や長政の墓がある)⇒光雲神社⇒博物館の
コースを予定して、バスも調べてみっちりほぼ日手帳に書き込んだんですけど、
博物館に割いた時間が2時間ほどでは足りない気がして……最悪の場合は
1月の最終週に宮崎でのニューイヤーカップのついでに(ついで?!)
福岡へ寄るという覚悟まで固めて、もう一度行程を練り直しました。

結果、博多駅から博物館に直行、光雲神社はイベント後に変更、その他は
次の福岡訪問まで延期というビジネスマンのような味気ないスケジュールになりました。

飛行機は向かい風にもかかわらず10分早く到着してくれ、バスも都市高速を順調に流れ、
(福岡の路線バスは平然と高速を使う。使わないと市街地の渋滞で時間ロス。
 分かっているのに5月も今回も高速使わない路線を選んでしまうミスも…)
ちょうど裏から入ることになり、やや時間を食ったものの、空港から1時間ちょっとで
博物館の最前列観覧待機列にたどり着いたのでした。建物を半周するほどの長蛇の列です。

95%以上の審神者は本やゲーム機を持参しておとなしく待っているのですが、
建物の構造上、やたら声が響くため、ちょっと騒いでる人がかなり目立つことに。
いろいろと悪いうわさが流れてきてしまうのも仕方ないかな…と思いました。
そして待ち時間潰し用に買った『群雲 関ヶ原へ』が分厚いくせにちっとも面白くなく、
1/25になってもまだ読み終わらない。長政が最初に出てきたの下巻のp120過ぎだった…。


噂の交流ノートは紫ペンの使用率が高すぎで、かなり遠くの地名も書かれてました。
(賛否両論の刀剣男士・長谷部のイラストもちらほら)
夢想連歌が展示してある企画展示室1の入口を遮る形で列は続き、
(これは翌日には途中で切るように改善されていた)
ようやくたどり着いた企画展示室2・黒田記念室。

日本号は5月にも見たけど、写真を撮るのは初めて。
長すぎて入らないんですけどね。
螺鈿細工が傷み始めてて、どこにも移せないという噂の日本号。
今なら募金箱をおけばあっという間…とも思わなくないのですが。

そして、ブームを鑑みて拵えを出して下さった長谷部。
刀身は金属なので、マナー違反のフラッシュでも、そこまで傷まないと思われますが、
束は光を浴びるたびに確実に傷むもの。英断を設定ミスで揺るがすシーン出てくるの悲しいです。

いろいろと刀を見てきましたが、皆焼がここまで全体なのは初めてだったかも。
刀剣博物館で見た長谷部国重作は直刃でしたし。
少ししゃがむと、斑点が刀身中に散らばっているのが見えました。
いかにも切り詰めましたという不可思議なフォルム。
1970年代に黒田家より預かって以来、一度も研がれていないため、やや黒く映る刀身。
(研ぎに出す場合は慎重を期すように、取り巻く人々からの助言があったことが
 博物館で売っている刀剣図録の巻頭に登場します)

皆焼の最高傑作なのは間違いないですけど、皆焼があまり残ってないのは
実戦で使われて散っていったからなのでしょうか…?

そして金を細かく打ち出して鮫皮のように仕立てた拵え。
MMDでよく鞘で相手の攻撃を受けているシーンありますけど、
本物はそんな使い方したらすぐに折れてしまうだろう非戦闘仕様です。
蘭癖で知られる10代藩主が200年前の再現を命じて作らせたと思われるもの。
(本歌である安宅切は如水存命時に作られたと推測される)
純金のハバキと言い、圧切は非実用の家宝として現在に至っているのが嫌でも分かります。

いろんな角度から撮りたくなるのは分かりますが、モデルか!と思うぐらい
あれこれと一眼レフで撮っている人にはちょっと苦笑いでした。
あとAFの赤外線(?)は問題ないのか…紫外線じゃなければいいのか?

企画展示室1は新年をテーマにしてて、夢想連歌も撮影可でした。ビックリ。
嬉しくてバシャバシャ撮ってきました。如水一家の団欒のあかしですから。
新収蔵品点は、普段、特別展(大関ヶ原展みたいな)をやる場所だけあって広大で、
これを通常の入場料で解放してるんだから太っ腹にも程があります。
ちゃんと如水や長政の自筆書状もあるんですから。

常設もささっと見て、中央市民プールから光雲神社に向けて西公園を登山。
想像以上に過酷な山登りでした。そして頂上まで行って少し降りる(泣)

※ここから1/30up

やっとたどり着いた小さな神社で待ち受けていたのは、30円で出てくる
おみくじマシーンの調子が悪くて20円の段階で出てきたことにガチ切れして
社務所の老夫婦?に殴り込みをかけてきた糸島生ガキバスツアーのおばさんでした。
それなりの長さ生きてますが、社務所に文句つける人は初めて見ました…罰当たりが。

建勲神社の御朱印帳に御朱印を求める審神者がいたり、盛況の割に
最初はおじいさんが一人で裁こうとしていたのも問題がなくはないのですが、
それにしても…どうしても絵馬を納めたかった(吊り下げが本流ではなく、
本殿奉納が正しいと言われ、当初のプランと違った…と思いましたけど、
結果的には正解だったかと)のもあって、無理やり来た場所だったんですが、
嫌な記憶を作ってしまいました。今度ぜひ上書きしたいです。できれば桜の時期に。

風情あるスタバのある大濠公園から長谷部の旧居である美術館を経て、
福岡城三の丸スクエアにgoogle先生の助けも借りてたどり着いた時には17時半でした。
如水庵は16時閉店で問題外でした…しくしく。福岡城の石垣を遠目で眺めながら、
なかなか来ないバスを待ち、天神についた頃には冷え切っていて、
明日イベントで知らない人と会うから自重しようと思っていたもつ鍋行っちゃいました。
パルコの地下のおおやま。一人用のセットがあって助かりました。

間違えずに都市高速経由のバスで戻ったシーホークには、併設のコンビニ含め
日本人がキャスト以外おらず、東アジアに旅行へ来た気分に陥りました。
部屋からは福岡タワーが見え、この街から離れられない因縁を思いながら休みました。


 2016年01月12日(火)   本末転倒? 

3連休最終日は…胃が痛いと終日布団に転がってました。
吐いても、吐く中身がなくて苦しいという。
成田山で拾ってきたのか…あれほど福岡行く前は体調に留意、と思っていたのに。

そして休み明けの今日、会議に遅れるからと電車のドアを開けて降りたおっさんのせいで
見事に遅刻した私は、凄まじい頭痛と気だるさに襲われたのでした。
どう考えても熱あるだろ、という状態(計ると怖いからあえて忌避)

胃が痛かった翌日に解熱鎮痛剤は…と午前いっぱい粘ってたんですが、
諦めておとなしく飲んだら、多少は落ち着きました。何故もっと早く飲まなかった、という。

なんか鎮痛剤を常用したくないんですよ。
昔好きだった人に言われたからですね。

中学の修学旅行で疎外されたトラウマを、無意識から呼び起こして夢に見たり、
人間の記憶はなかなか簡単には消えないようです。


 2016年01月09日(土)   擬人化は冒涜か 

刀は良くて仏(not仏像)は駄目というのも変な生理的感覚で(挨拶)

徳川ミュージアムの燭台切ファンの集いレポをtwitterで検索しても、
アンチの発狂ツイートや、意図的に検索結果を汚染するワードを垂れ流すbotがヒットして
世界は光だけでは出来ていない、濁った部分も存在していることを再確認させられました。

今日は初詣に行くはずだったのですが、30分に1本の成田線と1時間ごとの護摩法要との
タイミングが合わなくて、結局、刀剣博物館へ行ってしまいました。
現在の展示(刃文)は3月までやってるから、急ぐ必要ないと思ってたのに。
ここ数日…特に今日、いろんな人が福岡や水戸に行くツイートばかり見てたからでしょうか。
しかも帰りは迷子になって参宮橋駅まで戻れず、直接新宿まで徒歩移動。

刀の展示は年代順に並べてあることが多いんですけど、今回は刃文がテーマ。
直刃、互の目、丁子、のたれ、尖り刃、現代刀(昭和)と似たもの同士を近くに
並べてある配置でした。そんな中、唐突に入口横へ“特別出品”されているのが国宝・明石国行。
博物館側もとうらぶに登場していることは把握していて、刀身大ポスターがあったり、
この目では確かめられませんでしたが、とうらぶグッズのレターセットもあるとか。

誰かがとうらぶのキャラは刀身と逆のイメージを受ける男士ばかりと
ツイートされてましたが、明石も大きさの割には繊細な印象を受けました。
これを働くのが嫌なキャラ付けにしてしまった公式がある意味凄いと言うか。
なにせ、刀剣博物館のつけた説明文『気品が一段と高い』ですよ!

出品物には光忠もありましたが、光忠にしてはおとなしめの刃文。
(これでも派手な方として裏側を客に見せている)
燭台切の写しを徳川ミュージアムで作るそうですが、二度の強奪歴がある燭台切は
きっと生駒並みに派手だったのではないかと勝手に想像しています。

刃文の展示ゆえ、マイクロスコープを持参する年配男性もいたのですが、
このテーマなのに、十一代兼定の受注帳にはサイズ等細かく指定されているのに
刃文についてはほとんど何も書かれていないというのが、本来の日本刀を彷彿とさせて
いい皮肉でした。よく切れる刀を求めたら、あの美しさが生まれたんですよね、本来は。


 2016年01月08日(金)   昼夜連続パスタ 

実質新年1週目、書類は少なかったけど長く感じた!(挨拶)

3連休のTO DOリスト前倒しで、退社後に久々のufotable cafeへ行ってきました。
東京店は、まさかの今日が新年初営業日なのです。

UBW期間が終わってご無沙汰してましたが、現在はufotable15周年がテーマで、
Fateのターンだったので行ってきました。というか、正確にはUBW24話の
クリアファイル(大丈夫だよ遠坂)が欲しかったので足を運びました。

客足が落ち着いてきた時の、ちゃんと作ってあるufotableのご飯は美味しいです。
コラボカフェとは思えないレベル。今回も凛とアーチャーのホットドリンクが
久々のクリティカルヒットで、おかわりしようか迷ったくらい気に入りました。
ローズヒップ×オレンジピール×ミント×蜂蜜で、赤い色、柑橘の香り、
ほんのり甘く澄んだ味と三拍子揃ってまして。
原画も、UBWや雑誌等の版権絵でよりすぐりのシーンばかりでした。



夜は和風パスタでしたが、昼も外で挽肉と柚子胡椒のぴりりと辛いパスタでした。
今日を限りに産休となる同僚の送別ランチ。昨夏以降いろいろありましたが、
餞別を買わないという選択で自分の中で整理をつけました。

私がコミュ障で、あたりさわりのない話題を振るのが苦手なのは自覚してますけど、
妊娠どころか結婚の経験すらない私には、入り込める話題がとても少ないのだと
再確認させられました。だからこそ私は趣味を死守しなきゃいけないのに、
たとえばサッカーですら人とは違う変な領域へ自分を追い込んでいくという。

老後ってこんな感じなのかな、と今の年齢から感じつつ毎日を過ごしてます。
虚しいですよ、すごく。


 2016年01月07日(木)   早起きは三文の得? 

今日も刀剣乱舞の話。

物吉ゲットの里に続き、膝丸ゲットのために年明けてから早起きしてます。
しかし、通勤電車が平常化するにつれ、出勤がぎりぎりに…。
考えてみたら、演練5戦(小判のため)+10戦×手形3枚で35戦もしてるんですから、
1時間で片付かなかったりするのもやむなし。レベル上げサボってたから弱くて、
中傷ボイス、真剣必殺とどんどん時間かかってますし。

職場でブラウザのキャッシュという概念が知られてなくて説明に悩みました。


 2016年01月06日(水)   建国記念日 

ここ2号ほどSQ追えてません、跡部様活躍してるらしいのに(挨拶)
記念すべき日の夜に、かろうじてローソンでの跡部様メッセージ聞いてきました。
去年に比べると随分諏訪部さんっぽいナレーションになっていたのは、
高圧的なアナウンスがコンビニという業態で垂れ流しするのに向いてなかったからでしょうか。

新年なので書類は少なめですが、なぜか夜は何もできずに終わってしまいます。
連休中のTO DOリスト書き出したら、ほぼ日手帳なのにページ埋まるほどあったんですが。


 2016年01月04日(月)   あけましておめでとうございます 

まぶた半分しか開かない状態で仕事始めてました。
とうとう大晦日企画すらやらないで年越しちゃいましたね。
(それくらい、思い出したくない年だったということです…お察し下さい)

実家でも、とうらぶのイベント(朝夕に手形3枚消費する)のに1日2時間ぐらい費やしてて、
お陰で実家にいるのに引きこもってると親父に愚痴られる有様。
何が楽しくて生きてるのか、よく分からない状態に陥ってます。

軍師官兵衛の総集編は、松寿くんの子役が可愛すぎたので満足です♪


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