Land of Riches


IndexBeforeAfter

 2002年08月30日(金)   「死に至る病」を超えて 

When you walk through a storm
Hold your head up high
And don't be afraid of the dark
At the end of a storm
There's a golden sky
And the Sweet Silver Song of a lark

Walk on through the wind
Walk on through the rain
Though your dreams be tossed and blown

Walk on, Walk on,
With hope in our heart
And you'll never walk alone
You'll never walk alone
Walk on, Walk on.....

リバプールの応援歌として有名な(他にもあのアイルランド代表の応援などに
使われるそうです)この曲、先日、web上で聴くことができて感激しました。
今の私には非常に染み入る歌詞です。"you"にいろんな人が入ります…。

27日から29日までの関東遠征―羽田一日店長+U-19練習試合観戦―は
「・その日のメインターゲットは必ず(ほとんど)ボールに触らない
・なぜかメインターゲットでない人物の方が印象深い」という展開の上、
U-19を目的とする以上、多少は折り込み済だった(苦笑)“精神汚染”が
予想しなかった方向から襲い掛かってきたため対処しきれず、結果として
気力・体力のみならず大脳の活動自体を…五感、特に視覚を著しく奪い、
ちょっと信じ難い行動を繰り返してしまいました。とてもLRには書き切れません…。

だけど、そんなリビングデッド状態でありながらも、痛感したのは、
絶望するのは簡単だけど決して望みを捨ててはいけない、ということでした。
名古屋までスタンディング確実だと思った帰りの新幹線も、意外なご厚意で
途中から座れましたし。やはり、何か得ようとする執念が大事なんですね。

あ、何か勘違いしている人がいるようですけど、今回の遠征での最大の目的は
「角田誠のプレーを見る」ことでした(決して永田さんに“会う”ことではない(強調))
これは本当に本音です。残念ながら、かないませんでしたが。
結局はSBSの前に言っていた通りなんです。「SBSで永田たちを見て、同じ土俵で
ないから一概には比較できないけど西京極で角田を見て、その上でU-19を語りたい」と。

また、その気になったら追記していこうと思います。ちなみに結果的に見たのは
27日「鹿島の練習」28日「U-19練習試合」29日「柏の練習」です。


 2002年08月24日(土)   Blue Sphere 

映画「アポロ11」を見てて思ったこと。

地球があまりに綺麗で感動しました。

海―生命の宿った場所、太陽からの絶妙な距離ゆえに存在しえた豊かな液体。
きっと大地そのものは昔より茶色くなりつつあるんだろう、と思うけれど。
この星に生まれた幸せを今更のように噛み締めてみたり。
SWのように銀河中にまで人間…というか高度に知能の発達した生物が
秩序ある統治組織(うまく表現できないけど、SW風に言うと「共和国」みたいなもの)を
作り上げる日は、多分、私が生きている間には来ないでしょうけど、
でも、地球ほど綺麗な星は、そうそうないんじゃないかと。
…単に地球人の視野が狭すぎるだけかもしれませんね、
もっと発達した文明を持つ「宇宙人」から見れば。

オールスター、予想以上に楽しめました(失礼)
絶対 WEST が勝つと思って見てましたけど―本日のターゲットは市川さん。
ワールドカップ後もなんだかんだとあって(苦笑)webの中で追いかけ続けてますが、
プレーをじっくり見れたのはワールドカップ以来だったりする情けなさ。
高林さんと一緒に練習している姿を三保まで見に行く!―という野望は
私の情報収集能力の低さでついえてしまったようです。22日がその日でした…。
でも、今日は攻守とも頑張っていたのではないでしょうか。御前試合でしたし。
…やはり点を取ったもの勝ちのオールスターは、DFやGKのファンには辛いイベントです(苦笑)

さて、気になるのはローマですが…様子を知るすべもなし、ただ祈るだけです。


 2002年08月21日(水)   「今日」も明日になれば過去に…歴史になる 

…なんかLRに手付けずのまま、だらだら過ごしてしまいました。
突発的な感情を吐き出す場として、ログが流れてしまう「宙」を
最近、復活愛用しているせいもあるんでしょうけど。
ちょっと、今の「宙」のログ(ゲストに対するレスである敬体でなく、
常体で独り言をブツブツ並べている部分)は病的で、
あまり見てもらいたいものではないですね。なんて書くと墓穴ですが。

まあ、それでも「おおらかで宙」は自分の城(サイト)の一部、だと思っているから
まだ“素”で―あまりネット上でさらすのは好きではないんですが―いいとしても、
大きなサイト、人が集まる場所での言動には本当に気を付けないとな、と
思わされる書き込み群(←うまい表現ではないですが、思い付かないので)を
昨夜遅く、少なからぬ自己反省も覚えながら、目を通していました。

当たり前のことなんですが、大抵の人は、その書き込みだけを見て、
その人(同一ハンドルによって定義される一個の「存在」)を判断します。
言葉足らずで誤解を招いた時は、できる限り早くフォローを入れるように
してますけど、残念ながら指摘されるまでは、自分の書いた駄文が
誤解を招くような文だと気づかないのが実状で、そのたびに、世の中の人の
価値観はそれぞれ、大人なのだからもっと注意して書かないと、と思うのです。

情報発信能力と取捨選択能力をもっと磨きたいと思う今日この頃です。

◇U-21
http://www.jfa.or.jp/CGI/top/top.cgi?key=pick&0=1360
このメンバーから山瀬・松井・阿部の三人が辞退。やはり特記事項は山瀬さんですね。
膝十字靭帯損傷。その「瞬間」から彼の未来が経験則で予想できてしまう、というのは
非常に悲しいことです。十字靭帯は決して再生しない(多分、他箇所の靭帯を
移植する手術になると思います。これも腫れがひくまで半月ぐらいできません)のです。
8/17までの山瀬さんはもう“帰って”こないかもしれません。帰ってくるかも
しれませんが。「瞬間」から「復活」までの長い長い道程を「体感」している者としては、
山瀬さん本人及びファンの皆さんには、とにかく気を長く持ってほしい、と願うばかりです。
…本人の行動は報じられている限りでは非常に気丈でしっかりしてますが、それが
前がかりになりすぎては、と懸念を抱かずにもいられないのです。じっくりと、ね。

◇U-19
http://www.jfa.or.jp/CGI/top/top.cgi?key=pick&0=1364
なぜか後日、中井(セレッソ)を突如追加。非常に謎ですが、これが意外と
大熊JAPANの「色」かもしれない、とやや深読み気味の私です。
SBSカップ2年連続最下位―特に今年の最下位は言い訳無用の恥ですから、
大熊さんもいろいろな選手を見てみようと思ったのでしょう。
(SBSのメンバー選考までは前監督がやったと言われています)
合宿後半のJクラブ(サテ?)相手の4連戦計画は大注目。全部見たいぐらいの勢い。
私もKさん(なぜ伏せ字…)が出ている試合は相当見たいです。限られた時間の中で
監督と選手たちがどんな「意地」を見せてくれるか…もうそれだけです。
失われた時を嘆いても始まりません。できることをするだけです。

◇U-16
http://www.jfa.or.jp/CGI/top/top.cgi?key=pick&0=1365
いよいよ国内最終合宿。北海道国際では底上げを図った模様(山本くんの
乱用は何故?)ですが、コンサユース主体のU-16北海道選抜に敗北。
こちらも合宿後半は連戦なのでしょうか?(スケが抹消されている…)
さすがに本当に切羽詰まっているだけに、須藤JAPANはこの面々と心中、といった感じ。
これからはコンディション調整に気を配ってほしいです。完全燃焼するために!

◇そして…最愛の選手(ひと)
http://www.ninomiyasports.com/nsports/soccer/mikata/index.html
私が好きになったサッカー選手で、唯一「プレーヤー」の水準を超えた人。
アルビと契約を結ばず、移籍リストにも載らないので、どうしているんだろうと
ずっと思っていましたが、やはり引退して(寂しい…)大学院へ通い始めたのですね。
理論の勉強だけでなく、中京大中京高での実践、そしてロンドン行きと
指導者見習いとしては非常に意欲的に活動中。しっかりとした哲学を持っているようで
安心はしてますが…性格的には四種ではなく、サッカー選手としてある程度
できあがった二種あたりの指導が向いているのでは、と勝手に思ったり。
…だって、親身に人と接しられる人じゃないし(大暴言)
人は自分の経験を基準にしか物事を判断できません。どれだけ聞く耳があったとしても。
だから、今、西ヶ谷さんが抱いている指導者見習い哲学は至ってまっとうで、
この点では高校教師が一番向いているよ、とおせっかいなことを思う私でした。
(プロではともかく、そこへ至る道として、西ヶ谷さんは部活出身者としては
いわゆるエリートコースを歩いています。だからイレギュラーな世界は無理だと思うのです…)

はぁ、まだまだ書かねばならぬことはたくさんあります(苦笑)
過去分のLRを追加しても多分、告知しないので、気になる人はまめにチェックして下さい(暴言)

2002.8.22wrote


 2002年08月17日(土)   真実は消えない、消せない 

U-19に関して、他の方の意見を見たり聞いたりするたびに自分の思いが揺らぎ、
やはり勢いで殴り書いておくべきだった(超主観と断った上で)と悔やむけれど。

藤枝で見聞きしたことがあまりに鮮烈すぎて、あまりに痛烈すぎて、
どちらかといえば、見聞きした対象よりも自分の動揺を記録したい、と思って。
やはりU-19について語るには、思い入れも知識も足りません。
だけど、それでも、私には語りたいことが―あふれかえる感情があります。

感情の奔流、それを記録するための場所、LR。

ハーフタイム、今野さんを見つけたこと、今野さんがボールを触っていたこと、
それが嬉しかったこと、出待ちで永田さんより先に(苦笑)今野さんを
捕まえようと思ったこと、彼がアジアユースは大丈夫と言いきってくれたこと、
それでホッとしたこと…山瀬さんの負傷の知らせがショックだったこと、と合わせ、
私は本当に西村JAPANを愛し、西村JAPANに支えられていたのを改めて感じました。
本当に大好きなチームでした。歴史の1ページと化し、誰の手にも届かない
領域へ行ってしまったけれど―もう一度、この愛を捧げさせて下さい。

ありがとう、あのチームに携わった全ての人々へ。

2002.8.18wrote


 2002年08月15日(木)   高部の民 

なんか昨日メモ代わりに落書きをしてしまったので(しかも間違ったことを)、
まずはここを埋めることから。時間をさかのぼって書いていこうかと思ってます。

相馬(ヴェルディ)・中払(サンガ)・市川(エスパ)・永田(レイソル)・深澤(エスパ)。
この5人の共通点を答えなさい。

…もう答えは書いてあるんですが(苦笑)正解は「清水市立高部小学校」出身者、です。
参考:http://www1.ocn.ne.jp/~miwa.i/u-12.html
数多くのJリーガーを輩出している静岡県において、本年、最多輩出を記録しています。
(永田さんと深澤スケさんは今年のルーキーだから…)

「高部」は歴史をたどると、かつては「庵原郡高部村」で、昭和20年代末に
清水市の一部となりました(その後、飯田・袖師・興津と清水市はどんどん拡大します)
これで、いわゆる“清水みなと”から離れているか、が分かってもらえると思います。
清水駅から西北西、静岡市との境目近く、東名高速の日本平PAと清水ICの中間あたり沿いに
高部小があり、実は同地区に高部東小(こちらもJリーガーを複数輩出)もあって、
この2小学校の生徒が集う清水市立第六中学校もまた、公立中学では県内最多の
JリーガーOBを記録しています。あ、私立を含めば東海大一中がダントツですが。

清水のサッカーの歴史は、静岡県サッカー発祥の地・藤枝(ここでサッカーが
盛んになったのは、藤枝東高の校長がサッカーを校技(!)に定めてしまったことに
あります)への対抗心から始まり、高校サッカーで勝つためには、その前の段階での
育成が必要と考えた人々により、清水の各小中学校は素晴らしい夜間照明完備率
(ちなみに小学校では100%(!)です)を備え、そこで脚を磨いた逸材を選抜し
あの有名な「清水FC」が結成されたことで、その名を高めていきました。

サッカー少年の父母のためのチームも続々と生まれ、サッカーの街・清水の誇りは
“上”への供給だけでなく、誰もがボールを蹴れる“幅”にもあります。
ちなみに、公式に所属可能な最年少のチームは四種(小学校のスポーツ少年団や
Jクラブのジュニアが該当)ではなく、その下、3歳から入れる「チャイルド」という
カテゴリーがあります。保育園でボール遊びを始めた市川さんがチャイルドへ
入りたかったのに、兄3人がサッカーで芽が出なかったのを見てきた両親の反対で
阻まれた(野球を始めてほしいという親の願いは、3年からしか野球の少年団が
なかったことと、市川さんがお誕生日会で自分だけサッカーをしていない疎外感に
耐えられなかったこととで破れ、ついに高部小1年から本格的に始めることと
なりました)話は、知っている人なら知っているかもしれません。

今でこそサッカーに関してはアンダーエイジ中心にかなりの雑食性だと我ながら
思う(苦笑)私ですが、サッカーファンを始めたばかりの頃は、代表の大半が
静岡というか清水ゆかりの人々(例:藤田俊哉、相馬直樹、名波浩…)だったので
そこら辺から食いつき始め、必然的に(…)『GOAL』という雑誌と巡り会いました。
今はエスパルスが発行している、割と硬派路線の本ですが、昔はミーハー度が高く(笑)
初蹴りの写真を見ては「ふーん、この人とこの人は同じ学校の出身なのか」なんて
思ってました。GOALで学んだ最大の知識は、選手の出身小中学校です。
普通の年鑑のサッカー歴は、二種(高校かクラブユース)から始まります。
最近は前所属しか書いてないことも多いです。選手の流動化が進むと、所属チームを
列記していては追いつかないのですね。でも、GOALは必ず小学校から。
…サッカー不毛の地(近頃はそうでもないか)で育った人間には、分かりづらい感覚です。

そして、来年、「清水市」はこの世から消えてなくなります。浦和市のように。
静岡市は政令指定都市を目指しているのです。けれど、浦和レッズや
大宮アルディージャがその名を継いでいるように、きっと清水エスパルスが
歴史をとどめるのでしょう。本来、地名というのは歴史の結晶であって、
安易に変えるべきではないと思うのですが、もう合併が国家方針ですからね、今は…。

個人的には菊地くん・成岡くん・高林さんのキャリアが知りたいです。
こっそり教えてくれる方を絶賛募集中。

2002.8.17wrote


 2002年08月14日(水)   静岡の真ん中で ai を叫んだケモノ 

…このタイトルのために2時間ネットサーフィンしてしまいました(呆)
タイトルは変に引用とかせず、シンプルにいくのが一番ですね(苦笑)
2002.8.27wrote―どうしても“再会”の前に「像」の記録を
残しておきたかったから。あの衝撃を…癒えない傷をとどめておくために。

…サッカー見て“精神崩壊”起こすなんて、どうかしてるんじゃないでしょうか?

SBSカップ最終日 at 藤枝総合運動公園サッカー場。
直前にサッカーでない方の趣味で知り合ったばかりのくせに、地理情報を
おねだりする図々しい私へ親切なメールを下さった藤枝市民Mさんに感謝。
…静岡サッカーに対する妙なこだわりを持つ割には、藤枝は初めてだったのです。
駅からのバスは同じ目的地の人ばかり。運転手さんもやたら親切で、遠足かと
思いましたよ(笑)スタンド自体はセネガルキャンプ用に作られただけあってGOOD!

◇第1試合 静岡ユース vs U-19パラグアイ代表
藤枝っ子(「東高」は、藤枝ではやはり藤枝東を指すらしい(苦笑))がいいプレーを
すると歓声が起こるのはさすが。でも、だいぶ静選の構成も多様化されてきましたね。
印象に残った子だけ、背番号順に紹介です。ところで、試合中にパラグアイへ出た
レッドカードが取り消されたのは、誤審なのでしょうか? いまだよく分からず…。
(結局パラグアイはその後退場があって10人になったんですけど)

・高山純一くん(背番号3・DF・清水ユース)
DFラインに大井くん@U-19代表が入るのは目に見えてるとはいえ、あまりに簡単に
抜かれすぎ(苦笑)DFラインとしては全く機能していなかったかも。河井くん
(背番号2・DF・藤枝東)といい、「個」で頑張ってはいたんですけど。
彼が個人的に目に留まるディフェンス能力を備えているのは分かりました。

・杉山浩太くん(背番号9・MF・清水ユース)
本日のキャプテンにしてプレイメーカー。仕切りが好きと見ましたがいかが?(笑)
PUMAの赤/銀(に見えた)スパイクが妙に素敵でした。そっか、静選はスパイク自前…。
間近から審判に蹴り当てるパスは別の意味で素敵でした(失礼)

・牧野泰直くん(背番号11・MF・静学)
チーム最小の168cm(登録)。長身揃いのパラグアイ守備陣、牧野くんが
ヘディングシュート打ってもジャンプせずに跳ね返したり…(涙)

・矢野貴章くん(背番号14・FW・浜名)
綱引きの果てに“こちら”で出場したと思われる大型FW。とにかく腰が高い、脚長い!
この長い脚を上げてのスルーには、ちょっと違った意味でほれぼれ…。
ロングスローを彼が落とし、阿部文一朗くん(背番号18・FW・清水ユース。
山本くんに代わり途中出場)がボレーで決めた一撃は鮮やかでした。感心。
彼自身もトラップからシュートへ持っていく一連の流れが綺麗で、印象的でした。

・大道容司くん(背番号17・FW・清商)
今回の静選、清商からは彼一人(菊地くんはU-19)。この日、膳亀先生は
先発ツートップを“落として”きたんですけど、彼が左をえぐって粘り、
その上げたのを山本剛くん(背番号16・FW・藤枝東)が入れたのはいいゴールでした。
ポストプレー、まあまあ評価できると私は思いました。甘いかな?
…でも途中からの矢野&阿部ツートップの方がクオリティは高いです(泣笑)

◇第2試合 U-19日本代表 vs U-18パラグアイ代表
ポルトガルは全員が84年生まれです。つまり年下。過去2戦はPK勝ち&負け、
ZICOもU-21御殿場合宿から駆けつけ(ハーフタイムにはピッチにて花束贈呈。
ミーハーと化したパラグアイ代表と記念撮影していたのには笑いました)
何がなんでも勝ちたい御前試合でした。しかし…U-16にならい、背番号順感想。

その前にシステムの説明。すごい分かりにくいです。基本は3バック…だと
思うのですが、徳永さんの位置取りが微妙で4バック風味になったりしてました。
あと二列目右がサイドに張ったり中へ入ったりと時間帯によって場所が変わり、
正直「(@@)?!」だったので、ポジション記述は暫定みたいなものです(死)
一応、以下の文は3-5-2だと割り切った上で書きました。ご了承下さい。

GK:川島さん
現ユース代表で最も統率力があると聞いていたのですが、それは相対評価ではないかと
思ってしまいました。声のボリュームがイコール統率力でもありませんけど。
(声だけなら徳重さんが絶対上)しかし、あの西村JAPANをもしのぐミュートぶりに、
私、呆然。こんなチームあり?! 大熊さんの声だけが響き渡るのです…。
セービング、飛び出しに関しては無難。アテネ正GK最有力候補説は本当かも。

左CB:坪内さん
近藤さんに代わり登場。落ち着いたディフェンスを披露してくれました。
この日一番落ち着いて見ていられたDFラインが「坪内・永田・徳永」だったのは
誰にも言えないかもしれません。というか選手の特性をよく理解してほしい…。

CB中央:永田さん
最終日キャプテン。ちなみに腕章は赤ではなくて蛍光オレンジ。やぶさん秘蔵の
腕章巻いて観戦しました。8日の柏 vs 筑波大で右足アキレス腱を痛め、合流したのは
この試合の前日(インターバルDay)でした。182cm/72kgの登録が詐欺に思えるほど細身。
攻撃参加のタイミングはいいのに、すぐ倒されてました。ああ…。
ちなみにCK時は常にゴール前へ。そのくせ、ヘッドの競り合いは攻守ともほぼ全敗。
(左CKに合わせられ同点にされた時なんて、誰も競っていなかったような?!)
大熊さん:「永田、9(番のマーク)をハッキリ!」
その後も空振るわ、簡単に抜かれた大井くんのカバーに行って倒してPK与えるわ、
(これを川島さん一度ははじいて喜ぶも押し込まれ…喜ぶの早すぎ…)
とてもじゃないけど、彼が守備体勢に入るのは見ていられなかったです。ああ〜。
唯一“読み”のセンスだけは感知したんですけど、脚短いですよね…(呆然)
ただし自他共に認める武器であるフィードなどキックの精度は素晴らしく、
結論は「なぜCBなのか?」。静学時代ボランチを試されたことがあるようですけど…。
声は低くて通りにくい感じ。それ以前に小さい、とも言いますが(涙)

左CB:近藤さん
この日のDFラインの中では*比較的*よく守っていたかと。かなり横へ開きます。
彼が前方へ進出すると徳永さんが下がってくる形かな? カバーでは何故か
逆サイドの大井くんの穴埋めまでしていてビックリ。それくらい破綻してました。

右WB:徳永さん
かなり謎のポジショニングで私を混乱させてくれました。彼自身、高い位置なのですが、
前方にはサイドへ張り出した成岡くん、後方にもサイドへ開いた大井くんと
活動スペースを限定され、おのずとゲームへの関与もしにくくなってました。
前半途中から成岡さんが逆サイドまで動くようになり、ようやく前方進出が可能に。
でも、持ち味が一番出ていたのは最後に入った右CBだったのは公然の秘密。

二列目右:北野くん
大井くんに代わって登場。成岡(→ボランチ)&菊地(→右CB)を一列ずつ
下げるのはおなじみの光景かも。二人とも汎用能力高い…それはさておき、
彼も登場直後はサイドに張るよう指示が出ていた模様。後で動き出すのですが。
かなり持ち味の出づらい場所でしたが、それなりに奮闘。パス出し苦手そう…。

左WB:馬場さん
雑誌などで見かけるたびに髪形が変わる人。ヘアバンドは勘弁して下さい…美人なのに。
後半給水タイム後、高木くんに代わり投入。大熊さんは彼と尾亦さんに対してだけは
指示に遠慮がなかったのですが、「外使え」と言われても、サイド要員が
いないんですから、対処の仕様がないですよね…御愁傷様。

右ボランチ:菊地くん
初日キャプテン。強くてうまい、嫌でも目に付く選手。基本技術がしっかりしているので
頼もしいです。左サイドへ出したボールを自分で走って受けるというあたり、
彼がすごいのかチームが機能していないのか謎。清商では声出しするそうですが、
この日は顔を強張らせたまま黙々とタスクをこなしていたような。表情が崩れたのは
終了のホイッスルが鳴ってからでしたよ…守備に関しても対人はCBトリオより
強固なあたり、彼の汎用性が常軌を逸しているのか本職どもが情けないのか不明。
最後は徳永さんがCBに回り、彼が前線へ出て行くという“菊地が戦術”(パクリ)な
チーム状態をまざまざと見せ付けてくれました。汎用人型決戦兵器と命名。
…あ、監督の指示はせめて聞く振りだけでもした方がいいような気がしますけれど。
あと味方に声かける時、ぼそっっと怒ったように言うの、見てて怖いです(><)

二列目右:成岡くん
二日目のキャプテン。開始当初、なぜかサイドに張りついていて、追い越していく
人間がいないため、パスの選択肢が狭くなり困っていました。しょうがないので
自らサイドアタッカーに。あまり柄じゃないような気が…やがて菊地くんとの
ポジションチェンジなどが織り交ぜられてきました。オフェンスのセンスは
優れてますが、ディフェンスはまだ向上の余地がありそう、って比べる対象が
菊地くんなのは、彼には酷でしょうか。多分にじみ出ているのは性格の差。

右FW:茂木さん
土曜のナイターから拉致されてきたストライカー。右CKをきちんと入れるのはさすが。

左WB:尾亦さん
茂木さんに代わり投入。ここで馬場さんが右に回り、北野くんがトップへ出ました。

左FW:阿部くん
前半終了間際、くるくる回り相手をかわして放ったシュートはうならせてくれました。
今大会絶好調と評判でしたが、さすがにお疲れモード。でも器の大きさは感じました。

右CB:大井くん
この日1試合だけで判断するのはどうかと思いますが、少なくともこの日は
すこーんすこーんと抜かれまくり、ピンチを量産。大熊さんにも永田さんとの
関係をかなり怒られてました。だけど、3人がかりでもスルスル抜かれるCBトリオ(泣)
対人の弱さのみならずカバーリングのミスもあり、おまけに声が通らないと最悪。

左WB:高木くん
逆サイドに比べると、スタンダードなアウトサイドとして機能していたかと。
右CKも担当、アシストを記録。せめて逆サイドも彼ぐらいの人材が欲しいです。

左ボランチ:工藤くん
中盤の中では地味なイメージ。左サイドFK担当してました。うーん、後は…。

ゲーム後、表彰式。詳しい算出方法は分からないのですが、U-19は最下位に。
(静選との上下は直接対決の勝敗?)清雲JAPANが優勝&準優勝、西村JAPANが
二連覇だったのと比べる、というわけではありませんが、二年連続の最下位、
しかも今年は年下のチームが混ざっていたあたり、もはや言い訳無用。

暗雲立ち込めるなぁ、と暗い気分になりながらSBS恒例の出待ちをしました。
(以下の記述は、極めて主観によっています。また、正確性の保証はできません。
なにせ、ここで初めて阿部祐大朗くんの顔を理解したぐらいですから!)
この時点でターゲットは二人に絞ってました。ハーフタイムに突如現われ、
ボールとじゃれていた“右足の靭帯を痛めているはず”の今野さんと、
出待ちギャルの話を盗み聞きするだけでも人気の高そうな永田さん…。

御殿場から押しかけたのか、出口にはプレスが大挙。なのに出てくる選手は
基本的に大きな荷物持ちで両手がふさがっていて止めるのもはばかられる状態。
今野さんもネット入りのボール持ってましたが、それをバスの横へ収納し終えた
ところを直撃。他のファンがつかまえなかったので助かりましたよ(苦笑)

―足を痛めてらっしゃると聞いたんですが、大丈夫ですか?
今野「まだ…ちょっと(と右足をさするしぐさ)」
―アジアユースには間に合いますか?
今野「大丈夫です」

番号なしのパンツをはいた彼を見つけた時、本当、嬉しかったですから。
私の中で今野さんは西村JAPANの一員として見なされているんだな、と感じた瞬間でした。

永田さんも右手にバッグ、左手に共同搬送のクーラーボックスと、プレスですら
止めようのない姿で登場。一度はバスに乗り込みましたが、再び外へ。
マスコミと約束したんでしょうね、まずは紙媒体(多分)の記者に囲まれてました。

紙媒体のプレスはまとめて囲んで雑談形式だから良いのですが、厄介なのはTVカメラ。
これは一局が一人を独占する形になりますから、とにかく時間がかかります。
つかまっていたのは得点者の茂木&阿部コンビと、地元民(菊地・成岡・大井)。
その間に他の選手はすすっと抜けていって、捕まえているファンもいましたが少数。
改めて、ここは静岡なんだと実感…茂木はプレスにリリースされた後はあっさり。
そんな横を、ごく数名の紙媒体記者に囲まれた大熊さんが通過。絶対プレスの
取材の方向は間違っていると確信する私(本当、選手に何を聞いているんでしょう?)

祐大朗くんは知名度の割にはファンサ慣れしてないらしく、リリース後、
ファンに堰止めされてました。サインも最近考えたらしい筆記体風。ガンバレ!

成岡くんは優しい性格らしく、プレスから解放されるとファンの輪を引きずって
ミックスゾーン(と化している出口付近)から離れ、そこで立ち止まってファンサを
始める気配りぶり。プレスにミックスゾーンへ引き戻されても、また同じことの繰り返し。
結局彼はバスに乗らなかったような気がします。ずっとファンサしてたんでしょうか。
…そういえば菊地くんを見失ったんですけど、一体彼はどこへ???

で、最後になったのは永田さん。代表のスタッフ某さん、焦りの色を隠せません。
しかし、だからといって彼を待つ少年たちを他の選手のところへ誘導しようという
下手な手法(その選手の名誉のために誰かは書けない…)を取ったり、「並んで」と
結局は果たされない“期待”を抱かせるのは、本当、どうかと思うのです…。
しかも、やっとファンサを始めた永田くんへ襲いかかるTVカメラ。さすがに私は
もうダメだと思い離脱しましたが、待ち人は決していなくはなりません。
予想通り、スタッフさんはリリースされた永田さんを強引に歩かせ、また永田さんも
祐大朗くんと違って“振り切る”という応対技術を身につけていたため、後には
対応してもらえなかったファンだけが残されることに。仕方がないと分かりますし、
柏へ行けば済むことだと百も承知ですが、非常に後味が悪かったです。
…とどのつまり、誰を待っているかよく自覚している待ち人たちを傷つけたのは
永田さん、ということになりますから。永田さんは静岡を離れた静岡人、なのです。

ちなみにバスの王様席は、この日全くボールを触らなかった坂田さん、
左は最初馬場さんがいたんですけど、永田さんがやって来ると彼が左に、
馬場さんは右に移ってました。この辺の力関係は全く不明。不思議なチームでした…。

その後、大熊さんは角田・小林・中井といったあたりを含めた大量招集に踏み切ります。
SBSのメンバーを選考したのは田嶋前監督(SBSでは団長扱い)。大熊JAPANは
月末の合宿からスタートするといってもいいのかもしれません。後はベストを尽くすのみ…。


 2002年08月11日(日)   山本拓弥ウォッチングレポート(その3) 

最初に書いておきます(苦笑)―2002.8.26wrote
結構いいようにインプレッションが消化されていますので、まあ、適当に…。

豊田国際最終日、舞台は本山さんゴールの余韻を(私の中では)残す豊田スタジアム。
ウォッチングレポその2を朝、必死になって書いていたお陰で(記憶の上書きは
とにかく嫌なんです…そうなるとレポが書けなくなるというのを経験で分かっているから。
この点、先月の東城陽はもはや絶望にも近い領域に(自爆))3位決定戦から観戦。
◇3位決定戦 愛知選抜 vs フェイエノールト
フェイエのユニって何種類あるんでしょ、と思う海外音痴の私…緑や黒では
どうもフェイエな気がしません。やっぱり紅白ハーフでないと! しかし、先日の
審判とダブった黒に続き、グランの赤と紅白ハーフの対戦はありなんでしょうか?
確か着用ユニは試合前に審判団が決めるはずなのですが…大丈夫ですか愛知協会?

フェイエはがくりとモチベーションが落ちたらしく、愛知選抜の快勝。
しかし、グランユース以外の選手にとって、グランのユニを着ること、及び
グランサポにグランの応援をされることってどうなんでしょう?
この試合での個人的注目選手の紹介☆

・稲垣順くん(MF・背番号6・名古屋ユース)
ポジションといい、爆発パーマ(…)な髪といい、どことなく酒井友之さんを
彷彿とさせたため「きゅん」と命名(註:かつて、やぶは五輪予選などで
「酒井きゅ〜ん!」と絶叫していた人間なのである)。ちょっと昔の酒井さんを
細くした感じ。先輩を反面教師として(死)いいボランチになって下さい。

・遠藤くん(MF・背番号8・名古屋ユース)
二度目の登場。今回はチャンスをしっかりと活かしてくれて頑張りました。
合わせるだけでオゲェなパスとかもらってるんだから当然ですが(笑)

・津田知宏くん(FW・背番号9・名古屋ユース)
結局、名前挙げたの全員グラユースの子(汗)。自らゴールをあげるのみならず、
どちらかといえば遠藤くんへ「これ外したらサッカーやめろ!」レベルの
ボールを供給していたのが印象的。このゲームのMIPあげます。

◇優勝決定戦 U-16JAPAN vs グアラニ
今大会、圧倒的な攻撃力を見せてきたグアラニにU-16は“勝負スタメン”を組みました。
既にここまでの2試合で全選手を起用してますから…今回も背番号順寸評ならぬ感想。

GK:八田くん
本当は背番号順に書きたくないぐらい(苦笑)結局、この大会で露呈したのは
1986年生まれの優れた…いや、そつなくゴールを守れるGKがいないらしい、ということ。
この日の八田くんはポジショニングの悪さ(1失点目。グアラニのファースト
シュート。ワンツーであっさり崩される守備陣もどうか、だけど)、ミスキック
(2失点目。簡単にさらわれてはDFもカバーしきれまい)とまずいプレー連発。
ミスキックに関しては、丹羽くんの努力で未遂になったのがもう1回あり、
さすがに短時間で二度連発されると「ミス」の一語で片づけられないものが(汗)
PK戦では4人目のボールに触れたんですけど…残念。

左SB:麻生くん
守備での対人能力が高く、またなかなかいいクロスも上げられるので、今後
日本サッカー界に求められるであろうブラジル系SBとしていい線を行くのでは
ないか、と思われます。前半ロスタイム、笛の直前にはFKでゴールを呼び込みました。

左CB:丹羽くん
キャプテン復活。というか、この人が中2日空いていたのは大きな救いでした。
相変わらず冴えた守り、レガースまで落とす勢いの攻め上がり(笑)と
やはり不可欠な軸だと痛感しました。セットプレーでの競り合いも強いですし。
PKキッカーも当然の一番手。相手がカップもらう時に拍手していたのも好印象。
萌くんと迷いに迷った末、今大会の私的MIPに決定。おめでとう!(嬉しくないよね〜)
チームをまとめて、世界への扉を開いて下さい!

右SB:天野くん
フェイエの左サイドは前回書いた通り攻めの軸なので、その応対にコロコロしまくり。
文字通りコロコロ(苦笑)後半にはとうとう足をつらせてしまい交代するはめに。
左足首をアイシングしてましたが、表彰の時にはもう外してました。

右SB:滝川くん
天野くんを外に出してベンチはすぐ滝川くんを用意したのですが、プレー中の
イレブンが全くプレーを切らなくてピンチを迎えたり(苦笑) そんな、自ら望んで
数的不利の時間を続けることもないでしょうに…。上がった後のスペースは
どうするのかハッキリさせた方が今後のためになるのではないかと思われます。

右CB:青山くん
割ときちんと守れていたかと。ただ、丹羽くんにも責任はあるでしょうが、
抜かれる時はあっさり抜かれすぎ(苦笑) どうもディフェンスが組織ではなく
二人の個人能力へ頼っているように見えるのが気になりました。

左SB:森下くん
必死のクリアなどソウルフルな姿が印象的。PK戦では4番手でしたが、左を
狙いすぎて外してしまい、PK戦が終わる前から(と深夜ビデオで確認)涙顔。
ショックなのは分かるけど、落ち込むのが早すぎるよ…皆に慰められてました。

二列目左:上田くん
なぜか前半から一人ずっとアップを継続。ベンチの前田くんへのプレッシャー?
後半途中から前田くんに代わり登場も空回り気味。彼も右CKキッカーの一人。
PK戦では二番手でした。このポジションは須藤さん迷っている感じ…。

二列目左:前田くん
ついに上田くんからスタメンを奪取。その気合いだけはひしひしと感じました。
彼のドリブルメインなプレーはその育ってきた土壌(クラブ)の伝統だそうで。
コールネームは「マエダ」。右の山本くんとは結構ポジション入れ代わってました。
右CKもキッカーチェンジしたり。上田くんとのポジション争いは更に過熱しそう?

左ボランチ:細貝くん
時折、意味のないアクションを混ぜるのがどうにも気になる、やはりこのチームを
支えるプレーメーカー。でもバテなのか、パフォーマンスはやや見劣り。
岡本くんの2点目を生んだパスは、「さすが!」な美しい軌跡を描いていましたが。
今大会MIPのもう一人の候補でしたが、残念ながら見送りです。死にそうな顔してて…。

二列目右:山本くん
フル稼動でさすがにお疲れといった様子。どうも蹴るボールがつながらない…。
でも目を見張るようなクロスやミドルを放ってくれるから侮れないです。
ハーフタイム後には藤井くんと共に先頭で登場、戦闘意欲の高さはピカイチかも。
PK戦でもラストキッカーをまかされるあたり、須藤さんの信頼は厚いです。

右ボランチ:新井くん
やはり「最終兵器」(永濱くん)を活かせるのは彼しかいない?―というわけで
投入(本当かよ!)でも作戦は不発。精度を磨く必要あり???

右ボランチ:高橋くん
2試合過剰気味だった運動量が、ようやくチームへフィットするレベルまで
落ちた感じ(苦笑)。ただアジア選手権がハードスケジュールなのを考えると
彼のスタミナはやはり必要なのかも。環境適応能力が高ければ完璧。

右FW:藤井くん
巧みなトラップの持ち主。それをフィニッシュまで持っていけるといいんですが(苦笑)

右FW:永濱くん
予想通り最終兵器は投入されましたが、さすがに簡単には(苦笑) うーん。

左FW:岡本くん
前半は惜しいチャンスを(演出したのは前田くん)何度か逃すも、終了間際と
後半にきっちり仕事を果たすあたりは、さすがエースストライカーと呼ぶべきでしょうか。
PK戦では3番手。チームメイトの森下くんを迎えにいくあたりは優しさを感じました。
大活躍だったグアラニ7番を抑えて大会MVPに。謎な選考です…。

PK戦前の全員円陣なんかは意気込みを感じて頼もしかったですけどね。
無邪気にはしゃぐグアラニを見て悔しかったです…選手も感じてくれたかな?
この大会後、翌週の北海道国際では豊田のメンバーを8人しか残さないという
底上げにトライしますが失敗?!―果たして最終合宿で納得のいくチームが
仕上がるのでしょうか? 仕上がってくれないと困りますけど。もう本番は間近です!


 2002年08月10日(土)   山本拓弥ウォッチングレポート(その2) 

豊田国際報告の前に、最近やたら取り上げている「選手を語る」ことについて
行く前に少し思ったことがあったんで、まずはそれを書きます。

サッカー選手、特に若い年代は日々成長(ペースはそれぞれだけど)し、
実は頻繁に見ないと真相は見えてこなかったりもします。1試合のパフォーマンス
あるいは一度練習へ行った時だけのファン対応を見て、その選手を判断するのは
非常に危険です。豊田国際はそれを承知で、そして読む方にも
分かっていただいた上でやっていますけれど(くどいですが、ご理解のほどを)。

See The Skyが前代未聞の9人合同運営になったのは、U-19年代(当時)の
選手好きを集め、より多くの選手について取り上げようという意図があったからです。
プレーヤーを語らせるには、その選手を好きな人にやらせるのが一番。
確かに好きゆえに甘く見てしまう部分も、少なくとも私にはありましたが、
(逆に、好きゆえに厳しく見てしまうところも、当然あります)
なにせ“谷間の世代”だった彼らは知名度もなし、まず知ってもらうことから
始めなければならなかったのです。よって、私は今でも、あのサイトの
メインコンテンツは、一番人気だったプチレポでも、私が間違った布陣を
平気で載せている(それを読まれてしまったのかと思うと壇ノ浦に
身投げしたくなる)レポでも、総力を結集して(?)作り上げた用語辞典でも、
担当さんの素晴らしい努力の結晶であるレコード類でもなく、
やはりDEEP DIAMONDS(選手紹介)だと思うのです。

私自身、他のメンバーの“愛情”を契機に興味を持った選手が少なくないですし、
自分もまた、微力ながら担当選手の魅力が伝われば、と思って作りました。
もっとも羽田&田原は選手権ヒーローで、応援サイトもその時点で既に
複数存在して、詳しいことはそちらで、という気持ちもなくはなかったですが。

DEEP DIAMONDSにこだわる理由はもう一点、当初はフラット9のご贔屓のみを
フィーチャリング紹介という形を取っていたのですが、後に「コンプリート計画」にて
アジアユース全登録選手など、テンプレとはいえ補完を行ったことです。
皆で分担しましたが、この時、私はさして自分が特にプッシュしているわけでもない
選手を一人担当しています。チーム全体に愛着が湧くにつれ、彼を見る機会も増え、
プレースタイルを書くのは困難な作業ではなかったのですが、語録の収集など
“好きでなければなかなかやる気には(少なくとも私には)なれない”ことも
やったんです。やれたんです。その選手のファンには物足りないかもしれませんが。

「好きなものは好き、いいものはいい」―ZEPHYRのトップに掲げたポリシー。
描写対象を…
・知らない人には知ってもらう。
・知っている人には認めてもらう。
・認めている人には好きになってもらう。
・好きな人にはもっと愛してもらう。
こんな大きな野望を胸に(なかなか形―レポートにはなりませんが(自爆))やってます。
野望、というより歪んだ愛情、と書く方が真実にも思えますが…ははは…。

なんだかまとまらなくなったので、豊田国際へ行きましょう。3日目。
◇第1試合 グアラニ vs ブルージュ
電車でのアクセスが不便と聞いたので早めに出たら、開門1時間前につきました(死)
ちなみに開門は第1試合の1時間前です。この試合は開始早々からグアラニの
ハーフコートゲーム気味の展開で、5分見ただけで地力の差が分かったほどでした。
最終スコアは5-1。これでグアラニはポストに2度はじかれ、PKも外してます。
彼らはラテン系なのでノリがよく、試合前も大声でなんか叫んでますし、
試合後はクラブのフラッグを囲んで輪になって踊ろう〜♪するんです。

ここでAグループの最終結果確定で、1位グアラニ・2位愛知選抜・3位ブルージュ。
一方、U-16の入っているBグループは2日目がフェイエ3−0バルサだったので、
バルサとドローだったU-16には厳しいかな、と思ったのですが、
最終日、何がなんでもグアラニとやってほしいのです。でないと強化にならない…きっと。

◇第2試合 U-16JAPAN vs フェイエ
・勝ち=Bグループ1位で決勝(vs グアラニ)へ
・引き分け、あるいは2点差以内の負け=Bグループ2位で3位決定戦(vs 選抜)へ
・負け=Bグループ最下位で5位決定戦(vs ブルージュ)へ

では、背番号順出場メンバー紹介と、マニアさんの知識も得つつ作った「像」を。
あくまでも私的な「像」であって、その選手の評価とかプレースタイル文では決してありません。

その前に、マニアHさんから提供していただいた「JFA発表よりも真相に近い
身長一覧」をご紹介。丹羽くんの身長(JFAでは170cm)の違いは、もはや笑いの世界…。
協会はその代表の初期招集から数字を変えない傾向があるそうです。why?

GK:八田くん=184cm、佐藤くん=179cm
DF:麻生くん=172cm、丹羽くん=179cm、天野くん=164cm、滝川くん=164cm、
青山くん=179cm、森下くん=183cm(←これ長原くんのデータじゃないですよね?(私信))
MF:上田くん=170cm、前田くん=173cm、細貝くん=177cm、山本くん=170cm、
新井くん=174cm、高橋くん=176cm
FW:川淵くん=176cm、藤井くん=173cm、永濱くん=184cm、岡本くん=175cm

身長データはフェイエ戦を語るには外せない要素(思い出し笑い)ですので、
頭の片隅に置きながら、これから書く駄文を読んでみて下さい。
本日のキャプテンは山本くん。集合写真のカウントも全員で元気よくして
(普通フル代表ではそれなりの身分の人、昔ならカズさんとかが一人カウントするもの)
ピッチへ散っていきました。ここで山本くんは一声かける習性があるそうです。

右SB:滝川敬祐くん(鹿島ユース)
「タキ」はスペシャリスト。特徴はその俊足、しかし瞬発力に優れている
わけではないという事情付き(苦笑) 駆け上がる距離が長いほど良さが出ます。
5バック・フェイエの左WBも彼とかけっこ勝負できるぐらいの足の持ち主でしたが。
スピードに恵まれている選手が歩みがちな道として、彼もまた技術が未熟な段階。
上がった後のボール扱いや、出してもらったボールを止めるトラップ(すごい
大きいんだよ!)に磨きをかけてもらいたく。彼の特色を知り尽くした
二列目右の山本くんとの超スピーディなワンツー突破は、見事すぎて歓声あげました。
持ち味をフル活用するパスを出すタイミングが難しい選手なのに、それができるんですから。
(ちなみに必然的にすごい鬼パスです。滝川くんも取れない時あり。
あと滝川くんを囮にして自らつっこむという使い方も会得。素晴らしい)

右CB:青山くん
本日のCBは前育コンビ。結果的に決勝点となったヘディングシュートは高さが
秀でてました。ちなみにその起点となる左CKを蹴ったのは前田くん。まるで
教科書に載せたくなるような、素晴らしいまでに綺麗なヘッドでした。おめでとう。
この後の、長い長い(体感)ロスタイム、彼らなりに残った気力を振り絞って
守備陣も攻撃陣も声をすごく出して自分たちを鼓舞してましたし、相手陣内で
極力キープ、攻め込まれてもマイボールにしようとする意識の高さを感じ、
苦しさの中でも勝利への執着心を見せ付けてくれたこのチーム全体に
非常に好印象を抱きました。よってMIPは該当者なし。代わりの人を後で選びます。
(はしゃぎすぎてスタンドへの挨拶忘れてましたが、若い子たちなので許す)

左SB:森下俊くん(磐田ユース)
磐田ユースが最大勢力になっているのは、集める意図の結果なんだとか。
守備は良かったですが、他の印象は薄かったかも。この日は右サイドメインだったので。

二列目左:上田くん
なぜか、とりたてて書きたい事項の残らない選手。レフティである、という程度の
印象しか残ってないですよ〜。後半途中の交代も仕方ない印象。ガンバレ!

二列目左:前田くん
上田くんに代わって登場。実は本職はここ。左利きドリブラー。須藤JAPANは
一芸に秀でている選手を積極的に登用しているとの分析もあり。

右ボランチ:細貝くん
当初はミドルを積極的に狙ってましたが、だんだんと飛び出しの方へシフト。
パス出しにも言えるんですが、すごく“見る眼”のある選手。ミドル打つのも
ゴール前まで出てくるのも、ちゃんと機を見て、しっかり判断してやってました。
この大会の背番号は機械的に振られているので意味ないんですが、それでも、
さすが10番と褒めたくなるセンスを感じさせてくれて、萌えました。
某高名鬼指導者さんが惚れ込んだ、などという噂があるのも納得。
…こう言われるのって一番嫌だと思われますが(苦笑)でも萌えちゃいました〜☆

二列目右:山本くん
腕章のせいか、吠えまくり度大増量。それが最後まで続かないところも、今の時点では
また彼らしさかも(指示するんじゃなくて、単に怒るだけになってしまう(苦笑))
「しゃべれ、しゃべれ!!」(←空を“裂く”鋭い声を想像してみて下さい)
シュートへの意識が高いのは変わらず。前半終了間際にはシュートがDFに当たり
コースが変わってGKをかわす形になり2試合連続得点。その直後、萌くんの
意外に(失礼な…)高いジャンプからの混戦から出てきたボールをショットしたのも
バー下ギリギリに入っていて、GKがなんとかはじくというノリノリっぷり。
後半も誰よりも先にピッチに出てきて、燃えているんだな、と思いました。
身体はできている方なので、当たりには比較的強いです。
そうだ、某たっくん病患者さんが持っていたパンフで春先撮影とおぼしき顔写真が
あったんですけど、それが私の中にあった1年前とのギャップを少し埋めてくれました。
やはり、段階的に男らしく洗練されていっているのですね…。

左CB:新井隆法くん(前橋育英)
声も出る、いいカットもする、でも最大の武器はマニアさんいわくの「隆法キック」?!
須藤監督の作戦変更に“しょうがねぇな”チックで(フェイエの守りが堅く、
放り込みが通用しなかったので、最初は「足元だ」と指示が出てました)
蹴り出したフィードが、まさか大興奮の逆転劇の口火を切るとは…。
守備では2失点とも絡んでいた(1点目は相手がうまい部分もあったけど、
2点目の左側のえぐりに新井・青山と簡単に抜かれたのは…)ので、ちょっと反省希望。
しかしフェイエは前半・後半のファーストシュートをきちりと枠に入れるあたり
すごかったです。特に後半のシュートはそれ1本だけだったりして。

左ボランチ:高橋くん
この日のU-16はバルサ戦とうってかわって、フォーメーションを基本的に崩さない、
あまり動かないようにやってました。それは前の試合の反省を踏まえてなのか、
堅守のフェイエが相手だからなのかは分かりませんが…高橋くんも相変わらず
怒られてましたが、彼なりに位置取りには苦心していた模様。でも攻めあがる
タイミングが萌くんと違って勢い任せ風で、活きないことが多々。もっと眼を磨こう。

左FW:川淵勇祐くん(市原ユース)
何か乗り切れない感じ。監督にも「川淵、邪魔するなって!」と集中攻撃くらう始末。
前半だけで下げられたのも仕方ないという感じ。頑張って巻き返せ!

左FW:藤井くん
川淵くんに代わり登場。足のケガがたいしたことなくて良かった…。
印象は特になし(…)。磐田の子はこんなのばかりですね…ちょっと寂しいです。

CF:永濱優くん(FC東京U-18)
後半、他のメンバーがアップしている時も動いてないので、ケガでもしているのかと
私たちは勝手に思ってましたが―滝川くんに代わって登場。3トップ(右SBは
山本くんが下がってやってました)策で劣勢を跳ね返そうというのです。
「ながはまー! ながはまー!」と壊れたように連呼する須藤監督。
そこで出た新井くんのフィードを落とし、岡本くんの同点弾(押し込み)を演出。
“秘密兵器”から“最終兵器”へ昇格した模様。もう一度身長を確認してみて下さい。

右FW:岡本くん
前半にフリーで放ったシュートを外した時はどうしようかと思いましたが…。
バルサ戦よりはいい動きしてました。萌くんのうまい攻め上がりを
ポストとしてナイスフォローしたりとか。2失点目後のキックオフでは
いきなりシュートなんてのもやってくれました。惜しくもなかったですが(苦笑)

GK:佐藤昭大くん(広島ユース)
八田くんと比べるとキャッチングは普通で、声は低く(回数やや少なめ)
立つ位置もやや下がり気味、かな。ロスタイムの逃走中に前育CBsとの連携が
乱れた時はヒヤヒヤしました。声出し確認は基本。忘れないでね。

本日のMIPならぬMIC:須藤茂光監督
作戦変更がズバリ的中。永濱くんを今後どうやって使っていくか、大注目です。
この方はあまり視察はせず、メンバー固定でチームを作ってきました。
世界大会への扉を開く闘いは、酷暑の中のハードスケジュールです。
豊田国際はナイター(明日は夕方か)ですし来週は北海道なので、
その点は参考になりません。選手と日本サッカーの未来のために頑張って下さい。

2002.8.11wrote


 2002年08月09日(金)   山本拓弥ウォッチングレポート(その1) 

第3回豊田国際ユース(U-17)が開幕しました!
…とはいえ、U-16日本代表が出場するのに配慮したのか、招待チーム含め
全選手が1986年以降生まれで、実質U-16の大会。協会のもくろみはハズレ?!

◇第1試合 (名古屋ユース中心の)選抜チーム vs グアラニ
前半の途中、20分ぐらいからかな、それからしか見てないんですけど、
体格差と選抜チームのコンビネーション度(ユニフォームはグランの赤)により
どうしてもグアラニ寄りの展開に。本当に知っている選手ゼロで、流して
見てしまって(他にも理由もあるのですが、後述)すみません―なのですが、
目についた選手を紹介するというお約束をしましたので、今回は3名紹介。

・森真也くん(GK・背番号1・名古屋ユース)
ファインセーブ連発で試合をO-2と“まともなスコア”で済ませた殊勲者(拍手)。
今朝の地元紙の記事によると、選抜チームは23本のシュートを浴びたそうです…。

・小寺勝也くん(DF・背番号14・名古屋ユース)
選抜チームの主将。DFを仕切ってましたが元はFWだそうです(伝聞)。
でも選抜チームの守備は非常に危うく、それが森くんの活躍を生んでました(汗)。

・遠藤幸雄くん(MF・背番号8・名古屋ユース)
何度かゴール前でのチャンスでシュートを打てず、「打て!」と叫ばせてくれました。

◇第2試合 バルサ vs U-16JAPAN
豊田市運動公園球技場って、選手がスタンドを通って入っていくんですね…。
まずは出場選手と*90分見ただけでできた*その選手の「像」を背番号順に紹介。
(基本的に予備知識なしなので、一見の印象だけです(しつこく強調))
あ、代表が着用していたユニは上が白、下が青。背番号はJFAのHPを参照して下さい。

GK:八田直樹くん(磐田ユース)
予備知識を頂戴したためかもしれませんけど、単純なキャッチング一つ取っても
なぜか非常に危なっかしかったです。普段どういう指導を受けているんだろう…と
さえ思ってしまう取り方をします。もう少しセーフティに取れないものでしょうか。

左SB:麻生晃平くん(大分高)
彼のオーバーラップがU-16最大の攻め手でした。その道を開けるために
二列目左の上田くんが中に絞り気味だったくらい。左SBのスペシャリストらしく、
右の天野くんより守備力は高く見えました。後は上がった後のボール扱い?
最終盤、ゴールの真横から打ったシュートがポストに当たったのはビックリでしたが。

左CB:丹羽大輝くん(G大阪ユース)
キャプテン。声出し、1対1で負けない強さ、的確な位置取りもさることながら、
終盤には味方へ身振り付き指導、試合後には相手ベンチへイレブンを連れて行く、と
素晴らしい統率力を発揮しており、私とSさんはぞっこん。本日のMIPを贈呈します。
やはりこういうCB必要ですよね!―と声を大にして主張したいところ。

右SB:天野貴史くん(横浜FMユース)
山本くんと共に赤ラインのスパイクを着用。162cm/55kgと見るからに小柄。
本職はボランチだそうで(確かに視野は広い)前の山本くんがガンガン×11に
上がっていくため、前方に埋めるべき広大なスペースができてしまい、
自然と彼も位置取りが高くなってしまいました。ご苦労様でした(苦笑)
失点は彼が相手にぶち抜かれてのもの。つい「頑張れ」と声をかけたくなるタイプ。 
ゲーム後に少女から「4番顔は良かったのに」という大暴言をくらってました。

右CB:青山直晃くん(前橋育英)
アヒル声。岐阜VAMOSの出身で、高校サッカーを自ら志し前育へ行ったとか。
横断幕が出た唯一の選手。典型的なストッパーという感じでしたが、丹羽くんと
比べるとまだまだ精進の余地がありそう。大型なだけに期待したいのですが。
(丹羽くん170cm/70kg、青山くん178cm/74kg―丹羽くん間違いでは…? 存在感?)

二列目左:上田康太くん(磐田ユース) 
この日のシステムは二列目がかなり開いた4-4-2。グランパス風味? その上、
DFライン以外は超流動的な上にSBも積極的に攻撃参加…体力持つのかな。
上田くんは右CKも担当してました。後半、ゴール左を突破してPKをゲットしました。
ちなみにクールダウンで、山本くんが仲良さげに喋っていた相手は上田くんでした。

右FW:前田俊介くん(広島ユース)
負傷の藤井くんに代わり後半終盤に登場。「動け!」と出てくるなり複数の
選手に言われ、彼もまた誰よりも前へつっこみまくってました。やはりこれが
チームのコンセプトなのでしょうか。惜しいシュートが2本ほどありました。

左ボランチ:細貝萌くん(前橋育英)
173cm/55kgのひょろ長。彼を含め、上田くんや山本くんも発想は悪くない、
面白いパスを何度か出していたのですが、いかんせん通らず、この期におよんで
この連携度か、と心配になりました。ずっと固定してやってきたらしいのに。
前半序盤に、1回だけ流れるように中盤でスピーディに回った時は惚れ惚れしたんですが。

二列目右:山本拓弥くん(鹿島ユース)
今大会の密着対象。1年前のメニコンでの初見の外見印象「小生意気なあどけなさ」を
短髪で完全払拭して、男っぽくなってました。同一人物とは思えぬ程(!)で驚き。
170cm/65kg(Sさん、私、勘違いしてました(汗))。それほどでもないはずなのに
小さく見えたのは後ろが天野くんだったからかな? 「ヤマ」と呼ばれてました。
いきなりのシュート風クロスから、とにかく前へ前へという意欲は大爆発。
ひたすらボールを追いかけていたようにすら見えました。最後尾にもいたし…。
(というかFWが三列目にいたり、とにかくこのチーム全体的に動きまくり)
あまりに彼の位置が高いので、3トップ(1トップ2シャドー?!)に見える時間も。
一番聞きたいのは、上田くんがゲットしたPKをなぜものすごく自然に彼が
蹴っていたのかという点(笑)。地元紙にもゴールシーンの写真載ってましたよ。
PKを一度左ポストに当てて、その跳ね返りを押し込んだんですけどね。
そこで山本コールされてました。個人コールされたのは彼だけ。
左CKも担当してました。声は客席から遠いサイドにいても聞こえる、吠えるような声。
「たっくん」的には、パスが通らなかった後にリアクションが欲しいところ(爆笑)
どちらかというと、パスを味方に合わせるのでなく、合わせさせようとするタイプかな。

右ボランチ:高橋良太くん(名古屋ユース)
「高橋」と呼ばれていたり「良太」と呼ばれていたり、どうもこの代表、
一番大声の八田くんの呼び方から判別する限り、略さずフルで呼ぶ傾向があるらしく、
2文字制限(笑)の西村JAPANを見ていた人間からすると、長いのではと余計な心配。
ボランチとしては比較的球を動かす萌くんとは反対に、自分が動くタイプらしく、
上がりすぎとベンチに怒られてました。確かに空回り気味でした。
須藤さんにも一番怒られてましたね。地元紙にもそう書かれてましたし。

右FW:藤井貴くん(磐田ユース)
ツートップは共に下がって受ける場面が多く、さばいたボールをいかにして
飛び出していったMF陣(二列目・三列目問わず)のフィニッシュまで持っていくかが
このチームの攻撃での課題かと。足を痛めて交代。自分で歩いてましたので、
たいしたことはないと思いますが、本番も近いので気を付けて>メンバーALL

左FW:岡本達也くん(磐田ユース)
今回のメンバーでは磐田ユースが5人と最大勢力なんですが、あのチームも
いい加減、自前で育成する気になったのでしょうか、それとも…?
ツートップのプレーに甲乙付けるのは難しいんですけど、強いて言えば
岡本くんの方が三列目にまで下がってボールを受けていました。下がりたがり?

もちろん全選手の背番号と名前を一致させられたわけではないことは白状しておきます(苦笑)
こうやって書いてみて、全員それなりの印象を持てたあたり、私も頑張ったと
自分では思うんですけど、U-16を見ていらっしゃる方には笑いモノでしょう、きっと。
あ、週末はアンダーエイジのサッカーをよく見ていらっしゃるマニアな方々と
一緒に見る予定なので、ちゃんとした知識を得ながら観戦できると思います。
この第一印象がどう変化していくのか、自分でも楽しみです。

ちなみに、フェイエの選手がなぜか座らずにスタンド後方の壁にもたれて
見てたんですけど、観客の少年とボール回しして遊んだりしてかわいかったです。
フェイエってアットホームなクラブなんですかね、伸二さん。

さて、当然U-16を見に行ったんですけど、まさか、なのに道中での話題の大半が
U-19になるとは思いもしませんでした、本当に。原因は私が第1試合の後半に、
すぐ後ろのテントで発見してしまった技術委員・田嶋さんの姿にありました。
私は試合そっちのけでチラチラ振り返り、念を(とりあえず角田・松本・山口慶…)
送ってましたけど、心底から「Road to UAE 角田誠」の横断幕が欲しいと思いました。
(横断幕=サンガ戦で見られるらしいという評判の物。私は実物を知りません)
第1試合と第2試合の間にできた30分以上のインターバル、私たちはモーションを
かけたいのを必死に我慢してました。少なくとも私はそうでした…(微苦笑)

LRでも既に書いてきた通り、私の中では「U-19」も「角田誠」も「菊地直哉」も
「永田充」も虚像でしかありません(松本さんと山口慶さんは違いますが)。
すなわち、他人の話を聞いて、それだけで「像」を構成しています。
サッカーサイトの運営者として“この目で見たものだけを信じ書く”というポリシーに
私のU-19語りは全く反しているわけで、それを痛感させられるからこそ、
SBSカップへ足を運ぼうと思い、また、土俵が違うゆえに単純には比較できないとはいえ
西京極へ行きサンガを見て、その上で先程挙げた「像」たちを語りたいのです。
でも、今はできません。ただ、陰持たぬ虚像しか持たぬ者なりの意見を
U-19に興味がある人(U-19を見ているか見ていないかは問わず)へ発信しています。

はっきり言わせてもらうと、私にはU-19の選考基準がよく分かりません。
それは西村JAPANと違って、1983〜1984年生まれの選手全体に対する知識に乏しく、
また田嶋JAPAN(あえてこの書き方)の歴史を見てきていないからでもあるでしょう。
個人的には3バックに興味があり、現在ポジションを持っていると見なされている選手、
そしてそこにふさわしいと言われている選手に関する話を積極的に収集しています。

チームを作るには過程が必要です。そして、そこで貫かれる哲学がなければ
選手たちは首脳陣に従わないでしょう。私たちですら納得できないなんて問題外です。
私は現在の選考基準について語る以前に、“それ”があるのか知りたいのです。
素人として。「ど」がつく程の素人として。たとえば“柱”となる選手を
決めるか決めないかは指揮官によって当然違いますし、私個人としては
“柱”を据えることは良いと考えています。ただ、イコール“指定席”で
あるのは良くないと感じます。それはチーム内の摩擦になりかねないからです。

代表は選抜されたもので構成された、一つの目的のために戦う集団です。
必然的に共同生活も長くなりますから、サッカーの技術や身体能力だけでなく
メンタリティも“選ばれし者”にふさわしいだけのものが必要だと考えます。
スピードが先天的能力といわれるように、集団において“前で引っ張る”
“後ろで支える”“付いていく”など、どの“ポジション”に適性があるかは
どちらかといえば努力より先天的なものが大きいと思うのです。努力で変えられないとは
言いませんが。要は、キャプテンシーも重要な能力ではないか、と言いたいんです。

私は選手のプレーを見るのと同時に、選手のインタビューを読み、その人の
パーソナリティを分析するという行為が結構好きです。一種のマンウオッチングですね。
だからaiはある意味優れた専門誌だと認識しているのですが―欲を言えば、
選手自身と話すのが得意で、いろいろ聞ければ言うことないのですけどね。無理です。

う〜ん…ほぼ24時間が経過し、感情の爆発による言葉の奔流に飲み込まれていた頃と
比べたら相当落ち着いたと思うのですが、まだうまく書くことができません。
この話題はSBSを見てからもう一度やりましょう。今はU-16を見る時ですから。

でも―今日になって気づいたんです。あの時必要だったのは横断幕ではなくて、
KAKUDAの背ネーム入り代表ユニフォームだったと。かつてのKANEKOユニのごとく
背番号なし。これなら、U-16の皆さん(選手&スタッフ)や他の観客に
不快感を与えず、田嶋さんにだけダイレクトアタックをかけられた、と。
なにせ、2mぐらい後ろでしたから。そしてU-19の話題(角田さんに関係なしでオゲェ)を
大声でして注目を誘い、なぜ番号が抜けているかの意味を気づかせる…田嶋さんは
頭のいい人だから分かるでしょう。だから、その代案として浮かんだ
「紫色の"Road to UAE"幕をSBSで掲示」は、どうにかやってほしいんです…。
バナーも悪くないと思うのですが、どうしてもキャンペーンの趣旨をネガティブ、
つまりバッシングでない方向に持っていくことができません。もちろん、幕には
名前を入れずに、ですが(代表戦で選出されていない選手の横断幕をはるのは、
基本的に参加選手に対し失礼なのでNGだと考えています)

そのことに気づけなかった自分に腹が立つ(Kくん風)―そんな気分でした。

あと最後に、アンダーエイジ選手の皆さんへメッセージ、です。
自分の未来について真剣に考えてほしいです。理想論でなくシビアな現実として。
もう個別メッセージにしたいぐらいの心境なんですけど、丸一日考慮した結果、
やはり特定個人を指したものは見送りにします。こう書くきっかけを作って下さった
某さんに申し訳ないので…。自分が言える身でないのは百も承知ですけど、
東大よりもはるかに狭き門をくぐり抜けてプロサッカー選手に“なる”こと、
プロサッカー選手で“あり続ける”こと、特に後者はとても難しいのだと
理解してもらいたいです。たくさんのフットボーラー(特に若い選手)を
見てきただけに、素質がある選手にはきちんと伸びてもらいたい、好き嫌い抜きで
そう願っているんです。キーワードは“環境=所属チーム”です。


 2002年08月07日(水)   milestone 

まずはこれ―山形辰徳さんJ2リーグデビューおめでとう☆

40分に寺川さんと代わって、ロスタイムで初警告と、正直何しに出てきたのか、と
言いたくはなりますが…鹿島クラブハウスでのサテライトリーグで累積退場に
なっていたのを思い出しました。辰徳さんってそんなにカードキャプターな
プレースタイルだったかな?(苦笑)しかも本日の相手がモンテディオ山形なので
web実況では紛らわしいと言われる始末。新潟では「山形選手」として
認識されているんですね。当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが。
とにかく反町監督は、事情はよく分かりませんが(…)高卒ルーキーながら
辰徳さんのことを買ってくれているようなので、今後も期待したいところです。

本日のwebサーフィンのツボは、鹿島オフィシャルサイトのニュースリリース、
「“鹿島立ち”をするジーコ日本代表監督への応援セレモニー」について。http://www.antlers.port.ne.jp/antlers/RELEASE/020806195109.html
あのクラブとは思えないGOODネーミングだと思ったのは私だけですか?
それとも私が古代日本史にちょうど溺れているだけなのでしょうか(苦笑)

【鹿島立ち】
旅立ち、門出、出立の意味。奈良時代、筑紫の防備に向かう東国の防人たちが、
鹿島神宮に旅路の安全を祈ってから出立したことから言われる言葉。
(オフィシャルより抜粋)

そういえば、どこぞの陰陽寮の武蔵国(現在の東京都あたり)生まれの人と
下総国(現在の千葉県あたり)生まれの人は、確か防人として連行途中に
素質を見出されて駿河国(現在の静岡県あたり)生まれの先生に
陰陽生としてヘッドハンティングされる設定だったな、などと思ってました。
(すごく内輪向けでごめんなさい…というか分かってもらいたくないです…はは…)

今でこそ田舎の情緒にあふれる鹿島・香取の両神宮ですが、すごい歴史を誇るんですよ。
特に武人(剣客は中でもそうかも)にとっては大切な大切な神様だったのです。
必勝祈願はともかく厄除けは、という説もあるにはありますがね(ぼそ)

さて、明日からいよいよ豊田国際ユース@U-16詣でスタートです。
http://www.jfa.or.jp/CGI/top/top.cgi?key=pick&0=1349
協会サイトでは今日、最終的な代表メンバーがリリースされました。
この大会に関しては共催に名を連ねる地元紙の方が情報早いんですけど(笑)
7/29付のLRで紹介したメンツから長原くん@藤枝東が負傷辞退して、
森下くん@磐田ユースが追加招集されてます(と朝刊に載っていた)
某たっくんは11番。予備知識限りなくゼロに近いので、多分レポは書きません。
メモは持参しない方向で。ただ、このLRで、素人目に印象の残ったプレーヤーを
紹介できていければと考えています。たっくんonlyになってしまったらすみません。

各種アンダーエイジが活動するこの時期です、特に昨日U-21が発表されたので
「代表の選考方法」について意見を述べた日記を身内でもいくつか見ましたが、
(というか、身内の、それも私が読んでも“平気”な人のしか見ませんけど)
私も一言。昌邦さんの実戦実績優先は多分ZICOと哲学を共にしていると思いますが、
これは分かりやすくていいと思います。今後は出場機会を求める選手たちの
流動化(活発なレンタル移籍など)が予想されますけど、私としては
選手自身のチームに対する愛着も大切でしょうけど、やはり試合に出て
パフォーマンスを披露できる(そしてその対価たる入場料収入の一部を手にする)ことが
プロサッカー選手の幸福、というか正しい、理想的なあり方だと思っていますので。
よく有望な選手の進路を語る時、「すぐ出られる弱そうなチーム」と「なかなか
出られそうにない強いチーム」のどちらを選ぶかというのが焦点になり、
これまでは後者を選択する人が多かったように思いますが、変わるかもしれません。
(だけど、少なくとも現時点では愛する鹿島と磐田は後者に属するよなぁ…)

U-16やU-19は私には分かりません。U-16はそれ以前に知らないから語れないとして、
U-19。このチームは以前書いたように、Jでの経験はあるが世界を知らない
1983年生まれと、二種選手だが世界を知る1984年生まれで構成されています。
これまでU-17から“昇格”した田嶋さんが指揮を執っていたのもあって、
1984年生まれ選手の重用が目立ちます。それが悪いとは言い切れません。
代表監督には結果を出す義務のために、選手を選ぶ権利があります。
チームが“できあがる”には時間が必要です。熟成するための。
選手をただ集めるだけでは、結果を残せるチームは生まれないでしょう。

しかし…「優れた選手」は、大抵の人間の目には優れて映るのではないでしょうか。
サッカーを見る人はこの世に数え切れないぐらいいます。本当に力のある選手は、
好き嫌いは別として、誰もが実力を認めるものです。極端に言えば、世界の
スタープレーヤーには「誰が監督になっても選ばれる選手」がいるではないですか。
当然、「優れた選手」は選手間においても認められる存在となります。
たくさんの人が優れている、と評する選手を“見てみる”ことは
代表チーム形成のプロセスとして悪くないと私は考えますが、いかがでしょう。

…代表選考には必ずと言っていいほど理不尽が存在します。事実です。
けれど、少なからぬ人が理不尽を覚える選考は、やはり「良い」とは
言い切れないのではないでしょうか。これは私見です。

贔屓選手より勝る選手がいたなら、悔しいですが後者が出るべきです。
それをバネに、贔屓の選手に頑張ってほしいと願うだけです。

サッカー選手の才は技術のみでは計れません。代表ともなれば合宿暮らしもあり、
人間性も問われてきます。そして…市川さんの言葉を借りるならば、試合において
最も大きな部分を占めるのは「気持ち」、そう、メンタル面です。以上。

それにしても、朝刊を見た時、五輪代表ともなるとこんなに記事が大きくなるんだ、と
ものすごくしみじみしましたよ(地元紙には有力選手の紹介記事が付随してました。
ツーロンやJ、ワールドユースで名を残している有名人ばかりでしたが)
スポーツ紙サイトもすごかったですし(切り口はどうかと思うのもありましたけど)
彼らはこれからもどんどん遠くなっていくんだろうな、と思います。切ないです。
でも、それが歩むべき道だとも思いますし。母の心境ですよ(苦笑)

西村JAPAN時代、ピッチを離れた、等身大の彼らに接するのも好きでした。
サッカー選手の見方としては決して正しくはないのでしょうけれど、たとえば
「See The Sky」にて、小話を紹介するプチレポが屈指の人気コーナーだったことは
こういう面での見方の根強さを感じさせますし、やはりプレーはパーソナリティの
発露の一環だという私の考えからすると、外せない部分ではあるんですよ。
ファンをなめたり(苦笑)する選手もいましたけど、それはそれでその選手らしくて
惹かれましたし、基本的に悪い子=ファンを軽視する子は(子って…でも、年齢的に
どうしてもそうなってしまうのです。ご容赦下さい)いませんでした。明らかに
ファンサが苦手だと分かる子もいましたけど、でも、その子なりに応対してくれたから。

またソラミナの話になってしまいますが、管理人紹介で、私は好きな選手のタイプに
「ファンを大切にする選手に弱いです」と書いています。プレーで魅せる、
これが基本中の基本だとは思うのですが…惚れるきっかけはいろいろですから。
顔でも全然構わないと思いますよ。そこから深く入っていけば。

ZEPHYRのポリシーは「好きなものは好き、いいものはいいと言う。読んだ人が
私の好きなものを好きに、いいと思うものをいいと思ってもらえるように書く」です。
LRは思索記録ですが、サッカートークをする時はこれを根底に置くよう努めています。
お付き合い下さい。合い言葉は「サッカー好きか?」by久保嘉晴、でいきましょう。


 2002年08月06日(火)   「くらえ、滅びのバーストストリーーームッ!!」 

海馬瀬人はあの世界の中では一番好きな人物かもしれません(^^;

http://www.jfa.or.jp/CGI/top/top.cgi?key=pick&0=1348
いよいよ、というか、やっとというか、昌邦JAPAN(萌)のスタートです!
アジア大会一次登録30名。壮観です。久しぶりにこれだけ集まりましたね、と感慨かも。
正直、このメンツの合宿ならかなり行きたいです。結構、ワールドユースあたりで
時間が止まっている人も多いので。皆、実戦経験積んで伸びてるんだろうな〜、と
非常に前向きに期待してしまいます。アジア大会は是非結果を出してほしいです。
ツーロンに続いて。もう“谷間の世代”とは言わせない、そんな気持ちを強く持ってます。

でも…見に行ったら行ったで、ワールドユース前の御殿場・熱海の再現になるのは
ほぼ確実なんですよ。何がって、自分のリアクションが。精神状態が。

無論、御殿場・熱海の頃に比べたら、執着する必要性は、さすがの私においても
下がってます。だけど、やはり私は影…ではもうないか、幻を探すと思うのです。
二人ほど。集合体の充実ぶりが、逆に、間違いなく、私をかきたてるでしょう。
“西村JAPAN”の冒険は終わった、と割り切れればそれで済むんですが。未練がましいです。

そんな醜い感情を抱えて見るのは言うまでもなく楽しくないですし、同行者なんて
いたあかつきには、またボロボロに傷つけてしまうでしょう、*何の罪悪感もなく*。

罪の自覚がある今だからこそ―やはり五輪代表は“腫れ物”みたいに慎重に、
慎重に取り扱わなければならないのです。…こう書いているこのLRが既に
人によっては相当かっちーんと来るものであることは承知です。
(分かっているなら最初に書け>自分)

本当は祖父の初盆だから動いちゃいけないんですよ。でも先約だからって10日とか
(豊田国際はU-16分の前売りコンプリート済)とか14日(まだ買ってないけど
結局は行きたくなりそうなので力づくで空けておいた)とか外出宣言しました。
13日はSBSの空き日なんですけど、合宿へ行くならこの日しかないんですが、
さすがに親に負けそう…全部初盆優先にすれば、“それ”を口実に自分を
“納得”させることができるんでしょうけどね。難しいです、いろいろと。

万人が納得する代表チームは存在しない―これ摂理、しかし、受け入れは難しい。

ところどころでぼやいてますが、サッカーでない方の趣味(にまで昇格したのか?)の
ゲーム関係で連絡を取らなければならない人が多すぎて、ちょっとフラフラしてます。
変な文章(イージーな変換ミス、おかしな助詞の使い方…)をどこかで見かけても
夏の暑さでダウンしてるんだ、と広い心で見てやって下さい。お願いします。


 2002年08月05日(月)   "I have a bad feeling about this." 

↑和訳「イヤ〜な感じがする」
ポイントは「ばぁ〜っど」という感じでだるそうに発音すること(笑)
シリーズ通して出てくるセリフですが、この長音は初めてらしい、というわけで。

名古屋でM嬢と食事の予定でしたがドタキャンで、憂さ晴らしに(苦笑)
ずっと見たいと思っていたスターウォーズEP2をようやく見てきました。
所用を済ませ、名古屋での上映箇所を調べるべくパッセ8Fの星野書店で
『ぴあ』を見たら、10分後にメルサ(隣の建物)6Fで上映開始とあるじゃないですか。
ダッシュしましたよ。2時間22分ものだから一度逃すと次は夜なんで…。

実は映画館へ行くのは小学生以来で、「二十四の瞳」以外はアニメしか見たことがなく
洋画といえばTVの吹き替え版ばかり見ているので、字幕と映像の両方を追うのは
大変でした。あれでも字幕はかなりはしょっているとは思いますけどね。
"Yes,Master."とかいちいち訳してないし(訳してられないか)
まあ有名なセリフとかヨーダの倒置乱用(ヨーダだからこそ許される、という感じ)は
そこそこ聞き取れたので、私の英語耳も死んではいないのでしょう。
ちなみにスパサカでのベッカム様インタビューはほぼ壊滅でした。
あの方、マンチェスターの訛りがかなりついているらしいですが。

やはり映画館で見ると音がいいですね。眼は昨日酷使しすぎたまま行ったので
序盤のアサシンvsオビワン・アナキン師弟のカーチェイスで既に軽い吐き気。
自律神経弱すぎますな―オビワンが50Fの高さ分落ちている、というのを
上映後買ったパンフで読んだ時はちょっと笑いましたけど。

SWというのは基本的に、後のダース・ヴェイダーであるアナキン・スカイウォーカーの
物語で、EP2のアナキンはちょうど私が普段追っかけている選手たちと同年代、
その才ゆえに激情をも隠そうとしない、ま、乱暴に言えば俺様系パダワンです。
彼の禁断の愛、同時に進む共和国の危機、というストーリーなのですが、
やっぱりバトルですよバトル! 空中戦とかでなくて、ジェダイの剣技。
「フォースでは決着がつかんな…ならライトセイバー戦だ」って
某シスも言ってましたし。基本的にマスターが緑、パダワンが青、シスが赤を
使うんですけど、緑と青は曖昧。アナキン師弟もしょっちゅう持ち替えてますし。
(ジェダイの設定的には、皆それぞれ自作の LIGHTSABER を使います。
EP2ではよく飛ばされたり壊れたりしてるんですが…オビワンは「命」とまで言うのに)
メイス・ウイドゥの役者さんがルーカスに直訴して出てきた「紫」も素敵でした。
だって紫ですよ紫!(意味不明)見ててもぼんやり分かったんですけど、
バトルスタイルがジェダイごとに違うんですよ。その人物の持つ能力と
性格を表現するのに一番ふさわしい剣さばきをきちんとアクターに仕込んである、
これはすごいと思いました。アナキンの役者さんは毎日4時間ぐらい稽古したそうで。
(アナキンは結局フォースのバランスを取り戻す至高の存在となるのですから、
若い頃から勢い任せとはいえすごい力を持っていなければおかしいのです)
ウイドゥの無駄を極限にまで省いたシンプルな(少し変わっても見える)動きも
良かったですけど、やっぱりヨーダ! もうこれは見るべし! さすが、です。
私、剣はスピードが命だと思っているので…最強ですヨーダ。惚れ惚れしました。

「るろうに剣心」風にいえば“殺人剣”、これは生と生がぶつかる極限の闘いですが、
その動きを“天使のような”と評される人は、どんなモーションなのだろう、と
真剣に思ってしまいました。やっぱり常に精進すべきですね。いろいろと。本当。

今の自分はいろんな意味でいっぱいいっぱいだとは思うのですが(^^;
頑張ります。


 2002年08月04日(日)   34,471人の目撃者たち・続編 

試合の感想というよりはゴール裏の感想を書いた昨日付LRですが、
本日夕食時に更なる衝撃事実(苦笑)が発覚。いわゆる初心者が我が家にいました。
弟です。開幕のブームの頃に緑色のグッズを買っていたけどすぐ冷めてしまった、
一応、中学時代はサッカー部員@ベンチ級だった奴です。でもJは初めて(!)。
(基本的にはスポーツマンだが、高校から他種目に転向してます。
羽田さんと同い年、と書けばサッカー部にいたあたりも分かってもらえるかも)
我が家の食卓には会話というものが基本的になく(最近はちょっと改善しようとしている)
弟とはまず話さないんですけど…いろいろ話が盛り上がって、野球派の父親が
グレてしまった(父の野球観戦の道連れはいつも母です。なぜなら我が家は
亡き祖父が中日、父が阪神、私がヤクルト、弟はしいていえば巨人、という
全く好みが合わない者ばかり揃っているからです。母は無関心な人なので)程でしたが、
面白い話をいろいろ聞けたので、実は今日付に書いていた文を昨日付に移転して、続編を。

弟の友人にグランのマニアック系ファン(「高校サッカーの東福岡がどうって、
俺分かんないよ」みたいな、語り系らしい。ちなみに誰の話なのかつっこんでみたが
さすがにそこまでは覚えられなかった模様)がいるそうで、弟は有名=フル代表選手の多い
アントラーズ戦だからということで観戦を決意。もちろん知っているのは代表レベル程度。
券種は自由、最終的にはグラン側ゴール裏で風船(赤と黄色の風船を配布して
それを振り回させていた)を振ることになるんですが、豊田スタジアム名物
メイン&バックスタンドの超・急傾斜を体験してきたそうです。私まだなのに。
サポーターというのを見るのも初で、印象はグラン・アントとも「怖い」。
しっかり茨城弁を聞いているあたり、なかなか侮れない奴です。

で、そんな弟@少なくともプレー経験は私よりある、が見た両チームの選手。
◇本山雅志
どうも知っていたわけではないらしい。ただ「鹿島では本山だけがまともに
やってたんじゃない? ゴールはうまかった」 目の前だからしっかり見れたんですね(羨)
でも、ファンである姉としては嬉しい限り(笑)鹿島が全体的に低調だったのは確か。
◇柳沢敦
「そこそこうまかった。特に前半は。後半はバテてた」 ちなみにグラン側の裏も
客のほとんどはギャル(親子連れとかがいると思っていたらしいが、それほどいなかった、
というのはどうやら両ゴール裏共通だったよう)で、向こうは向こうで「柳沢〜!」
「中田〜!」と叫ぶ者多数だったとか。JリーグはHPにホーム&アウェーの概念を載せるべし(苦笑)
◇中田浩二
柳沢さんと並んで名前を知っていた選手。「思ってたより大きくて驚いた」
どこかで聞いたような発言、と思ったら青木さんがaiの“チームメイトの語る中田浩二”で
言っていたのと同じでした。本年度登録182cm/74kg。弟は俊輔さんと同じぐらい
(と友人に言われた模様)なんですが。ダメですね、私が彼と初対面した時の
印象はとにかく「かっこいい…(溶)」でしたから。王子だったので。間近に接して
本当にかっこいいなと思った数少ない選手の一人です。いや選手で唯一かも。
あとは西野さん・昌邦さんだったりするので…って、脱線しましたね。
◇「(鹿島の)24番(=青木)とか25番(=野沢)とか17番(=内田)とかは?」
番号で聞いてみたんですが、名前で聞いた方が良いものなんでしょうか?(悩)
さすがにこの辺(私のご贔屓(笑))は分からなかったらしい…。
◇中村直志
名古屋は楢崎さん以外「知らない選手ばっかり」。「じゃあ中村直志は?」と聞いたら
覚えていたので、やっぱり上の質問がまずかったのかもしれません(痛)

ちなみに弟は「ジュビロとかアントラーズとかじゃないと見たくない」と言ってました。
知っている選手がいないから。両方ともグランは豊田スタジアム開催を取ってます。
マーケティングしっかりしてますね。次のレッズ戦で通算動員300万人突破確実?!
(現在グランは1万人ごとのキリ番ゲット者に航空券贈呈中なのです)

私は山口素弘さんのインタビューなど聞かず、鹿島選手が挨拶に着た直後、
すぐにスタジアムを飛び出したのですが、弟は「山口コールをさせられて、
(マニアの友達が)『(初心者は)マナーがなってない』とか言って
ごみ拾いもさせられて…」挙げ句、豊田市駅前のロッテリアでだべっていたらしく
終電で帰ってきました。帰りに道を間違えた私はその一本前。どうなんでしょう。
ちなみに交通手段は鶴舞線→名鉄豊田線(弟は地下鉄で大学に通っているので
私よりはこの手段で安く済ませられる)と同じのを使ったのですが、やはり誰が乗っても
名鉄が高すぎるという感想は抱くようです。それについてだべっていたとか(苦笑)

この弟の友人さんと酒でも飲みながら東福岡についてでも語ってみたいものです(笑)


 2002年08月03日(土)   34,471人の目撃者たち 

衣冠束帯にときめく、と書いたら笑われますかね。

さて豊田へ行ってきました。カラオケは発見できませんでした。
いや、途中の道での「最近相馬見かけないけどどうしたんだ? 名良橋って
ベルマーレじゃなかったのか?」という何年前でサッカー止まっているんですか的発言や
ジュビロのタオマフ巻いてアウェー裏の列に並ぶ人(もはやラウルや中山隊長で
驚いていてはJには行けない!)は、まだまだ序の口でした。

開門16時。先頭には西京極にはあまりいなかった気のする茨城弁話者が
結構いたので、今日は本格的にやるのかな―と思って、ややバック寄りに陣取った
コアサポから何ブロックから離れた位置を取ったんですけど(ゴール少し左)
西京極の“周囲皆パンピー”より凄まじかったです。左の一般人はともかく
右は「グランパス側にいたんですけど旗が邪魔で見えなくて…」と嘆く、
おいおい初心者なのにどこにいたんだ?―な方々で、後ろ一団は柳沢(しか知らない)ギャル。
数列前の浩二(しか見てない)ギャルと共に、ボールもつだけで叫んでくださるので、
(いや、相手CKが目の前だからっていうだけでも、そのたびに名前絶叫してましたが…)
二人だけは位置を見失うことがなかったですよ。いやまったく。
特にすごかったのは後ろの一団で、一番最初にピッチへ出てきたのは
楢崎さんだったんですけど、そのアップ風景がオーロラビジョンに映るなり「楢崎〜!!」と絶叫。
さすがに一般人でも引いてる人多かった…コアサポの近くでなくて良かったですね。

その彼女たち、「錨を上げて」行進曲(鹿島キックオフ前おなじみの光景。
最初はタオルマフラーをかざし、最後はそれを振り回す)に合わせて
ビッグフラッグを振り回すIN.FIGHTを見て、「あれやりたい〜!」
「旗振ってみたい〜!(註:大旗振りはかなり体力と技術のいる応援です)」
「あのタオル欲し〜!」と大騒ぎ。ダサいと評されることの多い応援へ
興味を示した人が少なくなかったらしく―ここが西京極との最大の差異―なんと
ポジション的には信じられない場所でのオールスタンディング決定。
だって立たれたら自分も立たないと見えないよ…そして90分持たない私(><)
この日、メモは持参しなかったんですけど、スタンディング応援なんて
本当、いつ以来でしょうかね。私も年老いたものです。痛感。
もちろん応援コールなんて知らないわけですから、音程のずれが一部で有名な
私の声(…)に合わせてくれるのです。もう開き直りましたよ。
♪敦GOAL 敦GOAL 柳沢敦〜♪なんか、特に大声出してあげました(笑)
最初は「やなーぎさーわ」の部分の回数さえ、ろくに把握してなかった彼女たちも
綺麗に覚えてくれました。もう熱唱。当然下がった時の悲鳴は凄まじく…。

でも彼女たちは悪い人ではなくて、一生懸命応援に合わせようとしてたんです。
私もよく覚えてない小笠原・本山コールあたりも一応やってくれてはいましたし、
DFラインで一番インターセプトなどが光っていた(それもどうなんてすか、
秋田師匠&ファビアーノ…なんで今更二人の連携で冷や汗かかねばならぬのですか)
内田さんの名前も覚えてくれました。これはちょっと嬉しかったです。

自分を抑えつけるのに必死だった部分は確かにありました。けれど、こういう人たちが
またサッカー場へ足を運んでくれることこそが日本サッカーの未来を開くのは
自明の理ですから、誰でも最初は初心者だった、私だって95年の春先は
代表選手数人の名前しか知らなかった、と言い聞かせて踏ん張ってました。
確かに応援していてうんざりすることもたくさんあるけど(苦笑)私の好きな
鹿島アントラーズへ興味を持ってくれる人が増えてほしい、そうすることが
“彼”の望みでもあるはず―メインスタンドに柳沢・熊谷幕と一緒に
「羽田憲司」という幕をはってくださった方、よく見る幕なので常連さんだと思いますが、
ありがとうございました。苛立った時は、幕を見て胸に手(というか本山うちわ)を当て
心を鎮める、本当にそんな感じでした。まさにストッパー。彼には不似合いですが。

先制点のアシスター@小笠原&ゴーラー@本山、実は分かりませんでした(!)
あの二人が左右でくるくる入れ代わるのに、西京極でもそうでしたが
ついていけてない様子―本山さんの今年初ゴール。ビジョンの表示でそれを知って、
ふと忘れ難き仙台での一戦を思い出しました。久しく味わってない、酩酊のような興奮。
あの仙台とは明らかに違うんですけど、何かに酔っていた私。その素因はスタジアム全体の
空気でした。熱を帯びているのです。いつか遠い日に置き忘れてしまったような感覚。
サテライトやアンダーエイジの試合では味わえない、競技場全体が熱狂している…そんな中で。

グランパスはそつがなかったです。鹿島の守備陣が不甲斐ないとも言いたいのですが。
個人的には後半から出てきた山口慶さんがヒット。本山さんへのいいパスを
何本切ってましたかね、彼は。いい場所に立っているんですよ。すっと奪う。
代えられたのは酒井さんだったのですが…ビジョンに心なしか太ったような姿が
映った時はどうかと思ったんですけど、大丈夫なんですか?(泣)

前半25分頃、突然青木さんがゴール裏目の前にやってきて走り始めて、
出場選手と区分するための黄色ビブスを着てないとスタッフが持って走ってきた後ろから
ベンチの呼び出しがかかったらしく、超短距離ダッシュ3往復程度で彼はピッチへ出て行きました。
熊谷さん肉離れ。これでゲームに入れというのは無理があって、しばらくは消えてました。
というか、謙虚なのはいいけど、自信なさげにプレーするのはやめて下さい…。
後半はセットプレーでのヘッドやらロングパスやらミドルと片鱗を出してましたが。

西村JAPANでの像が強すぎて、私は彼に多くを求める傾向にあるようですが、
これはいけないのでしょうか? 我ながら常に疑問を感じています。
青木剛は*既に*素晴らしいボランチだと思っています。彼が鹿島という有機体に
加入すると機能しないという人も少なくないですけど、私は青木さんが持てる力を
ストレートに発揮すれば熊谷さんに負けずとも劣らないプレーができると信じているのです。

時と共に劣勢(最初から流れはつかめてなかったですが)となる鹿島。内田さんが
ネジが切れたのか、右をガシガシえぐられ、ばしばし左に振られ…曽ヶ端さんに多大なる感謝。
長谷川さん投入=柳沢さんが下げられるについては、エウレルにはヒエラルキーが
作用しているのか、それともエウレルは個人技で点が取れるけど柳沢さんは無理という
確固たる理由があるのか、という疑念を西京極に続いて抱きました。

本山さんと小笠原さんが合わないという人がいますけど、本山さんとエウレルの方が
合わないように見えました。「個」同士では合わないのかな、と。
そういう意味で、本山&野沢の中盤というのももう少し見てみたかったです。
全く個人的には。チームの勝利を希求するなら小笠原さんで押し切るべきとは思いますが。
満男さん交代後、CKを最初だけ本山さんが蹴って(ショート)あと野沢さんだったのも印象的。

正直、西京極以来、今の鹿島から得点できる気配というのをほとんど感じないので
(セットプレーか「個」という印象。だから先制点にはかなり驚きました)
逆転された時から負けは覚悟でしたが、ロスタイム、古賀さんと激突した長谷川さんを見て、
山口素弘さんがチームメイトには目もくれず、長谷川さんへのタンカを
ものすごい勢いで要求していた時は、もうどうなるかと思いました。
タンカで担ぎ出される長谷川さんの手はダラリとさがってましたし…。
ゴール横まで来て腕は動いたんですけど。長谷川さんが戻れぬまま試合終了。
そういえば、おそらく時間稼ぎ要員として原竜太さんが出ましたね。
久しぶりに見ましたけど、変わってなくて嬉しかった、と書いたら怒られますかね。

私自身はアンダーエイジを愛しているので、若い選手を見られるのは嬉しいんですけど、
今の時代の流れを読むならフル代表の選手を押し出すべきですね、やはり(微苦笑)
もっとも、もはや鹿島はプレー可能選手を数えると…というレベルに来ているのですが。
ベンチに“切り札”がいないのは、いた頃を知っているだけにあまりに辛い、
ただ、その境遇を喜んで求める選手などいないと思われるわけで、
大学ナンバーワンドリブラー(彼が点取り屋なのは重々承知ですが、あえてこの書き方)が
加入しているなら非常に嬉しいですけど、難しいとは思います…。

あと、私は本山さんが好きだと改めて思いました。見失ってますが(自爆)
あのスピーディに煌くドリブル&パス、あれを鹿島という有機体が活かせないのが
非常に残念でなりません。思えば、他の過去に属した有機体では相棒に恵まれていたから…。
それから、青木剛&野沢拓也FIGHT!! フラット9という残影を持つ者として強力サポートします。

さて、茨城発情報によると今年のイヤーブックは品切れだそうです(涙)
Sさん豊田に持ってきてくださいませんか…ぐふっ(吐血)

…自分が「市川ゴール>本山ゴール」になってしまっているのは内緒。

2002.8.4wrote


 2002年08月02日(金)   そして歯車は止まらない 

http://www.jfa.or.jp/CGI/top/top.cgi?key=pick&0=1341
SBSカップに出場するU-19です。大熊監督です。辞退者は出るのでしょうか?

正直、このチーム自体に対する思い入れはゼロにも等しいのですが、
一人だけ…かなりの勢いでプレーが見たい(苦笑)選手がいるのです。
最愛の人から脈々と続く“類似”の系譜に連なった―同じまったりオーラを
放っている―らしい、今となっては唯一となった志波JAPAN(2年前の
新潟国際に出ていたU-17ユース選抜のこと)の生き残り―永田充さん@レイソル。

あと中盤に数名「見てみてもいい(面白そう)かな?」という選手がいるぐらいで、
これで藤枝まで行くモチベーションとしてはどうなのかとは思うのですが、
やはりU-19のDFライン(近藤・永田・大井、なのかな?)をこの目で見ないことには
語ったり、ましてや“何か”と比べたりする資格はないと思うのです。

永田さんの持ち味はフィードだそうですが(ここは“誰か”とは全然似てませんね)
3試合分のメモに一度も登場しなかったというすごい第一印象の新潟国際といい、
ヒガシが負けて放心に近い状態で眺めた今年の選手権での静学といい、
フィードに優れるという印象は皆無です。いや、それ以前の問題として、
サッカープレーヤーとしてのイメージ(像)がありません。

そもそも、2年前の新潟国際は辰徳さんonlyで行ったので、他の選手の印象が
ほとんどないのですけれど(思い出せるのは…最初の新潟選抜戦で
「超」素晴らしきファンタジスタだった荒木さん@トップ下、サイドの川端さん、
ごちゃごちゃになっていて区別がつかないのですがゴールがそれなりに
記憶にある小原&山岸のツートップ、蒲原さんのドリブル、そんなところ)
あの時の3バックは「松本・永田・角田」という、今思えば何故見てなかったのだろう(苦笑)という
組み合わせで、これ及び現在のU-19で永田さんが中央にいるという事実を
一体どう解釈したらいいのか(U-19の主将はどういうシステムになっているんだろう?
手元にある集合写真では今野さんが巻いてますけど)とさえ思ってしまいます。

松本&角田@U-17時代は、揃って対人に強かったような覚えがあります。
(今持っている知識だと松本さんの方が強そうだけど、記憶の中では程度の差はない)
当時、既に角田さんは驚異的コーチングでマニアの間では有名人でしたが、
代表では普段の何分の一も声を出してない、そんな会話をしていたような気がします。
(もちろん話をしているのはマニアさんたちで、私は聞いて勉強するだけ)

そんなU-17のビデオの存在を思い出して、発掘しました。怖くて見られません。
この大会の(辰徳さんonly)レポートは、絶対に書くと誓った代物で、
たとえ書けなくなってしまったとしても、フランスと同様、記憶の塗り替えを
拒絶すべく、半永久に鑑賞禁止指定になると思われます(だから貸しますよ、未練なく(私信))

残念ながら、と言うべきなんでしょうか、少なからぬ人の心に陰を落としたまま
U-19はワールドユース予選(アジアユースとは呼んではいけないのですね(苦笑))へ
挑むのでしょう。代表監督には選手を選ぶ権利があります。プロセスに基づいて。
Jで結果を出せば無条件で呼ばれるものではないことぐらい知っています。
私だって、だてに西村JAPANを追い掛け回していたわけではありません。
(分かりやすい例は…ベストエレガントプレーヤー@ツーロンさんかな…)

このU-19とU-21(なんか違う意味で注目を集めそうで鬱だ…新体制の初戦って…)が
合流して初めてアテネ五輪代表は始動するのだと思っていますし、そこへ一人でも多く
贔屓選手が選ばれるのを願う一方、18人登録の上、オーバーエイジ枠のある
本大会へ出場することは、ある意味でワールドユースよりもワールドカップよりも
困難だと言うのも理解してます。アジア大会のオーバーエイジは見送りだそうですが。

すなわち、代表は、サッカーの実力のみならず、異なる意味でも“選ばれた”存在のみが
ユニフォームの着用を許される集団であり、贔屓の選手が、たとえ強化の一環にしかすぎない
小さな大会だとしても、選ばれたなら、駆けつけたいと感じるのは自然でしょう。

世界への道は細く長くうねりまくった上に険しい…。

2002.8.3wrote


やぶ |MailWeblog