anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2010年12月23日(木) ぬわー。
気付いたら、もうクリスマス直前です。


さてさて、娘は無事に幼稚園が決まりましたが、時期を同じくして、私はまた体をブッ壊してしまいましたとさ。
もう、微熱が50日ほど続いています…薬剤性肝炎ですよ、しょんぼり。
犯人は高用量ピルです。しかしこれは治療には欠かせない。
おかげで、薬と体との兼ね合いを調べるべく、大きな病院を紹介されるというザマです。
…もー…。弱過ぎだよ、あちこち、あちこちっ!

そんなわけで、日常に支障をきたすこともある日々ではありますが、ま、家族が息災でいてくれるのが救いです。
ちびこは今月頭、無事に3歳の誕生日を迎えました。
いろんな思いが押し寄せちゃって、こっちが泣いてしまったという!
しかしそんな感動も日常にまみれ…w
最近、やたらと口が達者なおませさんに育つ娘に、バンバン振り回されて生きています。

気が強くて口が達者。自分に生き写しか!
でも、まぁ、同族嫌悪みたいなものは今のところはなく…。
生きた鏡があるんだなぁ、と、自己反省のひとつにして暮らしています。
だがしかし、誰に似たのやら、妙に優しいところもある子になってきました。
私が寝込んでいれば、おでこにピタッと手をあて
『だいじょうぶよ、すぐなおるよ。おててパワーだよ!きもちいい?』
なんて、泣かせてくれるじゃあないですか。
パパ好き?ママ好き?なんて質問に対しては、大きなジェスチャーを交えつつ
『みんなみーーんな、だいすき!』
…おー、いい子だ。空気読んでるなw

相変わらず、私は怖いママなので、『こらっ!』と叱ると、一瞬で動きが止まるわけです。
…冬寿が言っても、どこか舐められているわけです。えー。いいのか?
ただ、悪いことはガンガン泣くまで怒り、きちんと謝れたら抱き締める、を信条にした甲斐あってか、怖がられる一方ではないのが救い。
一緒にいても、よく喋り、よく笑い、豊かな子になってくれているなぁと思います。
…今は、ねw

どうせいつか、手に負えなくはなるよね、っていうのがわかっているから。
そして、そうじゃなきゃ、つまらないから。ダメだから。
自分を出して、私に臆せずにぶつかってきてほしい、って思うのです。
ママは高くて厚い、でも柔らかい壁を目指しているんです。
越えられるように頑張りなさい、でも、ぶつかってきても、あなたは壊さないから。
それが理想。
私は彼女を意のままに操りたくはない、そんな人形みたいな子に魅力なんかないと思っています。
いいじゃない。喧嘩すればさ。譲れない自分は、お互い違うんだから。
私は、私。彼女は、彼女。歴然と違う。たとえ親子であっても。
見る目が違う目なら、感じることも惹かれることも、正しいと思うことだって、違う。
人間関係なんてものは、個性と個性のぶつかり合いなんだもの。
だから、喧嘩上等。
私に思いつかないほど、私を出し抜くほど、彼女らしさを見せてくれなきゃ、この先なんて生きていけないんだから。
最近ね、思うのです。
そうやって、人間は、柔軟性を獲得していくべきなんじゃないのかって。
ぶつかる以前に角を引っ込めてしまう、相手に合わせてしまう、そんな見かけ倒しの柔軟さは、本物じゃないんじゃないか、って。
芯のしっかりある、でも柔らかい人間を目指すには、それじゃダメなんじゃないか、って。
自分というガチガチな球体を、だんだん柔らかくしていかなきゃ、芯なんて残らない気がして。
最初から相手に合わせることばかりじゃ、芯がない、ブレまくりの、ぐにゃぐにゃしたものにしかならない気がして。

かといって、人とぶつかるばかりだと、外での人間関係に支障をきたすと思うので。
まずは家庭で、そういう経験を積んでいってほしいのです、私を相手に。
子供が関わる、最初の相手は、そりゃ間違いなく母親だろうって思いますから。
優しく受け止めたり、ただただ許容するだけじゃ、いつまで経っても、堅い外殻がこなれない。
でも、ただただ否定するだけじゃ、こなれる以前の問題になってしまう。
加減が難しいけど、頑張ろうとは思うのです。
母親が、子供の成長を阻害しちゃいけない。それは絶対に違う。
母親が、子供を意のままにしちゃいけない。それも絶対に違う。

だから、私は。
たくさん喧嘩をしたい。
同じだけ話を聞きたい。
自分とは違う個性に、自分とは違う可能性を見てみたい。


とカッコいいことを言いながら、3歳児と喧嘩したりする毎日w
どっちが子供なんだw


でも、書いたことは本当。そう思って生きています。
それが、私に出来る最上のことだって思うから。

結果、自分と似た道を進もうと、考えも及ばないほど遠い道を進もうと。
それが彼女だったんだ、って、認めてあげたいから、なぁ。
人としての道を踏み外さない限り、大抵のことは見守っていこうかと思います。

ちなみに、人としての道うんぬんに、自傷行為は含まないのがポイント?w
そりゃ、しないのが一番だとは思うけど、言えた義理じゃないからなぁ!
後悔しない程度にしてなさいよ、とは言うかもしれないけど。
傷つけるなとは言わないけれど、その前に、ちょっと話をしてみなよ、って言うと思います。
そして、それでもそうするなら…死なないくらいに、後悔しないくらいにね、って。
傷つけた→問答無用でダメ!とは言いません、言えません。
そうしちゃいたい時も、あるw
ただ、そうしてしまいたいバックグラウンドは聞いてあげたいし、代替手段の提示はしてあげたい。

もし、彼女が自分を傷つけたとしたら、私も傷つくだろうとは思うんだけれど。
その、私自身の傷が、私自身のためだけの傷であってほしくはない。
どうしてこんなことに、子育てを間違ったかしら…なんて傷にはしたくないのですよ。
傷つくなら、同じ目線での傷でありたいなぁ、と、漠然と思います。
上手く言えないけど、一緒に泣きたいし、一緒に苦しみたい。



というようなことを、なぜ深夜3時に考えてるんだよ私w
…最近、また寝付きが悪いんだよー!
でも昔と違って、次の日、もちませんw
起きられない。眠い。
トシですよねーーーっ!!

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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