anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2009年06月14日(日) かぎ針編みの日々。
冠婚葬祭で実家に戻り、2週間ほど長居をしているわけなんですが。
来週の日曜には、自宅に戻ります…って、また8月に来るんですけどね。
今度は、母親の心臓の手術の付き添いに、です。

少し前から、かぎ針編みに手を出していたので、ここぞとばかりに針を動かしています。
…母親、編み物の先生をしていたくらいの腕なので…ちょくちょく指導を仰いだり。

昔、教えて〜と頼んだときは、にべもなく断られてしまいました。
不器用なあんたには出来ない、教えるとイラつく、身内だから授業料もないし!と。
10年ほど経った今は、お絵描きをするちびこを傍らに、親子並んで編み物をしています。
…すごく不思議な感じ…。
今は、わからないところを尋ねれば、きちんと教えてくれるし、間違いも指摘してくれるし。
上手く出来上がれば、それなりに褒めてもらえたりもするようになりました。

まさかあんたが、手芸に走る日がこようとはねー!なんて笑われるんですが。
そんな適性も、まぁ、血みたいなものなのかな…なんて思ったりします。
地味な作業、黙々と作る作業が好きで、しかも、出来ないと悔しくて、意地でも上達しようとする。
それも似たもの同士だよなぁって、しみじみ思ったりもします。


病気だった頃の、仲は良いんだけど、どこか相容れなくて、変な歪みのあった関係が、かなり緩和された気がしています。
自分も家を離れ、人の親になり、いろんなことがわかったり、吹っ切れたりもしたし。
母親も子離れして、家族を盾にした容赦のない態度だとか、変な甘えがなくなってきたかな、と。
いまだに、どうしても合わない部分はあるけれど、それで角付き合うでもなく、そんなこともある…なんて割り切れるようになったのかも。
お互いに。


で。
バッグやらコサージュ、クロッシェ、そして、親子お揃いキャスケット…の自分の分が編み上がりました。
ちびことお揃いにするんだー!という夢、帰省中には叶うでしょうか。
頑張らなきゃ!と思うけど…風邪で具合を悪くしちゃったので、無理はしません…たぶん。



ちなみに冬寿は、寂しくてしょんぼりした様子です。
愛娘がいないからなぁw

2009年06月05日(金) あー、もう!
可愛すぎる。娘が。

手に負えないような自己主張が始まっちゃって、手は振り回し、地団駄は踏み、私の持つ編み物は叩き落とされるんだけど。
偏頭痛で死にそうなところに、脳天直撃ビンビン揺さ振るような叫び声はあげるんだけど。
牛乳はこぼしたうえに手で広げ、食べ残したクッキーを尻で粉砕したりもするんだけど。
調子に乗って夜更かしするから、翌日のサイクルが狂って、めちゃくちゃ私が辛かったりするんだけど。

でも。やっぱり。
可愛い。掛け値なしに。

この親から生まれた割に、客観的にも顔立ちが整った子ではあるんだけど。
でも、そんな子の、とんでもない、ありえないくらいの不細工な表情に、本当に癒される。
たぶん、この子の(現時点での)天分…というか武器は、愛敬なんだろうな。

秀才じゃなくても、飛び抜けて美人じゃなくてもいいから。
自然体で、いろんな人に好かれる愛敬を持った子でいてほしい。

この、気ままに振る舞う、自我のはっきりしてきた小さな存在に、何かを押しつけたくはない。
能力もそう、役割もそう、嗜好もそう、思想だってそう。
自分できちんと選びとることが出来る、そういう意味でのサバイバル精神の豊かな子になってくれたら、それが最高。

そのために、必要なときには手を差し伸べたいなぁとは思うんだけど…。
実際、手助けできるのなんて、あと何年かしかないのかもしれないな。

後悔なんかが最低限で済むように、私も頑張らなきゃだよなぁ。



ちびこ、1歳半になりました。

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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