anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2007年10月29日(月) あとすこし もうすこし
もう出てきちゃっても良いんだよ、という時期まで
あと15日くらいになってしまいました

少し気掛かりなことがあった経過の方も
先週の検診では、何とか改善されていて
お腹の中の人は、もう2000gくらいになりました

まだ少し早産の気配があるから、普通より早く
胎児モニターでの検査を受けたんですが

検査中、ひたすら爆睡したままのこの子は
やっぱり冬寿の血だよね、なんて思ったり
助産師さんにお腹を揺すられて起こされても
結局起きなかった、動じない子です

でも、病院が終わり、車に乗って移動して
やっとお昼ご飯を口に入れたと同時に
べこんぼこんと激しく動き出して
どれだけ食いしん坊なんだよ!と笑ったり

大物になるね、って、みんな言ってるぞ?


服の水通しや、準備の粗方も終わって
いつでも入院出来るように荷造りもしました
そうすると今度は、待つだけの態勢になっちゃって
あまり落ち着かないし、不安になっちゃうので
最近では、刺繍なんかをしています

入院中、大小のタオルを布団と枕代わりに使うらしく
名前を書いておいてください、と言われたのですが
ただマジックで書くだけではつまらないから
リネンのテープに、イニシャルを刺繍して
それをタグのように縫い付けてみました
決して上手ではないけど、それでも
たったこれだけで、only oneになる

暇も潰れるし、ね

月が変わったら
臨月に入り、毎週の検診になります

もうすぐだねぇ
あと少し頑張って、大きくなろうねぇ

イマイチ頼りなさげだった君のお父さんも
近頃、だいぶん変わりつつあるんだよ
何より、すごく楽しみにしてるみたいだから
…手のかかるお父さんだけど、遊んであげてね

2007年10月21日(日)
天気が良かったので
ガーゼハンカチや沐浴用のガーゼタオルなど
乾きの早いものを、ざぶざぶと手洗いした

洗面台が低いから、腰を傷めそうになったけど
一生懸命洗っていたら、少し実感がわいてきた

部屋の中、窓際の明るい場所に干していたら
3時間くらいで、すっかり乾いてしまった

パシンと音を立てて皺を伸ばして
入院準備品として鞄に詰めたり
タンスの一番下、子供用品のスペースにしまう

たかがガーゼの洗濯、でしかないけれど
そんな些細なことが、大きな一歩だと思う

来週・再来週は
ベビー服の洗濯、だな

2007年10月16日(火) 長い?短い?
ねぇねぇ
50日って、長い?短い?

そんなメールを送ってみた

うぅん、長いかな?
基準にもよるけどね

そっかぁ…


残り50日を、切りました
…予定日までの日数です
230/280も過ぎたんだ…


予定日まで、あと50日弱なんだよ
長いなんて、冬寿は余裕あるなぁ

いや、短い!
それは短い!


どっちだよv


50日弱、というのは
あくまで予定日きっかりまでの日数で
正産期…生まれても良いよ、という時期に入るまでは
なんと、あと30日弱だったりして…

経過はとても順調で!
と言いきれない部分も多少はあるけれど
でも

幸せなんだろうな、と思う

不安もないではないけれど
でも

誰にも壊せないな、と思えるくらい
強固なのかも、いろんなことが


まぁ、ねぇ
いろんなことが裏表に張り合わさってるよ
先が見えない不安は、同時に楽しみでもあるし


裏も表も、美味しく頂いちゃいましょう
全部が、どんな些細なことでも全部が
絶対に今しか味わえないことだから
…別にそれは、この時期だからってことじゃなく
ずっと、今までもこれからもずっとそうなんだろう

どんな瞬間や感情を切り取ってみたって
寸分違わず同じだなんてことはない、から


…子供の表情や泣き声だって同じだろうなぁ…
また泣いてる、なんて思っても
そのときそのときで、泣いてる理由も違えば
内に育っていく情緒も違うだろうし…

見逃さないようにしないとね
自分のことも、冬寿のことも
生まれてくる小さな子のことも

2007年10月02日(火)
出産のための別居生活、1週間経過

気が付くと、もう1週間…いや、まだ1週間
4ヵ月弱、15週間のうちの、まだ1週間
先は長いな、と思う
既にかなり寂しくてホームシック気味

同棲して、結婚して、引っ越しをして
だけど、地元に対してホームシックになったことは
ほとんどなかったような気がする
覚えていないだけかもしれないけど
だけど今は、ものすごく自宅に帰りたい
今の、要するに実家が嫌いなわけじゃなく
ただ、冬寿のいるあの家に帰りたい

居場所はいつのまにか変わるんだな

その彼も、今は家に帰れていない
仕事が激しく忙しくなってしまい
自宅に戻れず、会社の近くに
…私の父親宅に泊まり込みになっている
(しかも連泊…)
色々心配ではある
食事とか、家のこととか、健康状態とか

毎日交わすメールや電話でしか
お互いの状況を掴めない
なんだか3年前に戻ったようだ

気が付くと
来週から9ヵ月になる、大きなお腹の自分がいる
日に日に体が辛くなっていくし
睡眠も2時間程度になってヘロヘロだし
精神的にも、些細なことに過敏になっている

昔飼っていた、出産直前のハムスターそっくり
これが本能みたいなものなのか…

ぽこぽこぼこぼこというキックだけでなく
伸びをするようなつっぱりや
向きを変えるような動きや
いろんな胎動が激しくなってきて
たまに、本気で痛くて苦しくて声が出る

だけど
ひとりじゃないもんなぁ、と思ったりもする

冬寿はひとりなんだもんな…
そう思うと、なおさら早く帰りたい

でも
まだ外に出てきてもらっちゃ困るから
もう少しお腹にいてね、と話しかける
年が明けたら、帰ろうね

まぁ、年末年始には、こっちに来てもらうけどね

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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