anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2004年10月20日(水) Kindness
台風がきて
雨が降っている
濡れてしまうから
外に出るな

君は言う

調子を崩して
熱を出している
なかなか治らないから
外に出るな

君は言う

君のその言葉は
優しさからきている
それはわかっている
だけど
少し寂しくもある

雨が降ったくらいで
少し熱があるくらいで
外に出ることを
禁じられてしまったら
この6畳の狭い部屋で
長い長い1日を
過ごさなくちゃいけない

そっちのほうが
苦痛
だったりする


止まないかな

下がらないかな

窓際に腰を下ろして
煙草を吸う

2004年10月19日(火) 「フランシス」
別に変わった集まり、だったわけではない。
友人とその友人が集まって酒を飲む、それだけのことだった。
程よく酒が回り、全員がふらふらになり
別の店に梯子して飲み直す奴もあり
明日は仕事だからと口にして帰路に着く奴もあり。

気が付いたら
その店には僕と彼女しかいなかった。

彼女とは当日まで何の面識もなく
話に聞いたことすらなかった。
印象だって強かったわけじゃない。
むしろ、何の印象も持てないほど、薄い存在だった。

何故、そんな彼女とグラスを並べているのだろう。

トマトジュースが主食なの、と笑った彼女のグラスには
セロリを刺したストローハットがまだ半分ほど残っている。
その赤色に負けず劣らず、頬も赤く染まっている。

決して、美人ではない。
どう贔屓目に見ても、中の中以上には見えない。
ただ、どことなく人懐こく、笑顔に愛嬌があるな、と思った。
…ただ単に、酔いがそうさせているのかもしれないが。

 明日も仕事なんじゃないの?

 「ううん、明日は休み」

 何の仕事をしてるんだっけ?

 「それは内緒」

 君のこと何も知らないんだけどさ。

 「謎の女ってことで、素敵じゃない」

 …そうかな。

 「この後、どうしようね?終電、もうすぐなんだけど」

 …女からそれを尋ねてくるのって、アリなのか?

 「最近じゃ普通でしょ、きっと」

 こういう時、気の聞いた台詞のひとつでも言えたらいいんだけどさ。

 「とりあえず、出よう?」

 どこに連れて行くかわからないよ?

 「任せる」

彼女の肩を抱いて、店の出口をくぐりながら
何気なく後ろを振り向くと
照明のあまりあたらない壁の一角に
なぜかこんな格言が張ってあるのが目に入った。

 ある本はその味を試み
 ある本は飲み込み
 少数のある本はよく噛んで消化すべきである

つられて振り向いた彼女が
悪戯っぽく笑った。

 「私はどれにあたるのかしらね?」



遅くなってすみませんでした。
タイトルは
「only you can rock me」の五十嵐薫さんから頂きました。

2004年10月13日(水) つれづれ寝言はひどいよ日記。
めっきりパソコンの電源を入れなくなったKyoです。
んー、なんでだろ。ネット離れ?
気力はないわけじゃない。時間もある。話したい人もいる。
それでも一向に食指が動かないのは、なんでだろ。


彼の寝言は、ひどい。
耳を塞ぎたくなるほど、ひどい。
毎晩毎晩(じゃないが)よくもそんなにまぁ
私を否定してくれるものだな、って呆れるほど。
実際は呆れる余裕なんか全くなくて
泣いて泣いて、その音で彼が目を覚ます。

意識の深層でそんな風に思われているの、かも。
私が過敏に反応し過ぎるだけ、かも。
でも辛いものは辛くて
♪涙が出ちゃう、だって(略


どこかで疎まれているんだろう
どこかで否定されているんだろう
でもそれはお互い様なのだろうから
まだ一緒にいたい
ふたりでそう話す

マイナスの気持ちのほうが大きくなったら
それはその時に考えよう
私はそんなに簡単に
一度好きになった人を手放せない
吝嗇であったりもするのだろうけれど
美点を愛したはずだから
そんなに簡単に気持ちを翻せないよ

だからいまだに
シローも林檎もYosshyも
名の出ないそれ以外の人も
好きだよ
愛してるよ
たぶんね


嫌いになったから別れる
ことはないんだろうな
目の前の人以上に好きになる人
それが現れたときしか


相手にとっては
結構辛いのかもしれないけどさ。

2004年10月10日(日) つれづれ停滞日記。
変化なく。

その中でただひとつ、また引っ越しになりそうです。
次は2DKの部屋。たぶん決定。早ければ月末に。
難がないわけじゃないけど、私は満足。
たとえ線路が近くてもね?

冬寿が喫煙者になってしまいました。私のせいだ。
あちらの実家からも容認はされてる、けど
子供ができたらやめるようにって。わかってますっ。

2004年10月06日(水) つれづれ条件反射日記。
めっきりと更新頻度が落ちているのは
体調が悪いからとか
忙しいからとか
そういった理由ではなく単なる気分の問題で

やることなすことすべてが気分に左右される自分
少しだけ嫌になるけど
それも自分

朝から洗濯機を回した
気分転換だった
昨夜から発作を起こした
でもいつも通りすぐに持ち直した
おかげで寝不足にさせてしまった
ゴメンナサイ

ホットケーキを焼いてみた
メイプルシロップが気持ち悪くて
結局吐いた自分が嫌になった
これって食費の無駄遣い
お金全然足りないのにどうしよう

今のアパートを出なきゃいけないかもしれなくて
すぐに引っ越せるお金なんてあるはずなくて
私が出て行けば冬寿はまだここにいられるのかな
そう考えると帰ろうと思わないでもないけど
できるかぎりのことはやってみようと思って
週末物件を見せてもらいにいく

Kyoの良くないところは頑ななところ
頑なに自分が邪魔者だと思い込むところ
そうなったら手がつけられないからさ

うん そうだね
でも邪魔者だって思ったりするんだもん

ほら その考えがダメなんだって

うん でも

いいから深呼吸してごらん



落ち着いた?

…うん


深呼吸してごらんという声にだけは
どんなに取り乱していても反応できる
これも一種の条件反射なのか、な

飼い慣らされてるようで嬉しくもあり悲しくもあり。

2004年10月02日(土) つれづれ発熱日記。
元気な報告ばかりをしていましたが、実は連日体調を悪くしています。
うーん、冷えピタシートは気持ちいいなぁ…現在38.7℃。

今夜は冬寿が残業だとかで…帰宅は3:00過ぎでしょうね。暇。
パソコンを立ち上げたいけれど、模様替えの際に配線引っ込抜いたままですw
いや、刺せるけどね、面倒臭いじゃないですか?私は不精者なのでーv
仕方なく料理。仕方なく三国志。仕方なくぷよぷよフィーバー。
うーん、根暗ちっく爆発。
ちなみに夕食は、豚肉にアスパラやニンジン椎茸を巻いて照り焼き風味。
あとはポテトサラダ。ハムにキャベツにコーンとキュウリ。
汁物はどうしましょう?っていうか夜食ですよねこの時間は。

話は唐突にフッ飛んで。
私は見境無くキレやすい性格だと思われていますが
実はかなり理路整然と怒るタイプです、きっと。少なくとも今は。
相手を非難する時には、必ず思いつく限りの反論を想定して
それに対する切り返しまで考慮に入れてからでないと動けません。
相手の反論を、ある程度切り返せる位置まで誘導するのも常套手段。
かなり幅広くその辺りを考えてしまうので、逆に困ることもちらほら。
予想の範囲外のことには対処できません(無理すると論理が崩れる、それはヤダ)。
切り返せないときは割とすんなり相手の言い分を受け入れますが
いつか反論してやろうと、心の奥で牙を研いでいます…うわーヤな奴v
自分で言うと本当にアホらしいことこの上ないですが
頭の回転はかなり速い方だと思うので(ナル全開w)
相手にするには結構厄介なんだろうな、と自己分析。
私以上に理論的で冷静で弁の立つ弟や
感情の矛盾点をズバズバ責め立ててくる林檎なんか相手にしてたら
そりゃ磨かれますって。いくら私がバカでもv
(よく考えると
弟⇔シロー⇔林檎 バカみたいに論理傾向
Yosshy⇔冬寿 考えナシに感情で猪突猛進タイプ
って両極端な男しか周りにイナイ気がっ)

まあ弱点もあって、感情モロ出しで攻められると陥落するのですがーv
特に泣かれると弱い。

『あたしと口喧嘩して勝てる?』
…無理。博多弁でキレられたらそれだけでこわいもん。
『あっはっは!その割にはいつもあたしが折れてない?』
…かも。なんで?

あなたが泣きそうな顔になるからですv男の涙も立派な武器なのよー?


日記のタイトルも変更しようかな?なんて思っていたりする
およそ普段では論理的と思えないKyoでしたっv(話題に一貫性ナイですしね)

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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