罅割れた翡翠の映す影
目次|過去は過去|過去なのに未来
2005年01月18日(火) |
Don't forget |
乱すのはいつも貴方。
幻影にしても性質の悪い。
貴方である事を望んでいる。
貴方でない事を願っている。
ねぇ壊して
ねぇ壊さないで
それにしてもまだ
逢いたいと想うなんて。
忘れなきゃ
ワスレチャダメ
忘れなきゃ
ワスレチャダメ
忘れなきゃ
楔は僕をまた裂いていく
2005年01月16日(日) |
carmina burana-O Fortuna |
おぉ、フォルトゥナ 汝はかの月の面の 変るにも似て 欠けては満ち 満ちては欠くる 人の世の、情なく 喜びも苦しみも 意のままにして 人の心を弄ぶ 貧困も 権勢も 氷のごと消え行く
心なく おぞましき運命 運命の車を廻らし 災も 安らぎも 汝が心のまま 陰のごと 身をかくし 汝はわれを捕う なす術もなく 汝がつらき仕打に 身をさらすのみ
矜たかく 健かなる運命は ついにわがものにあらず われならず望み われならず 望みを失いね ためらわず 弦を鳴らし 悲しみを歌え 運命の強き一撃は 力ある人をすら うち砕くが故に [carmina burana] transrated by Keiji Asanuma
悲しみを 叫びに代えて 吼えた事は無いか
心が凍り 涙は枯れ 不甲斐無いこの身体と精神を 破壊したいと願った事は
正気など千の貌の狂気の一つに過ぎず それは無貌にして 傲慢なる月に吼える者
夜に叫喚を以って 己の精神の身体を眺めるが良い
鏡の中に映り得ぬ 真実の狂気を見定めよ
カルミナ・ブラーナ。 よくTVなんかでも耳にするこの曲が大好きです。 運命は絶望であり、希望である。 定められていた、と感じてしまう深い、何かが崩れ落ちる感触。 感じずに過ごせる人生はとても甘美なのだろう。 崩壊に身を任せるのもなんと快い事か。 「あちら側」に足を踏み入れても、 「こちら側」で誇り高く生きられる人間が大好きです。 悲しみに吼えながらでも、 還って来て欲しいから。
貴方の は見つかりましたか。 貴方は に飲まれてませんか。 それは貴方の世界。 それは貴方の精神。 それは貴方の一部。 それは貴方の全て。 受け入れて、負けないで。 還って来て欲しいから。
|