罅割れた翡翠の映す影
目次|過去は過去|過去なのに未来
翼なんてなくたって 私は飛べるから
やっとこさ、終了。 無事に。 平穏に。 だいぶ、気分も楽になった。 問題が無い訳じゃないけど、暴走の危険は当分無い。 次の職場、上手くやれるといいな。
彼女くらい作れ、と言われた。 ごめん、それはちっと…当分無理。
零れ落ちた羽根で私は 充分温まる 信じなくたって いい
2002年10月30日(水) |
Livin' on prayer |
祈るくらいなら足掻く。 それが僕の祈り方だから。 祈りながら生きている。
後一日。 身体はなんとか大丈夫。 ココロも比較的落ち着いてる。 長かった。 短かった。 一年半。
黒の選んだ店。 黒の選んだ道。 また彼を否定して僕は此処に居る。 生きていたいから。
彼は、 理容師になりたかったのだろう。 あいつと幸福にいたかったのだろう。 親に認められたかったのだろう。 なにより、自分でいたかったに違いない…。 …と想う。 そんな事わかりゃしないけど、そんな気がする。 だから気が引ける。
戻って来るとは思って無い。 だけど、ね…。
…まぁいーや、好き勝手やらしてもらお(おい)。
生きて行く。 死を選んだ君を否定して。 幸福になるために。 幸福にするために。 足掻いて行く。 僕なりの祈り方で。 祈りながら…
We're half way there Livin' on prayer…
2002年10月29日(火) |
Losing grip |
身体から浮かされた様になって 記憶が土砂崩れを起こす 意味の無い痙攣が心地良かったのを 認めない僕がどこからか見ていた
…毒物は飲んで欲しくないが。 だからって違法ギリギリのドラッグも飲むなよ…。
記憶が飛んだ後、気が付いたらラリってた。 昨日の事。 先週も確かラリってた。 酒ではないトリップ感。 全身が疼いて痙攣する。 やばい、バッドトリップ。
僕が無意識にショックを抑え込む反動か。 誰かが暴走してる。 身体が所構わずくずおれるのを無理矢理に動かす。 薬が効いていて、身体が必要以上に疲れる。 おかげで今日は仕事にならない。 またあの匂いと味がした。 吐き気が止まらないのは薬のせいか。 それとも…。
2002年10月26日(土) |
Leaden heart |
素直になるのがおかしいのではなくて 素直になれないのがおかしいのは 二人とも解っているのに 子供が意地悪をするように 本心を隠した餓鬼でいさせて
欲求不満&胃潰瘍。 きりきりきりきり。
昨日見たあるページの文章が ついでにココロの痛い所を絞め付ける。 きりきりきりきり。
裏切られたなんて思ってはいけない。 ただタイミングが悪くて。 彼らに受け止める体勢と力が無かった。 ただそれだけの事。 だれも悪意なんか無かった。 擦れ違い。 勘違い。
…僕が幾ら解ったって止まりはしないんだけど、さ。 きりきりきりきり。
悪意なんて誰でも持ってる 自分のそれを感じて 愕然とした事が在るでしょう? 独りぼっちのエゴイズムに 流された経験が在るでしょう? 自分で放った銃弾が 身体に残って熱を帯びる 鉛のように
この重さが想いに変わるまで 僕は引き金を引き続けるの?
Tears fall down from somebody's eyes and tears somebody's heart apert
涙はずたずたにしていく。 そして押し流していく。 流せる日が来るのか。 羨望を隠し切れない。
また喰えなくなってる所為で体調も精神状態も悪い。 栄養あるもの食べなくちゃ…。
とか思ってるのにカップ麺に走る僕。 だって安いし美味しいし…あは。
煙草が吸えなくなってきてる。 おお、禁煙成功。 …じゃないんだけど…。 まぁいいか、煙草代浮くしね(おいおい)。
ずっと、離れない匂い。 または、味。
少し前、血のような味が離れなかった。 今回は、ベンジンの匂い。 若しくは、あの時のニコチンの味。
身体が拒絶反応を起こす。 同時に中毒症状のように身体の自由が利かなくなる。 強烈な吐き気と覚醒反応と共に睡魔が襲う。 口の中に広がる、在る筈の無いヤニの味。 目の前に浮かぶ薄暗い部屋。 茶色の液体。
突如茶色が無色に変わる。 ヤニ臭さがまた違う刺激臭に変わる。 口の中で蒸発していくような液体を嚥下している感覚。 飲んでる筈なのに飲んでいない感覚。 飲んだ事が有る人間だけが知り得る感覚。 …飲むなよ。
ああ、とにかく気色悪い…。 吐きそう、うげ。
Why should I care 'Cause you weren't there When I was scared I was so alone… (Losing grip)
2002年10月24日(木) |
『普通』以外なら 缶太郎 |
Is it enough to love? Is it enough to breath? Somebody rip my heart and leave me here to bleed
期間延長で後一週間働く事に。 暴れ出したい程、 殺したくなる程、 死にたくなる程、 此処に居たくないって事が伝わらなかったみたい。 耐えてみせるつもりだけど、身体はとっくに限界値。 でもアンタなんかに殺されて堪るものか。
身体が少しずつ壊れて行く恐怖。 心が蝕まれて身体の自由を奪われる恐怖。 何て事は無い。 いつもの事。 恐怖を無理矢理に押し込める。 誰かが手を貸してくれるなんて考えちゃいけない。 何時だってその手は最悪のタイミングで振り払われるから。 自分自身で、 格好悪くても、 どんなに惨めだって、 胸を張って這い上がって行く。 殺してもくれないなら、それぐらいしかないじゃない。 じっとなんかしていられない。 終わりも無いまま嬲られるなんてごめん。 だからって嬲り返すのもイヤだしさ。 でも、あのヒトを僕は嬲ってる事になるね。 ごめんね、育ててくれたのに…。
取り敢えず就職はほぼ確定。 新天地で頑張りましょ。 遠くなるけど、その分仕事に集中できるかもね。 当分恋愛もしたくない。 友達と遊んでる程度が限界なのかもしれないし…ね。
Is it enough to die? Somebody save my life I'd rather be anything but ordinary please…
(anything but ordinary : By Avril Lavigne)
道化に涙は必要無い。 だから、 だから…!
道化は語らない。 行動で語る。 どんなヒトにも判るように。 どんなヒトにも判らないように。 決して自分だけを語らない。 ヒトを語り、嘲笑う。 そのさまをヒトが嘲笑う。
重さを感じさせてはならない。 ただ軽く、飽くまで軽快に。 重さを含ませ演じ続ける。 ヒトが気付かぬ内に気付くように。
僕は失敗したね。 重さが見えてしまった。 死と消滅の記憶に動揺して、 貴方の望む僕では無くなっていたね。 支えて欲しかった。 でも、それが欲しかったのは貴方の方。 ごめんね。
独り、支え無しに支えるよ。 大丈夫、慣れているから。 僕が本気で藤テれたら、誰も支え切れないんだろ?
それにね、 貴方達を支えていると同時に僕も少しよっ苅テかってるんだ。 だから大丈夫だよ。 ごめんね。
2002年10月19日(土) |
Can I cry out loud? 缶太郎 |
真実は何時だって僕を打ちのめす でも死なない限り僕は強くなるよ 死なない限り優しくなってみせる
今頃失恋にショックを受ける。 …ああ、やっぱ鈍いだけなのか?
僕が今苦しんでるみたく、 キミも苦しんでたの? 過去は変わらない。 だから忘れない事が僕達への罰。 明日を切り抜ける為の。
髪の毛をばっさり斬ってみました。 やっぱり短髪っていいわー。 黒は絶対やりたがらなかったけど…。
裏切られる不安がまた渦を巻いて。
僕は只の肉人形?
僕は貴方の為の玩具?
中身はがらんどうじゃないんだ、
欠陥品でも※※※が
好きになったからイケナイ? 振り向かせるだけの想いが足りなかった? 勉強不足だし、努力も足りなかったよね。 ごめんね。
忘れないまま忘れたフリをして。 それでもまた逢えるかな? 今度は掛け替えの無い友達として、さ。
だから今夜声にならない想いを 涙にならない悲しみを 雨の中に吐き出しても構いませんか?
2002年10月18日(金) |
Grinning 缶太郎 |
太陽が贋物の光を連れて行くまで 光を
厭な習性。 自他問わず欠点や矛盾を探して指摘する。 もろAB型の乙女座習性。
しかも直には教えない。 飽くまで間接的に、 気付くまで、 ちまちまと、 いやらしく。 にやにやにやにや。
矛盾に気付かない偽善者が嫌い。 自分が一方的に善い事をしてると思ってる。 ギヴアンドテイク、 善い事も悪い事も同時、 対極は一つで混じり、 混沌の中また対極を為す。 …ような。 僕も矛盾に気付かない偽善者。 愚か者の道化。 にやにやにやにや。
一つを多面的に見なければならない。 多くの物を一つにまとめなければならない。 完璧にバランスを取れない事は知った上で。 生じるジレンマ。 それにすら気付かない事の微笑ましい事よ! にやにやにやにや。
問題提起しなきゃ解決しないでしょ? だけどとっても嫌な奴。 だって解決するのはあんた次第だもの。 買って出ましょうその役目。 愚か者の道化ですから。 にやにやにやにや。
…嗚呼本当に嫌な奴。 はい皆さんもご一緒してみます? にやにやにやにや。
するって言ったわ 出来るって言ったわ 此処へ来て雨を止めるって言ったわ 私をきつく抱き締めるって言ったわ でも貴方は私を突き放しただけ
…意味も無くヴァネッサ・カールトン。 …暗い…。
最大でも後二週間。 …長い。 今日も身体中が拒絶反応。 発作や暴走を笑顔の下で抑え込む。 剥がしたい笑顔がどうしても剥がせない。 ヒトを信じきれないから。 信じられないから。 あああ。
私を揺らす子守唄の旋律で 私をハイにしてよ するって言ったわ 出来るって言ったわ それでも貴方は 何もしやしない (Vanessa Carlton 『Sway』)
大好きだから。 関わりを変える。 大好きだから。 刻むのはこの身体でいい。 悟らせなど、しない。 自分で悪魔だと言う貴方が。 大好き、だから。
また恋に破れる(昨日参照)。 ちっきしょーい。 でもいい関係でいられそう。 「好き」の意味が変わってしまったから。 少なくとも彼氏にしたいと思えない。
…しかし、恋人ってのも無理あるなぁ…。 この「不思議な人格」を目の当たりにするほど、 頼りにはしても伴侶という選択肢は遠ざかるらしく…。 多分、人間らしく無いんだろう。 少なくとも、決定的な所で何か足りないか隠れてるか。
まぁ、それでも求めてくれる人間が居る、 それに感謝しなくちゃね。
ボクは名も無いオートマトン 今日も貴方に尽くしましょう 貴方がボクに笑ってくれてる それだけがボクの存在理由で いらないなら笑顔で壊してね 何もしないで置いてかないで 寒い所はもう居たくないんだ…
『オトナ』なんてどこにも居ない。 この世界は何時だってネヴァーランド。 居るのはフック船長。 ティンカーベルは知りません、悪しからず。
別に二十歳を越えた成人の事を指しているのではなく。 ココロが『大人』な人間の事を言う。
友人と論議するたび、それはだんだん聖人君子の様になり。 結局は理想像に過ぎなく感じられた。 そうするとまた無味乾燥な人間を想像してしまい、嫌気が差す。
やっぱり個人が個で在ろうとする限り、 『大人』からは少し離れた位置になるのかな。 でも『個』を持っている事も『大人』だろうし。 バランス、なのかな。 その時に応じて可変のモノ。 移ろい、たゆたい続けるモノ。
そう在り続けるモノは無いだろう。 でも、そう在ろうとする事は出来る。 まるで空気のように。 空に舞うが如く。 空であり、また満たすモノ。
それに幸せを感じられるのならば…。
2002年10月12日(土) |
Somebady else,to play ya… |
僕は彼の代わりですか? なら愛さないで。
21日に親父殿と話し合い、らしい。 なんかタイマンばっかだな…。 これがケジメって奴か?
どこまで話すか…。 穏便に持っていくのも一つの手ではある。 殆ど話してみるのもいいが、反応しだいでは最悪のパターン…。 結局少しずつ手札を切っていくだけ。 なるようになる。 なるようにしかならない。
二年前、今の店を選んだ事がまずかったとはいわない。 どうしようもなかったろうし、当時の彼は精神状態最悪。 だいたい過去見たって現実は変わらない。 過去は状況を把握し、現在を認識し、未来を予測して行動する為に在る。 これからを切り抜けなきゃ。
…ギリギリで。
方針は決まった。 後は動くだけ。 なるべく頼らずに。 行きたい所へ。 行ける限り。 生きて。
Through the fire, To the remit to the wall…
2002年10月11日(金) |
さてどうするか。 缶太郎 |
昨日の日記、マザコン丸出しだな…。
暴走・暴走・暴走…。 やっぱり彼らと接触するのは危険。 携帯越しでも。
まず家とバイト。 掛け持ちでお金稼いで歌舞伎町に引っ越すのが理想(意味不明)。 取り敢えず…ウィークリーに住んで稼ぐのか…? さもなきゃ寮付きでしばらく我慢だな…。 敷金・礼金・前家賃・仲介料で六か月分…。 道のりは遠いなぁ…。 深夜系のバイトが良さそうだな。 ガードマンでもやろうかな…。
三畳一間で頑張る手もある。 ギリギリどうにかなる値段だし。 後は頑張って稼いで住まいをグレードアップさせるだけ。
…なんか理容師に戻る事考えてないよな…。
理想は昼ウェイター夜ガードマンか。 睡眠時間もそれほど取れない訳じゃない…。 バーテンダー見習でもいいかもな。 あ、なんだかわくわくしてきた。
…つくづく戻れそうもない…。
好き勝手やってきた? 違う、貴方たちから離れたかった。 貴方たちに対する、ささやかな反抗だった。
『あいつは中学生辺りからおかしくなって…』
そりゃそーだ。 その時辺りから俺に交代してるんだもの。
『あんな高校いってくれなんでもいいって言ったのに…』
行きたい所へ自分の力で行った。 悪いかい?
『地元の専門学校でよかったのに…』
本当に済まないね、これは。 でも、もうこれ以上一緒に暮らして居たくなかったんだもの。
そうだね、好き勝手やらせてもらった。 貴方達は放任して育ててたつもりかもしれないけど、 充分に窮屈だったから。 そして貴方達から見たら好き勝手でも、 俺にはそうせざるを得なかった。 狂っていくのを先送りにする為には。
貴方達は俺達を決定的な部分で見捨てた。 それ以外の所で過剰に世話を焼かれても苛立ちが募るばかりだったよ。 下手な希望を持ったのが間違いだと信じたくは無かったけど、 貴方達にそれほどの力が無いのは事実として認めざるを得なかったね。
誰も助けに来てくれない。 誰も助けてくれなんかしない。 独りで生きていくしかないのにどうして口出しするの? 助けてなんかくれなかったじゃないか。 気付いてもくれなかったじゃないか。 俺、いや僕を、見つけてすらくれなかったじゃないか。
あの時、どうして死ねなかったんだろう? 死んだら、俺達を見てくれたかい? 死ななきゃ、見てくれなかったかい? 実際、『俺』が生まれたあの朝、首に残る紐の痕も見ていない。 あの時、どうして助かってしまったんだ?
憎む事も出来はしなかった。 だって愛されたかったから。 殺したくても殺せなかった。 だって俺を見て欲しかったから。 せめて、貴方達には支えて欲しかった。 死を覚悟するくらい崩れ落ちた俺達を。
だから離れたんだ。 出来れば彼岸まで離れたかった。 二度と逢わなければ忘れて居られもする。 貴方達に無理を言わなくて済む。
見つけてもらう必要も無い。 助けてもらう必要も無い。 ただ朽ちていくのを手遅れになって気付くかもしれないと思った。 それで良かった。
今更気付いたなら見物していれば良い。 ズタボロに朽ちた身体を。 堕ちていく『貴方達の息子』の姿を。 今更助けなんて遅い。 八年前俺が生まれた朝に。 貴方達の息子は死んだのだから。 少なくとも、心は、二度と戻って来ないのだから。
2002年10月09日(水) |
The fallen 缶太郎 |
暴走抑えてたらモノを落としまくり。 今日の僕はさぞ可笑しな道化だったに違いなく。
洗濯物を取り落とし。 シャンプーボトルを転がし。 ロッドを床一面にぶちまけ、 あまつさえ中間リンスが同じ運命に。 リンスの入れ物は大破(プラスチックって意外と脆い…)。 おしぼりと間違えてスチームタオルを渡し、 コーヒーを入れる前にクリープを引っ繰り返し…。
…これだけやれば充分間抜けだなァ…。
手の、力が全く入らなくなるのね。 だから、気が抜けない。 集中が持続するのは二時間が限度だから、どこかで気は抜かなきゃいけない。 そんな時に限ってお店は大変忙しくなる。 ああ無情。 取り敢えず今日も誰かに被害が無くて良かった。 …店には損害でてるかもね…えへ♪
昨日のタイマン、結構尾を引いてる。
仕事探さなきゃいけない。 …何やろう(おい)。 サービス業は確定。 夜の仕事大歓迎。 でも売り専は却下。 …ラウンジのバーテンかボーイでも募集してないかしらん。 部屋も探そう。 歌舞伎町に良いトコあったよ。 …まぁ治安レヴェルが危険地帯かもしれないけどね…。
「違うモノ」になっていたのは薄々知っていたんだね。 でも何も言わなかった。 あの時と同じ。 中味なんてどうでもよかったの?
マスターとタイマン…で対談。 ある程度のカミングアウトを交えながら、 話しは親子関係の在り方についてまで飛躍する。 やはり認識が甘いように感じる。
親だからといって許容量の大きい人間ばかりじゃない。 時には肉体的に、精神的に子供をズタズタにするモノも居る。 過失にしろ故意にしろ、疵が出来るには変わりはしない。
マスター、貴方は幸福だよ? そんな事、知らないのだから。
辞める決意が変わらない事は伝えた。 暴走寸前だったけど。
さぁ、後は住む所と職。 どうにでもしてみせる。
彼等は感付いてた事を知る。 8〜9年前、彼等の子の中味が変わってしまった事に。 中味なんか、誰でも良かったの? それでも愛してるなんて寝言言えるの? 帰らなくて良かった。 やっぱり帰る場所なんかじゃなかった…!
あわただしい休日。 その方が救われてる。
月一で僕にカットを依頼してくれる子が居る。 命の恩人でもある。
とても感受性の強い子である。 しかし、その受け止めたたくさんの事を表現する方法が、 彼にとってはあまりに少ない。
言葉や文章では伝えきれない。 自分の感じたそのままを、理解させる手助けすら困難。 失語症になった時の事を思い出すと、彼は言った。 限られた能力の中で、相手に判ってもらおうと行動する事が。
大人になりたい。 賢くなりたい。 相手を納得させられる技量が欲しいと。 彼はうつむいていた。
僕に出来る事はやりたい。 僕のエゴでも。
明日は四面楚歌。 考えただけで反吐が出た。
部屋を探して。 条件に合うのはなかなか無い。 やっぱりユニットでも風呂は欲しい。 いや、シャワーだけでもいいんだけど。 以前に事件があった部屋でも何でもいいのに。 …出てこなければ、ねぇ。 だいたい五万以上だよな。 六かけて、三十万かぁ…。むー。
親父から電話。 現状を聞いて泣いていた。 何で泣くの? 僕に涙は無いのに。 貴方は何故涙を流せるの? 混乱して、身体を掻き毟る。
早く出て行きたい。 もう後先考えずに飛び出したくて困る。 壊してしまいそうで。 殺してしまいそうで。 壊れてしまいそうで。 殺されたくて仕方が無くて。
リアルな胃液の味が現実に引き戻す。 酸っぱい。 焼け付く喉。 …あと三週間、胃液とお友達。 耐えてみせる。
たった一ヶ月、されど一ヶ月。 …もたないかも。
自分でも驚く位気が立ってる。 怒気を抑えられない。 頭痛と声が止まない。 しょっちゅう意識を飛ばして、フォローされてる。 …情けない、ように感じる。
変な番組の特集で余計に悪化する。 自分の息子の前でとんでもない事を口走るハハオヤ。 それで愛してる、許してくれなんて、また言う。
シンジナイ。 シンジチャイケナイ。 シンジテモムダ。
そんな事考えたく無いけど、 多分僕の中にその想いはあるんだろう。 どうしようもない感情が込み上げて来る。 笑顔でそれに蓋をする。
2002年10月03日(木) |
勝負してみようか 缶太郎 |
あの家に、帰らない。 帰るべき場所は無い事を思い知らされたから。
…実家に帰るプランを破棄。 やっぱ堪えられない。 電話で三分と会話出来ないのにどうやって何ヶ月も居るつもりだったのか。
しょうがないので都内で探す事に。 …住む所どうすんだ。
ふと、何日も日記を書いていない。 衰弱しきって携帯から日記書きながら寝ちゃってるからだ。 やっぱりご飯はしっかり食べないとまずいねぇ…。
…胃が思いっきり縮んでる。 なんか食べられない…。
休日出勤しろと言われる。 いい加減辞めて正解だった。 代休いつにしようか考え中。
…やっぱり日曜日はダメだろうか。 たまには土曜の夜に遊んでみたいじゃーん♪
帰る場所なんか無い事に気付く。 彼らが帰ってきて欲しいのは『理想の息子』なんだ。 間違ってもゲイなんて想像の範疇を越えざるを得ない。
…売り専やってたって言ってみよーか。 どっちが先に発狂するか勝負。
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