罅割れた翡翠の映す影
目次|過去は過去|過去なのに未来
先輩っていうのは、その場に長くいたからこその豊富な人生経験と、 深くて広い心と思慮分別があるからこそ後輩に尊敬されると思うのよね。 ただ二・三年早く生まれてきたからって『先輩』じゃねーと思うのよ。
・・・どーしてこんな文章かっていうとねぇ、 ムカツクのよ!あのスットコドッコイ(死語)! 『どうして俺のいう事きかねぇんだ?』 ですって?ふざっけんじゃねーわよぉ! 『素直に自分がやったって認めろよ』 だぁ!?やっても居ないミスをなんでアタシ達が認める義務がある訳?
だいたい、そんな事いってるよーな人間を、アタシは年上として見られないわ! 相当に甘ったるいトコで育ってきたんでしょうね。羨ましいわよ。 あー、今週も支店だわ・・・。 またそのスットコドッコイと同じ職場よ。 缶太が壊れなきゃいいんだけどねぇー・・・。 人間として最低な人間の言う事に服従しなきゃいけないなんて、 誰でも壊れちまいそうだけどね。 一発殴って辞めちゃおうかしらー♪
2001年05月12日(土) |
沢山の人・幸せと不幸せ 缶太 |
ここの所、いろんな事があった。 あり過ぎて、心を整理しきれない感じ。
久しぶりに、売りをしてた時の仲間と会った。
一番仲の良かった子が、工場に勤めるようになっていた。 そこで、指を切断したそうだ。 笑って、『意外と痛くないんだね』って言ってたのが、痛かった。 泣きたいくらいなのに、彼の笑顔を見てたら、泣けなかった。 彼はまた詐欺に遭っていた。 優しい事はデメリットなの?
その子が保護してた、対人恐怖症になりかけてた子は、 同居人の一人にはめられて、帰りたくも無い実家に自分から帰っていった。 『これ以上あいつに迷惑かけられないから』 そして実家で親に勘当されたらしい。 それでも彼は水商売をして、頑張っていた。 奇しくも、俺と同じ日に働き出していた。 誰も憎まずに、その状況を生き抜いていた。
彼らの強さが、その数倍の弱さに裏打ちされたものだって事を、知ってる。 まだミノルがいた頃、俺達は彼らの弱さを見てる。 誰も信じられなくて、感情を押し殺して、壊れる寸前の彼らを。
俺は強くなれるかな? 壊れずに、弱さを認め、強く生きていけるかな? ヒトらしさを残したまま、機械じゃない『俺(達)』になれるかな?
最近、虐待のニュースが多い。 見たくなくても、仕事場でつけっぱなしのテレビが情報を垂れ流しにする。 聞きたくなくたって、耳に入ってくる。 頭が痛くなる。心臓の鼓動が早くなる。そして破壊衝動。 ネガティブな人格が出てきそうになる。 虐待の記憶は心に傷跡を残す。 そして、同じ事を繰り返させようとリフレインする。 そんな声に負けていいはずがない。なのに。
やっぱり、現実って言う表の世界は、理屈や知識だけじゃ少しも理解できない。 ミノルと一緒に見てた世界とはまた違うね。 自分の目で見る事がこんなにもリアルを伝える事だとは考えなかった。 俺が、俺の目でこの世界を見るようになって数ヶ月。 リアルな現実に振り回されて、目が回っているみたいだよ?
2001年05月07日(月) |
週刊化かしら。 咲乱 |
忙しかったみたいねー、ゴールデンウィーク。 虚木が何回か出そうになってたみたいだし。 支店の雰囲気に缶太じゃ合わないのよねぇ。 そうすると七月に決定されるとき、どっちになるかでまた何かありそうね。
そうそう、ちょーカワイイ子が、ウチにきたのよっ! しかも、シャンプーしちゃったぁ(はぁと)。 んもう、犯しちゃいたいくらい(おいおい)♪ 思わずよだれが出ちゃったわ…うふ(…重症だわ)。 また来ないかなー。アタシの出れるときに(二度と出すかぁー!)。
それよか、手荒れ、凄いのよねぇ…。 もー、手を一度石化させて七階位から叩きつけたんじゃないかってくらい、 酷いのよねー。 大丈夫かしら?
最近は五月病か何か知らないけど、 午前中に虚木なんかのネガの人格強くなるのよね。 うまくしないと、缶太まで壊れちゃいそうね…。
こんなに忙しいんじゃぁー!
…つーわけで、うちの店、GWだってのに繁盛してるよ。 みんな暇だな、…休ませて(禁句)。
仕事は結構やらせて貰えるようになった。 やっぱ、本店の雰囲気は好き。凄く働きやすい。 人格交代もあんまりしないしねー(特に虚木・翡翠)。 今日は休みだから、人間観察に渋谷・原宿を回った。 優しいヒト。 優しい仮面を被ったヒト。 冷たいヒト。 罵るヒト。 無表情なモノ。 オブジェクト。
わかんないね、人間って。 ミノルやミーシャは、人間になりたいっていってた。 どんな人間になりたかったの? 確かに、ミノルやミーシャは機械のような行動が出来るけど。 人間って、なんなのさ?
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