ハロウィーン通信

[ 飛び回る影に魅せられて。 ]  2009年10月31日(土)





ハロウィーンの午後は、

いつもと変わらぬ顔で

仕事をしていても、

どこかでホウキを飛ばしたい、

そんな思いに駆られる魔女たちです。


ホウキといえば、

あれはなんでしょう。

刈り取りの終わった田んぼに、

いっぱい立っている群れは。





わらを束ねただけなのに、

どうしてこうも

ハロっているのか。。

そこに魔女さえいれば、

動き出しそうなホウキに見えます。




それでは、お祭りの甘いお菓子をどうぞ。

(これはK's CAFEでのいただきもの)

今年もハロウィーン通信を楽しんでくださって、

ありがとうございました。

消えない感謝をこめて。


 三魔女より

[ 『モンスター・マッドネス』 ]  2009年10月30日(金)



思わず歓声があがる仕掛け、

ハロウィーンの洋書絵本をどうぞ。

タイトルは『モンスター・マッドネス』。

なんとなく注文したんですが、届いた絵本が

やけにぶあついなあと思ったんです。



表紙は立体的になっていて、

一部に透明シートがかかり、その中には魔女やゴーストが見えます。

これは、何か仕掛けがあるはず。。

と思って、しばし考え。

右上の、PRESS HERE を

押したところが。

♪イーッヒヒヒーッヒ、

オーッホホホーッホー、

ハーッッハハハーハァ〜♪



魔女の笑い声とともに、

表紙の中の円盤がまわるまわる、

そして赤く光る光る、

コウモリの目も、

かぼちゃランタンも。



絵本を開くと、恐怖の館に集まった

魔女やドラキュラ、ガイコツたちが

パーティーの準備をしています。

そして期待のエンディングは、夜の庭で

コワ楽しいハロウィーン・パーティー。

最後だけはポップアップになってます。

こんなに楽しいハロウィーンの仕掛け絵本は初めて。

それにしても、この一つ目小僧、日本っぽい(笑)

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MONSTER MADNESS

Illustrated by Brenda Sexton
Silver Dolphin Books 2008
$12.95 U.S.(参考プライス)

[ 魔の山から ]  2009年10月29日(木)



いつとは言わず

誰とも知らず

不思議なものを見るという

山があります。

ハロウィーンの近づくころに

その山で拾ってきた

もぬけのカラのドングリ帽子から



白い煙のようなものが

何かを叫びながら

いずこへともなく

漂ってゆきました。

不思議なことです。

あれは

魔の山へ

帰っていったのでしょうか?

[ 魔女のおもてなし ]  2009年10月28日(水)



おや、どこへ行っていたのです?

もうそろそろ遠来のお客人たちが

お見えですよ。

手料理の仕上げをしていた?

「あの場所」の炭火でコトコト?

煮込み料理ですか。

お客人たちは食通ぞろいですから

あまり一般的な家庭料理は

好まないのですがね…



[ 『イギリス魔界紀行』 ]  2009年10月27日(火)



薬草魔女ナルシアおすすめ、

荒俣宏のミステリアスなイギリスガイドです。

つまりそれは…

「魔術や妖精や幽霊に会うにはどうしたらいいのか、
本書がくわしくお答えいたします。」
(『イギリス魔界紀行』プロローグより引用)

きわめてハロウィーン的、

とも言い換えられます。

本書によると、イギリスのサマセットには、

10月下旬の夜、

「パンキー・ナイト」という名の、

子どもたちが面白いランタンを持って

町を歩き回る行事があるのだそうです。

これはハロウィーンの原型的なものだとか。


また、ボブキャッスルの魔女博物館には、

魔女が使っていた魔除けのガラス玉を

たくさん、木の枝にぶらさげて展示しています。

悪魔は光り輝くものに弱いので、

その邪悪な光を反射して防御するというもの。

これは魔女のボール(ウィッチ・ボール)と呼ばれ、

こうして木に飾ったことから、

クリスマスツリーの原型とされているのだと。

本書は、魔女そのものを知るのにも役立ちます。

他にもイギリスから大陸にも続く太陽の道、レイラインや

ミステリーサークル、

ストーンヘンジの謎など

手もとに置いておきたい神秘的な知識の宝庫です。



ここはハロウィーンの夜、

魔女と仲間たちが集う屋敷。



ほら、もうすぐ夜明けの

冴え渡る…


−−−−−−−−−−
『イギリス魔界紀行』−妖精と魔女の故郷へ−
(荒俣宏の裏・世界遺産2)
著者/荒俣 宏 角川文庫2009

[ 薄闇からの影。 ]  2009年10月25日(日)

魔法のちからを

試してみよう

薄闇の世界から

かそけき魂を呼び寄せる

ハロウィーンの魔法

そうら。



囚われたのは

影の生きもの

叫び声は

聞こえない

夜明けまでの

お楽しみ。

[ Bat, I love you. ]  2009年10月24日(土)

ハロウィーンの絵本では

ないけれど、




そこはかとない

ハロウィーンな雰囲気が

かわいくて、

ページをめくる

指先が

むずむずするような絵本。

くまの「コーちゃん」こと

「コールテンくん」(コーデュロイくん)の著者、

ドン・フリーマンの描いた

劇場暮らしのコウモリ、ハティーが

なんともかんとも

愛らしい。

絵本そのものも、

愛らしいサイズ。


洋書/
Hattie, the Backstage Bat (Picture Puffins)
著者 Don Freeman 1988

[ かぼちゃの夢 ]  2009年10月23日(金)

甘く冷たい

かぼちゃのプディング



ハロってる

コンビニの棚から



やってきました

夢見るような

秋色スウィーツ



窓辺のかぼちゃは

畑の夢を見ています

こわ〜い案山子が

立ってる畑の…

[ ママかもしれない。 ]  2009年10月22日(木)



リボンの下から

そろりとのぞく

その目つき、



お祝いごとには

場ちがいな



青い顔に赤い髪、

いったいどこから何しに来たのやら…

その正体は



ハロウィーンの国の

「お袋」さんでした。

[ コワ・スウィーツ ]  2009年10月21日(水)


絵本の展覧会場づくりを

お手伝いに行ったら、

こんなおやつが登場しました。



内側に甘いチョコレートを秘めた

コワ顔の魔女が、

「食べてみるかい?」と

ささやくのですが。

「やっぱり、ハロウィーンまで

飾っておいてあげましょう」

ということで、多分まだ元気です。

[ さむけ ]  2009年10月20日(火)



なぜだろう

さむけがするんだ

ぼくらの



いるところは

みんなそろってて

楽しいはずなのに



あかい目が

ゆめのなかで

ささやくんだ



あの

おいしいにおいは

なんだろうって



ぼくらの…

ハロウィーン・ナイトメア

[ ハロ・エッグ ]  2009年10月19日(月)



イースターじゃないけれど、

オレンジ色のハロ・エッグひとつ、

裏の茂みにあったとか。



次の日の逢魔が時、

卵を割ろうとしたら



出てきた出てきた、

黒猫ぞろぞろ。



そして夜明け前

いちばん暗いその時刻、

卵の殻に

くっついてた、

影のうす〜い

ゴーストぞろぞろ。

[ ハロコーン ]  2009年10月17日(土)

かぼちゃとコウモリ、

わざわざハロの型を作っています。

伝統に従って「地獄の火で」焼いた

かどうかは知りませんが(笑)

ハロ仕様のコーンスナック。



楽しいので、つい

コンビニの棚へ手をのばします。



こちらは裏面。

実際のお菓子よりも

袋の絵がきれいなので、

記念に。

コーンポタージュっぽい味でした。

[ 回れよ、クルクル ]  2009年10月16日(金)



指先で世界を

回してみよう

メランコリィな

パッションが



クルクル

クルリラ

去りゆく影



おぼえている?

かぼちゃの馬車に乗った

夜のことを



忘れないで

クルクル

大人になる

まえの物語を

[ ハロの星くず。 ]  2009年10月15日(木)




まるでハロ通が

シールになったような

親近感。

(おや、この書き出しは既視感?)



105円で

50枚も入ってます。



愛らしくもグリッターな

ハロキャラたちが

黒猫ちゃんの

口のなかに、

入ってるんです!

[ ハロのかたまり。 ]  2009年10月14日(水)

まるでハロ通が

お菓子になったような

親近感。



「準チョコレート」って

ところが、

ハロ通的で泣かせます。



そうか、ハロの魔法で

「かたまる」んだ。。

ご安心ください、

しっかりかたまって

甘く、しゃりっとして

おいしかったです。

(それってリンゴみたい)

[ ロールロール。 ]  2009年10月12日(月)



スーパーマーケットに

こんなのがあると、

つい浮かれて買ってきます。

1コ売りで70円。




トイレットロールそのものは

パステル系のオレンジ色で

柄や香りは入っていません。

なので、

これはハロウィーンの飾り付けや

お菓子の敷き紙にも…

使っちゃまずいですか(笑)

[ この町のホーンテッドツアー。 ]  2009年10月11日(日)



もちろん計画はありません。

ロンドンなみに、いろいろネタはあるけれど。

旧藩の時代へタイムスリップしてみましょう。




暗殺された藩の要人。

結社のリーダーが入っていた牢の場所、

憤死した和尚の寺、

刺客の墓、

お家断絶となった一族の墓所。

船の上で首をはねられた子どもを祀った社、

水辺の妖怪、

数百人がだまし討ちに遭った海辺。

主人のために戦った数百人の墓地。


もう夜中になりました。

ずいぶん歩きましたね。

おや、ツアーのみなさん、

確か13人いらっしゃったのに

1人足りませんよ。


そういえば、

お月様に打ち込んだ爆弾は

どうなったんでしょうね。

今宵の月もまた、

なにごともなかったかのように。。

いや、どこか目に痛いのですが。

[ ゴーストの微笑み ]  2009年10月09日(金)



おもえば、このゴーストたちから

はじまった、今年の

ハロウィーン・シーズン。



文房具の通販で

魔女のひとりが

見つけてきました。

消しごむのゴーストです。

足のあるべきところに

穴があいているので、

エンピツの、尖ってないほうに

差し込んで使えます。

もちろん、

ただニヤニヤしながら

ながめるだけでも

気分上々。

群れでごそっと買いたかったけど、

2体にしました。

あとは魔法で増やします。

[ 3にんFOOL ]  2009年10月08日(木)



ある夜に。

3にんFOOLが

森のなか。

より集まって、

ゴニョゴニョと

知らずに続けておったとさ。



よからぬたくらみ、

うそばなし。

けいりゃくこうりゃく、

はかりごと。

なにを知らずに?

ランタンの灯を

消されたら、

魔物のとりこになるってね

13時の魔・・・


ぴぇぇぇぇぇーっ



あっというまに、そら消えた!

[ なごみのハロ。 ]  2009年10月07日(水)



これ、もともとの型は和のおみやげ系

飾りもの雑貨だと推測。



コウモリやゴーストの顔も

西洋テイストじゃなく、

なごむ感じです。

パーツの種類や色がたくさんあって、

選ぶのに苦労するほど。

水引っぽいラインの使い方、

右半分のポイントになっている花は

秋の花をオレンジにアレンジしたもの?

100円ショップで入手。

なごめるのは大事ですね。

置いてあると、

カボチャがくるくるくるくる回って

コウモリがチラチラ揺れます。

ハロウィーンにもなごみは必要(笑)

[ ハロルヤ! ]  2009年10月05日(月)


どうも今年は奇妙なノリのハロ通です。

コンビニのハロ菓子のなかで

かわいいテイストを

セレクトしてみました。



ただ単にハロの要素を入れてるんじゃなく、

遊びごころを理解してくれている。



こちらは裏面のクイズ。

そういう遊びごころが

しかもかわいく入っていると、

買わずにいられません。

ちなみにこのトッポ、

棒のなかのチョコが少し溶け出て

指にべたべたくっつきました。

それは私の保管がよくないんですが

いたずら好きなお菓子でしたよ。

[ ハロってるパスタ団 ]  2009年10月04日(日)



無印良品の

異形パスタ、

ハロウィーン・バージョン。

写真では暖色系ですが、

実際はシックなカラーで

カボチャ、魔女、クモたちの一団を

細やかに表現しています。

とりわけ、



蜘蛛の造形が

コワ・リアル。

[ かじってごらん、ハロの夢 ]  2009年10月03日(土)



なかなか凝ったお菓子です。

お値段もいいですが、買わずに

いられないデザイン。

コウモリはパタパタしそうだし、



ゴーストはゆらゆらと、



お腹の足しには

はい、カボチャ!



中にレーズンが入った、紅茶味の焼き菓子です。

[ 琥珀色の部屋で。 ]  2009年10月02日(金)



コンコンコンと扉を開けて



そうっとすべり込む

心地よく



秘密めいたこの場所

オレンジ色のあかりに

てらされて



仲間たちが待っている

ここは



カボチャ大王のいる

トイレット!

[ 目覚めよ、クルクル ]  2009年10月01日(木)



年月の埃をかぶったカーテンは

ほら、崩れ去った

伸びてゆく孤独の影の

ずうっと先に

そこはかとない

星のため息が

そっと差すところ




目覚めよ、クルクル

夜のはざまに

呼びかけよう



ハロウィーンへの秒読みが

石の後ろで始まった

歌を合わせて

呼びかけよう



クルクル、

呼ばれもしないのに

勝手知ったる

ハロウィーンの浮かれバイオリン、

踊り出す

笑い出す、

この不思議な十月よ。



ところで。

クルクルって、なに(笑)

なにはともあれ。

皆さん今年も楽しみましょう、

ハロウィーンの一ヶ月を。


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