Christmas Seed
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2003年12月31日(水) ニューイヤー・イヴ。

2003年、ニューイヤー・イヴ。

いろんなことがあったけれど、
ひつじの年に、ありがとう。
新しい年と、バトンタッチ。



新しい年が、わたしたちにどんな変化を
もたらすとしても、
いまは、瞬く希望を胸にもって
一歩をふみだせる気がします。

新年の魔法が、ウィンクしているから。
それは、ありとあらゆるひとにもたらされる、
世界からの贈りもの。

空に星はまたたいていますか?
新年の贈りものが、
どんなにかすかでも、
たとえ見えなくても、
わたしたちには感じられます。
たとえ、見えなくても、
そこにあることを願うならば。



A HAPPY NEW YEAR !

『家なき子と家なき大人』、
そして家なき猫たちに、
あたたかな家がもたらされますように。


from クリスマス通信@お天気猫や


2003年12月30日(火) 「The 12Days of Christmas」

このPop-Up絵本は、
"On the first day of Cristmas"から
"On the twelfth day of Cristmas"までの
恋人からの贈り物が美しい切り絵で綴られています。



「クリスマスの12日」は、
(私は知りませんでしたが)
古くからある有名なクリスマスソングで、
もとは、キリスト教(英国教会)の若い信者たちが教義を学ぶために、
イギリスで書かれた歌(教義問答歌)のようです。

ロバート・サブダは、その詩にあわせて、
まるで魔術か神業かのように、
真っ白な紙できっぱりと美しい世界を創り出しています。
一日目は「ヤマウズラ」
二日目は「二羽のキジバト」
三日目は「三羽の雌鳥」



十二日目は…
と、それぞれの贈り物がPop Upします。
特に七日目の「七羽の白鳥」のすばらしいこと。
スノーボールのデザインで、本物のように雪までちらつきます。


<七日目の贈り物>

どのページもロバート・サブダの造形の見事さに
ただただ見とれるばかりですが、
この歌にはそれぞれ、キリスト教の意味するところがあるそうです。
贈り主である「恋人(My true love)」はもちろん「神」であり、
贈り物を受ける「私」は「洗礼を受けた信者」
贈り物の数々は、たとえば、
「二羽のキジバト」が意味しているのは
「旧約・新約聖書」であるとか、
どの贈り物もいろいろと深い意味があるようです。
興味のある方はこちら。
「Catholic Information Network (CIN) 」(英語サイト)
 ORIGIN OF "THE TWELVE DAYS OF CHRISTMAS"
 http://www.cin.org/twelvday.html

そうそう。
クリスマスソングですから、曲もあります。
目だけではなく、耳でも楽しみたい方は、
こちらにどうぞ。
「Songs of the Season」(英語サイト)
 The Twelve Days of Christmas
 http://www.night.net/christmas/12-days-txt.html

ところで、魔術師ロバート・サブダの本ですが、
日本語訳が出ているものもあります。
「ナイト・ビフォー・クリスマス」や「クリスマス・アルファベット」です。
この「クリスマスの12日」も大日本絵画から
日本語版が出ているのですが、在庫切れのようです。(シィアル)

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「The 12Days of Christmas」
A POP-UP CELEBRATION by Robert Sabuda
出版社: Simon & Schuster


2003年12月29日(月) クリスマス、ありがとう。

さてさて、今年の「クリスマス通信」も、
ささやかな毎日の更新を終えることができました。

それもこれも、
日々ここに集い、私たちの小さな話題を
ともに楽しんでくださった皆さまのおかげ。
クリスマスの喜びをご一緒できたこと、
猫や魔女一同、感謝しています。

今年は日々の文章と写真が編集の都合で時間差に
なることが多かったです。
一度アップしたページも、
後で写真が追加されていることがありますので、
再訪していただければ嬉しいです。

それでは、来年またお会いしましょう。
これから少しずつ太陽が勢力を盛り返し、
やがて徐々に月の力が強まってゆき、
この場所で再会できる日を、
楽しみにしています。

でも、大晦日にプチ更新があるらしいので、
お時間のある方は、ちょこっとのぞいてみて
くださいね。
(マーズ・ナルシア・シィアル)


2003年12月28日(日) クリスマスのおまけ☆チーズ

ちょっと前、外国の食材をたくさん置いている
モールのスーパーマーケットで、
天使の絵が青と白を基調にパッケージされた、
クリスマスシーズンにぴったりなチーズを
手にとりました。
だ円形の箱もお菓子のようで、楽しさがあります。



いわゆるチーズ通ではないから、この量で1個300円近くとなると
ちょっと二の足を踏んでしまうけれど、
天使の絵にひかれてレジへ。

食べてみると、カマンベールの臭みを抜いたような、
すっきりした白チーズでした。
枯れた風味は、お酒によく合いそうです。
ワイン通だったら、良かったのに。

そのときにシィアルと話したことですが、
なんだかときどき、急に
「チーズ!チーズ!チーズ!」っていうほど、
無性にチーズが食べたくなることがあるよね、と。

私はまだ、スーパーで青カビチーズを買うほどには
チーズなれしていません。
たまにカマンベールやスモークチーズを買うぐらいで、
モッツァレラも料理で必要になったときしか使わない。
ふだんはクリームチーズよりもチーズ鱈を選ぶタイプ(?)。

そんなわけなので、
食べやすいおすすめチーズがあれば、教えてくださいね。
手ごろにどこでも手に入るメーカーのもの。
いつか、チーズ通になりたいという野望も
あったりします。
(マーズ)


2003年12月27日(土) 「小さな吹雪の国の冒険」

12月はじめに「今日の本」で紹介した「羊飼いとその恋人」他、
13人の英国クラシック作家達による、珠玉短編集。

クリスマスの時期になると、
つい手にとってしまうガラスの球。
逆さにして振っただけで、
スノーボールのなかにある(かもしれない)世界へ、
もしも入り込んでしまったら?
これは、そんなアクシデントが起こってしまった
ある男の物語。



このミント風味のファンタジーを読みながら、
ついついキャスティングしてしまった。
その直前に観ていたNHKの海外ドラマ「ザ・ホワイトハウス2」の配役で。

以下、まったくの主観なので、ドラマを観てない方、
意見のくいちがう方も多々おられると思うものの、ご了承を。
登場するのは、ある種象徴的な人物ばかり。
自分の身の回りの人達に置き換えてみても面白いと思う。
「ザ・ホワイトハウス」のシリーズではありえないが、
主人公たちが全く別の世界を舞台にサービス篇で
コスプレ劇をやるとしたら、これをお願いしたい。

主人公の中年独身弁護士は、ジョシュ・ライマン次席補佐官。
私のお気に入りだからというだけではない。
唐突にメルヘンチックな異世界に迷い込んでも、
腕力は頼らず、武器は言葉。ちょっと困った当惑気味の顔で、
きっと薄笑いを浮かべながら、インテリっぽい科白を応酬するあたり、
ジョシュのイメージがはまってしまった。

そうすると、お姫様は、ジョシュの秘書ドナちゃん。
(お姫様の設定は18歳くらいですが)
悪い魔法使いにとらわれて、城に閉じ込められ、望まぬ結婚を強いられる。
という究極の窮地に立っている美女。髪型も肩のあたりまでだし、
けっこう言うことはちゃんと言うし、ドナちゃん似合いそう。

主人公を招き入れるお城の執事は、
レオ・マクギャリー補佐官。
世話役で苦労するのは同じかも。

さて、お姫様を竜に見晴らせている、
強くて悪賢い魔法使いは、もちろん(?)、
トビー・ジーグラー広報部長で。部長が悪賢いわけでは全然ありませんが、
コスプレすれば、風貌はぴったり行けそうだ。

さて、バートレット大統領は・・・、

ああ。

ガラス球のスノーボールを売っていた、
おもちゃ屋の店員さんだ。
まあ、スノーボールが白い世界だから、
ホワイトハウスというわけじゃあないけれど。
短いけれども科白は意味深長で、渋さがにじみ出そう。
(お話の店員はたぶん、若者だと思うが)

そしてホワイトハウスの矢面に立つ鉄の報道官CJ・クレッグは──、
まさか竜ではありますまい。
(マーズ)

※サム・シーボーンの役がありませんでした。


「小さな吹雪の国の冒険」(短編集「小さな吹雪の国の冒険」に収録)
著者:F・アンスティー / 訳:西崎憲 / 出版社:筑摩書房1999


2003年12月26日(金) 「クリスマスのまえのばん」

ターシャのクリスマス絵本、とっておき。
日本では1980年に出版され、ターシャが全面的に描き直して
1999年に改訂版が出ています。
本書はさらにその後、翻訳などを一部改訂したものです。



原題は「The Night Before Christmas」、このタイトルは
猫やのハロウィーンでおなじみのティム・バートン作パペットアニメ、
「The Nightmare Before Christmas」(ナイトメア・ビフォア・クリスマス)の
ネタ元ともなっています。

文章(詩)を書いたクレメント・ムアは、アメリカでは
この本の作者として知られる、聖書学の教授だそう。

雪にうずもれた農場へ、
サンタクロースがやってきて、去ってゆくお話。
部屋のなかには、猫や犬やネズミやフクロウが
いっぱいいて、なんともにぎやか。
暖炉はあたたかく、
すみっこは暗く、
動物たちはうれしそう。
地下のネズミにいたるまで。


<寄り添って眠る猫のいる幸せ>

ターシャの描くサンタさんは、小柄な小人のおじいさん。
だから、エントツの穴もらくらく通れるし、
8頭のトナカイたちも、軽々と屋根の上に
ソリを引き上げられるのでしょう。

トナカイの名前は、
ダッシャー、
ダンサー、
プランサー、
ビクスン、
コメット、
キューピッド、
ダンダー、
そしてブリッツェン。

農場の犬たちは、ウェルシュ・コーギー種のようで、
3匹のコーギーと5匹の猫がサンタさんに
すり寄って甘える場面が特に素敵。

表紙の見返しは犬が、
裏表紙の見返しでは猫が、
楽器を奏でています。

『あざみの綿毛が飛ぶように』夜空を遠ざかる
サンタクロースのソリ。
月光をあびて、クリスマスの空気を
贈りものとともに残してゆきます。
(マーズ)


「クリスマスのまえのばん」 著者:クレメント・クラーク・ムア /
絵:ターシャ・テューダー / 訳:中村妙子 / 出版社:偕成社2001(改訂版)


2003年12月25日(木) プチブラのXmasプレゼント。

クリスマスイブはおだやかなお天気でした。
夕暮れは一片の雲もなく、視界360度のクリアーな日没。
マンダリンオレンジよりも赤く色づいた夕陽が、
西へと落ちてゆくのを見ました。


さて、以前こちらで書いたのですが、
私(マーズ)は、ついにプチ・ブライスを手に入れた
のです。
そう、自分へのクリスマスプレゼントとして。
お店には4種類くらいのプチブラがいて、
正直、ちょっと迷いました。
でも、私らしい選択ということになるのですが、
「ミッドナイトアワー」を選びました。



そして、すぐ近くの棚にあった、リカちゃん用の
ふわふわしたピンクのソファーも、一気に入手。
思ったとおり、ジャストサイズでした。
プチブラは腰と膝が曲るタイプなので、
腰掛けさせると、えらくご満悦(私が)。

背景のお部屋は、ブックタイプで、このインテリアと
ソファーがまた、あつらえたかのようにピッタリ。

手前に置いているバスタブは、
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のガシャポンで
手に入れたもの。これも同類。
プチブラのふろくについていた、うさぎのぬいぐるみ(半立体)が
中に入ってるところです。



アップにすると、こんな感じ。
写真ではわかりにくいけど、色白でアフロヘアー、
ブルーアイ、ピンクルージュ。
横になると目を閉じるのが、とてもキュート。
まさに、ゴッデンの「ポケット人形」であり、
「ゆうえんちのわたあめちゃん」ではありませんか!

このブライスは、ちょっとブライスの本流からはずれてる
ような気がするのも、まあ、私のブライスらしいかなと。
こうなると、着ぐるみタイプも欲しいなぁ。

今日考えていたのですが、
大きいブラウスにあって、小さなブライスにないもの、
それは『イリュージョン』なのかも。
(マーズ)


2003年12月24日(水) ChristmasのBlythe ☆

今年のちょっとした変化は、子供の頃のリカちゃん以来、
久々に「お人形持ち」になったことです。
お人形の名は、「ブライス」
可愛いのか不気味なのかよくわからない、
不思議な魅力で、ファンを増やしています。

「ブライス」は、定期的にタカラから新作が発売されています。
10月には、「ハロウィーンこそ、ブライスに最も似合う季節」と、
「ハロウィーン通信」で豪語しましたが、
世間一般的には、クリスマス・シーズンこそ、
ブライスの季節のようです。
ここしばらく、ブライスの発売ラッシュで、
クリスマスのよく似合うブライスが発売されています。


<昨年のXmasは、ルージュノワールでした。>

「花いちもんめ」ではないですが、「あの子が欲しい♪」を繰り返し、
「この子で打ち止め」と思いつつも、世のブライス・ファンと同じように、
着々と、飾り棚の上のブライスは増えていっています。


<いちばん最近やってきた、スケートデート>

ブライスの世界に足を踏み込んで分かったのですが、
ドールを特集した雑誌もいろいろあって、
思った以上に、Deepなお人形の世界がこの世にはあるのです!
しかし、まだ、多分、紙一重くらいのところで、
Deepな淵には、踏み込んでいないので、
ブライスのアウトフィット(洋服)を買いに行くのも恥ずかしいし、
季節に合わせて(!)の人形の衣替えも、ちょと面倒くさいのですが。

それでも、ブライスを飾った棚の上は、
私のささやかな癒しの空間でもあり、
今は、クリスマスの喜びの空間。
小さなツリーと、クリスマスのパーティドレスのブライス。


<私の記念すべきFirst Blythe・ティーフォートゥー>

「いい大人のくせに」と思う良識と、
「好きだからいいじゃない、誰にも迷惑をかけてないし」と、
開き直りつつもついつい出てくる言い訳の狭間で揺れている、
そこらへんがまだまだ、お人形初心者なのです。(シィアル)


<Merry Christmas * 2003>

※ブライスのオリジナル人形は、1972年に1年間だけアメリカで製造されました。当時、子供たちには不評だったそうです。(もちろん現在でも、ファン層は大人です。)日本では、2000年のパルコのクリスマスキャンペーンで人気を博し、2001年から、タカラより新作が発売されるようになりました。


2003年12月23日(火) りんごの砂糖づけ

テレビでやっていた、プリンスエドワード島風
「りんごの砂糖づけ」にトライすること
この秋冬、3回目。
私にしてはかなり、めずらしい。

材料の分量も、かなり適当(テレビでは分量がなかった)です。
味を見ながら砂糖を足したりしてるので、ほんとうに
いいかげんなやり方で作ってます。
ただ、クラブアップルがわりの姫りんごを使った今回のよりも、
大きくて色の明るいリンゴを使ったときのほうが
仕上がりの色といい、風味といい、
やさしい感じでした。
本来は食べられないリンゴの芯を抜いておくのですが、
撮影用に残しました。

ブラウンシュガーとリンゴ酢と水を煮詰めて、
まずシロップをつくります。
シナモン、オールスパイス、クローブ、レモン少々を加えて。
後はできあがったシロップに
リンゴを入れて、弱火で破れないよう、
10分くらい煮るだけ。
大きなリンゴは、くし型にスライスして煮ます。

向こうでは冬の常温保存食だそうですが、
南国ではやはり冷蔵庫行きですね。

でも、ふんいきは味わわせてもらっています。
午後のお茶に、こういう手づくりの素朴な
デザートを食糧室から出してきて、いただく。
焼きたてのケーキもあるだろうけど、こういう常備食が
あるというのは、心強いことでしょう。
いつか、りんごの砂糖づけの瓶詰めがダーッと
並んだ貯蔵棚を持ってみたいです、なんてね。
いろんな種類のりんごを漬けて、
風味を楽しむのもいいですよね。



さて、今日のお茶は、ガラスのポットでマサラティー。
ミルクをたっぷり使い、チャイ仕立てにしたお茶は、
スフレによく合いました。
このりんご漬けも、シナモンやクローブが入ってるので、
味的には親類みたいなものかもしれませんね。
一気に気分はヒマラヤン。



あと、食べるのはちょっと二の足を踏んでしまったお菓子。
この冬あちこちで見かけた、スノーマン姿のマシュマロ、
そして、どぎつい色の綿菓子です。
パッケージの写真では色ごとに分かれて丸くなってますが、
中身はすべてが一体にとけた塊でした。甘い甘い(笑)
スノーマンは、つぶれていろんな顔つきに変化してて
笑えました。こちらもパッケージの絵がカワイイ。




そうそう、キャラメルコーンの冬バージョンも、
なんだかクリスマスごころいっぱいです。
(マ)


2003年12月22日(月) ホット・スフレ体験篇

お店で食べる、あのふわふわ&クリーミーなあったかい
デザートを、自分の手でもつくれるよ、という
ナルシアのすすめで、この日のお茶会のメインデザートは、
このホット・スフレとなりました。

なにしろ、いくらレシピを読んでも
ケーキの類はシィアルの助手で何度か手伝った程度。
手順が実感としてのみこめてないから、目隠しをして
歩いているようなものです。

粉を量るにも、
まぜるにも、
卵白のメレンゲをつくるにも、
お砂糖を分けるにも
いちいち手間取りながら、
やっとたどりついた最終段階。

あわをつぶさないように、そぅっと、手早く。

さくさくの生地を、ココットに移して、
いざオーブンへ。

その間、カメラ係でもある私は、
ダミーを使って、撮影のリハーサルもしていたので、
よけいにてんやわんや。(いやそんな大げさな撮影じゃ
ないんですけど、先日街のケーキ店でプロに撮って
もらったとき、いかに早くしぼんでしまうかという
ことだけは身にしみていたもので、神経の半分以上は
そっちに行ってました^^)

オーブンの中もときどきのぞきながら。
くるくる回っている型のなかで、
みるみるうちにもりあがってゆくのが感動的です!

これくらいかな?焼き色もう少し?
かなり持ち上がってきたよね、よぉし!
出したら10秒でテイクOKにせねば!

さぁ、出しました!

粉糖を振りました!

リハの位置にセット!

そして、間髪おかずに撮る!



その流れで、ささっとスプーンで穴をあけ、
軽くまぜて、「いただきまーす!」

とろとろのあつあつスフレです、このおいしさ、
まちがいなく、上出来では!?
気のせいか、お店のとおんなじ味だ〜
と、胸をなでおろした瞬間でした。
ナルシアの指導のたまものですね!
(レポート/マーズ)


2003年12月21日(日) ホット・スフレ

クリスマスのテーブルにぴったりの、
ふんわりふくらんだあつあつスフレ、
専門のお店でしかたべられないの?
なんのなんの、調理魔術の中でも最強の魔法、
「熱」と「時間」をマスターすれば
いつでもおうちで簡単にお好みのスフレを焼く事ができますよ。
気軽なティー・パーティーから本格的なディナー・パーティーまで、
焼き立てスフレの登場にテーブルが盛り上がる事まちがいなし。
まずは、オーブンさえあれはどなたでもふわふわに作れる基本のスフレ、
バニラのホットスフレを焼いてみましょう。
泡を作る卵白が多いので、失敗なく膨らむ軽い生地です。
これが上手くいけば、フレンチのコース料理に出て来る前菜や、
リッチなデザートのスフレをふくらませるのだって自由自在。


『バニラのホット・スフレ』

*分量*

直径8センチのココット型4個分

(カスタード用)
  卵黄       2個
  グラニュー糖   20g
  薄力粉      大さじ1
  牛乳       100cc
  バター      10g
  バニラオイル   数滴

(メレンゲ用)
  卵白       3個
  グラニュー糖   10g

(型・仕上げ用)
  バター・グラニュー糖・粉砂糖 適宜


*作り方*

ボールを二つ用意します。
一つでは卵黄を使ったカスタードを作り、
もう一つは卵白を泡立ててメレンゲを作ります。

型の準備
・ココット型の内側全面に指でバターを塗り付けます。
・グラニュー糖をまぶしつけます。

カスタードクリームを作ります。
・ボウルに卵黄に入れ、グラニュー糖20gを加え、
 泡立て器で白っぽくなるまでよく混ぜます。
・更に薄力粉を加えてよく混ぜます。
・牛乳を小鍋に入れ、沸騰させないように温めてボウルの卵黄液に加えて
 混ぜます。
・こし器で漉しながら、小鍋に卵液を戻します。
・ごく弱火か湯せんで温めながら、木べらで底からよく混ぜます。
 鍋底で固まりになりやすいので特に注意。
・クリーム状に固まってきたら火から下し、余熱でバターを溶かし混ぜ、
 バニラオイルを数滴振って最初のボウルに戻します。

メレンゲを作ります。
・卵白を泡立て、グラニュー糖10gを加え、固い固いメレンゲを作ります。

・カスタードのボウルにメレンゲの1/3を入れ、
 泡立て器で均一になるまで混ぜ込みます。
・残りのメレンゲを加え、ゴムべらで切るようにさっくりと混ぜます。



・型に生地を盛り、てっぺんが平らになるように
 パレットナイフなどで余分な生地を取り除きます。
 押さえ付けて泡を消さないように。



・180度に余熱したオーブンで20分〜焼きます。

スフレがむくむくと型の倍近い高さまで膨らみ、
てっぺんに茶色の焼き色がついたらできあがり。
粉砂糖をたっぷりふるい、すぐに皆が待つテーブルへ。



それでは猫やでもホット・スフレを焼いてみましょう。
挑戦するのは、お菓子の粉を計る事もほとんど初めてという
お料理魔術のほうは初心者のマーズ。
さあ、魔法はうまくかけられるでしょうか?お楽しみに!
(ナルシア)


2003年12月20日(土) 復活のガーデン・シクラメン

芝生の縁に植えっぱなしの小球根の芽が伸びて来ました。
これはムスカリ・ラティフォリウム、
こっちはイフェイオン・ユニフロラム。
地面にかがんで見ていると、なぜかとても良い香りがしてきます。
はて、まだ水仙には早いけれど、と見回すと、
そこに咲いていたのは鉢に植えられたガーデン・シクラメン。

ええっ、この花、香りがするの?
びっくりして地面にくっついて匂いをかいでみました。
深紅の花は何も香りがしないけれど、
白いほうはとても清廉な香りがする!
気が付かなかった、小さなガーデン・シクラメンにも
こんなに良い香りのものがあったんですね。

クリスマスの庭にぴったり、と去年の秋に買って
淋しい冬の庭をそっと飾ったガーデン・シクラメン、
これまでの大きな花と違って原種に近く寒さに強いとはいえ、
容赦ない暑さのこの南国でうまく夏越しができるかどうかが
最大の課題でした。
三つは普通のシクラメンと同じ様に夏に掘り上げた球根を乾燥して保存、
三つは塀ぎわで、夏は日陰になる樹の根本に植えたまま、
涼しくなってから水やりを始めました。
さあ、小さなシクラメンはどうなった?

復活しました!
どちらもひとつずつ反応がありませんでしたが、
どちらもふたつずつ緑の葉が出て小さなつぼみがいっぱいつきました。
場所が合えば植えっぱなしでも夏が越せるんですね、嬉しいなあ。



暗い緑の庭にぽっと灯る赤い花、
暗い緑の庭に調和した濃紫の花、
清々しい香りの白い花、
クリスマスの庭に戻って来てくれてありがとう。
(ナルシア)


2003年12月19日(金) クリスマスツリー*コレクション

今年、ユニークなクリスマスツリーを見つけました。
USBから電源を取る「USBクリスマスツリー」
パソコンの上にちょこんと飾れる15センチのミニツリー。
買ってみようと思っているうちに、
すっかり忘れていたので、来年のコレクションに回そうと思っています(笑)

いつの間にか、集めるともなく集めてしまって、
ミニツリーのコレクションができてきました。
コンビニで買ったクリスタルのツリーや100円SHOPのチープなツリー。
輸入物のマスコットがいっぱいついたツリーもあれば、
ペコちゃんのおまけのツリーや、陶器のツリーも。
どれも他愛ないものですが、サイズが小さいせいか、
実際よりも、とても可愛い気がしています。



ツリーの思い出は、小学生の頃のほんもののモミの木のツリー。
赤いプラスティックの鉢に、石を詰めてモミの木を固定し、
白い綿花で雪のように、石を覆って隠しました。
でも、記憶に残っているのは、
クリスマスライトの点滅しているツリーではなくて、
クリスマスの朝の、
寒くて静かな空気の中の色あせたような淋しいツリーの姿です。
なぜだか、もの悲しい思い出の一コマです。

悲しい、というと、ずいぶん古い映画ですが、
「クリスマス・ツリー」(1969) というフランス映画があります。
白血病で余命幾ばくもない少年と家族の物語です。
見たことがあるつもりだったのですが、
私の記憶とはラストが違っていました。
小説の方を読んだことがあるのかもしれません。
…飛行機の窓から見下ろす夜の街のイルミネーションが、
まるでクリスマスツリーのようだった…
というようなシーンが記憶に残っていたのですが。

※「クリスマス・ツリー」(1969)
 goo 映画
 http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD14111/index.html


小さなツリーもたくさん集まってきたので、
そろそろ本格的に、大きなツリーも欲しくなってきました。(シィアル)


2003年12月18日(木) ファンタジーの12月。

スカパーの「日本映画専門チャンネル」で、
クリスマス・イヴ アニメSPとして
宮澤賢治のアニメを連続放映しています。
※宮沢賢治アニメ特集
 2003年12月24日(水)pm3:30〜
「銀河鉄道の夜」(1985年)
「セロ弾きのゴーシュ」(1981年)
「注文の多い料理店」(1994年)
「賢治のトランク」(1995年)
「グスコーブドリの伝記」(1993年)
「雪渡り」(1993年)

先日、書店に「クリスマス」を探しに行って買ってきた
「Cut」の特集は「このファンタジーに泣く」でした。
ロシアのアニメは「チェブラーシカ」だけではないのだと、
「ミトン」の記事を読み、ぜひ見たいなあと、
今からDVDの発売を楽しみにしています。
※ファンタジー特集
・MOOMIN PUPPET ANIMATION
・MITTEN 
・FINDING NIMO 
・NAUSICAA OF THE VALLEY OF WIND
・CZECH ANIMATION 
・THE NIGHTMARE BEFORE CHIRSTMAS
・MARY POPPINS
・INTERSTELLA5555 
・THE WORLD OF ERICH KASTNER

待ちかねていたムーミンのパペットアニメーションのDVD-BOXも、
12月に発売されました。



ずいぶん前に、BS放送やケーブルTVで放映されていたのをぽつ、ぽつと
見ていました。つらいことがあった時期や骨折で入院していた頃に見ていたので、実際の物語以上に、記憶の中のムーミン・パペットにはせつなさを感じています。
※ムーミン パペット・アニメーション DVDスペシャルBOX (3000セット限定)
トーヴェ・ヤンソンさん原作の「ムーミン」をパペット・アニメーション化。(全78話・7枚組DVD-BOX)

きっと、12月には、子供だけでなく、
大人たちの心をも純粋にするクリスマスの魔法があるのですね。



街角にも小さなファンタジーが、そこかしこに。
静かに点滅している庭先のイルミネーションや、
窓ぎわで瞬いているクリスマスツリー。
とっぷりと日が暮れてしまった帰り道、
家々のクリスマスの飾り付けを眺めながら帰るのが目下の楽しみです。
(シィアル)


2003年12月17日(水) クリスマスブックを探して。

先日、「クリスマス」を探して、書店へ。
ポインセチアが飾られたり、
プレゼント付き絵本が並べられたり、
料理・クラフトのコーナーや児童書のコーナーは、とても賑やか。

その中で、ちょっぴり、懐かしい本を見つけました。
「Martha Stewart」のクリスマス増刊号。
8月号で「Martha Stewart」が休刊になり、
残念に思っていたところでした。
クリスマスのお料理や飾り付けのアイデアが満載で、
見ているだけで、わくわくしてきました。
なかでも、気に入っているのが、
スノーグローブの作り方。
逆さまにおいても大丈夫なように、
ギュッと口の締まるガラスの保存瓶があれば、
私にも作れそうなので、試してみようと思っています。
(瓶の中に入れるフィギュアの他に、グリッター(ラメ)や、
グリッターの落ちる速度を調節するためのグリセリンが必要です。)

「ターシャ・テューダーのクリスマス」は、
クリスマスの喜びと、ターシャの質素で豊かな暮らしが垣間見える一冊。
クリスマスの準備をするターシャの写真や
クリスマスや冬の暮らしを描いたターシャの絵本の挿絵など、
ページをめくるのが楽しい本です。
ターシャとターシャの飼っているハトのハンナの茶目っ気あるエピソードが
とても気に入ってしまい、写真集なので結構高い本でしたが、
ついつい買ってしまいました。



私たちにとってクリスマスというのは12月24日がメインで、
その日を楽しむ、言わば「点」なのですが、
欧米社会のクリスマスは、クリスマスまでの準備をする期間、
つまり「流れ」を楽しむのですよね。
また、12月24日で、クリスマスは終わりではなく、
1月6日までを「クリスマスタイド(12/24〜1/6までのクリスマスの期間のこと)」というそうです。

先日の海外ドラマ「ホワイトハウス」では、
クリスマス期のゴージャスで賑やかなホワイトハウスが舞台でした。
マーサも、ターシャも、
ホワイトハウスでメインのツリーを飾り付けたことがあるとか。(シィアル)


・「MARTHA STEWART Christmas −マーサのクリスマスアイディア150」
 sesami臨時増刊号
・「ターシャ・テューダーのクリスマス」
 著者:ハリー・デイヴィス / 訳:相原 真理子 / 出版社:文芸春秋
・ドラマ「ホワイトハウス」
 公式サイト:http://www3.nhk.or.jp/kaigai/wh2/
 出演:マーティン・シーン / ロブ・ロウ / アリソン・ジャニー / ブラッドリー・ウィットフォード


2003年12月16日(火) クリスマスのピロシキ

今回は、マーズにもできる!ピロシキ篇です。

パン種を作ります。
今回は強力粉と薄力粉を2:1で混ぜる軽い生地にしました。

少し水を入れ過ぎたかな?生地がくっつく。

陽に当たっていると暑く感じるくらいですが、
さすがにイースト菌には寒いようなので
ボウルをお湯につけて一次発酵させました。
ガス抜きをして切り分け、ベンチタイム。

お湯の効果は大きいですね!
発酵してるしてる!(パンを焼いたことがない)


具を作ります。具は汁気が出ない様に。
・ひき肉とみじん切りにしたタマネギとキャベツを炒め、
 ゆでて細かく切った春雨を混ぜ、塩胡椒をきかせます。
・オプションにゆで卵のみじん切り。
・レトルトのカレーがあったので一部カレーパンにしてみます。
 資○堂パーラーのカレーは結構さらさらだったので、
 ゆでてつぶしたジャガイモを混ぜてまとめました。

さあ、生地を平らに伸ばして具を包みましょう。

ここが一番面白いですね。
パーティーでは、それぞれ自分のピロシキを包むのも楽しそう。


二次発酵はしないでそのまま揚げます。
油の中でぱっくり割れるものもありますが、
具に汁気がなければ中身は散らばらず、問題なく揚がります。



こんがりと色がついたピロシキ、
皮は意外にさくさくっとしていました。水気の多いタネでも
何とか大丈夫だったようです。ほっ^^
カレー味おいしかったですね。


(ナルシア)
(グレー字:マーズ)


2003年12月15日(月) 「サンタクロースのしろいねこ」

クリスマスと猫、両方好きな方にうれしい新刊絵本。

うちの家にも、しろいねこがいます。
名前は、チットといいます。
うちにきたとき、手のひらにのるくらいの
ちょっとした、
ちいさなちっちゃなちびねこだったから、チットです。

でも、いまでは、サンタさんのねことおんなじくらい、
ふくぶくしい大白猫になってしまいました。

サンタさんのねこは、スノウ。
きれいなものを見ると、どきどきするのです。
そして、サンタさんと一緒にいるのが最高に
ハッピーだと思っているねこです。

そんなスノウが、クリスマスの旅のとちゅう、
サンタさんのそりから落っこちて、
ニューヨークの迷子になってしまいました!
きらきらかがやくイルミネーションいっぱいの、
クリスマスイヴのニューヨークで。

スノウは何を見たでしょう?
世界でいちばんしろくて、世界でいちばんふかい
みどりの眼をしたスノウは。

サンタクロースがねこを飼っている、というお話は
だれいうともなく、一般的になっていますよね。
(犬もいるという説もありますが)
じゃあ、サンタさんのねこって、
どんな子なんだろう?
というそぼくな疑問に、ありえないほど美しく
毛の一本一本まで精密なイラストでこたえてくれる、
夢のような絵本。



そしてあちこちで、
「チットちゃんとおんなじ!」とさけぶ
私のような飼い主が、この絵本におおいかぶさって
いることでしょう。
猫の毛色にかかわりなく。
(あ、もう一匹のチャイコがじいっとみている!)
(マーズ)



「サンタクロースのしろいねこ」文:スー・ステイントン / 絵:アン・モーティマー / 訳:前沢明枝 / 徳間書店2003


2003年12月14日(日) 薔薇の赤い実のリース

春のことです。
玄関脇のラティス一面に、原種に近い小さなつるばらが
深紅の花を咲かせました。
花びらが散った後にはどっさり緑の大きな実がつきました。

四季咲きのバラは花が終わった花殻を摘み取れば
年に何度も花を咲かせるのですが、
今年はこの後の花はあきらめて、クリスマスのために
実を主役にしてみましょう。


冬になりました。
寒くなるにつれて緑の実は赤く色付いてきます。



オールドローズは赤い実がたくさんつきます。
野バラの赤い実は、ハーブティーでお馴染みの『ローズヒップ』。
酸味と、微かにコショウの様な刺激のある野薔薇の実のお茶は、
ビタミンCが豊富で冬の肌と風邪に最適。

ローズヒップのついたつるを丸めて枝ごとリースにしてみます。
細かく鋭い棘のある、いばらの赤い冠。(ナルシア)


2003年12月13日(土) 赤・白・緑の、ミネストローネ。

お茶のおやつにひびかないように、お昼は軽いスープです。
材料といっても冷蔵庫のありあわせなのですが、
今日はクリスマスバージョンなので赤、緑、
それに白い野菜だけを使いました。

ニンジン、ダイコン、ジャガイモ、カリフラワーの茎、ブロッコリーの茎。
薄切りにして、大きな部分はクッキー型で星形に抜いて、
残りは色紙に切ります。



ニンニク、タマネギ、キャベツ、トマト、サヤインゲン。
トマトは生を使ったので、酸味が効いてさっぱりしています。
缶詰めの水煮トマトを使うとマイルドで濃厚な感じになります。
野菜をオリーブオイルで炒めて、ベーコンもちょっぴり。
煮込み用に庭のタイム、仕上げは日溜まりに残るバジル。 

パスタも少しいれました。
リボンの形のファルファッレ。
最初から野菜といっしょに入れてゆでるとパスタのとろみが出ますが、
今日は色を綺麗に仕上げたいので八分方までは別ゆでにして、
仕上げにスープに入れて少し煮ます。



付け合わせは全粒粉の素朴なパンと、
スライスして焼いたバゲットにバジルオイルを塗ったものと、
バゲットにニンニクをこすりつけて焼き、パセリバターを塗ったもの。
(ナルシア)


2003年12月12日(金) プチ・ブライスの『まりょく』

大きいブライスには「魔力」があるとすれば、
小さいプチ・ブライスには『まりょく』が
あるんじゃないでしょうか。

なんだか、自分へのクリスマス・プレゼントに
買ってしまいそうになってます。

おそらく、そうなるでしょう。

今回登場してるふたりは、シィアルの姪っ子ちゃんたちの
プチBなのです。このふたりもかわいいけど、
同じのを買うとわけがわからなくなるし。

なんだか、プチBって、ルーマ・ゴッデンの本に出てくる
「ポケット人形」みたいなんですよ。小鬼のジェーン。
なかには、「ゆうえんちのわたあめちゃん」風の子もいるでしょう。
・・・と、なにやら意味のわかりにくいたとえですが。

プチBのかわいいところは、マッチ棒のような足と、
大きいブライスには濃厚に入ってる『毒』を抜いたキュートな瞳、
横にするとまぶたを閉じる様子も、保護欲をかきたてられたりして。



どんな子にしようかな。
どんな子がくるのかな。
クリスマスまでのお楽しみ。
『まりょく』、だいぶ効いてきてます。
(マ)


2003年12月11日(木) ミニミニミニ*クリスマスツリー

今日、職場で可愛いツリーを見ました。
パソコンのモニタの上に、ちょこんと、
小さな小さなツリーが置かれていました。

ツリーは、手作りの、
ミニミニミニ*クリスマスツリー。



松ぼっくりと、
紅茶やコーヒーの小さなミルクのカップ(ポーションの容器)で
作られたものでした。

手のひらにのる、小さなツリー。
その作り方は、とっても簡単。

まず、松ぼっくりを金色か、銀色にペイントします。
ツリーの鉢は、ポーションの容器。
茶色の容器を選んでください。
白いのより、ずっと、ツリーを飾ってある鉢っぽいでしょ?
それから、その茶色い容器を、
茶色い毛糸でくるくると巻いてください。
ちょっと毛糸を巻くだけで、
ぬくもりがあってとっても可愛くなります。
スパンコールや、ビーズがあれば、
ツリーは、よりきらきらになります。
ツリーのてっぺん、
つまりは、松ぼっくりのてっぺん、ですが、
そこに、きらきら星を飾ってください。
ほんものの、ツリーのように。
星形のスパンコールをちょこんと貼り付けると、
これまた、キュートです。
あとは、スパンコールやビーズなどをお好みで散らして、
ポーションの容器にまつぼっくりを載せて接着したら、
可愛いミニミニミニ*ツリーできあがり。

松ぼっくりを拾ってきたら、
いっぱい作って、
小さなクリスマスプレゼントすると楽しいですよね。
贈る方も。
贈られる方も。 (シィアル)


<松ぼっくりはこんなところでも、雰囲気作りに、お役立ち(^^)v >


2003年12月10日(水) うちのツリー・リターンズ!

日曜日は日射しの中をきらきら光りながら
時々お天気雨が降っていましたが、午後には雨もあがりました。
雨上がりの清々しい庭で、暖かい間にうちの木にも
電飾を施しましょう。
脚立に載って二階まで背の届く針葉樹のてっぺんの余分な芽を伐り、
円錐形の樹の外周を軽く刈り込んで、シルエットをツリーらしく整えます。
電源からコードを引いて来て、てっぺんから輪郭に沿って、
ちくちく針葉に突き刺されながら、イルミネーションのコードを
なるべくほわんと外側を取り巻く様にぐるぐるぐるぐる巻き付けます。

暑い陽の中で作業をして、一服しているうちに
もう薄暗くなってきました。
早速点灯してみます。
切れている電球を探して新しい球に取り替えて、
ライトが密集しないように、穴が開かない様に、
間隔を調整してほぼ完成。

うちのツリーはぴかぴか点滅しないでじっと光ります。
以前は点滅式のイルミネーションコードしか手に入らなかったので、
自分で点滅球を普通球に取り替えて、点滅を止めたのです。
点滅式の電飾の電球ひとつひとつをよ〜く見て下さい。
コードに並んだ電球の中に時々、薄い金属板が並んだ
少し大きめの電球があるでしょう?
電気を通して熱くなると中の金属板がスイッチになって、
点滅をはじめる電球です。
これをソケットからそっと抜き取り、買ったときに付いている
スペア球の中から球の中が細いフィラメントだけの普通球と
差し換えると電飾はつきっぱなしになります。
雰囲気がとても変わるので、点滅に飽きたらお試しを。

夜になってから庭に立ってみました。
暗闇の中にふんわりとしたツリーの輪郭が、
まばらに散る光りでほのかに形作られています。
なかなか良い形に出来ました。
勝因は予め土台の樹を剪定して形を整えておいた事でしょうか。
夜の風に枝が揺れて、見上げる木の表面に
金色の星が降りて来てそっと瞬いているようです。
(ナルシア)


<このローズマリーも、ナルシア家のお庭のです。>


2003年12月09日(火) 2004スヌーピー・リターンズ!

このところ毎年、門の外にスヌーピーサンタを
出しているお宅、さて今年の電飾は!?

おや。
どうも、今年のスヌーピーは門の内側からの
お目見えに変わったようです。
細い格子戸の目を通して、こちらを見ているスヌーピー。
ぼうっと立ってるのが幻想的だったのに・・と
思ってたら、隣にやせたサンタもいました!
仲間ができてよかったね、スヌーピー。

そして、イルミネーションは、
去年よりもさらに、にぎやかにぎやか。
色もカラフルになって、表通りからもはっきり見えます。

これほどになってくると、もう、たしかに、
数奇屋風の門がまえの一角に
ぼうっとたたずむスヌーピーサンタでは
迫力負けしてしまいますね。

だから内側に回ったのかな、スヌーピー。
でもときどきは、
出てきてほしいな、スヌーピー。
(マ)


<サンタさんもめがくらむ? 近頃のイルミネーション>


2003年12月08日(月) 小さなクリスマス

先日のクリスマス茶会の前に、
ちょこっとコンビニに行きました。
ちょこっと、買い忘れたものを買い足そう、
というぐらいの気持ちでしたが、
一歩足を踏み入れたとたん、
レジ前の棚にずらっと、クリスマスグッズが。

どれも小さくて、見た目もお値段も、
とってもかわいいぷちな、クリスマスツリーの数々。
もともと、決断力の弱い私は、
どれにしよう、どれにしようと、
小さなクリスマスの誘惑に、
あたふた。

いったん、この棚を離れて冷静になってから、
もう一度よく考えようと、
お菓子や飲み物のコーナーを一回りすることに。
・・・。
ああ。
棚のどこもかしこもに、
クリスマス限定のパッケージや、食玩があふれている。
飲み物のおまけにも「光るクリスマスフィギュア」が!


<メッツにも、クリスマスがやってきました。>

結局、棚を回れば回るほどに、
かごの中は重くなるばかり。
最後には、もう決断することをあきらめ、
最初の棚から、小さなもみの木のツリーと
これまた小さなクリスタルのツリーを買いました。


<おまけのペコちゃんも、クリスマスVersionです。>

でもおかげで、
クリスマス茶会を賑やかに楽しむことができました。
(シィアル)


2003年12月07日(日) 映画 「ブッシュ・ド・ノエル」

クリスマスの映画というと、
真っ先に私の頭に浮かぶのが、
この「ブッシュ・ド・ノエル」

2000年の冬に見たフランス映画で、
シニカルなユーモアが効いていて、
物語も面白かったけれど、
私はのっけから、クリスマス期の街や市場の
カラフルな賑わいに心惹かれたし、
質素だけれど、スタイルのあるインテリアや
ひとつひとつがどうにもかわいらしく見える雑貨の
数々を楽しんだ。
スクリーンから流れてくるクリスマスソングも素敵で、
すぐにサントラ盤(輸入盤)を買ったほどだった。

けれど、何より、惹かれたのは、
この映画の冬の質感。
息を吸い込むと、肺まで冷気でいっぱいになるような
映画の中の「気温」と、冬の乾きが伝わってくる「湿度」
私にとっては、特に、「湿度」
最近、映像の中の乾きやウエットさが、とても気になる。

気温が低くなってきて、冬の準備をしていると、
ふと、この映画のことを思い出した。
思い出すとまた見たくなって、
ネット上で「ブッシュ・ド・ノエル」を探したけれど、
日本語版は見つからなかった。
結局、そう高いものではなかったので、
英語版を見つけて購入した。
フランス語に英語の字幕がついている。
幸い、物語はくっきりと覚えているので、
環境ビデオのように、音楽とフランス語の響きを楽しみながら、
時折、字幕で物語を確認して、
何となく、分かったような気になっている。(シィアル)

※2003年12月24日(水)後8:00〜後9:44(BS11)
 衛星映画劇場で、「ブッシュ・ド・ノエル」が放映されます。


<パンフレットが絵本のようでオシャレでした。>

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「ブッシュ・ド・ノエル」(1999年 / フランス)
(原題:La Buche)
監督:ダニエル・トンプソン
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:サビーヌ・アゼマ、エマニュエル・ベアール、シャルロット・ゲンスブール


2003年12月06日(土) クリスマス・プディング

午後、公園で、切り落として積んであった小枝。
これはクラフトに使える!善は急げ、
雨が降る前にと、切りわけて束ねていると。
お客さんが、講習会で習った蒸したての
クリスマスプディングを
とどけてくれたよ、と伝令が。

バターとハニーの濃厚なシロップをかけて
いただく、やわらかいクリスマスプディングです。
もっちりとした茶色い生地のなかに、
ルビー色のクランベリーがのぞいていました。
以前はこういうベリー類、冷凍とはいえ、
とても手には入りませんでしたよね。

おお、クランベリーの酸味がきいて、
苦手なクローブは入ってなさそう。

本場のイギリスでは、クリスマスが終るとすぐに
次の年のを作り始めて、
1年も保存して食べるお家もあるらしい、
などといいながら、今日の午後蒸しあがったばかりの
ケーキは、あっというまになくなりました。

レシピは、残念ながらわかりません。
ハイ・ティーにこんなスウィーツがあれば、
晩ご飯適当でいいよね、と皆ため息。



あのハニーバターソース(勝手に命名)は、
黄金の色つやも味も、なかなかでした。
(マ)


2003年12月05日(金) ☆リース・リース☆

ナルシアのところで、料理の合い間に、
アイビーのリースをつくりました。

いま、庭で切ってもらったアイビーの葉を束ねた、
クリスマス・リースです。

園芸用のワイヤーで少しずつ束ねながら、
私(マーズ)はアイビーだけのシンプルなものを、
シィアルは、オーナメントをベースに、赤い実や
アイビーを美しい配色で。

ナルシアの出してきてくれた函には、
ワイン色のリボンなどにまじって、
ものすごく大きな、キラキラかがやく
赤と緑のクラシックなブローチがあったりします。
(写真に撮ればよかった?)


できあがったのを
白いカーテンの前につるすと、
予想以上にクリスマスムードです。
アイビィ・リース。



そのままだと1日しかもたないので、
まめに水をスプレーするか、
プラスチックの、蘭の保存に使うようなキャップを
根元につけて水を与えておくと(キャップが見えないよう
アルミホイルでくるんでおくとか?)いいのかも。

このアイビーリースは、イブの日につくるといいですね。
テーブルや玄関に伏せて置いて、まんなかに
キャンドルを立てるのにもよさそう。

ナルシアの3年もの、生きているアイビィ・リースも
圧巻でありました。これなら、いつでも大丈夫。


<ちゃんと根っこがついて、生きてます。>

そうそう、ナルシア邸の玄関にあった、
空を飛ぶトナカイたちのオーナメントも素敵でした。
(のびやかなポーズで、ほんとに飛び出して来そう)
背後に、ホーリィ(ヒイラギ)の枝も置いてある。
四つ足の小物が好きな私には、なでたくなるトナカイたち。



トナカイの本体は軽くて、スチロールか何か?
表面に紙を張って、金を塗る。
これ、来年(今年ではなくて^^)作ってみたいなと思いました。
(マ)


2003年12月04日(木) 「人形たちのクリスマス」

ターシャ・テューダー初期の絵本。
扉には、お人形のセサニー・アンと
ナイシー・メリンダが両側から開いて支えた本が。
そこには、
「クリスマスパーティーに
顔をそろえた人形たちと
子どもたちみんなに。
手助けしてくれたロザベルへ」
と書かれている。



セサニーとメリンダ、二人の人形は、パンプキンハウスと
呼ばれる自分たちの家を持っていて、その家ときたら、
家のなかにある家といっていいくらい大きい。
人間の女の子が背伸びしても、2階に手が届かないほど。
本物の花が植わった温室までついている。
ドールハウスというと、ミニチュアのイメージだが、
こんな風な大きなドールハウスだと、
女の子が部屋に入り込むことだってできる。

女の子は、ローラとエフナー姉妹。
この家に代々受け継がれてきたセサニーとメリンダは、
人間の女の子以上にすてきなクリスマスを
祝ってもらうのが習慣になっている。
ディナーパーティーと、マリオネットショー。
女の子たちは、お人形のクリスマスを演出することで
自分たちにも、最高の魔法をプレゼントするのだった。

パーティーの準備は、ひとつひとつの仕事が
てぎわよく、私たち日本人にとっても、どこかなつかしい。
文化は異なっても、お人形を外へ連れて出るときには
あたたかい服に着せ替えたり、人形どうしが
話をしているように思えたりすることは、
どんな世界でも起こりうることだから。

さいごにお人形のひとりが満足してつぶやく
言葉は、ターシャ自身の思いと重なるのだろう。

「こころの中のなにかが、かんじるのよ。
このせかいで生きていくことは、とてもすてきな
ことだと。」(/引用)

(マーズ)

「人形たちのクリスマス」 著者・絵:ターシャ・テューダー / 訳:内藤里永子 / 出版社:メディアファクトリー2001


2003年12月03日(水) 2003、クリスマスはじめます。

あちらこちらの庭や窓辺で
イルミネーションがちらちら輝きはじめた
12月はじめの、しずかな午後。
猫やのマーズ、ナルシア、シィアルが、
クリスマス茶会を楽しみました。

※やまわきゆりこのクリスマスカレンダー/のら書店
<アドベントカレンダーをめくるのも、12月の楽しみです。>

初めてのレシピをナルシア指導にて挑戦したり、
クリスマス写真をとりまくったり。
いつもながら、午後はあっというまに夜となって。

そんなこんなを織りこみながら、
クリスマスまで、種をひとつぶずつお届けします。

種といえば、ナルシアの庭から、
マーズとシィアルは、オキザリスの鉢をひとつずつ
もらって帰りました。
これはシィアルの大お気に入りの花だそうです。



それでは、これにて開店。
(マ)


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