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2004年04月29日(木)
最近の工芸と有名人。
前回の日記の続きのようなものですが。
有名人のデザインの商品ってあるじゃないですか。
バイト先にもある「安西ひろこデザインのカップ&ソーサーセット」とか。
ブランド化して、企業が後ろ盾してくれるなんとも羨ましい状況。
今日アピタに行ったら、
菊川玲デザインのガラス茶器セットなんてもの発見。
同じデザインでも「菊川玲（東大卒）」って名前があるのと無いのじゃ変わってくるんでしょうね。
好感度からお客の反応から売り上げから何から何まで。
いけないと言ってないですけど、
うらやましすぎ！！！
有名人だからって、有名人だからってー！！！
（↑いっちょまえに口には出すけど、ロクに創造性は無い私。）
直接菊川玲さんが手に触れて作ったわけでもないのになぁ…。
機械なのに。
正直誰でもデザインしうるシンプルな絵柄だったし。
最近の流行の文様とかモチーフの傾向ってあるじゃないですか。
最近で言えば、カラフルな幾何学模様とか、シンプルなイラストとか。
いかにも今生きてる私たちが「今っぽい」と思うような感じ。
今っぽいからこそ売れると見込める要素にもなってる。
そうでなくても、売り場にガラス製品なんて沢山あるのに。
つまり私の目のカタキなんですけど？
直接工芸の世界に入るよりも、
暫くそっちは副業にして、別の世界で頑張って遠回りしてからのほうがいいのか？
…なーんてセコイ思考のわたくし。
実際金貯めないと続けられんしな。
前回言ったとおり、コストめっさかかりますし。
ブランドは強いですね。
気持ちはひじょーに分かるけど。
（だってやっぱりブランド物は素敵だ。
服にしろタオルギフトにしろなんだって！）
ブランド物と無名の作家の作品を比べたって、
どっちが質がいいとかそんなのわかんない。
（厳密に言えば、原料とか純度とかあるけど、それぞれの好みもあるし）
機械で作ったものの方が安いし形もみんな揃ってて綺麗。
それは長所だ。
不景気だから安いのが大好きだし。←私も。
あー、なんだこの愚痴っぽい文章は。
機械が発展しまくるから、
することがない用無し人間が増えるんじゃない！
きー！！
世知辛い…。
29日22:50
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2004年04月28日(水)
最近の工芸と100均。
工芸作家の入り口に立った私。
（いや、ホントのほんとーに「入口」。
ひよっこどころかタマゴ程度？それ以前？？
進路も志望も何も決まってないし、
いびつな作品しか作れないままです。）
専攻を決め、
P先生から次々出される課題をクリアしていかなければならない。
もちろんそれが上達への道だ。
それに伴って色々要りようになる。
自分の作業スペースを作っていきつつあります。
そこで結構使える100円ショップ。
（正確には税込み105円shop。）
ダイソー、セリオ、オレンジetc....
shop99なんてのもできた。
でも、つくづく思う。
100均は敵だ。
超・強敵だ。
最近、100均に限らず、
手作り風とか、工芸品って日の目をあび始めてる。
もちろん、手作りでなおかつ日本製だったら100円で済むはずが無いっつーの。
特にうちの専攻の作品なんて、
どんだけ工房維持費と体力と時間と手間がかかってると思ってるのっ。
今のへたくそなひよっこ時代なんか失敗ばっかだし。
コストがかかる「作家手作り」をさしおいて、
（多分国外で）量産して安く、一般の手に届きやすい100均はじめとする量販店。
大型ショッピングセンターもそうやね。
うちらはどーすればいいんやろ…。
機械でどー成形して作ってるのか、後学の為に見てみたいとも思うけど。
工芸作家もそういうのを学ぶ場も急増してる今、
工芸って今までとは別の意味で厳しくなってるんじゃないか？
増えてるからって伝統工芸の存続が危ういのはそのままで、
新しいものを求め続ける競争が。
決断の時が迫ってきてる。
猶予はどんどん減っていく…。
あと2年やそこらで何が決まると言うの？？
就職しようにも車乗れないんじゃー…。
(ﾉД`)ヘァ。
29日22:20
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2004年04月27日(火)
新歓パーティー。
泣いて色々発散したいのだけど、
涙が出てこない。
不安ばかり渦巻く。
さっきまで大ハシャギだった。
でも、終わった後の、「祭りの後の静けさ」な気持ちは大嫌い。
久しぶりに縁を遠ざけていた男の子たち（YさんMさんOさん）と喋れたのは良かったのだけど。
Mさんに地元の駅まで送ってもらっちゃったし。こっそり。
C駅よか遠いのに。送りたがってたし。
まだ私に未練でもあんのかねぇ…。
Yさんに彼女ができたらしいけど、
Mさんと一緒に「釣り合わない！！」って言いまくってたや。
だって、身長とか年とかさー。
手ぇ早すぎだっての。
***
暴風雨の最悪のコンディションの中。
今日（27日）はウチのコースの新入生歓迎会があった。
準備は私たち3年生がやるのが伝統で、
専攻ごとに料理を用意する。
わたしたちの専攻はサンドイッチ係だった。
包丁とかコンロとか、久々に触った。
それでも「料理ができない女」のレッテルを貼られることは無く、ひと安心。
（たかだかサンドイッチで失敗する奴はいねぇだろう…
ベーコン焼いたり野菜切ったりしただけだし＾＾；）
みんなで作るのはかなり楽しかった。
具沢山で挟みすぎだし！
でも食べ応え抜群！
チョコバナナとかも作って、あれはおいしかった☆
ただ、楽しくなると身の程のわきまえも忘れて、でしゃばり過ぎるのが悪いくせだけど。
みんなごめんね。
新歓が始まってすぐに殆どの料理がなくなっちゃったのは結構ショックだった。
いっぱい作ったのに！！！
サンドイッチの山できてたのにー。
先生のディナーショーも素敵でした。
楽器引ける人羨ましいよ。
ビンゴもしょーもない景品貰ってウケたし、笑った笑った。
友人の司会者Hがいつのもテンションで企画･進行してくれたお陰で、
全体も盛り上がって楽しい会になった。
H、ありがとーand準備お疲れ！！
28日10:00
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2004年04月19日(月)
どこまでが重要でどこまでどうでもいいか。
20日も日記サボってたんだなー。
早いわ。
大学3年になって、専攻も決まって、
段々忙しい生活になってきつつある。
一番忙しいと言われる分野の実技を取っちゃったし。やっぱり。
まだ本格的に始まっていないけど、
いつか思い悩んで鬱に入る自分が目に浮かぶ。
大それたことをするね、強い意志も何も無いくせに。
日記から離れている間、それなりに色々感じて考えていたけど、
書き留めることを一切しなかったから、
あまり頭に残ることも無く流れていった。
いいひらめきもあった気がするけど。
ここに4年も（「総て」ではないにしても）
色々書き留めていた理由に、
『自己顕示欲の表れ』
なんていう自己満足もあったのだけど、
最近は色んなことが意味を成さないような感覚に
どっぷり浸かっていたせいもあって、
「書く必要もないや、めんどくさい。」
って感じだった。
相変わらず、
家から出てバイト先とか学校でくるりと切り替わるテンション。
そのギャップに疲れる。ほんとに。
前向きに前向きに考えようとする。
そうやって思い込もうとする。
「これでいいんだ」
「がんばればいいんだ」
「がんばらなきゃ」
『…無理矢理そう思い込もうとしてるみたい』
泣きたくなる。
本音を外に出したら負けになる。
私が本当にダメになる。
今すぐに。
それをなんとか先延ばししようとしてる。
そんな必要があるかは分からないけど、
今、変な風になりたくない。
それは向上心でもなんでもない、世間体。
ただの見栄っ張り。
本当は、
自分がここに居ることも、
生活して学校に行って勉強して実技もこなしてバイトして、
食べて寝てパソコンをして生活して、
息をして、生きていること。
できればしたくない。
楽しそう、と思えることも、簡単に諦めきれる程度のものばかり。
進路とかも、どうしていいのかわからない。
一生涯収入がないと一人で生きて行けないけど、
就職したいと思わないし、
実技で食べていけるほど実力も心意気も備わらない。
世知辛い世の中だ。
いつか死ぬ。例外は無い。
「自分が生きた証を残す。」？
何のために？
そんな必要あるか？
残さないと生きたことにならないわけ？
そもそも生きるのに確かな証とか意味は必要なのか。
確かに、何もないと不安だよ。
死ぬ時に、後悔が残るから？
ただのモノの塊なのに、変なの。
どうして自分の心は言うことを聞かないんだろう。
おとなしく思い込みができればいいものを。
23:43
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