永遠の愛

1990年01月02日(火) 過去過去2



ありがとう。
全ての神々に感謝いたします。

偶然あなたを見かけました。
あなたの家の前で。
いつもいつも通る時は、あなたがいないかと注意しながらそこを通りすぎていたのだけど。
店の前に止まっている、見覚えのない大きな白い車から、見覚えのある男の人が降りてきた。
全然変わっていなくて、一目であなただとわかった。
少し、髪が伸びたね。。

すかさず、路肩に車を止めて、あなたのお店の番号を押す。
忘れられない、忘れていない、懐かしい懐かしいあなたの声が。
「もしもし、私、わかる?」
「よぉ、久しぶりやんね〜!」
少し驚き戸惑うあなたの感情が伝わってきたけれども、ひるまずに明るく明るく。
「さっきそこで、見かけたんだって〜!それでかけてみた〜」
「よぉ、まじで久しぶりやらいね〜、元気してたとや?」
「ホント久しぶり〜!携帯いつのまにか通じなくなってるし」
あなたは気まずそうにアハハと笑った。
「今って、時間ないの?」
「今はちょっとないね〜。おまえ、連絡先教えとかんか?また連絡するから」
そして、携帯の番号を教えた。

待ち望んでいた再会は果たされるのだろうか。
あなたに会える日はくるのだろうか。

電話を切ったあと、体中の震えが止まらなくて、涙がとめどなく溢れた。

願って叶わぬ夢はない。
願いつづけていれば、いつか必ず叶う日がくる。
信じて待っていてよかった。
本当にありがとう。
あなたと連絡が取れてよかった。
変わらず話してくれてありがとう。
久しぶりって言ってくれてありがとう。
元気?ってきいてくれてありがとう。
おまえって呼んでくれてありがとう。

全てのことに、本当に本当に感謝いたします。






思い描いていたとおりだったわ。
想像していた通りだったわ。

私達は終ってはいなかったのよ。
あなたは私と終らせたくて携帯が通じなくなっていたわけではなかったのよ。

現場で携帯を水の中に落として、全てわからなくなって、嫁にこの際だからとJフォンに替えさせられたんだって。
私の番号を知りたくて、自宅にかけたら、私の電話は通じなくなっていたって。
全て、私が想像していたとおりだったのよ。
さっき電話がかかってきて、そう言ってくれたわ。

私達は終わりになるわけがなかったのだ。
私達は永遠に続くのだ。
そうあってほしいと、心からそう願う。

でも・・・。
ひとつだけ。
あなたの奥さんのおなかに宿る、2人目の命。
関係は元に戻っても、それ以上には絶対に進展はしないという、悲しい現実。

それでも私は、あなたに会い続けるのだろう。






何も変わっていなかった。
なんの隔たりもなかった。
感動の涙も出なかった。
会いたかったんだよ〜!って言うこともなかった。
私達は何も変わらず。
つい一週間前に会ったばかりのように。
何も何も変わらず。

あいさつもそこそこに。
お互いに興奮して。
どうして携帯が通じなくなったのか。
どうやって携帯を落として、私と連絡が取れなくなったかを語った。
私は、あなたと連絡が取れなくなって、どんなにショックを受けたかを語った。
嬉しかったことは。
おまえとどうにかして連絡を取りたくて、あの手この手を尽くしたけど、ダメだったと言ってくれたこと。
あなたがそう思ってくれたということがわかっただけで、私のこの一年半の苦しみは昇華された。

最後に別れる時に。
これからもまたよろしくお願いしますと言い合って、車を降りた。
結局はやっぱり私達は腐れ縁だね。
そう言うと、そうだねとあなたは言ってくれた。
ここで何度も夢見たセリフ。
終わりになるわけがないと信じて待ちつづけて、本当によかった。
もう2度と会えないと思ったよ〜と言いたかったセリフ。
絶望的だったけれども。
本当に、あなたにまた会えてよかった。

もう、終らないよね。
今度こそ、終わりはこないよね。
私達は、永遠だよね・・・。

「別れは再び会うまでの短いさよなら」

本当にそうだったと思う。



1990年01月01日(月) 過去過去



久々に会いました。
安心という、2人の空間。
長い付き合いなので。

お前は、クリスマスも年末年始も、さみしく女友達とかわりばえのしない過ごし方をするんやろねー。

いいのっ!
これが私のライフスタイルなのっ!
もし彼氏が出来ても私はこうやって過ごすんだから!

そして、俺ともこうやって会うんやろ?

うん。

ならよし。

彼氏が出来たらもう会わないかもよー。
そしたらどーするのさ。

なんでよ、それもいっときやろ。
どーせすぐに、だるーいとか言って別れるんやろ。

そうかも(笑)
そしたらまた電話してあげるから。

おう。

どういう意味だったのだろう。
私を喜ばせないでよ・・・。
これ以上。。

恋しい・・・

会ったあとは、あなたがとても恋しくて恋しくて・・・。
こうなるのが怖くて、あなたに連絡できなかった。
どうしようもない、私たちの関係。
また、あなたに会いたい。
毎日でも。。
あなたが、、恋しい・・・。



今日はあなたの誕生日。
カレンダーのその日付に気づいて、私の心はざわっと揺れる。
おめでとうもいえないこの状況を。

あれっきり、電話はしていない。
かけようと思えば、かけられるのだけど。
きっと、同じことがずっと繰り返されるのだろうけど。
連絡さえとりあえば、永遠に終わることのない私たちの絆なのだろうけど。。

でも、あなたが選んだのは、あの子で。
別れたいといいながら、別れられなかったのは、あなたなわけで。
選ばれるだけの魅力が、私にはなかったわけで・・・。

おめでとうは言わない。
おめでとうの電話はかけない。

おひさしぶり〜なんて言わない。
そんな電話はかけない。。

今日は、ひっそりと、心の中で。。

おめでとう。

よ〜う、もう31歳になっちまったってよー
お前は、どうするとよー
俺はお前のことが心配になってくるよー


そんな、あなたの言葉を想像してみる・・・。




いつから?
いつからだったの?
いつから、あなたの携帯は、通じていなかったの?

どうして?
どうしてなの?
どうして、何も言わずに、番号をかえてしまったの?

もう、あなたは私と終りにするつもりなの?
あの日も、そう思っていたの?
あの日も、電話は通じていなかったの?
あのあとに、かえてしまったの??

もっと早く、確かめていればよかった。

永遠だと思っていたのは、私ひとり・・・。





終りにしようと思っていた。
もう、終りにした方がいいとは思っていた。

でも、、会えなくなってしまった今。

会いたくて会いたくて仕方がなくて。

終りになどできない。
あなたを忘れることなんて・・・。

私は、どうすればいい?
もう、ダメなのに。
わかってはいることなのに。

終りにするのは、私。
私が会いたい時は、あなたはいつでも会ってくれる人でいなければならなかったのよ。

最後に会った日、あんなに仲良しだったじゃない。
いつまでもいつまでも、こうしていようねって誓ったじゃない。
先に言い出したのは、あなただったじゃない。

私に彼氏が出来たら、会わないかもよって言ったのに。

まだ、私は、一人なのに。。





自宅の電話が鳴るたびに、胸が痛む。
携帯などなかった時代に、私と連絡の取れなくなったあなたは、電話帳を調べてまで、私に連絡してくれていたのに。

何かの事情で、番号が変わってしまったに違いないと、ついついいい方向へ考えてしまう。
失くした?水の中に落とした?
でも、、それなら、番号は変えずに、あなたは携帯を買い換えるはずなのに。

いろんな人を清算したかったの?
私も含めて。
そんなに、家庭が大事になったの?
そんなに、子供が愛しいの?

何気ない瞬間に、ふと思い出されて、どうしてどうして?と胸が苦しくなる。




思い出がありすぎるね。
思い出すことが、多すぎるね。

音楽も、匂いも、季節も、場所も、道も。

夏が来るよ。

初めて会った時も、夏だったね。
あなたのバイト先に通いつめて。。
ねぇ、どうやって、ここまで親しくなったんだったっけ。
どうして、こんなに、何もかもわかりあえる間柄になったんだっけ。
似たもの同士だねって、気づいたのは、いつからだったっけ。
離れられないねって思ったのは、いつからだったっけ・・・。

そんな大事なことは、何ひとつ思い出せないのに・・・。

台風の夜に、手をつないで堤防を歩いたあの夜。
公衆トイレから出てくる私を入口の前で待っててくれたあの夜。
車のトランクの中のCDを探したあの夜。
港で花火をしたあの夜。
あなたと彼女のことに胸を痛めながらも、あなたがこうやっていてくれるなら、それでいいと思おうと、そっと心を静めたあの夜。

去年の車の中では、キッズウォーの主題歌が流れていた。
今日、ドラマの予告で、その歌が流れきて・・・。
せつない、夏の思い出と一緒に、置き忘れてきた甘く切ない胸の痛み。

思い出すだけで、胸がぎゅんと苦しくなる。。




あなたがそうしたいと思うのなら・・・。

さよならは別れの言葉じゃなくて 再び会うまでの遠い約束。

別れは永遠ではない。
再び会うまでの、短いさよなら・・・。

この言葉を胸に。。

今まで、ありがとう。
そして、、。
短いサヨナラを・・・。
また。
いつか会える日がくるまで。。





台風?

夜風。
強い風。
なまあたたかい熱風が体中にまとわりつく。

台風がきている・・・。

思い出さないように。
思い出さないように、、。

と思っても、せつなさで胸がいっぱいになる。

本当に、もう会えないの?
本当に、もう、終わってしまったの?
こんなに、簡単に?

夏の夜。
そよぐ風。

こんなに大好きだったものが、せつなさのキーワードになる。





どんなに楽しく毎日を過ごしていても、ふとした瞬間に引きずり込まれる。

あなたのいない現実に。
あなたに会いたいと思うせつなさに・・・。

こんなこと書いてるけど、私はホントは根は明るいのよ。
こんなふうにしてるけどねぇ、私だって落ち込むこともあるのよぉ。

本当の私の姿は・・・。

あとどのくらい待てば会える?
あの時は絶望的だったよねぇ。
もう2度と会えないかと思ったよー。

そんなふうに笑って言える日は・・・。

くる・・・?





どうしてもあなたに会いたくて
どうしても、終わってしまったとは思えなくて。

会ってどうなるというの?と自分をなぐさめてみても。
会いたくて会いたくて。

何を求めているのだろう。
もう、終わってしまったこの恋に。

でも、これで終りとは思えない。

私たちは、永遠だったはず。

今は・・・。
何か特別な理由があって・・・。

今は、、。
遠く隔たれているけれども・・・。





何度も何度も見るわ。
あなたと再会する夢よ。

な〜んだ、そうだったの〜って思う、夢よ・・・。

いつも、いつも。

今朝も見たわ。
あなたと手をつないで歩いたわ。

夢の中で、夢とわかっている夢だったけど。
目が覚めれば、終わるとわかっている夢だったけど。

だから、夢の中でも、私は、せつなかったの。

あなたには、会えたけれども・・・。





この人は貴方を、一緒にいると心が落ち着く、そんな人だと思っています。
この人にとっては、他の人に言えないような悩みや苦しみがある時に、ふと心に浮かぶのは貴方の顔なのかも知れません。
時には励まし、時には叱咤してくれる、人生のパートナーに相応しい相手だと思っているでしょう。
言うなれば、出て行く事があっても最後には帰り着く、心の港、帰るべき場所だと思っているようです。


あなたとの占いの結果。
あなたが苦しい時に思い出すのが、私の顔であってくれればいいと、本当に、そう思う。

何年会うことがなくても、いつでも思い出して。
おまえならこう言うだろう?って心の中で語りかけて。
私は、いつでも、あなたの味方よ。
分身のように、心が通い合っていた。
何かあると、連絡してきてくれてたじゃない。
落ち込んだ顔のあなたと、それにしらんぷりして、毒舌を言い合っていた。
落ち込んでるんだって〜って言われても、似合わないよって。
わかっていても、なぐさめの言葉はいらないってこともわかっていたわ。
あなたの気持ちは、手に取るように。

つらいことがあったら、思い出して。
いつでも、帰ってきて。
元気なら、それでいい。
でも、もしも、悩みがあるときは、私を思い出して。
あいつなら、こう言うだろうなって。

あなたの帰る港。





明日は、あなたに最後に会ってから1年がたつ日。

今でも思い出すと、ココロが痛むのよ。
あの日あなたは、私を見て、何を思っていたの。

去年のことを思い出してみる。
だいぶ忘れかけた胸の痛み。

でも、まだ忘れられない。

ねぇ、いつから?いつからだったの??

何度となく繰り返されたこの質問。
答えの出ない・・・。
知るすべのない・・・。





あなたはいつから、終わりを見ていたの?
夜の闇の中にいくつもの思い出を残して。

最後に会った日は、何を話したっけ。
何も変わらないはずの、同じ時を過ごした日々の中の、いつもと変わらぬ風景だったはずなのに。
それは、永遠に繰り返されるであろう日々の中のひとつの風景だったはずなのに。

もう一度・・・。
また会えて・・・。
こう思わせてよ・・・。

やっぱり、あれで終わりになるわけがなかったんだよね・・・。

最後の記録を塗り替えよう。
そろそろ更新しようよ・・・。

ねぇ。。





あなたに教えてもらった海に、最近よく行くのよ。
なにげなく連れて行ってもらった海が、今ではこんなに深い思い出になっているなんて。
でも、あの時あなたと行った海の風景は何も覚えていないの。
夏だったわね。
夏なのに、風の強い夜だったわ。
私達は、どこをどう歩いて、何を見ていたのか。
何も思い出せないのだけど・・・。

コンクリートの階段がこんなふうに続いていたなんて。
見渡す景色がこんな風になっていたなんて。

あなたしか見えていなかった。
あなたの白いシャツばかりをみていた。
あなたの話す、仕草や、声や、表情にばかり気をとられて。
波の音は聞こえていても、どんなふうに波が寄せては返していたのかを見る余裕はなかったの。
通りがかりの壁のネットも、海岸沿いに続くやしの木も、一瞬の内に目に入ってとどまった記憶。

今でも目をつぶると思い出すのは・・・。
あなたの、白いシャツの背中と・・・。
交わした会話と。
私が思ったこと。
やしの木のしたで・・・。


「バリ島に行こう。2人でぼんやり、木陰の下で本を読むの。だらだらと」
「いいよねぇ、あいつにはそういうことができないのよねぇ」

こんなに気が合うのに。
分身みたいに、考えてることも手に取るようにわかるのに。
ずっと前から、知っているのに。


どうすることも、どうなることも出来ないと。
まだ知らずに、少しの希望にしがみついていた、あの頃。






ねぇ、あの海にひとりで行ってこようかな。
潮風に吹かれに・・・。

思い出すね。
泣きたくなっちゃうね。
きっと。

今でも、見上げたやしの木が、風に吹かれて、大きく揺れているのが目に浮かぶのよ。
私の髪も風になびいていて。
私は顔にまとわりつく髪を、何度も何度もはらいのけて、あなたに一生懸命話し掛けていたわ。
あなたは、白いTシャツの背中をはためかせてゆっくりと前を歩いて・・・。
あなたが何も言わずに少し角度をつけた腕に、走り寄ってしがみついたの。

こんなに明るい部屋の中にいても。
あなたが見える。
あなたの記憶が蘇る。

あなただけが、いろんなところに連れて行ってくれる人だったわ。
だから思い出も多くて。
思い出すせつなさも多くて。

1人で行ってみよう。
夏の夜に。
台風がきてるみたいな風の強い夜に。。





夏の夜は、あなたを思い出して、苦しい。
いつも見ていた。
真夏の熱気に揺らぐ景色。
海岸沿いに続く、テールランプのあかりがぼんやり揺れていた。

どこに行っても思い出すわ。
どこに行っても、あなたが・・・。

迎えに来てくれたあなたの車は、ひんやりとしていて、あなたの香水が重く低くただよっていた。
私はいつになっても、あなたが大好きで、ちょっぴり照れ臭くって、それがばれないように、明るくひさしぶりっ!って言ったわ。
あなたは、よぉ、ひさしぶり〜って。
そして、あなたは、会うたびにに黒くなっていて、焼けたね〜って言うの。
そして、だからよ〜とあなたは言って・・・。
言って・・・。
言って・・・。





夜の海に行った。
あなたとの、思い出の海ではないけれども。
どこの海の風景も、そんなには変わらない。
強く打ち寄せる、波の音に、私の心は強く揺さぶられたわ。
そうね、こんなふうに、いつも、強い風が吹いていたわ。
こんなふうに、潮風が、私の髪をなびかせ。
しめりけを含んだ潮風で、私の腕はすぐにべたべたになったわ。
夏なのに涼しい、そんな夜よ。
あなたとの思い出は。
夜の道路のあちこちにも、あなたの面影がみえて、せつなくため息をもらしたわ。

夏の夜は、とても、せつない。
決して忘れることのできない、胸の、痛み。。





何かの集まりの中に、あなたが参加していました。
同窓会とかオフ会とかそんな感じの仲間同士の集まり。
あなたが参加してるのは、めずらしいってことになってて、私は、久々に会えた〜って喜んでました。
久しぶりだね〜!って座っているあなたの背後から抱きついて。
頬を寄せ合って。
あなたは、よぉって懐かしそうに、照れ臭そうに笑ってくれた。
私は久しぶりで、あなたに見せたいものがあって、その場を離れて、どこかの部屋に、それを取りに行った。
その間にいろんなことがあって、私はすぐに戻ることができなかった。
そして、だいぶ時間が過ぎたあと・・・。
その場から、2次会に移動する時間帯になっていて・・・。
あなたの姿は見えなくなっていた。
今日は寝てないから、疲れてるので帰ると言い残して、早めに帰ったという・・・。
私はショックでした。
その場にいた彼の伝言を聞いた友達らしき人に、え〜!帰ったの〜?と。
あなたに対する思いを気付かれないように、電話番号教えてって言ってみた。
私の知らない番号。
私は聞いてはいけないのかもしれない番号。
友達がすんなり教えてくれるのかドキドキしながら・・・。
何で帰るの〜って聞いてみようよ!と言って、さりげなく番号を聞き出した。
そして、その番号を携帯に控えて・・・。
あなたに電話をかけられる場所を探した。
なんて言おう。
あなたに、第一声に、なんと言おう。。
新たに知った番号を。
やっと手に入れることのできた番号を。
やっと手に入れた、あなたと連絡のとれる手段を。
私はギュッと握りしめ・・・。

ひさしぶり〜と言った一瞬の表情があとからあとから浮かんできて。
懐かしいあなたの精悍な顔。
シャープな顎のライン。
浅黒く引き締まった頬。

思い出すとせつなくてせつなくて。
もう少しあの場にいたらよかったと思って。

目が覚めたら、あなたの一瞬の表情が浮かんで、涙があふれた。
目を閉じて、あなたを探した。

もう少し。
夢でもいいから、あなたと会話したかった。
電話をかけた私に、あなたはなんと言っただろう。

会えそうで会えない。
会えそうで、会えそうで。
会えそうで・・・。

やっぱり。

会えない。。





会えなくても、心は通じている。
どんなに会えない時間が長くても。
あなたの心から、私が消えることはないだろう。
思い出さない日々が続いても。
ふとした瞬間に一瞬よぎる。
それだけでもかまわない。

時々。
それだけでいいから。
時々は。
私のことを。
思いだして・・・。

ねぇ、、。
今、、。
なにしてる??





去年の今くらいから、いろんな新しいことがたくさん起こったんだよね。
歯の矯正を始めて。
そして、そのすぐ後に、教習所に通い始めて、バイクの免許を取った。

本当なら、あなたに会うたびに、聞いて聞いて!って報告してるはずだったのに。
あなたは、それらのひとつも、まだ知らない。

ねぇ、私。
あれから、いろんなことがあったんだよ。
ねぇ、聞いてよ・・・。

いつか、それを、あなたに、話せる日がきたらいいのにと、心から、そう思う。





ふとした瞬間によぎるあなたとの思い出。
あなたの面影。
あなたへの、恋心。
狂おしいほどの。



まぶたを閉じれば 浮かぶふたりの歴史を
今でもこんなに 近くに感じてる
春の日のくちづけと 夏の夜のときめきと
けんかしたあの秋と 幸せな冬の朝

人はなぜ皆 失って始めて気づくの
見えない糸で 結ばれた 愛の重さに
もう少しそばにいて 私を守って

偶然と呼ばれる出来事は 何もなくて
出会いも別れも 最初に決まってる
束の間の喜びと 戯れを 引きかえに
永遠の恋だって 奪われてゆくことも

天使のようなため息で 最後につぶやく
再び会う為の 短いさよなら
あなたにさよなら 忘れないでね


口ずさんで涙がこぼれた。
まだまだこんなことで泣けるなんて。

私の恋は。
私のあなたへの思いは。

まだ。
終っていない。




夏じゃなくても、夜のドライブはあなたを思い出してしまうのね。
道路沿いから見える街の灯りに。
信号待ちで目に映る風景は、あなたと見覚えのあるものばかり。
横断歩道の白線も、信号の色でさえも、胸がキュンとなってしまう。

考えない日々はない。
あなたは今、何をしているんだろうって。
いつもいつも考えてしまう。
そしてそっと、行き場のないため息をつくの。

もしも会えたとして、満足いくような結末が待っているとは思わない。
人生やり直して、今度こそはうまくいかせる自信があるとも思わない。

それでも。
もう一度会って、同じ道を辿ることになるとしても。
同じことの繰り返しが始まるだけに過ぎないとわかっていても。

やはり。
それでも。
あなたに。
また。
もう一度。

会いたい・・・。


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まひろ [MAIL]

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