あずきの試写室

2005年11月15日(火) 「世界」

中国に実在するテーマパーク「世界公園」
日本でいうところの、東武ワールドスクエアみたいな感じですね。
その公園のショーで踊るタオの日常生活を
彼や友人と丁寧に描いていきます。

とにかく目を見張るのは、オリンピックに向けて
発展していく北京の街。
道路は車が渋滞とまでは行かないものの、
かなりの数が通り。
(どうも自転車が多いというイメージでした)
建物も、どんどん新しくなり。
でも、国の目指しているものと
市民の暮らしの向上は伴わず。

世界公園の緑から遠く眺める街並みは
美しく、そして懐かしいような。
ちょっとモノレールが通るあたりが
港区あたりを連想しました。

タオ演じるチャオ・タオがいいですね。
暗いホテルで、ビニールのレインコートをまとい
ベットに丸まって横になる姿が印象的です。
欲をいえば、もっとショーのシーンが
観たかったなあ。
色とりどりの民族衣装に身を包む素敵でした。

すっかりタオに感情移入しつつ
物語の終わりが、実は私にはどう解釈してしてよいのか、
ちょっと考えてしまいました。
昨日の毎日新聞のジャ・ジャンクー監督のインタビューで納得。
深いですねー。



2005年11月06日(日) 「バス男」

ひゃー10月日記をつけてなかった。。。とりあえず上映中の映画も何作か観ていたのに。。思わずパスワード忘れそうになってました(爆)
気合を入れて今月は行きます!すでに4本観てるし(笑)

実はこの作品、以前アメリカでヒット中にニュースで観ていたので、
楽しみにしていました「ナポレオン・ダイナマイト」
日本じゃあ上映しないのかあああと思っていたら。
DVDでやっと観れる!!と思ったら邦題
「バス男」
なんかあんまりじゃありませんか。
正直ニュースで観てなかったら、観ないよ。しょぼ。
だってバスと全然関係ないし、恋愛ものでもないし。
ナポレオンの魅力(というのか!)が伝わらないよなー。
まあオタクではあるんだけどさ。

とにかく主人公のナポレオン(名前負け・・失礼)演じるジョン・へダーが
すごすぎ。一体何処まで地?演技?なんて程です。
ぼそぼそ話すことは、変だし。行動も怪しいー。
一緒に観ていた家の人は
「なんかキング・オブ・コメディの今野みたい」
って違うと思うけど(笑)
さらに同居している家族も微妙に変(笑)
その上、熱いおじさんまでやってきちゃう日には、
観ている方も、脱力です。

ナポレオンの日常生活を、淡々と変に描いているだけなので、
特にすごいドラマや感動があるわけではないのですが
ほんと可笑しい。
ただ正直、後半が笑いより、青春ものっぽくなってしまったのが
返す返す残念。
全編コメディで乗り切ったらもっと好きかも。
って私だけか(爆)

アメリカで大ヒット!というほど日本でヒットするとは
思えないけれど(あ。私は好きですよー勿論^^ふふ)
へダーの次の作品も勿論観てみたいです。
あ。普段の彼は、あの映画とはだいぶ違うようです(そうですよね)
いっそ双子だそうなので、二人で出てきて欲しいなー。

で、もってやっぱり「バス男」のタイトルはなんだか。
登場人物以上に脱力(爆)


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