1993年フロリダで実際あった 高校生7人による 友人殺人事件。 いじめられたことへの 報復ということなのですが。。
え。これっていじめって言えるの?? なんて感じで、 確かに意地悪ではあるけれど 案外こんな友人って いるような気がする。
とにかく全編、何を考えているのか いや考えてないのかも さっぱりのみなさん。 日永一日、車乗って、だべって、遊んで。 うーん。ちっとも楽しそうじゃないねえ。 しかも、なんだか アダルトビデオに近い(色気はないけど)映像。
いじめられるほうも いじめるほうにも全然共感できないので え。こんなにいじわるだから殺されたのか。 なんてちょっと納得するようなところがないので 見ているほうがいじいじしてしまいそう(笑)
出演者もいまひとつ魅力がないのがさびしい。。。 唯一知っていた、マイケル・ピットも なんだかただの薬中の兄ちゃんでとほほ。 「完全犯罪クラブ」のようには いかなかったようで。。
映画の中に実際その事件に携わった 刑事と裁判官も登場しているのですが、 あまりのとほほな生徒たちに、 頭がくらくらしたことだろうなあ。 判決は結構厳しいです(当たり前か)
いつも新刊を待ち遠しく思っている、作品のひとつ「あずみ」 とにかく、女性ながら強敵をばっさばっさと打ち負かし 颯爽と時に、自分の運命に悩みを持つ若き美少女 あずみがとても好き。 (普段だと男性よりもそんな強い女性というだけで 結構さめちゃうのに。。あずみは違うなあ) で、あずみを演じるのは上戸彩ちゃん。。 上戸彩ちゃんが云々というより、原作でハーフの美少女が 染み付いてしまった私には、むしろ 東野睡れんちゃんがしたらあっていたかも!なんて ちょっと違うかな。
で、すっかり前置きが長くなりましたが「あずみ」です。
時代劇だけれども、テンポが良く、 最初の幼少時代は、ちょっとバトロワを連想させるような 古い時代なんだけれど、内容は結構斬新で新鮮。
でも、とにかく漫画が原作以上に漫画っぽいのは なぜなんだろう。 人間なのに、何メートルもある崖をさっと 飛びあがってしまったりする点か。。 はたまた、あまりに飛猿の容姿(髪型が)や音声のせいか。。 もう少し、リアルな感じにしても 良かったのではないかと思ったりもしたのですが。
美女丸演じるオダギリジョーは やっぱり壊れた役が良く似合うなあ。 以前放映していたドラマ「嫉妬の香り」でも 一番目立っていたし(笑)。
ふふ、今月は新刊が出るので楽しみ楽しみ。 って、映画より関係ない文が長くなってしまった。。。 原作おすすめします。
渋谷単館で、しかも深夜のみという時間帯だったので あきらめていた「マニトの靴」が「荒野のマニト」と 邦題に代えて、ビデオ化されたので、 楽しみに見たのですが。。。
実はこの作品、本国ドイツでは、史上最高の興行成績をおさめ、 数々の賞を取っているというもの。 なんていうとすごそうな映画ですが、 ビデオ化のコピーが、マカロニウエスタンならぬ ソーセージウエスタンだからね(笑) どんなものだか、すでに想像がつきそうですが、 ギャグ満載のウエスタンコメディというのでしょうか。 しかし、ドイツ人と日本人の ギャグ感覚って似ているような、似ていないような。 はっきりいって、かなりこてこてです(笑)
新しいというより、昔からあるギャグという 感じで、ちょっと香港のコメディ映画に 近いものがあるかもなあ。
主演のミヒャエル・ブリー・へルビヒが 監督、制作、脚本、とひとりでこなしています。 本編でも、双子の兄弟を演じているのですが。 兄がおねえキャラで、 お。日本でも山咲トオル、かばちゃんと おねえキャラが流行っていますが ドイツでもそうなのでしょうか??
主人公がいきなりだまされて 買ったお店は、入り口だけのハリボテだった(笑) なんて感じで、笑えるというより 結構おいおい(笑)
でも、ドイツ映画って なかなかお目にかからないので、 ドイツでヒットした映画ってねえ〜。 なんてトリビア気分で見たらいいかも。 でもって私だったら30へえぐらいでしょうか(失礼)
シートン動物記で狼王ロボは、追跡者の裏をかいて 逃げおおせたというストーリーがあるそうで、 家の人が「ハンテッド」ってそんな感じだよね。 なんて期待をしつつ、以前映画評を見たときは それほど誉められてなかった気が。。。むむ。
トム・ブラウンさんというトラッカー (足跡からその人の行動を読むことができる)の 実話から作られた作品。 で、ほぼ本人役に近い トミー・リー・ジョーンズが、 連続殺人犯扮するベニチオ・デル・トロを 追跡していくのですが。
この追跡が肝心のテーマなのですが、 ちょっと追うのが苦しそうです。トミー。 「ダーティハリー」を彷彿させてしまうような。 しかし、苦しそうなのに 電車に追いついてしまうって。 一体どんな電車(笑)
しかも、足跡を見つける。 それがあまりにも素人にもわかるほど、 すぐ見つかります。 だって水場に行けば 当然足跡がつくよね(笑)
せっかく演技派のふたりがそろったのだから、 もう少しどうにかならなかったのだろうか。 正直がっくりではあるものの、 結構そういうつっこみどころで 笑ってしまいました。 それも声を出して(おいおい)
でも実際、ああいう訓練を特殊部隊がしているのかと思うと、 ぞっとするとともに、なんだかやりきれないものを 感じますね。人間なんてララララララー(謎)
2003年11月19日(水) |
「アイデンティティー」 |
いやあこの雰囲気たまらないですねー。 最初から、すっ飛ばしてくれてます。 正直その勢いに乗りそこねると 辛いかもです。
ジョン・キューザックとレイ・リオッタの共演 ということで、まず見たいと思っていました。 二人ともとっても個性が強いので その個性がどう生かされているかと。 いあ。レイ・リオッタがますます伊良部に見えてきたなあ。 (ということはおいておいて) 正直、どうしてもレイが悪役で、ジョンが微妙な線。 思わず最初にシーンで、逃げていくのかと思いました(笑) なんて先入観で見てしまう自分がいるのですが、 その先入観のどんでん返しのどんでん返し(笑)
途中まで、どうなってしまうのかと 結構はらはらしました。 ひどいできのB級ホラーより、よっぽど怖いかも。 後半に入って、物語は思わぬ展開を見せるのでが それで終わりではなく、続いていくのがいいですね。 線路は続くよどこまでも、ならぬ 物語は続くよどこまでも。
タイトルがすべてをあらわしていると 言ってもいいほど、後からなるほどーと実感しました。 それにしても根底にある問題は 世界共通なんですね。
大雨の中、周囲から孤立したモーテル。 行き詰るような圧迫感。 派手な演出というよりは、演技派の皆さんの演技が よりいやーな(笑)雰囲気を盛り上げて、 上映時間の1時間30分があっという間でした。
雨の日に見に行くことをお勧めします。 ああ鬱陶しいかも・・・・
2003年11月18日(火) |
「ファイト バック トゥ スクール」 |
今までビデオ化されていなかったのが 謎だったチャウ・シンチー作品。 このところどんどん出ているので嬉しいです。 まあ「少林サッカー」のレベルを考えると どうしてビデオ化されなかったのか 分からないでもないけど。 などと失礼なことを思いつつも シンチーファンの私。
タイトルから分かるように舞台は学校。 香港の名門校に通う生徒に拳銃を盗まれた警察署長。 内密に探すことを命じられた シンチー演じる警察官。 どうにか学生になりすまし、犯人を捜しに乗り出すのだが。。と あらすじはあるものの。。。
いあ。どう見ても高校生に見えない(笑) 生徒より先生になったほうがよかったかも。 学校に生徒のふりして入ったものの 事件物とは程遠く ほとんど、学園物のノリ(笑) 拳銃探しよりも、学校の宿題に頭を悩ませたり 宿題を忘れて、廊下に立たされたり。 これって日本の学園物の定番ですよね(笑)
でも、なんだかのんびりしていて、 リラックスして見れるところがグッド。 細かいことは気にしないで ノリに乗れたら、オッケーというのが どの作品にも共通している気がする。 コメディだから、そうなんだけれど ジャッキー・チェンだとちょっと 肩に力が入ってしまいそうなところがあるけれど、 シンチー作品は、そうところがないような。 ってまだ4作品しか見ていないながら。。語ってます。
先日見た「トリック大作戦」より 個人的にはこちらの作品のほうが 「少林サッカー」に通じるものを感じたなあ。
それにしてもこの作品も1991年度って。。。 逆に後10年分どーんとビデオ化して シンチーコーナーを作ってもらいたいな。
このところ、電話を使った ホラー作品が なんだか目白押しですが、 この作品も 午前零時に999−9999番に 電話をかけると 望みを叶えてくれる代わりに ある取引きをするというもの。
まあ、よくあるパターンではあるのですが そこは製作したのが タイ!! ということで、なかなかの味わいです。 ある意味サービス精神旺盛。
登場人物は高校生なのですが、 登場するキャラクターも イケメンやら、美少女やら はたまたオカマキャラも。 ふとっちょキャラも勿論登場します。 一瞬ホラーだっけ? なんて思える場面も。 って一体どんな映画だ。
タイ版「ファイナル・デスティネーション」という 感じがしないではないです。 でも、派手な割りに怖くないのです(笑) まあグロではあるけれど。
お笑いあり、ホラーあり、 ちょびっと恋愛味もふりかけて、 落ちも正直途中から読めちゃうけど(おい) それでも、 やっぱりタイパワーは癖になるなー。
昨日食べた、タイ風焼きそばの 焼きそばなのに、変に甘かったりするところに 似ている気がする。 ホラーなのに、お笑い味(笑)
まだみていない「the EYE」を 早く見なくては。 うーん、もう何ヵ月も前から同じ事言っている気がする。。
2003年11月03日(月) |
「ぷりてぃ・ウーマン」 |
静岡県藤枝市に実際にある 平均年齢80歳の劇団「ほのお」を モデルにしたおばあちゃん劇団のドラマで これがなかなか楽しい作品でした。
おばあちゃんばかりだから 地味な映画かと思ったら いえいえ、なかなか芸達者な皆さんが 逆に素人演技(笑)をしていて おばあちゃんと 侮るなかれといった感じです。
年齢だから科白が憶えられない なんて弱音を吐きつつも どんどん 劇の楽しさに入りこんでいく姿に おお。がんばれー なんて応援したくなっちゃうほど。
また劇をするきっかけとなった 孫娘西田尚美さんがかわいい^^ 若手はほぼ西田さん一人といっても いいぐらいなのですが 安定した演技で、 おばあちゃん軍団に負けてないです。
でも、途中あることがあるのですが そのエピソードをいれてこそ 深みが出ると思ったのかなあ。 個人的には、 どたばたお笑い系に進んでも 良かったのではなんて 単純に思ってしまった。
今後ますます高齢化社会になるであろう と思うと こうした劇団や「エ・アロール」のような パワフルな皆さんがいてこそだと 思いつつ。。。 その半分の年齢にもならない自分は ちょっと新しいことを しようとすると面倒 なんていっているようじゃあねえ。 見習いましょうー。
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