世界に3冊しかないという書籍 「九つの扉」(ナインズゲート)の 1冊を所有する人より依頼され ジョニー・ディップ扮する 古書専門に扱う専門家が 残り2冊が果たして 本物なのか、偽物なのか 調べに旅に出ます。 果たして 無事その存在を確認し ナインズゲートに秘められた 謎を解明することが できるのか。。。
本好きの私には 大事な本という感覚はあるものの この映画に出てくるような 世界はちょっと 理解しがたかったです。
特に謎に感じたのは 途中から出てくる女性の存在。 まるでマトリックス(笑)のように すっと地面を飛んできたり、 彼女の存在が悪魔そのものなのか。。
古書と悪魔というテーマはとっても 面白いと思ったのですが、 ジョニーもいまひとつ 魅力にかけて、 全体的にまとまりに かけてしまっているようで ちょっと残念でした。
2000年12月30日(土) |
「ヴァージン・スー・サイズ」 |
年子の美少女5人姉妹が 次々と自殺してしまい その背後には何があったのか 思い起こす 男友達の回想です。
最初に一番下の妹が自殺してから 淡々とその後の4人の日常が 描かれていますが、 なぜという理由を探すというより 姉妹の日々が ごく普通の日常生活と 厳格な母親との 狭間の中で描かれています。
途中少女と恋に落ちる 学校一人気がある 男子生徒や姉妹が気に入る 男の子がでてくるのですが なんでもてるんだろうなあ なんて、違うところに 気がいってしまいました。
この映画では なぜかというよりも 回想している男友達の 甘く切ない思いを汲み取るという 視点で見たほうが 映画の楽しみを味わえたような 気がします。
パトリシア・ハイスミスが書かれた 主人公「リプリー」は 「アメリカの友人」でも登場する キャラクターとなっています。
でも、フランス映画「太陽がいっぱい」の イメージがどうしても強くて 最後は有名な結末によって 逮捕されてしまうんだろなあという余韻を 残しつつ終わっています。 が、原作に忠実に作ったら まったく別の作品 「リプリー」が出来ました。
裕福な子息と入れ替わるために あれやこれやのうそをつきとおす リプリー。
そのうそを通すことで罪を重ねてしまいますが、 果たして手に入れたのは幸せだったのか。。
原作に忠実に作られたことは うれしかったのですが、 では逆に「太陽がいっぱい」より 「リプリー」が先に上映されていら 果たしてあれほど有名な映画になったかなあと 思うと・・・・
ハイスミスがリプリーというキャラクターを 気に入っていたのは なんとなく分ったような気がしました。 でも、勿論身近にいたら嫌だけどね。
ほとんど詐欺に近いような映画会社の オーナーが、有名俳優を使って 映画を作りたいと思ったものの。 勿論、相手にされません。 そこで、考え付いたのは 勝手に盗み撮りして、 自分たちの撮ったシーンと合成し いかにも共演しているようにみせかけて 映画を作るというもの。 さて、成功するのかどうなるのか。。
オーナーは、スティーブ・マーチン。 有名俳優をエディ・マーフィと 豪華コメディアンキャストで 作られています。
最近、ちょっと元気がなかった感じの スティーブ・マーチンですが、 この作品ではエディに食われまい(笑)と 思うかのような演技でがんばっています。
さすがにエディ・マーフィ。 くどいような演技がこの映画の 内容に合っていました。
二人の共演で大笑いという感じではなく ほのぼの調にまとまっていました。
日本にもいろいろある都市伝説ですが アメリカでも同じようにあるんですねー。
都市伝説にからめた連続殺人がおこる 大学の寮に住む女子学生の 追いつ追われつがあるわけですが なぜ都市伝説にからめなければ ならなかったのかが よくわからないのです。
うん、それは都市伝説を入れることによって 他のホラー映画と一線を引こうと思ったんだよ。 といわれるとそのとおりとしか言えないのですが、 いかにも犯人らしき怪しい男性が ちょくちょく登場したり、 途中からいきなり過去の事件が登場したりで 新しいホラー映画というよりは 今までのホラー映画をなぞった つくりといった方が良いかもしれません。
もう少し都市伝説を掘り下げた 話が展開したらもっと怖いものができたのでは ないかなあ。 なんて、思ってしまいました。
主演の女の子は、すっきりした感じでかわいいです。
2000年12月15日(金) |
「レインディアゲーム」 |
劇場公開の時に見に行こうかなと 思っていた作品だったので、 早速借りてきました。
刑務所仲間のニックとルディは あと2日で出所。 ニックは出所日に迎えに来てくれる 文通友達の彼女に会うのをとっても 楽しみにしていましたが、 刑務所内の抗争であえなく死んでしまい、 ルディは、ニックになりすまし 彼女と会うことになりますが。。
2転3転のどんでん返しで 一体誰がどうなっているのか 彼女は一体誰の見方なのか こんがらがりそうです。
それにしても、謎(笑)だったのが 何故何度も別人だと説明しているのに また状況が別人だとさしているにも かかわらず、当人だと信じているのか(笑)
どんでん返しの都合上しょうがないのか そのほうが、気になってしまいました。
レインディアって一体どういう意味なのかなあ。 どんでん返しって意味ではないですよね。
サンタの扮装が、時期的にピッタリでした。 夢のあるサンタさんではありませんでしたが。
シシー・スペイセクはやはりキャリー役が ピッタリだったんだなあと 再度2を見て確認しました。
1から引き続き出演しているのは 1で唯一生き残った少女です。 そう、あのお墓で手を引っ張られる 一番印象深いシーンに出てくる少女です。
2では先生になって 当時のことを思い出すシーンが 何度かあるのですが、 その時は1の映像がそのまま使われて いるのが、おもしろい趣向でした。
でも、映画自体は二番煎じというより 現在の映像技術で取り直した ような雰囲気を出そうとしているのですが。。
技術が向上して、映像的に よりリアルな怖さを出している割に 雰囲気がないので、怖くないのです。 やはり1の独特な雰囲気は 真似出来ないものですね。。
それにしても、この日記をつけて3本目なのですが 全部ホラーって。。 ホラーの試写室ではないつもりなのですが(笑) やはり趣味が出てしまいますね(爆)
2000年12月12日(火) |
「ホワット ライズ ビニース」ネタバレあり |
偶然にもこの日記をつけはじめて最初に紹介した 「TATARI」と奇しくも同じゼメキス監督が制作した 新作です。
浴槽から指だけ出したポスターから感じられる 怖さを、本編でも十分発揮しています。
一人娘を独立させた後、心にぽっかり穴があいたような 主婦の中に忍び寄るかのような 隣人殺人の疑惑。。 そして、新たな事件の幕が。。
ネタバレあり。。
ヒッチコックのような映画をということで 主人公はサイコの主人公と同じノーマンという 名前をつけられています。 確かに、スリラーなので ここでは出るぞ出るぞ!と思っていると 鋭い音響と共に。。。
確かに怖い。 途中なんども薄目になってしまいました。 でも、ヒッチコックを目指していた作品のはずなのに 最後の落ちはどうしてああなってしまったのかなあ。。
内容のせいもあるのですが ハリソン・フォードとミッシェル・ファイファーが すごく年を取ってしまったように 見えてしまうのが寂しかったです。
タイトルから分るようにホラー映画ですが、 設定はなかなか面白いです。
凄惨な事件があった精神病院の後に 5人の男女が招かれ 招待したプライス氏(胡散臭さが似合ってました)が この建物の中で一晩を生きて過ごせたら 1億円をプレゼントしようと いわれます。
さあ、5人の男女は いかなる一夜を過ごすでしょうか。
挿入歌もホラー映画というより ポップな感じで 途中などはミュージックビデオを見ている ようでした。 (挿入歌はユーリズミックスの曲でしたが 唄う人が違うと印象が違いますねー)
テンポもよく、なかなか面白いぞと 思っていたのですが。。。。
ここからちとネタバレ。。。
山場から怨霊が現れるのですが いかにもなのですよ。これが。。 ある意味。。。
映画館で見ていたら怒ったかもしれないので ビデオで鑑賞できてよかったです。
私だったら1憶くれるといっても泊まらないな。
ビデオや映画館で見た映画が 年に何本になるのか。 今まで見て 「おもしろかったー」 「いあ、これは期待はずれだった」で 何日かすると 見たタイトルすら忘れてしまう状態でした。
これからは、映画を見たら まずタイトルとちょっとした 内容を覚えていこうと 鑑賞記を記入することに しました。 (なんか大げさな表現ですね。。)
平日は朝が早い(5時45分起床)なので なかなか見れませんが 週末はしっかり鑑賞しますので どうぞよろしくお願いします。
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