英国人の彼女 6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。
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来週末、一泊二日でケニアのサファリに行くことになりました。海外旅行一泊二日って、ありえないんですけど、妹はアフリカらしいところに連れて行けとうるさいし、さすがに1ヶ月の休暇の後で、また休暇を取るほど厚顔にはなれないし。ケニア、行ったことなかったから行ってみたいんですけどね。どうせなら2週間くらいかけてサファリをいくつか巡って、モンバサでリゾートもしたかったです。一泊二日って・・・。
帰ってきたばかりなのに、日記の更新が滞り気味です。ごめんなさい。
いま、うちの大使館で風邪が大流行中です。喉が痛くなって咳き込む、という同一症状で。で、わたしももれなくひいてるわけですけど、日本人の同僚で、激しく悪化させてしまっている人がいるんです。咳き込みまくり。そして高熱。彼はそれでも仕事に出てきている上、ちゃんとマスクまでしてなかなか周囲に気を遣っているのですが、ローカルスタッフからはあっさり「サーズマン」と呼ばれています。人に優しい職場です。
エジプト&トルコの旅から帰ってきて、早々に風邪をひいています。休暇明けで仕事がたまっているので、ちょっと辛いです。
ところで、今妹が日本から遊びに来ているので、ダーリン(仮名)の家ではなく、久しぶりに自分の家に住んでいます。それがとてつもなく寂しいらしいダーリン(仮名)。うちに妹も一緒に泊まればいいのに、とうるさいです。そりゃ、わたしもダーリン(仮名)んちに泊まりたいよー。でもね、でもね、私が仕事から帰ってくるまで、日本語さっぱりな彼と英語さっぱりな妹2人でどうやって過ごすつもりですか。どんな会話を交わすのですか。怖くてとても二人っきりにはできません。
昨日も、仕事終わってから会える?と聞いてくれたけど、風邪もひいてしんどいので、お断りして家に直行しました。が、わざわざダーリン(仮名)、お見舞いに来てくれました。バラの花束抱えて。バラって。花束って。お見舞いって。ただの風邪なんですけど。
めちゃくちゃ嬉しかったです。
2003年05月03日(土) |
エジプト9日目(ルクソール) |
この日の予定として、選択肢が2つありました。
一つはこのままこの船に残って、ツアーでルクソール観光し、船に泊まること。もう一つは、船をチェックアウトしてしまうこと。船にいれば、エジプトのことならお任せのエジプトロジストにルクソール中の遺跡を詳しい解説付きで案内してもらえ、移動も快適なミニバスが用意され、船での食事は3食おいしく、毎日夕方にはティータイムまであります。それでも、わたし達はこの朝でチェックアウトすることにしました。
船には何の不満もありません。というより、人生で受けた中で一番のサービスとホスピタリティでした。エジプトロジストにも何の不満もありません。というより、途中からわたしとダーリン(仮名)のエジプトロジストを見る目には、愛がこもっていました。エジプトロジスト、かなりラブ。乗客のみなさんにも何の不満もありません。わたし達の会話のネタになってくれてありがとう。
でも、これ以上団体行動を続けるとストレスが貯まる、という結論に達しました。このままこの船にいると、「あ、すみません、うちら適当に観光するんで集合時間だけ教えて頂けますか?」という日も近いです。すでに、お茶の時間に2人だけでデッキでお茶して、「個人旅行じゃないんだから、みんなのところにおいでよ!」とフレンドリーなバーテンダーに声をかけられています。(個人旅行じゃないの?)
どうしてダーリン(仮名)もわたしも、こんなにグループ・オリエンテーション能力に欠けているのでしょうか。ダーリン(仮名)などカブ・スカウト(ボーイ・スカウトの年少版)には親に勧められて参加したものの、ボーイ・スカウトには自分の意志で入らなかった、という子供の頃からの筋金入り個人主義者。外交官なのにいいのか、という疑問も残りますが、大勢でワイワイが好きなタイプでは決してありませんし、他人に決められたスケジュールに沿って動くことは大嫌いです。
わたしも、中学の修学旅行には参加したものの、高校の修学旅行に参加する意義を見いだせず、返金された7万円を持ってグッチの店に直行したダメ人間です。(「風邪引いたので休みます」と、もっともらしい言い訳をする手間もかけずにさぼったのですが、それを本気で信じたらしいクラスメート数名が、お金を出し合ってお土産を買ってきてくれたときは、罪悪感をやや感じました。)サークルの合宿の自由時間でも、他の人たちが団体で行動する中、彼氏とラーメン巡りしたこと2回、友人と寿司屋&クラブ巡りしたこと2回。(場所は札幌)中学から高校の3年間のどこかの地点で、グループ・オリエンテーション能力を置き忘れてきたようです。
そんなわけで朝食後船をチェックアウトし、ルクソールで向かうホテルはやっぱりオールド・ウィンターパレス。こちらも19世紀からある由緒正しいホテルです。部屋を見せて貰ったところ、ナイル・ビューの部屋はナイル川とホテルの間に道路があってうるさいし、景色自体もオールド・カタラクトに比べると拘るほどのものではなかったので、ガーデン・ビューにしました。その代わり、部屋のランクを2つも上げてしまったので、結局なかなかの金額になったのですけれど・・・。
部屋はちょっと狭めだけど、内装が可愛いウィンターパレス
久しぶりの自由!部屋で夕方までゴロゴロします。本当はプールにでも行こうかと思ったのですが、ここへ来て初めて5月のエジプトらしく非常に暑くなってきたので、冷房の効いた部屋から出られませんでした。
暗くなる前に、ちょっとは観光しよう、ということになり、すぐ近くのルクソール神殿を見学し、ルクソール博物館を見学し(ここはすごくお勧め)、カルナック神殿の音と光のショーへ行ってきました。
夜のカルナック神殿。ちょっとぶれています。
カルナックは、入り口前のスフィンクス参道といい、134本の巨大柱といい、アブシンベル大神殿と並ぶエジプト最大の見所だけあって凄く迫力があるのですが、とにかくルクソールは夜でも暑いのです。そして、うっかり水を持ってくるのを忘れたわたしたち。口にすることと言えば「drought! drought!!」辛かったです。
2003年05月02日(金) |
エジプト8日目(エドフ) |
この日見学したエドフは、エジプトの数ある遺跡の中でも保存状態がいいものの一つ。天井も残っていて、在りし日の古代エジプトに思いを寄せます。
かなりどうでもいいことですが、我らがSunboatIVの乗客は、以下のような組み合わせでした。
アメリカ人夫婦(初老)、オーストラリア人夫婦(中年)、ロシア人カップル(中年)、フランス人ゲイカップル(中年)、イギリス人と日本人のカップル(わたしたち)。
クルーズを始めてからというもの、ダーリン(仮名)とわたしはアガサ・クリスティの「ナイルに死す」モードで、この船の中で殺人事件が起こったとしたら、誰が犯人で、誰が殺されるのか、という話題を飽きもせず2日に渡って延々と議論していました。(アホ)
前日までに怪しいと思われたのが、妙にフレンドリーなバーテンダーとエジプトロジスト(この船では、ツアーガイドのおじさんをこう呼ぶのです。確かにただのガイドではない学者らしい風格を備えていました。)だったのですが、このエドフ見学中にいきなり2人の間で犯人がひらめきました。
犯人→フランス人のゲイカップルの片割れ。
この人、真っ赤に日やけしていて、ビデオカメラを片時も放さず、船から何かおもしろいものが見えるとデッキを駆け上がり、駆け上り、とにかく忙しい人なのですが、いつもニコニコしていてものすごく感じがいいのです。恋人が居眠りをしているところをビデオに収めたりするほほえましい一面もあります。
今まで何故気づかなかったのか自分でも不思議ですが、これはもう犯人に違いありません。犯行に使われたのはいつも持ち歩いているビデオカメラ(殺人ビームが出る)。殺されるのは、もう1人のフランス人、バーテンダー、オーストラリア人のおばさんです。
ただし、動機がわかりません。シャーロック(わたし)とワトソンくん(ダーリン(仮名))の推理作業はまだまだ続くのでした。
とりあえず犯人が分かり、かなり満足しているわたしに彼が一言。「君もたぶん相当怪しいよ。」
午後には、エスナを見学しました。こちらはギリシャ人がエジプト様式を真似て作ったものなのですが、この頃になると紀元前2000年!規模に慣れすぎていて、ギリシャ?新しすぎて興味ないわ、状態に。ただ、ここの壁画の下手さ加減を見ると、ルクソールでのMiddle Kingdom時代の壁画の素晴らしさをより楽しむことができます。
エスナの後は、いよいよルクソールへ。
2003年05月01日(木) |
エジプト7日目(コム・オンボ) |
ナイル川クルーズ1日目。通された部屋はなかなかいい感じ。
汚い鞄が写っていますね。お目汚しすみません。
洗面台のアメニティグッズも、死海の泥の石けんだったりして、こういう細かいところがいちいち好きです。9時過ぎに船はルクソールに向けて出航、昼前にコム・オンボに到着しました。
コム・オンボをさらっと観光。こういう団体(といっても8人だけど・・・)でのガイド付き観光って、実は中学の修学旅行以来で、リズムがよくわからずやや疲労します。ダーリン(仮名)は、生まれて初めてとのこと。ちなみに2人とも団体行動はものすごく苦手です。
フレンチの昼食をクルーザーのダイニングで取った後、2時間ほどクルージングしてシルシレに到着、軽く観光して、今日の最終目的地エドフに夕刻到着しました。この日はここに停泊して、明日の朝、エドフを観光する予定です。
この夜は「ガラベーヤ・ナイト」。ガラベーヤというのはエジプトの長衣なのですが、乗客に限らず乗組員もみんなこれを着てエジプト料理の夕食を取り、その後クラブでエジプトダンスを踊りました。
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