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2004年03月24日(水) にわか映像作家



 この「日々たん譚」が滞っているのは、映像を切ったり張ったりして、作品化していくのが面白く、それに没頭しているためである。ビデオが発明される前は、個人が映像を撮ろうとした場合、8mmで撮るのが一般的で、その昔、某映像作家の家で゛世界の多くのマイナー映画を見せてもらっていた時に、その作家の部屋中にはり巡らされた洗濯綱には、8mmの長・短フィルムが所狭しとかけられているのが常だった。

 聞けばこれを編集し、繋あわせたり張り合わせたりして一本のフィルムにすると聞いて、なんとまぁ面倒な作業だろうと思った事がある。映像作家でなくてよかったとその時思った。ところが月日は流れ、ビデオが普及し、パーソナル・コンピュータが出来ると、映像処理が存外簡単になった。おまけに特定の処理をすると、インターネット上にも公開できる。
 誰が言ったのか忘れたが、インターネット普及で得る所あれども、同時にその弊害大なることに「バカが意見を言うようになった」と。
してみると、にわか映像作家のネット配信は、へっぽこにわか作家が発表するようになったことと置き換えられる。救いは、自分のコンピュータにデータはあり、自分からつながない限り見られないと言う事だろうか。少なくとも垂れ流しではない。
それにしても面白い。










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