2005年10月18日(火)
起きて、新聞に目を通し、先日買ったばかりの服に身を包んで、 薄く化粧をして向かった先は自宅から片道約9km先のガソリンスタンド。 自分が何か食物を口にするよりも先に、車を満腹にしたかった。 満タンにして帰路に着く際、アクセルを踏み込んだら良い音がした。 思わずハンドルをさすりながら、笑んでいた。 傷だらけの車だけれど私はこの車が大好きなのだと改めて実感した瞬間。 ところで、50Lいってないのに6000円強のガソリン代ってありえん。 レギュラーでこれじゃあハイオク入れてる人は大変だろうなぁ。 同じだけ入れても今より1000円以上安かった数年前が懐かしい…。
邦画『真夜中の弥次さん喜多さん』/監督:宮藤官九郎
めちゃめちゃホットやで。(←意外に嫌いじゃないらしい)
映画館で上映してる時に観たかったのだが仕事でバタバタしてたら あっという間に上映が終わってしまったのでレンタル待ちでした。 職場のバイトちゃんは映画館で男友達と観てしまったらしいのですが 「ムチャクチャ気不味かったですよぅ」と聞いており更に興味津々。 上にもあるように車にガソリン入れて、自分も満タンにしてから まったりと観賞してみました。
個性派監督の作品は観ていて疲れる事が多かった(例:溺れる魚)の ですが、これは素直に楽しめる作品だったなー、と。 出ている人達がクセがあったり、アクが強かったりでいながら とても上手かったのが勝因やも。いろいろな面で上手かった。うん。 まだレンタル始まったばかりなので具体的に好きな点は色変えます。
主演2人が予想以上にハマっていて、すごく楽しめた。 長瀬演じる弥次さんは不器用でハチャメチャで、だけど一途な男前。 七之助演じる喜多さんは不安定でヤバくて、リヤルがてんで分からない。 弥次さんのキャラも愛すべきもの(つか大好きだ!)ですが、喜多さんの ぐらぐらする感じが愛おしかった。確かなものが欲しかったんだ。 そんな喜多さんを可愛いなぁ、と思ってしまったのは『笑の宿』で 弥次さんと離れ離れになってから再会しての抱擁シーンだった。 少し離れた場所から互いに気付き、弥次さんが喜多さんの身体を抱き上げる …その場面の喜多さんの背中がもぅすンごく可愛らしい。
脇を固めていた役者さんも(いろんな意味で)スゴイ人ばかりだったのね。 阿部サダヲ氏のキャラの濃さ…いやヒゲおいらんには負けるが…つか、 意外に最後まで出ずっぱりだったので驚いた。いいコンビだった。 やはりアーサー王には驚きよりも心配が。いいんスか?あれイイんスか?? ちなみに丸子(マリコ)のとろろ汁は美味いです。麦飯ごと啜れッ! 丸子・藤枝・島田・大井川…馴染みのある言葉が台詞として出てきたり してそんな点も面白かったです。あ、吉原もそうだ。 荒川良々のまとわりつくような存在感とか、小池栄子とか、研ナオコとか とにかく全ての役者・世界観を巻き込んでの面白さ。 最後に弥次さんと喜多さんが2度目の再会をしたシーンで泣かされたのが なんだか妙に悔しい(笑)。恐るべしはクドカンの魔力!!
特に最初のほうは男性にはキツイかもしれませんが、女性はどうだろ。 いわゆる腐女子に属されている方なら問題ないかと思いますが…。 このノリが全くダメな方もいるかと思うし、この作品をどういう分類に 分けるのかという枠にはめてしまっても良いのか、それ自体に迷う。 とりあえず「絶対見るべし!」という強いオススメはできない。 だけど、見るとちょっとイイ気分になるかもしれない…そんな作品。 返却日までに時間があったら解説付Ver.も見てみたい。
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