あ い の う た 。



2007年12月06日(木)  秘密


当たり前のこととか

正当な意見とか

そんなものは

聞きたくなくて。





ただ、

疑いとか

不安とか

かなしみとか、

そうゆうのを、ぜんぶぜんぶ、洗い流してくれればいい、と。





誰も知らないうちに。







放つ言葉は

ただ、正直で、透明で、酷く汚くて。

もう 打算も 狡さも

そんなものはどうでもいいから、

迫りくる朝を

追い遣ろうとするだけ。





そう、誰も知らないうちに。





けれど

窓の外は白くなって





だから 誰も知らないうちに。





なのに。

ね。





夢か、現実か。

その狭間が 一番心地いいのかな。





簡単に崩せてしまう理性と

最後まで崩れない誠意が

もどかしくて、

もどかしいまま

朝に呑まれた。





そんな、秘密。





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