あ い の う た 。



2006年05月30日(火)  裏と表


暗に示した要求は

知ってか 知らずか

流されてしまったみたいで




来て欲しいとき

来て って言えるほどの

素直さと 勇気がなくて




だけど なんだか

もうすぐ この小さな箱が

あたしを呼ぶような気がしてるんだけど

それも 願望ゆえの

思い過ごしかな




これは 淋しいからじゃないよ

今、逢いたいと思うのは

ひとりだけだから。



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2006年05月29日(月)  揺れてるわけじゃないんだけど


こうして 迷路から抜け出せずにいる。




けどやっぱり違うんだよ。

違う、違う、違う




一番目がいなくても

セカンド・ポジションは

位置を変えることがない。




お互い 縛りつけることなんて出来るはずがないし

強く押し出る感情は 随分前に

何処かへいってしまった。

支配欲を持てば 全て流れてしまうでしょう。




じゃあ、どうすればいいの?




片手間であること、

これが理想なんだろうな。




温もりが 物理的なものだってことを

認めて 諦めれば、いい。




そしてまた その手を掴めばいい。



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2006年05月23日(火)  bfore 27hours.


久しぶりに握ったフライパン



バターの滲みた フレンチトーストと

甘ったるいコーヒーを ふたつ並べて

向かい合えば



テレビから聞こえる声と

メイプルシロップの香りが交ざり合って



少し、幸福な朝の風景を見ている気がした。



これが 見慣れた風景になるとき

向かい側にいるのは

あなたじゃないんだろうけど



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2006年05月22日(月)  間接照明に浮かぶ洋書


偽りや、汚い感情はどこにもない。




ただ 綺麗な感情によるものではないことくらい、

分かってる。




型に縛られるようなことを仄めかせば

壊れてしまうことも分かってるし

そんな望みは どこにもないと言い切れる。




あなたはもちろん、

あたしでさえ そんなもの これっぽっちも求めていない




けれど その腕の中は、限りない安心感を生んで

一度は焦がれた人だという

ほんの少しの感傷が、

愉しい。




ただ

肝心なところで するりと腕を抜け出す、

その優越感が

1ミリの哀しさを残す。



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2006年05月19日(金)  ×××××。


夢だったんだろうな。

忘れたことにした方が、いいみたい。



あなたの 鼓動が早まることはなかったし

あたしの 思考が壊れることもなかった



これで 答えは全部 見えた。




俺のこと、どう思ってんの?



こんなのは愚問でしかなくて





自分でも、分からへん。



相応しい愚答だ。





あなたは 最初から

あたしは 今さら

そんなんじゃないんだよ。



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2006年05月15日(月)  no instinct


現実は 甘いもんじゃないな。




もともと 幻想でできてたんだってことが

やっと ちゃんと分かった気がする。




あたしは 感情より理論 本能より理性が

優先されてしまうから

これでいいんだよね。




ただ あったかい腕は、

何よりも安心感をくれるから

あたしだけのものを

探しにいくんだ。



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2006年05月08日(月)  ノー・シグナル。


2年前と 1年前と 今日と

どれがいいかなんて はかれるものじゃないけど

あの頃は よかった、って

思わなくもない。




誰かを好きでいることは

ときに大きな大きな力になる。




気持ちが重なり合うことはなくても

それだけで 随分ちがうってこと

分かってきた。




最近は ひとりでいる時間なんてほとんどないのに

ふと とてつもない孤独感に気付いたりする。

だけど そういう心の動きに

ものすごく鈍感になってて

もう なんか いやになるな。




優しいひとになりたい。



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