2009年05月21日(木)
 『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』 サンボマスター

ひっさびさにパーマなんぞかけてみる。くるるん。
考えてみたら2001年以来です。
コンフェデの時、ちょー髪長くてパーマ掛けてた記憶と写真があるから。

どうだーって感じのびよーしさんに、なんか照れます、
と言ったらなんでですか!?と驚かれる。

それはたぶん私があまりオサレなひとではないからです。
かわいくしてますーオサレしてますーってのが柄じゃないと感じてしまう。
そしてオサレしてる風の自分に、自分ひとりで照れる。自意識過剰。


そんな私でも、くるくるにして、お気に入りの服と靴と鞄で
表参道あたりをふらふらするのはとても気分がよくて

大奮発(パーマなんぞやってる時点ですでに大奮発なのだけれど)して
先日友人に教えて貰ってえらく気に入っているガレットを食す。

ポワレ=洋梨の発砲酒を飲んで

季節限定メニューの一番上にある組合わせは
ホワイトアスパラとグリュイエールチーズとクリームと玉子、
そしてプロシュート。あぁ、もうピンポイントに私のツボ過ぎ!!!

めいっぱいそば粉の香り☆たまらーーーん。

食後酒にはちみつ酒。

しあわせ。



日々色々あるのだけど、ここには書き残せず過ぎていくなぁ。
暖かくというか暑くなってくるとやっぱりこのこは不調になるし
在宅仕事も終ったので、あまりPC自体に向いません。



先日書いたムダな正義感について考える。


平日のおやすみの昼間うちにいたらなんだか外が騒がしくて
うちはすぐ近くに中学校と高校があるので、なんだいなんだい、学生さん?
とその声に一番近い自分の部屋に降りると、どうも雰囲気がよろしくない。


あーやな感じ。

みたくないし、聞きたくないなぁ。

これって多分、いわゆるいじめってヤツだよな。



大人の視線を感じれば、まぁやめてくれる可能性もあるかと思い
シャーッとレースのカーテンと網戸を開ける。

子どもたちが一斉にこっちをみる。


あぁ、やっぱり。

倒れている男子中学生を、数人で取り囲んでいる男子中学生の図。

こういう時、どうしたものだろう。


私が血気盛んな若い男性であったなら、先日の映画よろしくバットを持って
飛びかかりたいくらいむかつく図なんですが、まず、驚く。

ひとつ、彼らはこっちを見上げたものの、その後も平然としていた。
ひとつ、向いのおばさんが、すでにその様子を何もせず窓からみていた。


はぁ…。

今現在は暴力行為をしている訳ではないので、「やめろ」とかでもない。

私は暴力をみてはいないし、はやした立てる声はきいたけど
その内容も把握していない。(別に、把握したくない)
おら立てよ〜って足げにしている気もするけど、囲まれててみえない。

ただ、この図と取り囲んでいる子ども達の顔や声から、
あぁこれはイジメだなぁと判断しているだけなのだ。

でも、私にはこれを放っておくことはできないんだなぁ。

みたくないもん。
聞きたくないもん。
早くやめて欲しい。

しかし変に助けるとますますいじめられるので余計なことするな、
なんて話もよく物語にでてくる。
一人暮らしじゃないから、同居人たちに迷惑が掛ったら申し訳ないしな…
最近悪意を持って、古い貰いもの直して大事に乗っている小径車を壊された。
家の前の自転車も心配だ…。


私は判断に困っている間、ちょっと倒れているコに期待していた。
キミが抵抗する様子をみせたり立ち向う気持ちが少しでも感じられれば
私はここを飛び出していくことだってできるのに。やられっぱなしかよ。

囲んでる方にもむかつくけれど、実は私はそこで倒れたまま
亀みたいに丸まってる男の子にも正直むかついてしまうのだ。
キミが意思を持ってなんとかしようと思わない限り何も変らない。

仕方ない。
間が抜けている気がするけれど、窓から注意する。

「うるさいよ」

いやだって、他に注意しようにないさ。
首謀格の男の子は私の存在に気が付いてからは
倒れている男の子に立てよーって手を貸してさえいるのだ。

「はい、すみませーん」

あぁ、首謀格の男の子はそこそこ容姿もよろしくて賢そうだ。

「ほら、うるさいってよ。早く立てよ。」

いやいや、その亀男くんは全くうるさくはしてないよ。
亀男のせいにすんなや。うるさいのはあんたとその他大勢だ。

賢く無さそうな外野はそれでもはやし立てている。
「うるさいよーだってー。」とかも茶化す。
私が子どもの頃も橋の上でたむろして遅くまで帰ろうとしなかったら
うちのお父さん現れて「キミたち!」って注意したらしばらく散々
茶化されたっけな。「キミたち」って、しつこく言われた。
中学生って20年以上経ってもあんま変らないもんだな。

それにしても、悪びれる、とかもないんですね。

仕方ないので、携帯で写真を撮る。
写真撮った途端、気付いたその他大勢のひとりが慌てた声をあげる。


ちょ、今写メ撮られたよ、写メ!


輪はほぐれ、わらわらと散る。
写真撮られたら困ることしてたんかいな、やはし。


特に学校に通報とかはしていません。
で、その後別にいやがらせとかもされていません。

何事もなく、平和な森がみえる、鳥の声が聞こえる部屋です。

むかついてむかついて、どうするのがよかったんだろうと
惑いながら部屋で高橋優の『こどものうた』を大音量で聴く。

http://www.youtube.com/watch?v=hG13x1V9dM0


キレろよ、男子中学生。
頼むから自分で立ち上がってくれ。



自転車に乗っていると、とても気持ちよくて楽しいのだけれど
結構、嫌な気持ちになることも多い。これもムダな正義感…。
かっこいい自転車に乗ってる、えらく傍若無人なひとって多いのだ。

私はいちいち嫌な気持ちになる。悲しくなったり怒ったりする。

いやあのさー自転車乗りは結構、ロードバイクのおにーちゃんの
味方して、ピストがシングルのが酷いって声を揃えて言うけどさ〜
一概にそうでもないですよ…。全身キメキメの酷いのも多いんだって。
私は、シングルのオサレなおにーさんに感動したこともあるし。

ある日の夜遅く、家へ帰る道の途中で遠くにLEDが瞬いているのが
みえまして、あぁ、向こうから自転車がこっちに向ってきてるんだなー
って思ってたんですよ。私歩いているとよく思うんだけど、
あのライトってさ、私も使ってるしめっちゃ明るくていいんだけどさ、
目がよくないから眩しいもの苦手な私はちょっと嫌なのね。
まともにみちゃうとしばらく目がチカチカするの。特に点滅がいや。

まぁそう思いつつ、何の自転車かしら、そろそろ近いよね、
って顔を上げて前方の自転車の方みたら、ライトが赤いのよ!

え?前に赤い電灯付けちゃだめーって言われたよぉ?

その自転車はゆっくりめに私の横を過ぎる。

シングルに乗ったオサレでかっこいいおにいさん、
ライトを手で覆っていたのだ。血の色の赤。

はっとしてすれ違いざま、振り返る。
白いのが瞬いているのがわかる。

あぁ、おにいさんは、あれ歩いてるひとは嫌だって感じてること
知ってるんだ。歩いている私に気が付いて、手で覆ってくれたんだ。

その瞬間、付き合いたい、と思いました。(単純)



それでですね、先日清志郎がアメリカでレコーディングした時の
様子を特番で深夜にやってたんですよ。先生は大の自転車好きなので
アメリカでも自転車をレンタルし、家とスタジオを往復していました。

先生の自転車の乗り方はとても美しくて
曲る時には車に手信号で合図していたの。

なんかねぇ

あぁ、私の好きなひとはこういうひとなんだ、ってとっても思ったの。
酷い〜〜〜って怒るよりも、私自身がまず美しくあらねばととても思った。


ライト手で覆ってくれたおにいさんにも清志郎さんにも「余裕」を感じた。
他者へのほんの少しの思いやりと、心の余裕。
それは高い自転車で速く遠くまで走ることよりもずっとかっこいい。
ってこういうことを暗に嫌味っぽく言っちゃうから私はダメなんだよな(笑)


翌日は自転車日和で、私は楽しくサイクリングロードを走って
等々力に行った。いつもより意識してこまめに道ゆくひとに声を掛けた。

抜きやすいようにはしにのいてくれたおじいちゃんに
「ありがとうございます。」
お散歩のひとやママさんはわんこや子どもに気を取られているので
「抜きますね〜」

それぞれ「いえいえ」とか「はーい」って返事が返って来た。
自己満足だけど、とてもいい気持ちだった。
私もこうやって生きていきたいなって思う。

この間みた『重力ピエロ』で、春くんが言っていた。



「自分自身がこの世でみたいと思う変化になりなさい。」



ガンジーさんの言葉。とても素敵。

そうありたいな、気分じゃなくて、いつでも。


2009年05月15日(金)
 『チョコレート』 BUCK-TICK

試写会にご招待頂き『重力ピエロ』をみる。

久々に大好きな友だちと会ってうれしかった。
会話はどうしてもすぐサッカー話になってしまうけど(笑)


『何を考えているのかわからない』


と、感じてしまうひとと、そうじゃないひとがいて
私は何を考えているのかわからないひとがとても苦手なんだけど
不思議なことに、それで不安になるひととならないひとがいる。

私は久々に会っても全く不安にならない彼女がとても好きだ。
全力で好きだ、と思う。

わかるひとにだけわかればいいんじゃないかな。と思った。

今日も言葉の選択を少し過ってちょっと反省している。

えーと、たまにこうやって誘うくらい好きっていうのは伝わらない。
最近会ってないなー元気かなー会いたいなーと思ってたと
言いたかったのに。私は実は喋るのが苦手なんです。はい。



『重力ピエロ』は思ったより重い映画でした。
絵が美しかったです。とてもいい映画だと思います。

原作本の良さは出ていないかも知れない(読んでない)
たぶん、話のおもしろさよりも家族愛みたいなものに焦点を当ててる感じ。

まんまと、私は育ててくれた最愛の父を思って涙ぐみます。
小日向さんの演じるお父さんは本当にとても素敵だった。
小日向さんのようなひとと出合って子どもが欲しい。本気で。

永遠にまとわりつく、血縁。

私の尊敬する、大好きなお父さんは、私を含め
自分の血縁じゃない子どもを複数育てたひとで

私は娘ながら、あぁ、どうしてこの素晴らしいひとの遺伝子が残らず、
私や兄の親(ここがまた別人、うちはやたら複雑)の遺伝子が残るのかと
私がお父さんの子どもを産みたいとまで思ってしまう程なんですが

遺伝子は残したいけれど、そういう行為を直接するのは絶対無理だし

なんていうか、私や春くん(登場人物)はそうして性に対する
嫌悪感や罪悪感をどうしたって一生持って生きるんだろうなぁ。

なまじっか愛のある素敵なお父さんに育てられてしまったので
がんばって生きるんですが、やっぱり子どもは持てない気がします。

私、子ども、大好きなんだけどね。
女子に生れたからには、いっぺんは出産したいし
いまでも夢は、強く明るく逞しいおかあちゃんなんですが。


あとあの、ムダに強い正義感。

だから正義感が強いのかなぁ…。
自分の中でも常に葛藤してきたような気がするし、
私も他人の中の悪意が許せないものなぁ。。。

うまく言えないけれど悪意の存在そのものが許せないんだよねぇ。
怒りたくないんだけどさぁ。

許せないんだよねぇ。
絶対認めたくないんだよねぇ…。

私はあの、冒頭のシーンがよくわかるよ。
助ける訳じゃないんだ。悪意をみてみぬふりできないの。



あぁぁ。

重い映画だ。








タバコを吸わないでいても、いいことは何もない。

まず、この発想そのものが間違っている。

元々が+−ゼロな訳で、タバコを吸えばマイナス、
吸わないでいてもゼロに近づくだけで、目にみえていいことはなくて当然。

それはわかっているんです。



でも、求めちゃうよな〜。

吸いたい欲求よりいいことでもないとがまんする意味がわからーん。


吸わないでいても、その一般に言われている効果はなくてですね
呼吸器弱いのでそっちで効果があるかしらんと思っているのに
むしろ咽はうがががってなるし(本当です)
頭は痛いし、眠いしぼーっとするし(本当です)

別に顔色がよくなったりお肌の調子がよくなるでもないし
ところが反対に、やめると太る、は本当で、如実に増加した訳です。


だったら吸った方がいいんじゃね?

となってしまうよなぁ。


たまたま山の上の家に住んで、里に買いに下りるのが面倒だったので
タバコ吸えなくなって、じゃあこの際
「タバコ辞めたらいいことが起きた」を実感できるかどうか
試してみたんだけど、起きないんだよなぁ、いいこと。。。


眠いのとかぼんやりになるのは覚悟してたけど
咽や呼吸器うがうがするのなに!?
好転前の毒だしみたいなもの!?すごいいや〜〜〜。


人生振り返ってみても、タバコ辞めていいことなんかなんもなかった。

嫌煙者と親しくしてる時なんてそれこそ嫌な思いばっかりだったさ。
まぁ、むこうにしてみりゃ吸わないのが「普通」で
喫煙してれば普通以下なんだろうしなぁ。ほめられることもないわ。


それでますます、タバコ吸わないでいてもいいことなんかない度は増加。


反動で、めちゃめちゃ気分悪くなりながら
吸ってなかった分取り戻すようにたくさん吸った。
別にいいことも悪いこともないさと思いながらたくさん吸った。


正直、吸わなかった期間があった分体質的には辞めにくくなった模様。



仲良しの友だちは喫煙者ではないけれど、タバコには寛容で
今日久々に会ったら、あれ?吸わないの?てな感じで驚かれる。

すんごい、吸いたいなぁと思った。

なんてゆーかその、お酒のんで上機嫌で吸うタバコが
めちゃめちゃ旨かったって記憶は消せないんだなーと。
あぁ今吸ったらうまかろうなぁとちらちら思ってしまう。


でも実際吸ったらたいしてうまくなくて、
なんだこんなもんかとある意味びっくりするのも知ってる。


それを繰り返す。


それはわかってるのに、むしょーに吸いたくなるんだなぁ。
最終的に彼女は吸わないので私も吸わなかったけれど。


それでもっと不思議なのは、帰り道はずっと冷蔵庫のチョコスプレッド
のことばかり考えていた。コンビニに寄っておやつのチョコ買おうかと
思ったけれど、パッケージを眺めているとそれはどうも違っていて

やっぱり私が欲しいのは、家の冷蔵庫にあるお気に入りの
生協の生チョコスプレッドなんである。パンに塗るやつ。

経費節減だし、にょきにょき体重は増えているので摂生しなきゃだしで
ぐっと耐え忍んでおやつは買わずにコンビニを出て

やっぱり帰り道ずーっとずーっと生チョコスプレッドについて考える。





家に着いて、観念して、スプーン1杯だけ舐めました。



うっまーーーい☆



ものすごい、至福のひととき。

同時に襲い掛かる

ものすごい、罪悪感と挫折感。。。




小学生の頃、私はバターが大好きで親に隠れてたまに1かけ食べた。
よみがえるあの感じ。なんだかとても情けない。情けないよこれー。



がまんするとなにか歪む気がする。


むしゃむしゃチョコ舐め尽くしたい衝動に駆られる。
1パック全部食べちゃいたい。満足するまでチョコ舐めたい。


過食と拒食を繰り返した親しい友人が脳裏に浮かぶ。

なんかすごいやばい感じ。

情けなさと罪悪感や挫折感にまみれながらチョコ舐めるなんてあんまりだ。
過食と拒食を繰り返した友だちも情けなくて泣きながら
食べたり吐いたりしていたと言っていた。でも止められなかったって。


怖い…。

ただでさえ、極端になってしまう自分のバランスを取るのは大変なんだ。



あぁ、タバコ吸わないでいていいことが感じられたら吸わないのに!


でも、スタートが間違ってるんだから仕方ない。

マイナス分の補正は長期的にみたらあるかもしれないけれど
今すぐには感じられないし

すぐにいいことなんて起きないんだよ、何も〜。

だったら、うまーいを選んだ方がいいよなぁ。
太った分元に戻さなきゃやばいしなぁ。

やっぱり吸うのやめてみなきゃよかったのかと、ぶちぶちぶち。




これはすっかりニコチン中毒。

一度辞める前の私は依存症だったと思う。病院で検査して出る数値からも
ニコチンそのものの中毒性より、よくわからない不安感が原因だった。

辞めようと思えば辞められる自信があったし
実際、吸わないって決めた間は吸わなかった。
それは意外と、特段「がまん」でもなかった。

今のこれはニコチン中毒だ。
これはもうやめらんないな、たぶん。


そしてなんだかへんなチョコレート中毒。





葛藤の末、チョコレートしまって、タバコを吸うことにする。


はぅ。


タバコ吸ったら、やっぱり思ったほどうまくなくて
なんだこんなもんかと思いつつ身体はくらくらして
ひとくちで消すかもっと吸うかしばらく悩んで、
もったいなからとそこそこ吸ってしまう。また自己嫌悪。

私の身体は、これが毒であることをいつもしっかり私に教えてくれる。
偉いなぁ。私の弱い心に比べ、なんて健全なの、キミは。
悪くなった食べ物や身体に合わない薬やなんかちゃんと拒絶するよね。

チョコレートも満足するまで食べようとしてみたら拒否るのかなぁ?
うまーいって食っちまいそうだよな、あれは。かなりうまいもんな…

ちなみに生チョコスプレッドへの異常な執着はあっさり消えた。
たぶん普通に明日またパンに塗って食べるけど。



あぁ、体重元に戻さなきゃ…。


2009年05月08日(金)
 『HELLO』 ユニコーン

ゴールデンウィークは、サッカー観戦とフットサルとライブの合間に
仕事をした。なので、なんてゆうか私にはあまりいつもと変わらない
スケジュールで、世間はゴールデンウィークなのね〜みたいな。

一番の遠出は埼玉。
やっとやっとチケットが取れた、ユニコーン。

すっげー楽しかった!!!
実力派コミックバンド健在!!
おっさんたち最高です。


5/3 さいたまスーパーアリーナ

01. ひまわり
02. スカイハイ
03. スターな男
04. ボルボレロ
05. 働く男
06. 水の戯れ〜ランチャのテーマ〜
07. オッサンマーチ
08. キミトデカケタ
09. ロック幸せ
10. AUTUMN LEAVES
11. 自転車泥棒
12. ザギンデビュー
13. PTA〜光のネットワーク〜
14. WAO!
15. BLACKTIGER
16. R&R IS NO DEAD
17. サラウンド
18. 大迷惑
19. ヒゲとボイン
20. 車も電話もないけれど
21. HELLO

EN-1
01. 人生は上々だ〜忍者ロック

EN-2
01. 開店休業


自転車泥棒が大好きなので(たみー曰く休憩的な感じらしいけど)
ちょーうれしかった。やっぱりとてもきれいなうただなぁ。
若いあの頃よりもっとずっと「過ぎ去った夏の日」を感じるよ。
私は、てっしーのつくるこのテの曲が大好きらしい。デーゲームとかさ。

フェスでもぜひオッサンマーチは演って欲しい!
オッサンマーチにはしゃぐおっさんとおばさんって素敵だと思う。


私は奥田民生が大好きなので、解散後も彼はたびたびみていたし
更けたなぁとか、思った事は全然なかったんです。
いい年の取り方をしている大好きなひとという認識。

ところが、「こいつはまさに大迷惑♪」のところでみているステージに
被るように、長Tでちょっと中腰で、だいめいわくと左右に体を降って
うたう男の子がぼーんと私の中に現れて

それはもちろん若い頃の奥田民生そのひとなんだけど
それはもう、「男の子」な訳ですよ。

うっわーーー
たみー年とったなぁ!!!

って急に痛感してびっくりした。

そしてまぁそこに、長Tにミニスカ、ボーダーのニーソにラバーソウル
なんて出立ちの私自身の姿も続いて現れて

そりゃそうだよなぁ、私は10代だったし、
たみーだってハタチ超えたばっかとかだったろうし

お、お互い年とったねぇと、しみじみ。

付き合い長いな…(^_^;)


アンコールはもちろん人生は上々だ。
やたら下品なことを言う阿部ちゃんにスタンド後方から
「エロ親父!」とヤジが飛び、聞こえる範囲にいたひとは爆笑。

しかし、ステージにいる阿部ちゃんには聞こえていない。

何?なんて言ったの!?

と、行き当たりばったりでステージを下りてアリーナの通路を
つかつか歩きだす阿部ちゃん。きゃーと通路にひとが集り触りまくる。
触るなーと叫ぶ阿部ちゃん。「お前らひとり100円取るぞ!」

や、安いな(笑)

ステージから、あきれたように民生さん。


「はい、そこ、席に戻りなさい。
 もーいい大人なんだから。
 みんなどうせ30過ぎてんだろ。」


こう言われたら席に戻るしかねーよなぁ(笑)
私はこんな民生さんが大好きです。


できれば机並べてお仕事とちゃんちゃんこへのくだりは
やっぱり畳み掛けて欲しかったんですが途中に入る忍者ロック…
掛け合いでもうたうの辛かったのかなぁ〜?うーん…




本編ラストの「HELLO」は圧巻でした。
やっぱりこの5人で出す音は凄いよ。

とても伝わるものがあった。
伝えたい意思を感じる時のたみーのうたの力は本当に凄いと思う。

家で聴いてた時には特にそんなに好きな曲でもなかったんだけど

それに前夜にはとてつもなく悲しいニュースが届いていたから
どうしても重なってしまう。




連休中仕事して、今日は前もって願いでたおやすみでnilをみにいく。

雨上がりはそこいらじゅうキラキラしていて、自転車ちょー気持ちいい☆

この感じいつかあったなぁと考えたら、
ドイツの田舎町で自転車乗った時のことを思い出した。
どしゃぶりにあって、でも雨上がりはとても眩しくて嬉しかった。

多摩川に掛る橋のところで信号待ち。

空には大きく多摩川を渡る虹!!!

あぁ。

今日も世界は美しい。




nilはいつも通り。
とても力強く、素晴らしいライブでした。
音楽と言葉の持つ力にいつも感服します。

今日はマサルさんの真ん前で
本物のベーシストの出す音はやっぱり違う!
ちょー萌え萌えしてしまった。

『サーカス』はやっぱりとてもいいうただ。

最後の What a Wonderful Life♪ の合間に、
高野はぼそっと「清志郎」と呟いた。


それぞれのひとに
それぞれの思いがある。




何かを書かなきゃ…と思っていた。


ユニコーンのことや久々にボール蹴ったことを書いておきたいな、
でもそうなると、先にまず清志郎のことを書かなきゃなと思うのだ。


言葉に、ならなくて。


覚悟はしていたから、割合すぐ現実を受け入れることはできたけれど
なんだか何も言葉にならなくて。

お別れはいつだって悲しい。ただ、悲しい。ただただ悲しい。



たとえ短期間でも、彼はもう一度思い通りに唄いたいと願って、
ステージに帰ってきた。衰えを感じて寂しく感じたこともあったけれど、
復活した彼は、往年の日の歌声を聴かせてくれた。嬉しかった。

同志である友人も日記で書いていたけれど、
今になればあれはまさに、命を削って私たちに届けてくれたうただった。
あの日ライブをみれてとても幸せだった。

生涯ロッカーでうたうたいだったあなたの姿、
決して私の中から消えません。

中学生の頃、あなたに貰ったトランジスタラジオもね。

あれからいつもどんな時も私のポケットにはトランジスタラジオがある。
本当だよ。

私は音楽が、ロックが大好きで
それはとても特別な魔法を持っているってことを表現した
うたにとてもぐっとくるんだけど
思えば『トランジスタ・ラジオ』は、その最初のうただった。


音楽は聴いたひとの中にずっと残るし
影響を受けたミュージシャンのそのまた影響を受けたミュージシャンへと
ずっと受け継がれていくのが素敵だよね。



その日はカウントダウンのフェスでね
どうしても行きたかったから友だちにも申込みして貰ったら
ダブって取れて、mixiで告知したらたくさんメッセ来たんだけど
譲ったのは、当時17歳の男の子だった。

ロックやフェスに目覚めたばかりの様子で
夏フェスではまってどうしても行きたいんだって
私の初フェスも17歳の時だったなぁって、即決(笑)


その彼が日記にこんな風に書いた。





朝からニュースは清志郎のばかり
あんまり清志郎のことは知らないけど
ニュースを見るたびに彼がどれだけ偉大で
多くの人達に愛されていたか伝わってきた

ライブはCOUNT DOWNで一度だけ見たけど
彼のライブはやることがかなり無茶苦茶(笑)
こたつが出てきたり布団が出てきたり

これからは俺らの世代で日本の音楽を盛り上げていかなきゃ!





なんかうまく言えないんだけどね
あぁ、この男の子に譲ってよかったなぁって、なんか思った。






素敵な音楽を届けてくれたこと。
ショウで楽しませてくれたこと。
ロックな生き様をみせてくれたこと。
うたうたいとして、最後まで病気と闘ってくれたことにも。

いつも、本当にありがとう。

ずっと先頭を走ってきた、私たちの校長先生、
そこにギターと自転車はありますか?



忌野清志郎。

あなたのうたが大好きです。

これからもずっと。



BACK *  INDEX  *  NEXT




↑エンピツ投票ボタン
My追加 mail