2005年09月30日(金) |
秋バラ、その9、くっきり色 |
「エルベショーン」くっきり。 この子は本当によく咲きます。
バラ友が、誰一人↓このバラを「いい」とは言わない。 でも私は好きなの〜。 「プリンセス・ドウ・サガン」
「ペルニール・ポールセン」これもくっきり。
ミニバラ「メグ」
車を擦った。 夕方帰宅した夫に おそるおそる「実はね・・」と 切り出したら 夫も「実はね・・」
同じ日、夫も会社の車を擦ってしまったという。
奇遇というかなんというか・・ で、叱られはしませんでした。
がっ、修理代見積もり6万1千円・・・( ̄_ ̄ i)
2005年09月29日(木) |
秋バラ、その8 アプリコットの饗宴 |
アンブリッジ・ローズ
これはイングリッシュローズの中でも、一番のおすすめです。
花付きよい、花持ちよい、冬が来るまでいっぱいいっぱい咲きます。 しかも鉢植えok. 我が家のは、鉢にして、雨にあてないようにしています。
エブリン
香水の原料になる、薫り高いイングリッシュローズです。 秋の花は小さめですね。ツル状に伸びてます。
琴音(ことね)
京成ばら園で作った新しいフロリバンダ。
2005年09月28日(水) |
秋バラ、その7 黄バラの饗宴 |
ミセス・オークリーフィッシャー
名無しのバラ(フロリバンダ) 宮古の生協で「バラ」とだけ書かれて 売られていたそうです。
バターカップ(イングリッシュローズ)
和音(フロリバンダ)
「ムーンスプライト」 大好きなので、2本もあります。
このつぼみが こう開きます。甘〜い香り。
花径7センチのフロリバンダ
イングリッシュ・ローズ「シャルロット」 花持ちよい、ずっと咲いてます。香りもさわやか。
ほら、まるで十五夜の満月のような・・・
どうしてこんなに黄バラに惹かれるのだろう。
ミステイ・パープル
一昨日 快晴の中、夫が次女を乗せて、某海岸線を車で走っていた時のこと。
もっと海の近くに行こう、と言ってまもなく タイヤが砂に埋まった。
どうにも脱出できなくて、ついにJAFに電話したら
「連休中で 今立て込んでおりまして・・」、という返事だった。
途方にくれているところ
親切な他のドライバーが、4WDの他の車を呼んできてくれた。
4DWのドライバーは、ニコニコとして 「みんな、はまっちゃうんだよね。」と、救助道具一式を出して ひっぱりあげてくれた。
その人を呼んで来たドライバーも、助けてもらったのだそうだ。
4DWのドライバーは50代後半のおじさん、 お礼の言葉に少し照れつつ、さわやかに立ち去ったという。
海辺を流し 連休中の困った人を、ちょっと助けてまわるのが趣味、らしい。
ありがとうございました。
さわやかな秋晴れの日です。
明日は、黒石野中学の体育館で 10時から 二高のお琴の鑑賞会があります。
お近くの方、どうぞ。(駐車場は ありません)
「エトワール・ド・リヨン」古いバラです。
この風情、色合い、まさに「エレガント」、という形容がふさわしい。
昨日の盛岡の最高気温は18度でした。
夜になって、雨も かなり激しくなりました。
そんな秋だから、こんな派手目の色が愛しくなります。
ファンフェア(ファンファーレ)
午後から雨になるようで、鉢を全部 駐車場の屋根の下に移動しました。
スール・テレーズ
昨日のツンツン咲きのバラもいいけど、こういう風に 乱れて咲くセミダブルのバラが、私は好きです。
秋バラが咲き出したので、美味シリーズも、秘湯シリーズも 一息して
ハイブリッドティーローズ「ストリーム」です。
2005年09月20日(火) |
秘湯にはまる、その6 |
八幡平の頂上近く。 東北一標高の高い温泉「藤七温泉」に、夫は 入りたがった。
車で坂を下りてくる途中 真下に見える露天風呂。 まさに 野趣あふれるアレです。
駐車場に車も多く、かなりの混雑と予想された。 小さめのお風呂に、この車の数は、ちょっとなあ・・・
なぜ 夫が わざわざ八幡平の頂上経由で遠回りするのか やっとわけが わかった。 夫は こういう温泉が 好みなのだ。
カップルが 仲良さげに温泉卵をほおばっていて 「温泉たまご!! うまそーー」と 夫は大声をあげて 駐車場に 車をいれたのだが・・。
今日は 家を出るときから 「M川温泉」に入る、と 決めて出発したではないか、
私は どうしても M川温泉に行きたかった。
なんで遠回りするのかわからず、ずっとブスブス怒っていたもんで、
「ここは いやです」、と言った。
夫は 渋々 車を出した。
まあ、夫婦歴も四半世紀になるから、妻の扱いには慣れているようです。
しばらく下って行くと、途中に源泉が湧いていた。
熱湯は93度で噴き出し ボコボコ本当に音がするのだ。
硫黄の煙が、風で激しく右に左に流れた。
脇に置いてあるのは、温泉卵を作るカゴ
芋の子汁。
豚汁と区別がつかんという方へ、
本場、山形の友人から教わりましたのは、 牛バラ肉、こんにゃく、里芋、ゴボウ、ニンジン、長ネギ、豆腐 で 醤油味です。
きのうの「かわむらストア」で買ったりんご。
その名も 「さんさ」 盛岡発祥のりんごです。
堅めで、ほんのり甘酸っぱくて、さわやかな種類です。 酸味のあるりんごは、今や珍しいものなってしまいました。
早生種で、8月の終わりから9月まで 短い間しか食べられません。
しかも作付け量が 少ないそうなので、 全国的には まだ珍しいと思います。
これが店頭に並ぶと、ああ、秋だなあと思います。
果物の美味しいシーズン突入で、困ったもんです。
枝豆も、茶豆、だだちゃ豆、黒茶豆、等いろいろあり。
産地も新潟、山形等、有名どころのブランド枝豆は 大人気。
これは、私の住む盛岡黒石野地元産です、「黒石野におい豆」と言います。
ゆでているときから、本当にいい香り。
甘い土の味がして、美味しいです。
夏の終わりにしか出回らないので、毎年楽しみにしています。
黒石野の古いスーパー「かわむらストア」でしか
見たことはありません。
夕方入荷して、すぐ売り切れます。
すぐ近所に大手スーパーが来て、かわむらさんも大打撃ですが、
こういう地域の珍しいものを売ってくれるお店を
応援せずにはいられません。
野菜も、果物も美味しい。産直スーパーとでもいいましょうか。
負けるなーがんばれー!!
盛岡美味探求には やはり 冷麺は はずせません。
これは都南店の画像。 見えてる肉はハラミです。 サンチュは食べ放題です。
稲荷町本店は いつも大混雑。
「どっちの料理ショー」で讃岐うどんに勝利したので 駅前店も、この夏 行列増えました。
以前、超太ったサラリーマングループ、 (首都圏風) 肉食べて 冷麺食べて、石焼きビピンパも食べて、 そのあとデザートも食べていました。 ほとんど無言でした。 その食べっぷりには、思わず目が吸い寄せられるのでした。
営業ご苦労様。
秋田へ向かう国道46号線には、小岩井農場までの間 冷麺、焼き肉屋さんが、たくさん点在し 「焼き肉街道」の異名があります。
ぴょんぴょん舎、ヤマト、韓式食菜、ひげ、じゅうじゅう、 三千里、オンマーキッチン(ぴょんぴょん舎)等。
美味しいもの屋さんが、あるだけで 満足して 実際行かなくなっていることもある。
で、気が付くと、店が無くなっていてショックを受ける、と いうこともある。
そんなことがないように、忘れずに通わねば。 岩手県民、芽吹き屋さんの存在に慣れっこになっちゃってるでしょう。
こんなお店は、探しても なかなかないのですよ。 某作家も くるみ大福を 絶讃してましたね。
あんみつも最高!と友人が絶賛。 ジェラートも美味しい。 わたしはおしるこが大好き。
だんごセットは、 あんこ、きなこ、黒ごま、ずんだ、くるみ、しょうゆ、みたらし、 の中から2本好きなものが選べます。
駅ビル フェザンの地下に、軽食コーナーがあります。 これは抹茶&団子セット、500円。
アイスクリームの「松ぼっくり」
雫石から網張温泉へ向かう途中にあります。
日曜日には、これ、この通りの長蛇の列。
うまいだよ!!!
東京の有名どころ、の 某アレ とか、某ソレ、とか
食べても たいして美味しく感じないのは、
岩手のアイスクリームが 美味しいからなんだろうと思うわけです。
だって、アイスクリームって空気を練り混んで
作るんだモンね。
芽吹き屋のジェラートも大好き。
明日は芽吹き屋のだんご。
好きなの、トウモロコシ、大好き!!!
子供の頃から異常に好き。 夏の元気を取り込むので、身体にはいいのだ、と 友人が言ってました。 そのせいか、夏ばて知らずです。
これは「夢のコーン」。最新品種です。 白と黄色のまだら模様が、そそられます。
甘くて柔らかいので 生でも食べられるって。(食べたことはないけど)
「味来(みらい)」「嶽(だけ)のきみ」ってのも、めっちゃ美味しいです。
トウモロコシも シーズン終わりに近づき、これからは 北海道産になるので、送料分高くなります。
ぜひ 食べてみたいって 本州の方へ まだ間に合う、良心的な穴場(?)のかめあし商店さんのをお勧めします。 青森の農家さんです。
これが いったい何か おわかりでしょうか?。 これで245円です。
皮から 手で剥いて 食べます。 シンプル・イズ・ベスト、の見本みたいなもんです。
アネックスの魚屋さんで 売ってます。 毎日でも食べたいくらいです。
答えはずっと下↓
「蒸しホヤ」なり。
ハードな話の後は、美味しいもの情報で。
直利庵の「野菜そば」です。
夏限定なので、9月までやっています。
これは、もう大絶賛したい。
夏にはコレです。
野菜そばも、いろいろなお店でバリエーションつけてやってますが 老舗の直利庵の、これはもう、ほんとに美味しいんです。
極細切りの ニンジン、ピーマン、タマネギ、極上の鰹節。
これを そばと絡めて、ズズズーーーっとすすりあげると 南部風鈴が チリンとなって 短冊が風にクルクルまわって 中津川のせせらぎが聞こえます。
そばの量がちと足りないので、野菜に負けない「大盛り」を おすすめします。 お店の人は「大野菜」と呼んでいます。
1000円です。
えび天でもない、鴨でもない、たかが野菜 されど野菜です。 これに1000円出す勇気 ありますかな。
その後は、Nに会っていない。
Nの残したバラは、意地でも枯らせたくなかった。 全部 私が引き取り、友人、知人、親戚、ネット網まで使って、 引き取り手を捜した。 一鉢2000円で買ってもらい、そのお金はすべてNの郵便受けに入れた。
「ありがとう、アパートを探す足しになるよ。」とお礼の電話が来た。 Nと話したのは、それが最後になる。
偶然 隊長に会った時、残った球根を手渡された。 「お宅の庭で咲かせてあげて下さい。」と 泣きそうに微笑んだ隊長の目を正視できず 目をそらした。
水辺の里で、大勢子供達を引き連れて カレーを作って一日遊んだ。
4家族で早地峰山の麓をドライブして、焼き鳥を大量に焼いて食べた。 隊長のつりざおをひっぱって 子供達は綱引きをした。 巡る季節を 一緒に 本当に思い切り遊んだ。
あの時一緒に遊んだ子供達は、みんな中学生になった。
Nのバラは、遠くは世田谷まで行った。
一緒に花巻ばら園で買った、最初のバラ「バタースコッチ」。 今では 二階まで届く大株になっているそうだ。 ばら園の園長先生が、声かけて下さった時も Nも一緒だった。
頭の両脇で髪を結ぶNの髪型は、わたしの漫画のキャラクターとなり Nの名前を使ったその主人公は、何年も経てテレビドラマにまでなった。
Nが たった一本 最後まで、手放さなかったバラがある。 「イブ・ピアッジェ」という大輪の濃厚な香りのバラ。 私の好みではなく、そんなのどこがいいの? この良さがわからないの?と 笑って言い合った。
バラの好みだって、平行線をたどる。 まして他人の人生に、どう口出しができようか。
青い鷲は、Nの背中で、羽ばたき続ける。
それは 確実に 重荷になるだろう。 刻印に手を貸した者として、問いかけずにはいられない。
イブは 今年も 咲いた?、N。
元気で やってる?N。
人は飽きる生き物だ。
ホームページだって、作ってアップロードした瞬間から 飽き始める。 夫婦ごっこ、家族ごっこ、親子ごっこ、ガーデニングごっこ、 友達ごっこ。
Nは、とうの昔に 全てに飽きていたのだろう。 若い男は、そのきっかけに過ぎない。
古い服を脱いで、新しい服に着替えたかったのだろう。
あれから 6年が過ぎて、今は 私にはそう思える。
激しい口論をした。
Nは、私の頬をたたいた。 それでも、私はひるまなかった。 どうしても 言っておきたいことがあった。
カラーコンタクトで 青い瞳になったNに、 もう遠くへ行き始めているNに。 古い衣服として、脱ぎ捨てられる側の言い分として、 膨大な数のメールのやりとりをしても、本当のことは何も 語ってはくれなかったNに
「アンタは、知らない、どんなにみんなが心配してるか。 どんなに みんながアンタを好きか・・・・・。」
不幸な幼年時代を送ったというN、 幸せに安住できない体質なのだろう。 絞り出すような私の声は、届いたのだろうか。
Nは、私を抱きしめて泣いた。 「ごめんね、ごめんね。」と さっき叩いたばかりの私の頬をなでた。
2005年09月03日(土) |
TATOOの話、その2 |
Nの夫君は「隊長」と呼ばれていた。 そう、探検隊の隊長さんだ。 近所の子供達にも好かれ、幼稚園のお楽しみ会で 手品を披露して喝采を浴びた。
Nは 一人息子にも、「Nちゃん」と呼ばれ 「パパ」「ママ」ではなく、 「隊長」「Nちゃん」と呼び合う素敵な3人家族だった。
離婚前の一ヶ月。
Nは どんどん変わっていった。
ベランダは、みるみる荒れ果てて行った。 たくさん集めた鉢のバラ達は、雨水だけで生きている状態だった。 黄色く変色したつるバラの葉が落ちて、吹き溜まりでカサカサ音を立てた。
「Nちゃん、どうなっちゃったんだろうねえ」 仲の良かった主婦友達も、みんなで心配した。
お互い名字だけ呼び合う主婦仲間だが Nのことは みんなも「Nちゃん」と呼んで そう呼ぶ人はみんな 「隊長と彼女の家族」が 好きだった。
やがて どこからか Nは、年下の若い男と付き合ってる、という噂が聞こえてきた。
近所の不良中学生達が Nのアパートにたむろするようになっていた。 小さい頃から、Nが可愛がって、隊長とも一緒に遊んだ連中だったが・・
半年前に注文した球根が届いたと連絡が Nから来て 私は受け取りに行った。 部屋の中には、Nが 注文したたくさんの球根が、あふれていた。 キッチンにも玄関前にも、そしてたくさんの新しい鉢、鉢、鉢・・・ それは、あきらかに 『常道を逸している』様子だった。
半年前といえば、ちょうどNが、市の介護講習に通いだした頃だ。 半年前から、Nは、何を考え初めていたのだろう。
一人息子は喘息持ちで、中学生の たばこの煙でむせこんでいた。 が、Nはおかまいなしに、中学生に向かって 「たばこ切れたの?ほら!」と ニコニコしながら新しい箱を放り投げた。
私は 切れた。
友人Nが、TATOO(入れ墨)を入れるから その下絵を描いてちょうだい、と くったくなく笑って言った。
若い頃の話ではない。
お互い、幼稚園年長の子供がいて、役員の仕事をまじめに やっていた頃の話だ。
Nは、美人でスリムで、そして幼稚園お母さん方と一線をひくように 「おしゃれ」だった。
新しい雑誌を見て、新しい服を買って、アパートの一室は 服で埋まってるという、 翌日着ていく服を、部屋のトルソに着せて、コーデイネイトを考える、 そういう「超おしゃれママ」だった。
入れ墨の下絵のことは 私は 最初は 相手にしなかった。
幼稚園の卒業アルバム用のイラストを頼むように 彼女は、気軽に私に言ったのだろうが。
「鳥の絵がいいの、それも猛禽類。大きく翼を広げて はばたいている姿を お願い。」
Nは「バラ友」だった。
一緒に、一本一本オールドローズの名前を覚え、 通販で買って、それが咲いたと言っては 飛んで見に行っては 一喜一憂し、 来年は何を植えようか、何を買おうか、どう植え付けしようか 時間のたつのも忘れて話し込んだ。
彼女の一階のアパートのテラスは、美しく花で飾られた楽園だった。
あけびのつるのバスケット、夫君が流木で作ったベンチ、 ハンギングからこぼれる花達も、 イギリスからタネを取り寄せて咲かせた花達も すべて見る人を幸せにした。
それが、なぜ、TATOOなのか。
そのつながりは まったくわからず、しばらくほって置いたのだが ある日曜日の朝、テレビでアンデスの空を飛ぶ鷲の姿が映った。
「あ、Nが欲してるのはこれか。」と思った。 Nは、アンデスを舞台にした小説を一本書いていて、親しい 主婦仲間で回覧したこともある。
私はすぐ描いて それを FAXで送信した。
Nは、喜び、そして、 夫君の運転で栃木の彫り師のところまで行き、 右肩後ろから背中に、大きく翼を広げて飛ぶ鷲のTATOOを入れて帰ってきた。
彼女が、離婚したのは、その一ヶ月後だ。
盛岡のネッ友 馬之助さんに
津軽三味線のライブに連れていっていただきました。
本物は、すごい!。 圧巻でした。
沢内甚句というお店でのライブです。
演奏者は 松田隆行さん。(真ん中の方) 左の女性は、若いお弟子さん。 右の方は 民謡チャンピオン。
3年連続優勝したので、もうコンテストには出られない、という 岩手の宝です。 http://www.ajioto.com/
馬さん、ありがとう!!
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