バラが届く 言えなかった言葉があり 言ってほしかった言葉があり ふれてはいけない棘があり ふれてほしかった頬がある すべてを許すというかのように バラは ほころぶ 無償の笑みであなたを抱くだろう
きしむな 枝よしなれどこまでもしなれ 雪がやまなくとも どれだけ積もろうと 重くとも 折れてはいけない そして はねあげろ 枝よ 雪の飛沫を あたりに散らせ