日々の泡・あるいは魚の寝言

2005年07月31日(日) とにかく読了

☆児文協の会誌の関係のご依頼で、「イスカンダルと伝説の庭園」(ジョアン・マヌエル・ジズベルト著・徳間書店刊)を拝読しました。
中世のアラビアを舞台に、自由な心持つ天才建築家が、狡猾で野心家の王様と精神的に対決するお話です。

訳文がすごくきれいで読みやすかったし、お話も構成が見事で(建築家の話だけによく構築されていますね、とかつっこみをいれたくなるくらい)、描写もあざやかで面白い本でした。
なんていうのかな、叙述ミステリ風味というか、仕掛けで読ませるというか、ラストなるほどこうなるか、と思いました。
テーマは、良い意味で児童文学らしく、美しく壮大です。
同じ著者の本の、「アドリア海の奇跡」にも興味がわいてきました。

☆けれど、「おもしろかったです」でこの仕事は終わらないというか、これからこの本をネタにして、短い文章を書かなくてはならないのでした。
「自由に論じてください」とご依頼いただいているのですが、依頼の文書にあった、「原稿用紙五枚」ぶんの字数というのは、自分の作品を書くには短すぎるけど、他人様の本を評論するには、長いような短いような、難しい枚数で。

この仕事が終わるまでは、気分が楽にならないなあ。
そんなこんなで、メールをお待たせしているみなさま、ごめんなさい。
特に夢さん^^; ごめんよう。

☆サムゲタンを作りたいんですが、鳥一羽丸ごと煮るのは大仕事なので、骨付きもも肉を二本買ってきて、間にお米や香辛料、野菜類をはさんで凧糸で縛って煮るのはどうだろう、とか、考えついたところです。
それでもけっこういける気がするんだけどな。
児文協の仕事が終わったら、実験してみよう。

今夜は、夏の野菜とベーコンをオリーブ油で炒めて、コンソメで煮て、カレーで軽く味付けしてスープ風にしたのをいただきました。最近カレーは、エバラのフレーク状のがすごく好きです。あれはどんな料理にでも使えますねえ^^
それにしても、ナスが美味しかった〜v どうしてあんなに、オリーブ油と相性が良いんだろう。

☆<香水日記>
ここ数日は、ルミエールドゥイッセイのサマーフレグランスとか、スーヴニールディタリーとか、そのあたり。

☆<BGM>
今は最近アマゾンから届いたばかりのFE「聖戦の系譜」のサントラだったり。やっぱり二章の曲が一番好きだなあ。



2005年07月29日(金) とにかく歩く

☆暑いからといって毎日アイスノン抱えて寝ていては、病人になってしまうので、今日は三十分ほど歩いて、大きな本屋さんに行きました。

漠然と本屋さんの匂いの中にたちたいというのもあったのですが、活字倶楽部の今でている号で、榎本秋さんが「天空のミラクル」を紹介してくださっているというので、買いにいったのでした^^
いやなんというか…優しく温かく紹介して頂いちゃって、ありがとうでした、秋さん。照れますが、嬉しいです^^

☆昨日届いた丑の日のうなぎがまだあと一匹あったので、今日は母にたのんで、ひつまぶしを作ってもらいました。自分で作る予定だったんですが、母がなんだか朝からだしとったりしてはりきっていたので、おまかせしました^^
美味しかったです。
ひつまぶしはよいです。
うなぎはごちそうです。

日本人としては、やはり、夏にはウナギ、クリスマスにはチキン、お正月にはお雑煮を食べねばなりません(笑)。

もうちょっと体調が回復して、夏になれたら、鶏を一羽かってきて、韓国風に、サムゲタンでも作ってみたいものです。

☆本屋さんの帰りに、同じ複合ビルに入っているお店をゆっくりまわり、お洋服を少しだけ、買いました。来月末の旅行のための、タンクトップやらなにやら。
どうしても、ふだん人形に着せているような服に目がいってしまいますね(笑)。古風なデザインで、ちょっと上等ぽいレースや、質の良いリボンがついていたりすると、もうだめです。
さすがに人形に着せるほど、派手なふりひらの服は買いませんけれど^^;
最近は白い服が好きで、白いものがあると、つい手に取ってしまいます。
白い服を重ねて着るのが好きだなあ。いろんな色合い、いろんな素材の白が好き。

でも時々、服を選びながら、「これなら足下は白のロングブーツで」とか考えてしまったりして、「ちょっと待て。私の年令の人間の女は、こういう服に、そういうブーツは合わせない」と、自分につっこみを入れたりします^^;

☆帰宅後、つい、お人形たちも涼しい格好に着替えさせました。SDはサイズが大きいし、ドレスも下着も、かえようと思えば、かえなきゃいけないものの数が多いので、手間暇はかかります。自分でぬいだり着たりしてくれませんしね(笑)。
が、最後にウイッグを整えて、いつもの場所に飾ると、やはりどの子も幸せそうに見えるわけで、それをみているこっちも幸せになるわけで。
まあやはり、猫だろうと人形だろうと、「かわいがる」というのは、人間にとってはいいことなのでしょうね。
笑顔を見れば、視線が合えば、同調して笑顔になるのが人の不思議。

☆猫といえば。
うちのオカウミウシこと、アメショーりや子が、何を思うのか、最近、猫トイレの外に大だの小だのをするので(トイレの中に、本人はたっているんだけど、お尻が外に出ている…)、ちょっと考えて、ペットシーツをトイレの下に敷くことにしました。これでなんとか、しのげる…はず^^;
我が家は室内犬はいないので、初めてペットシーツを買ったんですが、けっこう重たいものなんですね。炎天下、下げてかえるのがなかなか苦行でした。



2005年07月27日(水) すぱいらる

☆夏との戦いの日々が続いております^^;

暑いと頭痛がして、しょうがなしに頭痛薬を飲むと、眠くなって能率が下がるという、悪夢のスパイラル状態の日々ですが。
明日は、お中元を送りに街へ…いける元気があるかなあ。でも、街にふらりと遊びに行きたいよう。ああでもその前に、読まなければいけない本が。




あんず〜SDC紅

ふと気がつくと、お人形友だち(人間の^^)がまた一人増えたような気がする…。
出逢いって、不思議だなあ^^




2005年07月26日(火) 音信不通な

すみません、朝から頭痛で死んでますので、音信不通にさせといてください。早く空気が凍る冬になればいいのに。おとなには夏休みってないしなあ。暑いばっかりで損な気がする。と、子どものように愚痴ってみる今宵。



2005年07月25日(月) 暑い日々

☆長崎市は連日三十度を超えているので、ちょっとばててます^^;

そんな中、お仕事も一段落したことだし、今日は、七海さんを荷造りして、アメリカにEMSで発送してきました。
箱に詰める直前に撮った笑顔。華やかな表情だけど、少しだけさみしげ?




海を渡ってアメリカへと旅だった彼女なのでした。
…アメリカ、私いったことないのに(笑)。海越えたこと無いのに(笑)。
いいなあ、飛行機に乗ってアメリカ。
七海さんには、これから、素敵なかえるさんのおうちで、かえるさんやお嬢さんたちに愛される、幸せな生活が待っているんだと思うと、私も幸せになります。
早くかえるさんちで笑う七海さんの写真が見たいなあ^^

お洋服やウイッグや靴や、とたくさん同封したので、EMSにつける送り状を書くのが大変でした^^; ていうか、英語あれでよかったのかな^^;
きっと違う。なにかが違うはずだ。
でもいいの。アメリカの郵便屋さんは、私とあうこと一生ないと思うから(笑)。
…恥かかせたらごめん、かえるさん。

七海さんが一人減ったおうちで、お人形たちは今日はなんだか、しんとしているように見えます。静かな表情でも、存在感のある子でしたからね。

☆今日は病院に薬をもらいに行く日だったのですが、先生に、「あら、あんたなにかむちむちしてきたねぇ。太った?」といじめられました^^;
先生…そりゃ太りますよ。こないだの癌検診の結果が出るまで、私は癌の恐怖に怯えてたんじゃないですか、何をおっしゃいますやら^^;
…安心したら、ごはんおいしくて、そりゃ肉も付きますよ♪

…ダイエットしなきゃ(遠い目)。

でも今の私の楽しみは、土用の丑の日にあわせて、楽天のうなぎやさんにたのんだ、うなぎのかばやきのセットなんだ(笑)。

☆明日は、今日アマゾンから届いた本(児文協の関係で、拝読しなくてはいけない、けどおもしろそうな本)をのんびり読んで休みつつ、少しずつ、たまっていたメールにお返事を書いてゆくつもりです。



2005年07月21日(木) おわったおわった

☆21日深夜、というか、22日早朝、やっとこさ、ポプラ社に原稿を送りました。
ひとつ短編足して、152枚。
枚数の割に長く作業していたように感じるのは、連作短編集だからですね。150枚くらいの枚数で、短いのをいくつか書くのなら、同じ枚数で長いのを一つ書いた方が楽です。

結局、「あんず」を他の話のトーンにあわせるより、他の作品を、「あんず」ののりに近づけて、書きこんでゆく形で仕上げてみました。

最初のご依頼の時は、「中級向けで」というお話だったので、そういう感じに、シンプルめに原稿をまとめていたんですが、打ち合わせの中で、「中級以上向けでだしつつ、高学年の読者をメインに考えた本にしましょう」というお話があったので。
まあ、これくらいは、書きこんでも良いかな、とか、思いつつ。
あっちこっち演出し直したり、かきこんでみたり。
楽しかったです。

それにしても。一番あとで書いた「あんず」が、全部の作品のシメになったような気がします。
我ながらいい話だしなあ。
恋愛ものになるんでしょうけれど、それだけの話でもない、遠い宇宙を見上げているような気持ちになる物語だと思います。

さて、寝よう。
明日金曜日は、一日ゆっくり休む予定です。



2005年07月20日(水) あつう…

☆暑いので、一回休みって感じです^^;
なんかもう、体にあら熱がたまってる感じで、動作が遅くて。

☆すみません、音信不通状態になってしまっているみなさま。
メール色々拝受していますが、たそがれ堂をポプラ社に送ってしまうまで、あと数十時間ほど、時間を下さい…。
ちょっと今、丁寧に返信させて頂くだけの余裕がない感じです。
お話書く脳と、メール書く脳は、同じ脳だからでしょうねえ。

☆今夜は今から、たまった新聞を何日分かよみます。
活字にふれていないと、脳が劣化してしまう。

☆<香水日記>ここ数日、ちょっと気分転換したいときに使うのは、マジョリカマジョルカのマジョヴィタル。
練り香水です。若い人向けで、お値段900円。
柑橘系にハーブが混ざった香りで、癒されます^^

あとはいつものマットブルーに、パシャ。水の香りや、淡い果物の香りが恋しくなる今日この頃。



2005年07月19日(火) あんず

☆たそがれ堂に付け加えるための、ラストの一作「あんず」(仮タイトル)が書き上がりました。
なんだか書いても書いても終わらないな、と思ったら、三十枚台の話のつもりだったのに、四十八枚も書いていた…。

連作短編集の中の一作なので、他の作品との濃度や枚数のかねあいもあるから、明日読みなおして、トーンを統一しなくてはなりません。
多少削ったり、はしょったりして、もっとあっさりした話にしなければ。
ちょっと、短編じゃなく、中編から長編ののりで書きこんでしまったところがあるからなあ。

でも、書きたいことは書けた。いい話になったと思います。
ちょっと切ないお話ですけどね。

このお話は実は、原型の話を考えたのはけっこう前で、その時は、老いた猫の話に書き上げる予定でした。
ところが、今回、同じ本の中で、年取った猫が登場する話(表題作)が別にあるもので、イメージが重なるのを避けるために、かわいい女の子の猫の話に書き換えました。すると、当初の予定にはなかった、恋愛ものの要素が^^;
でも、結果的に、それがよかったような気がしています。きっとこのお話は、こういうふうに書き上がってゆくべきお話だったのでしょう。

☆BGMは、「千もの言葉」。True colors + HAL
「四月になれば彼女は」のサントラに入っていたうた。
書きながら、くりかえし、きいていました。歌詞がとても好き。

「千もの言葉を越えるたった一つの声 君に伝えるため此処に在る」
「千秋の思いを一日に重ね合わせて 君に歌う為に此処に在る」
「千年先まで消えぬ愛がここにある 君に伝える為僕は在る」
(作詞作曲編曲・石田小吉)

素敵な言葉だなあ。言葉の音の重なりが、本当に綺麗だなあ。

☆連休明けの火曜日だったので、明るいうちは、あちこちとの連絡で時間を取られました。
普通の土日でも、あけた月曜日はハードなのに、連休明けはもう。特に今は、お盆進行前に入ってますからね。

☆なんて、文体が、たまに、たそがれ堂店長、風早三郎さんの語りになってるのが、自分でわかってしまって、情けないです。
これは当分抜けそうにないなあ。
もう数日のうちに、シェーラの初校ゲラが来るでしょうから、それ読んだら、少しは直る…いや、今度はシェーラの語りの文がうつるかもなあ。

☆そうそう。ぱせり子さん!
いただいた伏見稲荷の参道のおみやげのおせんべい。あのおせんべいの包み紙に書かれていた絵や、ぱせり子さんからいただいたお稲荷さんの猫の写真の影響で、突如、お話の中に、朱塗りの鳥居が大量に出現しました。
大道具が、派手になりました。
風早の街、駅前商店街のそばの、古い朱塗りの鳥居が何本もある一角に、ふと迷い込むと、そのふしぎなコンビニはあるのです^^




かぐや〜Leeke Sweet
きつねの子どもっぽい^^

☆来月末頃に、同人誌の例会と、お仕事の打ち合わせの関係で、また新宿方面に数日滞在するのですが、新しい打ち合わせが一件増えたこともあって(楽しみにしております、新しくお会いする方^^)、滞在を一日延ばしました。
無理にスケジュールを詰め込むよりも、余裕を持って動かないと、出先で倒れたら、泣くに泣けない。
自分の体力が当てにならない、暑さに超弩級に弱い、というのは、ほんと、私の弱点だと思います。今までどれほど、これに足を引っぱられてきたことやら^^;
いってもしょうがないことなので、自重して行動するのみ、なのでした。

…正直、精神力(やる気やら根気やら山っ気の強さやら)に余分に割り振られている分のさいころの目を、体力や早さなどなどの方に割り振り直したい。もう一度、どこかでキャラクターの作り直しはできないものでしょうか^^;



2005年07月17日(日) 人間になりたい

☆暑さで数日の間、半日しか動けない日々が続いていたので、まきまきでお仕事しています。たそがれ堂の新しく書き下ろす短編一作、明日の夜かあさっての早朝までには、書き上げないと。
とりあえず、密なあらすじまではかきあげたので、あとは楽勝、なはず。

すごくベタなお話です。猫が人間になろうと願って、一日の間だけ、女の子になる話。こういったお話の常で、さりげなく純愛物語。なかなか美しく書き上がりそうな予感がします。

昔、「ジェニー」や「トマシーナ」が大好きだったよな、なんて想い出しつつ。趣向はずいぶん違うし、アジアンテイストなお話ですが、ある意味、オマージュみたいな物語なのかもしれませんね。
そういえば、「綿の国星」もたいそう好きでした。

人魚も猫も、妖怪人間も、「人間になりたい」と願う心は美しくて切なくて。
それほどまでに、人間というのは、よいものなのかしらと思いつつ、少年に恋する子ねこのお話を書いている私なのでした。



2005年07月16日(土) …暑い

☆そして例によって、暑さに負けています。
もう本気で南極に引っ越したい。家の中が三十度こえてるって信じられない。
クーラーかけた上で、扇風機に当たって、アイスノンで冷やしています。
そろそろ冷風扇も買いそうな勢いです。

そんなこんなで、ゾンビ状態なので、音信不通のみなさん、ごめんなさい。

☆あ、円山夢さん、言い忘れてた。マンダリナダック、気に入っていただけて何よりでした^^ ほほほ。やっぱりね☆




七海〜ボークスSDピュアスキンナナ改〜

このたび、海を渡って、アメリカのかえるさんちのお人形になりにいくことになりました^^
ので、先日、まつげを張り直して、少しメイクを直したのですが、はかなげーだった七海が、なんだか嬉しそうな生気のある顔に(笑)。

この子は、もともとかなり削っている子なのですが、今回のメイク直しは、上に絵の具やパステルを重ねただけで、前の顔とほとんどかわっていないはず、なのです。でも、ずいぶん、表情が違って見える。

かえるさんちの子になるのが、よほど嬉しいのでしょう。
やはり、眼のあるものには、魂が宿るのかなあ…

…今まで、フランシーヌさんの影で怯えていたのかもしれない^^;
なんだか、「私が主役よ」って顔をしていますね。

☆<香水日記>
ここ数日、バイオレットミントをつけて、炎天下に外出していたのですが、からっとした空気の中だと、軽く甘くかおるということがわかりました。
湿気さえなければ、このキャラメルと砂糖細工の香りはすごくいいかもしれません。夏向けでも大丈夫な香りなんですね。



2005年07月13日(水) 眠気とバイオレットミント

☆なんだか眠気に負けてしまって、だめだめな日でした。
とにかく脳の回転がとまるので、昼下がりにはもう書き物も外出もあきらめて、雑誌を持って、のんびりぬるいお風呂につかりました。
たっぷり汗をかいて、シャワーで流して、少しだけ生き返りました。

☆夕方は、童心社担当H氏と電話でうちあわせ。
夏は長崎で一度あって、東京でもあえたらあいましょう、なんて約束をする。「今度のシェーラは、ほら、『Xファイル』だったでしょう?」「ですね。わかる人にはわかりますね」「ねー」なんて、もりあがる。

☆あとは…ほんとにもう、ただ眠いだけの一日でした。
することはたくさんあったんですけどねえ。
あちこち、眠りながらメールを書いたくらい、かな。

そうだそうだ。前に通信講座で私の生徒さんだった、飛鳥ちゃんと携帯メールのやりとりを何往復かしたのでした。懐かしかった^^
彼女もしっかり才能のある人なので、がんばってもらいたいです。
大学生だった彼女も、もう社会人なんですね…。

☆<香水日記>オンブルシリーズの新作のバイオレットミントは、ミントとスミレとスイカにキャラメルその他の香りらしく。トップがちょっとのりっぽく感じたそのあと、ミドル以降が甘くて素敵だ…。
けど、雨が降る長崎市の今の気温と湿気では、少し喉にくる甘さかも。
トワレのはずなのに、わりと香りが残るような気もしますし。
思ったほど、「夏向け」という感じはしないかな。ミントも期待したほどは、感じなかったです。
これだったら、オンブルローズフレーシュの方がやはりさっぱりしていますね。
でも、お部屋の中でひとり香りを楽しむ分には、このお菓子のような甘さは、やはり楽しいものです^^

あ、何かににてると思ったら、ゲランのパープルファンタジーににているかもしれません。
ああいう濃いめの、おとな向け洋菓子みたいな、重たい甘さの香りです。



2005年07月12日(火) ささやかにささやかな

☆朝からばたばた。
することはたくさんあるんですが、SL-C750のカレンダーに書きこんで、どんどん作業を終わらせていっています。ありがたいなあ、PDA。これで中にキャラクターがいてくれたら(懐かしのペルソナの春菜ちゃんみたいな)、もっと楽しかろうと思いつつ、現時点でも充分かわいいです、リナザウさん。

うちのは、少し前の世代のザウルスなのですが、このSL-C750は、でた当時から、ほしいなあ、でもどうしようかなあ、うちにはsig2があるし。とか迷っていたものなのです。一時はクリエももっていましたし。
でも、手にしてみると。これは、とても便利なものですね。電子手帳。ほんとうに、「デジタルな手帳」なんですね。手帖の進化系。sig2とは、用途が違うので、いっしょに使えそうなのもよかったです。

私はもちろん、この機械のすべてをつかいこなしてるなんてとてもいえませんが、そっとユーザーのそばに寄り添うような、仕事や生活を助けてくれるような、これは、そういう機械なんだなあ、としみじみとありがたさにひたっています。大切に使おうと思います。
アラームの、こつこつ、という音が、中にすむ小さな存在が、うちから筐体をたたいてこちらを起こしてくれようとしているようで、あったかくてなごみます^^

☆仕事があり、作家としてのあれやこれやがあり、サイト関連のことがあり、お友だちにメールを書き、八月の旅行のためにJTBにチケットの予約にいき、家族の世話も焼いてやり、猫をかまってやり。
あげく気がつくと、水槽のヌマエビがおなかに卵かかえてるしー(涙)。卵と稚エビをストレイナーが吸い取ってしまったらかわいそうなので、急遽スポンジフィルターに付け替えたり、水槽内に水草を増やして、金魚からのかくれ場所を増やしたり。
しかし本気でこの巨大シュブンキンのいる水槽で増えるつもりですか、ヌマエビさんたち…。

☆いやヌマエビの世話が本日のメインの仕事だったわけではなく!
断じてそうではなく!
今日はちゃんと、新シェーラ新刊「風の恋うた」のゲラもどき2をしあげて、翌朝便にのせました。
いつもはゲラもどきは、一度しあげたら次は初校ゲラに行くのですが、童心社担当編集者H氏は、「村山さんがよみたいかと思って^^」と、私が直したのを再度打ち直して送ってきて下さるので、手元にあればみてしまうし、なんだかんだいって気がつくと、彼が担当になってくださってから、シェーラは四回ゲラ相当の仕事をしていることになります。
…自分で書いていて、なんかすごいなあ^^;

☆明日は、あちこちにお仕事関係の手紙を書きます。そして、ポプラのたそがれ堂を書かなくては。

☆ささやかにささやかに幸せなこといろいろ。
言葉の端に、通り過ぎる風に、音に、響きに感じることいろいろ。
大切に感じて、生きていこうと思っています。

☆それにしても、リナザウのミュージックプレイヤーが、音がつやつやしてきれいだよう(涙)。
いま、これを書きながらきいているのは、今日届いた「四月になれば彼女は」(キャラメルボックス)のサントラです。

今夜はこれから、シャワーを浴びて(忙しくて、真夜中の今まで浴びるひまがありませんでした)、これも今日我が家に届いたばかりのフレグランス、フルールドオンブル バイオレットミントを試してみる予定です^^



2005年07月10日(日) もうじき大変な日々

☆もう七月も十日になり。小学校は短縮授業になって、またぼちぼち、子ども用掲示板に、子どもたちの投稿が増えてきています。
どっと子どもの投稿が増える、大変な日々がやってきます。

いつもは、普通の日の朝(登校前)と、夕方と夜(帰宅後)、それに土日に休日に、気を配っていればいい掲示板管理なのですが、夏休みは、それがほとんど一日中になってしまいます。
おまけに、ネットに出てきたばかりの子や、掲示板になれていない子もたくさんやってくるので、いやはや大変です。
それでもうちのサイトの場合は、常連の子どもたちがみんなしっかりしていて、上手に新入りさんたちの世話を焼くし、判断に迷ったときは、連絡をしてきてくれたりするので、心強いです^^
なによりひとりで管理しているわけではありませんし。
私一人で掲示板を見ていたとしたら、いくら携帯電話への転送機能をフルに使っているとしても、あやしげな出逢い系の宣伝カキコや、問題のある書き込みが、いくつも長時間ほったらかしになっていたと思います。
お世話になっているいつもの仲間のみなさま、そして、掲示板常連の方々や、通りすがりに連絡をくださる善意のみなさま、いつもすみません。ありがとうございます。感謝しています。

…まあでも、ふと我に返ると、「私は児童文学作家なのに、なにをネチケット教育をしてるんだろう」とか思うときもあります。自サイトの掲示板に来る子どもたちを守るのは管理者として当たり前だとしても、そのスタンスから、さらに一歩前に足を踏み込んでいる自分を、感じています。
その分、負担はそれなりに大きいです。時間的にも精神的にも。お金もいろいろかけていますし。

でも、ここは自分のサイトだし、集まってくるのは、誰でもない、私の本の読者の子どもたちです。熱い感想を、掲示板に書いてくれる子どもたちですから。するとやっぱり、愛情も責任も感じるし、できる限りは、知っている知識は教えておこう、ということになってしまうわけで。
でもまあ、そういうことをしていると、子ども好きで面倒見がいいネット仲間が自然と集まってきてくれるので、そういうみんなでわいわいやってるとまたクラブ活動みたいで楽しかったりもして。
ああ、早く、子どもとネットについての論文かきたい。子ども用のネチケットサイトも立ち上げたい。そのためには、もう少し勉強する時間もほしい。

☆新シェーラのゲラもどきに、チェックが入ってきたのが家にあります。これをしっかり読みなおすのが、いまの急ぎのお仕事です。
明日晴れたら、セットアップがすんだリナザウをもって、きれいな喫茶店にでもいこうかな。

手元に来る子どもたちを、大事に大切に守りながら、お仕事はもちろん、ちゃんとすすめなくてはなりません^^
どちらも楽しくて、そして、たいせつなこと。

そして、想いはまた最初に帰るのですが、こんな私に手を貸してさしのべてくれる、風の丘の仲間のみんな、本当にありがとう。
またお礼いっちゃうけど(笑)、某お兄さん、CGIのこと、ほんとに、ありがとうございました。あなたにいいこといっぱいありますように。



2005年07月08日(金) きつねきつねとプロバイダ

☆ぱせり子さんから、お狐さまセットをいただいちゃいましたv




京都限定「伏見稲荷キューピー」に、伏見イナリ参道の「稲荷煎餅」、それに、ここには写っていないけど、「十二単衣キューピー」さん。
雨の中、大切にかかえて配達してくださった、郵便局の方、ありがとうございました^^

伏見稲荷キューピーさんは、白い狐の着ぐるみがキューピーのぱっちり眼とすごいあっていて、かわいいです。
この子をお守りにして、「コンビニたそがれ堂」を無事に仕上げなくては。

稲荷煎餅は、みそ味のおせんべいで、狐さんの顔をしているのと、鈴の形の。狐さんはかわいくて食べられなかったので、今日は、鈴のを割っていただきました。おみくじは、今日食べたのは小吉…。だけど、あとふたつあるから、きっとどれかは大吉のはず(笑)!

ありがとう、ぱせり子さん(^-^*)
お仕事がんばります。ぱせり子さんも、いろいろがんばってねv

☆これはそのうち、かもめ亭でも書いておこうと思っていますが、例の小学4年生なっつんさんの件で、プロバイダのかたから、連絡をいただきました。彼女の保護者の方に、連絡をとってくださったそうです。
六日にこちらから報告のメールをさしあげて、先方からのメールをいただけたのが今夕、八日ですから、とても早く、誠実に対処していただけたと、感謝しています。
連日かもめ亭に訪れていた、彼女の想像上の人物の来訪は、今日はありませんでした。

彼女がいつかもっと大きくなって、風の丘に戻ってきてくれるといいなあ、と思います。
今日あたり、かなりご両親から叱られただろう、当分は、ネット禁止かな、とか思うと、心が痛むところもありますが…。



2005年07月06日(水) 秋へ向かう

☆季節はまだこれから真夏がくる時期ですが、作家のお仕事はもう、秋や冬にでる本の準備や仕上げに取りかかっています。
いろんな出版社の方々と、連絡を取り合い、電話やメールで打ち合わせする日々です。

今は特に、九月にでるシェーラの新刊関係のお仕事とやりとりが多いですね。シェーラのゲラと同時進行でしなくてはいけないのが、年内予定のポプラの「コンビニたそがれ堂」の仕上げです。
たそがれ堂は、連作短編集なのですが、もう一作短編を増やすことになりました。何を書こうかという候補はもう決まっているので、数日中に書き上げようかと思っています。



〜わたしのみみはかいのからうみのひびきをなつかしむ〜
かぐや(Leeke Sweet)


☆この仕事をしていると、本当に季節を忘れます。
つねに先の締め切りの仕事をしていますし、お話の中の世界の季節は、ほとんどの場合、今とは重ならないですし。

そういえば、長いこと、海にもプールにもいっていないなあ…
最後に水着を着たのは、いつの夏だったでしょうか。



2005年07月04日(月) 命日とぽぽちゃんカスタム

☆七月四日は、父の命日です。
家族で集まって、外で食事会をしました。

父が亡くなったのは、平成七年でしたが、死んだ日前後の会話や、その時家族が何を考えていたかという話は、不思議とそう記憶が古びるものではなく、むしろ、命日などのイベントごとに、こうして家族で話し合うごとに、記憶が再生されて、新しく鮮やかになって行くような気がします。

父が死んだときいなかった弟夫婦の一人娘も、もう幼稚園の年長さんで、来年は小学生です。
長崎の町も、ずいぶん様変わりしました。お洒落でロマンチストで、散歩が好きだった父が、今の長崎市を見たら、どんなに喜んで歩き回るだろう、なんてことを、ふと思ったりします。

年月がたったのだなあ、と、しみじみ実感するのは、家族で父の思い出を語っていても、もう悲しい思いで語るより、どこかほがらかに、明るく話せるようになってきたというあたりの変化でしょうか。

家族の死というのは、日常と未来と思い出の一部を、ざくっと暴力的にえぐり取るような、そういう残酷で容赦のない出来事です。
そうしてできあがった傷は、そう簡単に治るものではありませんでした。

でも本当に、年月がたつごとに、その傷が癒えていっていたのだな、と、今までの道をふりかえって、ふと、気づきました。

痛みと悲しみがなくなってしまえば、どこか遠い世界の、知らない道の遠くで、父がはにかんだように笑っている笑顔が見えるようで、「生きる」ということの重さと大切さと儚さを教えたあとの父は、どこかしらさっぱりとした姿で、そこに生きているようなのでした。

☆そんなこんなで、父の死の日から年月がたつかわりのように、成長してゆく姪のあかりちゃんなのですが、むかーし、彼女に私が贈ったぽぽちゃんに、最近急に愛情を感じ始めたらしく、かわいがっているということで(それまで彼女の愛は、親友しまじろうだけにそそがれていました)、昨日、我が家につれてきてくれました。




なんと、オリジナルのエプロンを着ています。うさぎさんの絵が上手です。
服も、あかりちゃんオリジナルデザインです。折り紙でできています。

でもまあ、ぽぽちゃんの顔が、あちこち汚れて、くちびるの色なども褪せていたので、一晩借りて、仕事の合間に、ちょちょいとカスタム……。




いろいろ小細工してるんですが、まつげをつけたのが、一番よかったですね。それだけでずいぶん表情が出ました。
しかし、ぽぽちゃんは、写真を撮るのが難しいです^^;
どうしても、怖く映ってしまう。

今日、これにさらにアクセサリーなどをくわえた上で、姪に返したのですが、かわいいかわいいとずうっとだっこしていました^^
折り紙で、靴下や靴をつくってあげるのだ、と、はりきっていました。
だっこされると、ぽぽちゃんも嬉しそうに見えるから不思議。
また汚れたら、再生してあげよう。

☆円山夢さん、銀座のゼリーvありがとう☆ 今日、家族みんなで、わいわいいいながらいただきました。ゆかりマンション2もありがとうねえ。メールしますね。

☆濱野さん、サトカヨちゃん、メールどうもです。
もうじき夏です。すごい楽しみです。夏の夜♪

☆癒し系の某お兄さん。ありがとう。でもほんとに、無理だけはしないでくださいね。なんかいつも、黙って無理してそうで、申し訳なくて。



2005年07月01日(金) かぐやのお洋服

☆古いお友だちの、ぱせり子さんから、長いお手紙と贈り物をいっぱいいただいてしまいました^^
小さなお人形のかぐやにも、彼女のお手製のドレスをいただいてしまいました。




かわいいですよねえ^^
きらきらラメ入りのイチゴ模様の布が、きれいでかわいくて、甘い感じで、おとなっぽいデザインのドレスとの組み合わせがまた…。
お洋服のデザインができて、型紙が作れて、ぬえてしまえる人って、すごいな、と思います。

いろいろいただいたものを眺めて、癒されてしまいました^^
今もなんだか、くり返し、眺めています^^
ありがとうございます、ぱせり子さん。
ご推薦のジャズピアノ、安らぎます。
なんだか、静かな雨降る午後の、ないだ海を見ているような音ですね。

☆新シェーラひめ新刊のゲラもどきが、やっぱりやってきたので(今日あたり届くはずだと、予感しておりました^^)、この週末は、そのお仕事をしようと思っています。

☆昨日の雨子さんの作品が、なんともいえないすがすがしさに満ちているのは、やっぱり、本当に児童文学というジャンルが好きな人が書いた作品だからだろうな、という気持ちがしています。
子どもの本が好き、というところからスタートしているので、邪念がないというか。

正直、「児童文学デモ書いてみるか」とか、「童話シカかけなくて」みたいな、「デモシカ」作家の卵とたまに遭遇すると、げっそりくるので、雨子さんに限らず、本当に、この世界が好きで、このジャンルに価値と意味を見いだすことのできる人だけが、子どもの本の作家を志望してほしいなあ、なんて、思ったりしています。
「児童書でかせぎたい」とか、「童話で印税生活」とかいわないでほしいなあ、と。そういうのは、他のジャンルでやってくれ、と。

子どもたちは、本当に純粋に、物語を愛してくれるんですから。続きを読みたくて夢に見て、お小遣いを貯めて、ハードカバーを買ってくれるんですから。おとなにとって、お昼のランチ一回分の金額が、子どもにはどれほどの高額な支出なのか、想像してほしいな、なんて思います。

子どもの頃の自分にとって、本は世界の大部分を占めていました。リアルな世界と同じくらいの比重で、物語の続きが、大切だったこともありました。
サイトの子ども掲示板の書き込みとかみていると、当時の気持ちを思いだして、なんともなつかしく、ほほえめてしまったりします。



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chayka [HOMEPAGE]