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2004年04月28日(水)     ホストのお相手


私は渋々そのホストの席に付いた。




「初めましてぇ」


名刺を渡す。


「あれ。ほら、何か書いてないよ、何か足りないよ。」



携帯番号。


そのままちょっとだけふざけ合って携帯番号を教える。


そして、よくある質問タイム。




「何歳?」


「いくつに見える?」


「19歳くらい?」


「おしいっ。今18。でもよく分かったね。俺結構年上に見られるのに。」





私は人の年齢を当てるのが得意だった。

それでなくても、彼のベビーフェイスはどう見ても若かったし。


とにかく無難にこのホストをやり過ごそう。

そう思って相手をした。



何とかワンセット終了の時間が来てホスト達は延長せずに帰って行った。




ほッ。何とか終わった。

店長に呼び止められる。



「あそこのホスト、タチ悪いから気をつけろよ。」


「あんなの相手にしないから大丈夫ですよー。」




大丈夫なはずだった。

相手にしないはずだった。



だけど、翌日からホストからの電話は鳴り止まなかった。




「もしもしー。俺、裕ー。

 ねぇねぇ、店遊びに来てよー。」



断る。




「俺あの日、営業で行ったんだわー。

 だから来て貰わないと俺の立場がないんだよー。」



断る。




「お願いッ俺おごるから。

 お願いだから来てっ」




何だか可愛そうになって、仕方なく行く事になってしまった。




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2004年04月24日(土)     ホストとの出会い


仕事にも慣れたある日。



私は、フリーのお客さんに付いていた。


指名のお客さんがいれば、指名が重ならない限りはそのお客さんの所にずっといる。

だけど、指名のお客さんがいなければフリーのお客の所を回り続ける。



そして、私はフリーのお客さんの所でカラオケを歌ってた。



お店の端に備え付けられてるモニターを見ながら歌ってた。




その時、フと気付いた。



モニターの下の席に座ってる男の子。

まだ若そう。

いってても19歳くらいだろう。

そして格好から見るに間違いなくホスト。



その人が私をずっと見ている。

モニターを見ながら視線を下に落とすと目が合う。


ずっとずっと見ている。



彼の横には女の子がついているのにそれを相手にせず、ずっと見ている。


私も気になって視線を何度も下に落とす。

何度も何度も目が合う。







歌が終わってからは彼の方を見なくなって付いているお客さんと話ていた。


そしてチェンジ。


私はまた別のお客の所へ付く。







↑ゲッって思ったんだけどね。
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運命のイタズラ。

2004年04月20日(火)     キャバクラってところ


働きだすと、キャバクラってトコは何だかとっても楽しかった。

当時私が働いてたのは、客層も若くて。



毎日がコンパみたいだった。



給料もよくて



男にも困らなくて。




最初は悩んでいたけど、私は段々この世界にハマりだした。



指名客が増えればそれだけ気遣いも少なくなるし。



昼はOL

夜はキャバ嬢



全てが充実してた。



全てが満足だった。



全てがうまくいくはずだった。






↑すべての始まり
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それは突然訪れた。


2004年04月16日(金)     人生の分かれ道


とある三月。冬も終わろうとしていたある日。


私はその年最後になるであろうボードへ行っていた。

運転に疲れたので、閉店後の喫茶店の駐車場で休憩していたその時

猛スピードで私たちの方へ向ってきた一台の車。


その車は私の車に思いっきりぶつかると、何事もなかったかのように

そのまま発車して行った。


私は慌ててその車を追いかけて。。。



運転手は泥酔状態のおじさんだった。



結局私は愛車を修理に出して、代車を借りた。


私の車は結構大きめな四駆。

ところが代車は軽自動車。


普段乗りなれない小さい車を自分の車の感覚で動かしたのか、

私は電柱に衝突してしまった(汗


しかも、代車は特殊塗料で塗られた車。

コレは修理代高くつくぞー。

そう言われて私はバイトをする覚悟をした。

友達からずっと誘われていたバイト。

気乗りはしなかったからずっと断っていたけど。


友達に話すと喜んで紹介してくれた。

私はずっとずっと、当日までずっと悩み続けていたけど

ついにその仕事に足を踏み入れることとなった。



↑人生が変わった瞬間
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2004年04月15日(木)     みぃすけ。


私は普通のOLだった。

どこにでもいる、ごく普通のOL。

ただ、恋愛をするために生まれてきた。ってくらい恋愛してきた。


そんな私が出会った、ある人の話。


私の運命を大きく変えた彼の話なんぞ、読んでみてください。




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