西方見聞録...マルコ

 

 

夏の終わりのCCレモン - 2010年08月31日(火)

 中学校、、夏休みの宿題、膨大です。小学生時代きーきー言ってて失礼しました。

 音楽の宿題で「1オクターブの音階が出る楽器を製作する」という課題がでて、家族でいろいろアイディアを出していた。1号さんの友人達は鉄琴、木琴、竹琴、弦を張ったウクレレ調のものを作ったりしている様子。

 で、我が家では8本のCCレモンを買ってきて水の入れ方を調整して、なんとか1オクターブの音階がでる「楽器」にした。ちょうどいい大きさのダンボールに固定するとそれは「笛」になった。

 熟練が必要な「楽器」ではあるが何とかチューリップくらいは吹ける。

 ところで8本のCCレモン。家族4人で2本づつ飲むつもりだったがおたふく風邪に罹患したメンバーはすっぱいものが飲めないので(耳下腺炎は唾液を作る部分に炎症がおきるのですっぱいものはご法度)残りのメンバーはごっついがんばってCCレモンを消費した。すっぱかった。


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旧姓併記パスポートを取ったよ - 2010年08月20日(金)

 さて、パスポートが切れているので(奈良に来てから1回も海外に行ってないのだ!)奈良ファミリーの5階にあるパスポートセンターにいってきました。9月に仕事でタイに行くのでチケットの手配してたらパスポートナンバーが必要で、あ〜取りに行かなきゃな〜って重い腰を上げました。

 出勤前によれるのが魅力ですわ、乗換駅のパスポートセンター。

 んで、旧姓名で社会活動している証拠があると旧姓併記パスポートが取れるよ、とまえに教えてもらっていたので、論文の抜き刷り持っていってみたらあっけないほど簡単に旧姓併記パスポートをいただけることになりました。

 こんなに簡単だったのか!

 手続きの途中で「前のパスポートは戸籍姓で取ったんですよね?」
と確認されたので、前のパスポートを見せて、「10年前は時代的にもこういう要求がしにくかったので、新姓で手続きしたんです。でも、名前の表記は新姓なんですけど、署名欄だけ、旧姓で署名して地味に抵抗してみたんです」というと「なるほど〜抵抗の跡がありますね」と管理官のお姉さんも納得してくれました。

 まあ何事もとりあえず、言ってみるものだな〜と。

 


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夏休み最後の1日 - 2010年08月15日(日)

 8月の第2週を夏季休暇にしたので、その前後の土日とあわせて9連休をもらいました!その間、琵琶湖行ったり、東京からあめでお母が来訪しておKさんを連れて帰っていってくれたり(1号さんは基本部活があるので奈良居残り)、という感じですごしていました。

 そんで15日は9連休の最終日でした。

 この日は1号さんがクラス会があるというので午前中からでかけてしまい、あめでおさんと「じゃあどっかでご飯食べてなんか観ましょうか」ということになり、奈良市内に繰り出します。

 ご飯は近鉄奈良駅近くの東向通りのベトナム料理や「コムゴン」で辛い飯を食べて、そんでいつも買い物をする漬物屋さんで「今日はお子さんは?」とかきかれて「おばあちゃんとこ遊びに行ってます」とか応えながら奈良漬を買って、そんで国立奈良博物館の仏像修理の100年、と至宝の仏像(3月堂の金剛力士増の特別公開)をみました。

 阿修羅の創建当時の彩色は真っ赤でそんで顔にひげがあるんだよ。あのひげがあっては、阿修羅ブームはおきにくいかも。3月堂の金剛力士像はすごかったです。3月堂で見てもすごいけど、アレだけ博物館に持っていってもすごいことになっていました。

 そして地下のミュージアムショップで仏典童話を買いました。

 最近1号さんが「聖お兄さん」という仏陀とイエスを主人公にしたギャグ漫画を読んでいるのですが(購入者・私)、仏教的薀蓄を知ってないと面白くない場面があるので、彼女の仏教的薀蓄の蓄積のために購入しました。

 そんで小川光三という写真家のギャラリーにある喫茶店でお茶した後、あめでおさんと分かれて、私は単身京都へ。

 京都への車中、仏典童話を読んでみたら「けしの実」という童話を読んで涙が止まらなくなってしまいました。赤ん坊を失った母親がその現実を受け入れるまでの物語なのですが、仏の教えって、死や病や飢えを劇的に解決してくれないけど、なんとなくその痛みと折り合って人が生きていくための手がかりを長く人々に与え続けてきたのだなと思って読みました。「聖お兄さん」では立川でバカンス中ですが、仏。

 で、そんなことをつらつら考えながら京都の祇園四条のバーンリムナームというタイ料理屋さんに行って、板友のみなさんとオフしました。今回は人数4名で5時から9時まで話しまくったので、結構毛穴開くほど話したいことが話せて楽しかったです。

 まあそんな、夏休み最後の1日でした。


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琵琶湖ラン - 2010年08月10日(火)

 琵琶湖では子どもとバトミントン&水泳に精を出す以外、毎朝、5時半から琵琶湖の周回道路をちょびっと走ってみました。
 宿屋のラフォーレをでて、野洲川に架かる橋を渡って、鮎屋(昆布巻きで有名なお店の本部)の建物あたりまで行って帰ってくるということをしました。往復で大体5キロ強くらいかな?


 とにかく朝焼けの琵琶湖はものごっつく美しかったですが、コースとしてはちょっと単調。しかも行き先が丸見えなので、すごい距離走ってる気分になります。

 山アリ、谷アリ、寺町コース、山の田んぼコースと景観の変化に飛んだ私の家の周りのコースのほうが気がつかないうちにたくさん走ってる感じでマラソンコースとしては優秀かも。

 そういえば琵琶湖マラソンで昔優勝した渋谷選手(当時筑波大生)に高校のとき教育実習生としてクラス担任持ってもらった。その後大学で偶然再会したっけ(向こうは覚えていなかったけど)。今どうしているかぐぐって見たら、びわこ成蹊大学で先生していた。琵琶湖に縁がある人なんだな。

 と、走ってる間はよしなし事を考えるモノなので、琵琶湖ラン中の「よしなし」をちょっと記録してみました。

 旅先ランニング、なかなか楽しいです。


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すまっしゅ、しまっす! - 2010年08月09日(月)

 はい!つうわけで、今年は琵琶湖の傍のラフォーレ琵琶湖っつうところに行ってきました。

 2泊3日だったんですが、とにかく宿泊者はただで体育館でバトミントンだの卓球だのができるので、1日目と2日目はとりあえずまず、体育館でバトミントン。特に2日目は遠方にある台風の影響で午前中、外に出にくい感じだったんで、ひたすらバトミントン。

 3ヶ月前、奈良公園で対戦した人とは別の生き物のようにバトミントンの鬼となった1号さん。美しいフォームでスマッシュだのプッシュだのさまざまな技を繰り出しますが、あいわらず空振りが多いですな。

 1号さんがスマッシュをうとうとするとあめでおさんが1オクターブ高い声で「すまっしゅ、しまっす!下から読んでもすまっしゅ、しまっす!」と叫んで、1号さんの腰を砕くという古典的な戦法で戦っていました




 バトミントンでへとへとになると今度は宿の目の前のなぎさ公園というところに行って、泳ぎます。2日目も午後少し晴れたのですかさず湖水浴へ!



 

 

 それでそのあと、寒くなっちゃったので宿屋のスイミングプール(温水)でも泳いで、併設のお風呂に入ります。

 二日目なんてお昼抜きで、バトミントン&湖水浴、プールとはしごしたので、夜ご飯のビュッフェスタイルの食事は、かなり入れ食い状態で食べることができました。



 
で↓の写真はマキビシ。植物の実なのですが、忍者が追っ手に向かって撒くというアレで、湖水浴した浜辺のしかも私達のシートの周りにたくさん落ちていました。あめでおさんが踏んで怪我しました。しかしなぜこんなものが湖水浴場に??あめでおさんを伊賀者と見抜いた甲賀の衆が、あめでおさんを狙ったってことで我が家的には納得されました。





で、最終日はさすがに汗だらけになるのはいやなので、宿の近くのみさき公園にいきました。




 ここは自然観察コーナーがあったり、湖端の暮らし再現みたいなコーナーもありますが、基本的にはキャンプ場でした。生き物万華鏡つくりとかそういうイベントは楽しそうでした。下はみさき公園内にある水車小屋。





そして、ピエレという巨大ショッピングモールに行き、サーティーワンのアイスクリームを食した後、第1なぎさ公園、というひまわりの群生地のある場所へ。



ちょっとひまわりの盛りを過ぎちゃってたかな。
ひまわりの向こうに見えているお宿に歩いて帰り




 お昼前のバスに乗って、一路帰路に着きました。



 琵琶湖大橋を渡ってJR堅田駅に行き、そこの駅前ショッピングセンターで家族でプリクラとって(まつげが濃くなるプリクラだったので、あめでおさんの顔が面白いことになりました)なぜか本屋で立ち読みをして、帰ってきました。↑は地蔵盆の準備をしているショッピングセンターの様子。




 そんで帰宅後、お土産に買った、恐竜の骨発掘キット、で遊ぶおKさん。




 石膏のなかの恐竜の骨のパーツを掘り出して、組み立てるという、いかにもおKさんごのみのおもちゃでした〜

 以上、2010年家族旅行のご報告でした。


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ヒックとドラゴン、異文化葛藤と融和の物語、あるいは西洋的自然観にみる「征服」の物語 - 2010年08月08日(日)

 暑いので、2児とともに映画に行く。アリエッティ、トイ・ストーリー3など大人気作の中では比較的おとなしめの「ヒックとドラゴンにいく。(トイ・ストーリーはおKさんが実家でエルザさんに見せてもらう約束だし、ジブリ作品は父親の教育によって子ども達に敬遠されるようになってしまった!でも文句は観てから言うもんだぜ、ベイビー)

 でヒックとドラゴン。

 なかなか深読みするには、よい作品だった。

 私は2つのポイントが心に留まった。(以下ネタばれ注意。これから観にいく人は他のページへGo!)
























 まずは作中のメインテーマである、異文化(異種)間理解の物語。

 これは他者に対する攻撃は他者から攻撃によって応えられ、融和的態度には融和的態度で応えられる。誰しも攻撃するにはそれなりの理由があり、その理由が取り除かれ、互いを理解しあおうとすれば共生が可能である。というシンプルなメッセージ。まあ非常にわかりやすい。

 次にラスト(本格的ネタばれいくぞ!)








 




 ドラゴンが人を襲うところの理由である「女王蜂ドラゴン」を人とドラゴンが協力して倒すことによって、ドラゴンと人は共生への道を歩む。

 この辺の異文化理解というか人と自然の関係の感覚が「ドリームワークスの皆さんの感覚って異文化ね」って感じがした。

 人にとって都合のよい家畜化がドラゴンの幸せか、っていうと、ちがうんでは?

 あんなに怖い女王蜂ドラゴンに何故、小ドラゴンたちは搾取されながら、時には食われる恐怖に襲われながらもともにあったのか。そこには何らかの「ともにある」メリットがあったから小ドラゴンは女王蜂ドラゴンとともにあったのではないのか?

 たとえば、生殖が女王蜂ドラゴンなしにはできないとか。

 「自然」とは征服し、人の暮らしを役立てるためにある。それがラストのバイキング村の姿なのだが、それを「共生」と呼ぶなら、「他者への理解」は自文化への同化を促した上で詠われる自民族にとって都合のよい歌でしかないことになる。

 なんて難しいことも考えましたが、まあ難しいこと抜きにして、なかなかの佳作でした。お勧め。




 



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